翡翠となのか その1
「翡翠!結構前にスタレの生放送あったよね?」
「今更見るの?」配信日:2024年11月22日
「この生放送を見れば何かいい情報が得られるかもしれないよ!!」
「そんな都合良く得られる情報なんかあるのか?」
「見てみなきゃ分かんないよ!」
「ま、まあ……そうかもね……」
「よーし!早速見よう!!」
翡翠はなのかに教えてもらった配信を開いてみた。
そこにはロビンの兄のサンデーと停雲と星とその死んだ兄の穹が写っていた。
「サンデーって誰だ?停雲って誰だ?」
「なんで星のお兄ちゃんいるんだろう…?」
二人はそう思いながら配信を見ていく。
『駿足のセファリア 風を切り 停滞した時間を動かせ』
「このセファリアってキャラ…」
「……いいな。」
「翡翠……?」
ハイライトを消した目で翡翠を見つめるなのか。
「ごめん。またなんか新しい仲間が増えんのかなと思って。」
「…どういう事?」
「いや…この作品は作者がいいなと思ったキャ(重要機密の為、秘匿)…………なんか伏せられたな。」
「うん。」
数分後、配信は終わった。
「最後の女の子…ウチに雰囲気似てた…」
「キアナに聞けば分かったのかなぁ。」
翡翠は少し考えた後、思い出したかのように机に置いてあったディスクを取り出した。
「トパーズから俺らの活躍をアニメにしたDVD貰ったんだ。」
「えっ!?」
「俺らの活躍が形に残るって嬉しいな。」
「あ……うん……」
「見る?」
「……うん!」
二人はソファに座って映画を見た。
Vol.1:『悠久の時は終わりを告げる』
Vol.2:『怨嗟奏でる憎悪の地』
Vol.3:『夢の守り人』
Vol.4:『交錯する道標』
「このアニメ映画全部で六部作らしいけどまだ作品が出来上がってないんだって。」
「それぞれベロブルグ、羅浮、ピノコニー、半年間の間の出来事のアニメだって。」
「そうなんだ!」
「……半年前かぁ。」
「ねえ、翡翠……」
「……何?」
「ウチらって……まだ出会って半年なんだよね……」
「…出会った頃は……その……翡翠が鈍感だったせいで全然付き合うの遅れたよね……」
「……だな……」
二人は黙り込んだ。
そしてなのかが口を開いた。
「でも今は違うよね!ウチは翡翠の事大好きだし!翡翠もウチの事大好きだもんね!」
「……うん。なのか、愛してる。」
「ウチも愛してるよ!」
二人は甘い雰囲気になり、抱き合った。
「ねえ、翡翠……」
「何だ?」
「……キスしよ。」
「うん。」
二人はキスをした。しかもめちゃくちゃディープなやつを。
「はぁ……はぁ……」
「ふぅ……」
そして二人はまた抱きしめ合った。
それから数時間後、翡翠となのかは映画を全て見終わった。
一本3時間から4時間程かかる映画を全て見終わった翡翠となのか。
二人とも放心状態だった。
「なんか……すごかったね……」
「……うん……」
「ウチらって……凄いことしてたんだね……」
「……だな。」
「ん…」
翡翠は欠伸してなのかに言う。
「なんか……眠くなってきた……」
「……ウチも……」
二人はその後すぐに寝た。
「おやすみ…」
「うん…」
そうして二人は深い眠りについた。