「いやぁ〜〜無駄になっがいチュートリアルも終えた後のシャバは快適っすね〜☆」
親友のキタコレのレクチャーもあり、チュートリアルを終えたヴィクセンは開口一番に説明口調で語りながら、背伸びしてみせる
「何故に説明口調なのよ……アンタは」
「いやいや、キタちゃん。前回の話から作者が放置した挙句に骨折したりとかで更新が滞り気味なんすよ?ここはしっかりと説明しとかないと、読者さんに申し訳ねーっすよ」
「いやいや、なんの話をしてんのか分からんし。つーか、どうすんのよ?こっから」
メタ発言マックスなヴィクセンに突っ込みを放ちながら、次はどうするのかとキタコレは疑問を投げかける
「う〜ん……そうっすね。前にも言ってかもっすけど、先ずは世界自体を楽しみたいんすよね。配信もやらなきゃだし……あっ、それと、パイセンがセカンディルに居るらしいっすよ」
「ほ〜ん、サンラク先輩がね。そーいや……鉛筆姐さんもいんよね」
「会うのが楽しみっすね〜。
更なる知り合いの名を口にするヴィクセン、本来は誰?というべきであるが長い付き合いのキタコレはその人物についても割と知っている
「ソイツはたまげた、あの人って格ゲーメインなのに」
「割と色々なクソゲー知ってるから面白いっすよ」
その人物が如何なる人物であるかは定かではないが、ヴィクセンによるとクソゲー仲間であるらしく、彼女は嬉しそうに笑う
「アンタの交友関係ってホントに謎よね……なんか、前に陸上部のすごい選手と友だちになったとか言ってたし……ワケわからんくて草だわ」
「あーちゃんっすね!あーちゃんはまーちゃんのライバルでゆーちゃんの親友なんすよ!」
「うん、ワケわからん」
あだ名が似通り過ぎて、何が言いたいのかを伝えきれないヴィクセン。それに優しい笑顔を見せながらも、キタコレはばっさりと斬り捨てる
「なぬっ!?笑顔でばっさりとか鬼畜っすよ!キタちゃん!!鬼っす!今のでウチはすごく傷つきました……とりま、有り金を寄越してくださいっす」
「傷ついてる子はそんな事を言いません」
傷ついたという割には金銭を要求するヴィクセンをキタコレはこれまたばっさりと斬り捨てる。これは最早、当たり前になりつつある二人の御約束なのだ
「むぅ〜……キタちゃんもパイセンっておんなじツッコミっすか……はっ!さては!ウチを二人で蹴落とすつもりっすか!?マジありえんてぃっす!」
「いやいや落ち着けし。あーしがヴィクを蹴落とすワケねーじゃん?だって、ヴィクの一番最初のファンだかんね、あーしは」
「キタちゃん……んもぅ!だいすきっす!ウチが男子なら、キタちゃんを嫁に欲しいっす!」
「はいはい、そーいうのは気になる異性が出来てからにしときな。とりま、サンラク先輩にメッセしてみ」
「分かったっす☆サンタクロースストリーマーのヴィクちゃんがしっかりとメッセするっすよー」
キタコレに言われ、ヴィクセンはフレンドリストを開き、サンラクの名を探し始める。言うほど、フレンドは少ない為に直ぐに目的の名を見つける
『じゃあな、なんかあればメッセージで……いや、しないでくれ。お前と関わると芋づる式に厄介事に巻き込まれる』
「あ〜……なんか、メッセしたくなくなってきたかも……キタちゃんがやってくれないっすか?」
「いやいや、諦めはやくね?任せろって言ったばっかじゃん」
「だって、パイセンが連絡すんなって言ってたもん」
任せろと宣言したにも関わらず、即座にメッセージを諦めたヴィクセンにキタコレは間髪入れずにやんわりとした突っ込みを放つ
「バカじゃん?それは遠回しにヴィクと話したいけど、突き放しておこうという照れ隠しだっての」
「マジっすか!なぁ〜んだ!パイセンってば、照れてたのかぁ〜!んもぉ〜仕方ないっすね〜!」
(多分、マジなトコはヴィクと関わりたくないからだろうけど……あーしにだけ、責任を押し付けようなんてのは許されねぇし。犠牲になってもらうわよ、サンラク先輩)
照れ隠しだと聞き、嬉しそうに飛び跳ねるヴィクセン、小柄な見た目と相まって可憐ではあるが見た目がトナカイマスクという意味不明な姿故に誰も彼女に近寄ろうとはしない
《パイセンへ ウチは暇を持て余してます。だから、今からパイセンのトコに親友のキタちゃんとカチコミかけるんでセカンディルにいてくださいっす☆パイセンの可愛いコーハイのヴィクちゃんより》
「よし!出来たっす!そーしん!!」
「そいじゃ、セカンディルにいきますか」
「ファスティアにサヨナラバイバイっすね!」
「ネタ古くて草だわ」
昔懐かしいアニメの冒頭に流れていそうな歌詞にも似た別れの挨拶を繰り出すヴィクセン。それに吹き出しながらも突っ込みを放つキタコレはツッコミの達人である
「あっ…!キタちゃん!あっちになんかおいしそうな食べ物があるっす!」
「うん?確かに………って!!寄り道すんなしっ!!」
街を出ようと入り口に向かっていた二人であったが、気になるものは取り敢えず体験がモットーであるヴィクセンは鼻に香る匂いを辿り、最寄りの屋台に駆け出していく
「もぐもぐ…美味いっす!!クソゲーのワケわかんねぇご飯の2,000倍はうめぇっす!!コレ!」
「クソゲーと比べんなし、シャンフロは神ゲーぞ?ご飯が美味いんは当たり前じゃん」
「うぅっ…下手したら、マミーの飯よりも美味いっす」
「どんな食生活してたら、そんな感想が出んの?」
串焼きを頬張りながら、血涙を流すヴィクセンにキタコレの本日何度目になるかも分からない突っ込みを放つ
「善は急げっす!目指せ!パイセン!てか、なんで遅れたんすか?」
「アンタのせいだしっ!!ツノ引っこ抜くわよ!?」
「ひぎゃぁぁぁぁ!!めんごっす!!ツノはやめて!!ツノは!!」
このやり取りで、出発が更に遅れたのは言わずもがなである
次に向かう第二の街セカンディル!しかし、ヴィクセンとキタコレの前に謎の鎧が!!
NEXTヒント 謎の鎧
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