〜叢雨視点.
「翡翠ちゃ〜ん♪来たよ〜♪」
「お、花火に叢雨。なんでここに?」
「暇だから。」
「花火も。」
それを聞いた翡翠は少し呆れた顔をして頭を抱えた。
「あ、花火!やっほ〜♪遊びに来てくれたんだ!」
「三月ちゃんもやっほ〜♪今日はいつも以上に元気そうだね。」
確かに三月の顔が前にあったより笑顔になっている。それに翡翠の顔を見ている感じこの二人…?
「…翡翠。一つ聞いてもいいか?」
「何を?」
「三月と付き合っただろ。」
俺がそう言うと翡翠は顔を赤くした。
「……なんで分かった?」
「三月の顔と翡翠の顔を見れば分かる。」
「え、そんなに顔に出てた!?」
三月がそう言うと俺と花火は頷いた。
「……それで?どこまで行ったんだ?」
「え、えっと……キスまで…」
三月は手で顔を隠してそう言った。
「ほぉ〜……ん?キスまで?」
「そ、そう!まだキスまでだから!」
話を聞いていくにつれ、花火が少し顔を赤くしている。意外にウブなんだ花火は。
「あ、そ、そうだ!叢雨!これ、作ったイカの肝の塩辛!作りすぎちゃったから貰ってくれよ!」
話を逸らした翡翠は塩辛の入った瓶を手渡された。折角だし貰っておこう。ロビンが喜ぶからな。
「悪いなわざわざ。」
「い、いや!気にするな!俺と叢雨の仲じゃないか!」
笑って誤魔化す翡翠。
「ねーねー、どっちから告白したの?花火気になる!」
「ウチから…」
「きゃー!」
一方で花火と三月は恋バナで盛り上がっているのが見えた。
「なぁ、翡翠。」
「なんだよ。」
「初体験の時はちゃんとゴムしろよ。」
「何言ってんだよ!」
すると、花火がこっちを向いて言った。
「む、叢雨ちゃんはゴムしなかったけどね〜!」「おい花火ィ!」
……花火のやつ…初体験のことバラしやがって…。
「そ、そうだったのか叢雨!?」
「…あーもう!そうだよ!ゴムしなかったよ!悪かったな!」
俺は怒りに身を任せて大きな声でそう言った。すると翡翠は顔を真っ赤にした。
「ど、どんな感じだった…?」
「…すごく良かった…」
花火の問いに答えた翡翠。俺は恥ずかしさのあまりにそっぽを向いた。
「へぇ〜叢雨さんって大胆だったんだね…」
「うっさい……」
三月の挑発に俺はそう言った。
くっ…遊びに来たってのになんでこんな話し合いになっちまったんだ!くそっ!
「ねえ叢雨ちゃん。そろそろ帰らない?このままじゃずっと惚気話の言い争いになっちゃうよ。」
「同感だ。」
「そうだな。」
花火の一言に俺と翡翠は賛成し、俺たちは列車から離れてピノコニーに帰ってきた。
…………
「はあ…ラブラブだったなあいつら…」
俺が服を脱いでソファでくつろいでいると、隣に花火が座ってきた。
「ん〜…」
花火が目を閉じてきた。これはキスして欲しいと言う合図だ。
「はいはい、分かってるよ……」
俺は花火の唇に自分の唇を重ねた。すると、花火は目を開けてそのまま俺の口の中に舌を入れてきた。そしてそのまま舌を絡めてきた。俺もそれに応えるように舌を絡ませた。
「ぷはっ……えへへ……叢雨ちゃん好きぃ……」
「俺も好きだよ。」
そしてその夜は盛った。
何が盛ったんやろなぁ…