「うー…」
「なんだよなのか…唸ったりして…」
俺が部屋でゲームしていると、なのかが急に唸ってきた。
何か悪いことをしたかな?と思いつつ、頭の中で思い浮かべてみた。
……………うん。とこに思い当たる縁無し。
「なあ、なのか…俺なんかしたか…?」
「べーつーにー?ウチはなんとも無いですけどー。」
その言い方だと俺が何かしたみたいじゃないか。
……いや、俺か。
「俺、なんかしたのか?」
「してないよ?ただ、最近ウチと遊んでくれないから怒ってるわけじゃないもん。」
「…………」
……確かにここ最近はなのかと遊びに行く日が全然無かった。
もしかして遊びに行ってあげれなかったから怒っているのでは…?(正解)
「なあなのか…」
「………」
「やっぱり俺と遊んで無かったから怒ってるんだろ…?」
「…それ以外もある。」
「…何?」
「ウチらってカップルだよね?でも最近よくブローニャとかと仲良くしてるじゃん!」
そう言ってなのかがポカポカ殴ってくる。やめてくれ、地味に痛いんだぞ。
「…その、なのかが嫉妬してる……?」
「はいはいそうですかー!ウチは別に嫉妬してますよーだ。」
あ、これは完全に怒ってる。
「なあなのか……悪かったよ。」
「ふん!」
「だから機嫌直してくれ。な?今度一緒にどこか行こう。」
「ふーんだ。」
「……じゃあ、こうしよう。」
「?」
「今度の休みにデートしよう。」
「で、デート?!」
「そう。」
「い、行く!」
あ……機嫌直してくれた……
「じゃあ今度の休みな。」
「うん!」
…機嫌が治ったなのかはベッドから立って、俺の膝に座ってきた。
「な、なのか……?」
「えへへー。」
……まあいっか。可愛いし。
「なあ、俺まだゲームが……」
「ダメ。ウチと遊んで!」
「……わかったわかった、じゃあ何する?一緒にゲームするか?」
「うん!」
その後、一緒にゲームを楽しみ、かよっていたおかげかなのかの機嫌はもういつも通りになっていた。
「翡翠ー。」
「どした?」
「お腹空いたから何か食べない?」
時計を見ると、深夜の1時ぐらいだった。
確かに、少し小腹が空いてきたな。
「そうするか。」
電源を切って、二人でキッチンへと向かう。
なのかが冷蔵庫から食材を取り出してくれた。
ひき肉、玉ねぎ、パン粉、卵に……ハンバーグかな。
「ご飯炊けるか?」
「うん、任せといて。」
俺はその間に作る準備を始める。
ボウルにパン粉とひき肉を入れて、玉ねぎ、卵も入れ、よくかき混ぜる。
タネを作り、そのままフライパンに揚げて行った。
〜数時間後
「ご飯炊けたよー。」
「ん、OKだ。」
俺は皿に盛り付けて、それぞれの前に置く。
するとなのかがリモコンでテレビをつけ、パジャマ姿のまま隣りに座ってきた。
俺となのかの距離もかなり近いが、もうそんな時間だしいいか。
『〜♪』
「………」
気まずい…現在深夜アニメを見ているが、丁度大人向けの女児アニメだった為、話すことが無い。
かと言って流石に楽しもうだなんて思っては無く、飲み物も無いので手元にあるリモコンを使ってつけてみただけなのだが……
「…翡翠…」
「うん。」
「食べよっか…」
「ああ。」
……普通に見たけど結構良かった。主人公の声に聞き覚えがあったけど気のせいだろう。
………
「うー。」
「なんだよなのか。」
「…最近さ、ウチ独占欲が強いのかなって思っちゃうんだよね。」
「なんでまた…」
「……だって、翡翠が他の子と仲良くしてるとムカムカするんだもん…」
「いや、それは……まあ、うん……」
「……ウチ、やっぱり重いのかな……?」
「い、いや、別に重くないって。なのかはなのかなりに俺の事を思ってるって事なんだろ?」
「なら俺は別に構わねぇよ。」
「独占欲強いってことは俺の事をそれだけ好いてくれてるんだってわけだし。」
「まあ、例え周りの女子とつるんでるのが気に入らなくても他の女の子にとやかく言うなよ?」
「俺らがどうこうするのはなんにしてもナシだ。でも俺たちは一緒の物を見ても、同じ事を感じても、同じ事は出来ねぇよ。」
「……だから、なのかはなのかなりに俺を好きでいてくれてるんだろ?」
「なら俺は、なのかのその重い愛に答えるだけだ。」
……なんだか自分でも臭いセリフを吐いたなとは思う。でも俺は正直に告げただけだ。
「……なら、ウチのわがまま言っても許してくれる?」
「うん、なんでも言ってくれ。」
「……じゃあ……んっ…」
すると首筋にキスをしてきた。
「な、何してんだよ!」
「えへへー、ウチは翡翠が大好きだよ!」
「……ったく。」
俺はなのかの頭を優しく撫でてやった。
……翌日
「…ハハっ…」
首筋にキスマークが大量に付けられてしまった。
やっぱ強いかもしれない。
なのか……