ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター オールメモリアル 作:MIGHTY
俺がはまっているアプリゲーム、『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』の二次創作作品です!
最近SAOIF題材の二次創作も増えてますが、原作沿いが多いのでこっちはSAOIF沿いでやっていこうかなと思います!
それではプロローグ、どうぞ!
-ソードアート・オンライン-
通称SAO、最新のフルダイブ技術によって創られた世界初のVRMMOで、ゲーム内でアバターを自在に操るということもあり期待が高く、初回ロット1万本は即時完売となった今大人気のゲーム。
そして今日は、ソードアート・オンラインのβテスト最終日。かく言う私もそんな1000人のβテスターに選ばれたプレイヤーの1人!
?「何だけどなぁ~…」
そう、私こと『アカリ』は第一層にある《はじまりの街》から程なく離れた薄暗い洞窟の中で雑魚モンスターを倒しつつ、途方に暮れていた
アカリ「フルダイブのVRMMOでのゲームプレイで身体が慣れず、攻撃も当たらないし、逆に敵に一方的にやられてばっかり…用事もあってできない日もあってやっと動きをマスターしたかと思ったらもう最終日!私、βテスターに選ばれた意味…あったのかな?」
私自身、そもそもVRMMOも今回が初、それどころかこういうRPGもあまりやらない人間。やってもアプリやゲーセンとかであるリズムゲームぐらいで…それでもSAOの世界には興味があって、そこから応募してみたら偶々βテスターに選ばれて、気合を入れて始めたけど……
アカリ「他の人達はどこまで進んだのかなぁ~?私、第1層のボスのことすら知らないよ~…もうはじまりの街に戻ってログアウトしようかなぁ~…第1層に残っているプレイヤーなんて私だけだろうし。」
そう言って私は道を引き返そうとした
?「あ、あの!」
アカリ「へっ?」
後ろを振り向く前に声を掛けられた。振り向いてみるとそこには私と同い年ぐらいの黒髪で翠色の瞳の女の子がいた。
?「えっと、こんにちは!お話しても…いいですか?」
アカリ「えっ?う、うん。」
どうせ戻るだけだったしお話ぐらいならいいかな…?
コハル「初めまして、私、コハルって言います。」
アカリ「私はアカリ。所で…どうしたの?」
コハル「アカリさん…えっと、こんなこと言うのは恥ずかしいんですが実は私……ゲームが下手なんです。それも、ものすごく駄目なんです……VRMMOどころか、ゲームも初めてで、一応はじめる前にネットでいろいろ調べてたんだけど、もう思ってたのとぜんぜん違っててね? 攻撃は当たらないし、逃げ足ばっかり速くなって、周りのみんなはどんどん強くなっていくのにちっともついていけなかったの…」
声には出さなかったけどさすがに驚いた…まさか私とほぼ同じ状況のプレイヤーがいたなんて…でも逃げ足早くなったのは正直羨ましい…私なんて逃げ足すら成長できずに何十回もゲームオーバーになったのに……
コハル「それでもちょっとだけうまくなったから、これからがんばろうって思ったらもう最終日……だから……思い切ってここに来たんだけど……迷子にまでなっちゃって…」
アカリ「えっ~と…大丈夫?」
コハル「1人でしゃべりすぎだよね、ごめんなさい…今まで心細かったからつい……今日で最後だけど、私、このまま終わりたくないの。……戦い方を教えてくれませんか?」
なんだかβ版やってきた私ととことん似ているんだよなぁ~私も最初ここで迷子になってたし…だからこそ。
アカリ「…うん、いいよ。一緒にやろ!」
コハル「ありがとう!よろしくお願いします!」
◇
そこからしばらく、周りのモンスターを相手取りながらコハルに戦い方を教えた。幸いにも武器は同じ片手剣だったし、私としても復習になったからいい機会だった
コハル「すごい……すごいよ!こんなにちゃんと戦えたの初めて!」
アカリ「うん、いい感じだったよ!」
コハル「嬉しいなぁ…ありがとうアカリ!本当に……ありがとね!」
因みにコハルが私に対して敬語じゃなくなったのは敬語じゃなくて良いって私が言ったから。同い年で同じ女性だし、そもそもあんまり敬語で呼ばれるの好きじゃないし。
あっ、でもそもそも同い年かも本当に女性かも分からないんだっけ。ここでは皆アバターだし。でも確かにコハルの見た目ってリアルにいたら絶対モテそうだもんなぁ~凄く可愛いし!
コハル「ねぇ…」
アカリ「ん?」
コハル「あの……アカリが良ければ私と、友達になってほしいな?」
アカリ「私と?そんなの良いに決まって…」
?「グォオオオオオオオオオッ!!」
アカリ「えっ!?」
私の言葉はイノシシのような雄たけびによってかき消された。コハルと共に辺りを見渡していると……
コハル「……あっ!?」
そこに出てきたのはさっきのとは違うイノシシのモンスター。そんな……私、結構この洞窟で戦ってきてたけど、あんなモンスター、見たことない……
コハル「さっきとは違うモンスター……これって……」
素人な私でも分かること…それはこの次々と現れてるモンスター達は、私達2人でも倒せないこと……
コハル「囲まれてる!!どうしよう、このままじゃ……」
打開策も何もないし…最悪ここは仲良くゲームオーバーでコンテニューするしか……
?「下がって」
…えっ?この人いつの間に!?
アカリ「待ってください!危ないです!」
?「ハァッ!」
そう言った私の言葉にも耳を傾けず、手にした片手用直剣を構えると、青い燐光と共にモンスターの群れへ飛び込んでいった。一閃、二閃――青年の剣が閃く度、モンスターは青いエフェクトと共に散って行った……この人、もしかして先に進んでいるはずのベテランのβテスターの人?
コハル「強い……あっという間にやっつけちゃった……」
アカリ「それも……たった1人で……」
そう言ってると剣を背中にしまった男のプレイヤーさんは優しげな表情でこちらに歩み寄って来た。
?「ここは決まった時間で強ザコがポップするんだ。自分の実力にあった場所でレベリングしたほうがいいよ」
知らなかった……そうだ、いくら何度もこの洞窟に来てたとは言ってもここら辺に来るのは私も初めてだったけ……
コハル「あ、ありがとうございます!助かりました!」
アカリ「ありがとうございました!」
?「別に、たまたま通りかかっただけだから。それじゃあ。」
そう言って男のプレイヤーさんは背を向けた
コハル「待ってください!せめてお名前を!」
アカリ「へっ?」
?「……はっ?」
そりゃあ相手も「はっ?」って反応になるよ!漫画とかアニメでしか見たことないよ!そう言うの!?
コハル「私はコハル、こっちはアカリです。」
アカリ「えっ、あ、ど、どうも~…」
どんな反応すればいいの私!?
?「リアルでそんな台詞を聞くとは……いや、ここはVRの中だけど……まあ、いいか。」
そう思うよね?私が異常じゃないよね?もしかして……コハルって意外と天然?
キリト「……俺はキリト、よろしく。」
キリトさんかぁ~…あんなに強かったしβテスターの間じゃ有名な人なのかな?
コハル「キリトさん、ありがとうございました!」
アカリ「改めて、ありがとうございました!」
キリト「どういたしまして、じゃあな。最後まで楽しもうぜ。」
そう言ってキリトさんは去っていった。良い人なのは確かかな?
コハル「いまの人、強くてカッコよかったね。……私ももっとがんばれば、あんな風に強くなれるのかな?」
アカリ「…きっとなれるよ、コハルなら。」
お世辞とかでもなく本当の言葉、きっと慣れてなかっただけだと思う。だからこそ、もしかしたら将来はSAOの攻略の前線に立つトッププレイヤーになってたりして♪でもそうなったら…一気に置いて行かれそうだな~…
コハル「そう……だよね、最初はみんな初心者だもんね。正式版でもがんばってみる!」
アカリ「うん、その意気だよ!」
コハル「だからアカリにはまた一緒に戦ってほしいな。」
アカリ「えっ?」
コハル「強くなったところ、見せたいから。」
私も、強くなりたい。だからこそ…
アカリ「また会おうよ。」
こう言うよ。
コハル「ふふ、楽しみにしてる!」
その時、鐘の音が聞こえた。この鐘の音は、ベータテスト終了の合図。
『ソードアート・オンライン。ベータテストに参加いただき、まことにありがとうございました。本日、午後五時を持ちましてベータテストは終了いたします。ベータテスト終了にともない、全てのデータはリセットされます。正式版のご参加を心よりお待ち申し上げます』
コハル「もう終わりかぁ……最後にアカリに会えて、本当によかった。」
アカリ「うん、私も!」
コハル「アカリ、またね!」
◇
こうして私の、私達のソードアート・オンラインのベータテストは終わった。現実世界に戻り、私はナーブギアを外した。
アカリ「またね…か。」
私は一息ついた後、お風呂と歯磨きをしてから眠りについた。また…会えるかな?あの世界で、コハルと……
余りにも上達せず、正直いい思い出がなかったβテストだったけど、最後に素敵な出会いが待っていた。VRMMOの世界の中での、初めての友達。私はゲームの製品版発売がより楽しみになった。あの世界を冒険したいのもあるけど…何よりも、コハルに会いたかったから。
でも、そんなソードアート・オンラインが、まさかあんなことになるなんて…楽しいはずの冒険が、まさか命がけになるなんて…その時の私は、思いもしなかったんだ……
これは、私がコハルと言うパートナーと出会って、あの世界、アインクラッドで皆と攻略を目指す、そんな物語。
・アカリ
この小説の主人公で、実際の私のSAOIFでのアバター。見た目はショートヘアーにピンクの瞳をしている。こういうオリ主は暗い過去とか持ってるのが多いが、彼女は特にそんなこともない普通の女の子。
・コハル
この小説、及びSAOIFのヒロイン。βテストでは片手剣だが、正式版では短剣を装備する。実際に人気もあり、作者のSAOキャラ内での全部含めて1番の推し。
・キリト
アカリとコハルを助けてくれた原作主人公、アカリがコハル以外で唯一βテストで出会ったプレイヤー。勿論今作でも出番多めである。
相も変わらず次の投稿はいつになるかは不明です!
それではまた!