「遂に俺らはデクターを倒した…漸く帰れそうだな…」
「ええ。1年ぐらいかかったわね。」
「そうだな。さて、今回は俺らが久しぶりにベロブルグに戻る話かな。」
「そうみたい。第81話、始まるわよ。」
〜アクセル視点.
「……ようやく戻って来れたな。」
「ええ。懐かしい景色。」
俺たちはベロブルグに帰ってきた。随分と懐かしい気分になる。
それもそうか…ベロブルグを離れてから既に1年ぐらいだ。
「じゃ、しんみりするのもここまでにして、ブローニャに挨拶しに行きましょ?」
「ん…ああ、そうだな。」
俺たちはブローニャの城に向かう。城は依然としてデカくて綺麗だった。
「ブローニャー。」
「…!アクセル、ゼーレ!」
資料を見ていたブローニャは資料を置いて近づいてきた。
「久しぶり…いつも通り元気そうね。今日はどうしたの?」
「里帰りだよ。こっちの戦いがようやく終わったからな。」
「そっか…そうだ…翡翠や三月達は?」
「今日は俺らだけ。それぞれみんなでいろんなとこ行ってるんだよ。」
「そっか…でも二人に会えただけでも嬉しいわ。下層部の人たちとは会った?」
「いや、まだだな。今から行くつもりだ。」
俺たちがそう言うと、ブローニャは棚によって何かを取り出した。
「ん、なんだこれ?」
「トパーズさんから預かってたの。スターピースカンパニーの特注だとか。」
俺たちはその機械を受け取ると、ブローニャに挨拶してその場を立ち去った。
俺は興味本位でその装置を起動してみた。
『やっほー!アクセルにゼーレ。元気してた?』
『最近、ヤリーロⅥの開拓が進んでもう寒波は大丈夫になったよ!でも一部の建築街に放浪者が住み着いちゃって…いつでもいいから対処をお願いできないかな?』
そう言って装置の音声は消えた。
「…だってさ。」
「…行くわよアクセル。」
ゼーレはそう言って走り出して行った。
俺も続けて走り出した。
………………
しばらく走ると、建築街に辿り着いた。そこは見事に建築された街があった。……具体的に言うと一部の建物は建築途中で放置されている様子だった。
「ヤリーロⅥも随分変わったな。」
「そうね…あの時からは考えられない。」
お互い歩きながら散策していく。
すると、向こうに放浪者を複数人見つけた。
どうやら少し大きめの建物を占領しているようだ。
「行くぞ。」
「ええ。」
俺が拳を鳴らして放浪者に殴りかかった。
ユニットや大剣を使えば建物ごと壊してしまうから今回は拳だけで挑む。ゼーレは剣と銃を持って放浪者を蹴散らしていく。
「おら、観念しやがれ!」
「な、なんだお前ら!」
放浪者は殴りかかってくるが、俺はアイツらの重力を操ってぶつけさせた。
「こ、こいつ!」
銃を持った放浪者が俺に銃を撃ってきた。
俺はそれを反射して撃ち返す。
取り巻きを倒すと、奥から大きい大剣を持った放浪者が現れた。
俺は窓を突き破って放浪者と共に外に出る。
「さて、お縄についてもらおうか。」
「グッ…」
すると放浪者は手に持った大剣を振り回して突撃してくる。
「遅い!」
俺は大剣を砕き、顔面に重い一撃を加えてやった。
相手はその場にぶっ倒れ、意識を失っていた。
…………………
「ふう…ありがと!ウチでも対処が難しくて…」
「気にするなよ。やりたくてやったわけじゃないしな。」
そうしてトパーズ達は放浪者達を連れて帰っていった。
「やったわね。」
「ああ、なんか久々に動いたかも…」
こうやって戦ったのは久しぶりだった。
今までの思い出が蘇ってくる。
「…アクセル?」
「……なんでもねぇよ。」
俺はそう言ってその場から離れていった。
俺はゼーレと共に今までの話をしながら下層部へと里帰りしていった。
もう直ぐ終わり。