〜翡翠視点.
「なのか〜。」
「何〜?」
俺はなのかを呼ぶ。なのかは眠そうな目を擦って、こちらを向く。
「飯今日何食べたい?」
「んー…ウチはなんでもいいよ。」
「なんでもいいは困る。」
「じゃあ……オムライス?」
「わかった。」
なのかのリクエストに、俺は頷く。そして俺は、キッチンで料理を始める。今日は、少し手の込んだものを作ろうかな……と考えながら。
「……ウチも手伝おうか?」
「ん?大丈夫か?眠そうだけど。」
「ちょっと眠たいけど、なんかお腹空いてきた。」
「そうか。じゃあ手伝ってくれ。」
「うん!」
そして俺となのかは、台所に並び冷蔵庫から食材を出して、調理を始める。
「……ねぇ翡翠。」
「なんだ?」
「なんか……夫婦みたいだね。ウチら。」
「…………」
そんななのかの言葉に、俺は思わず手が止まる。
「だって……こうやって一緒に料理してさ、なんか新婚さんみたいだなって思って……」
「……そそそそ、そうか?べべべ別に普通じゃないか?」
「でもウチはそう思っちゃったの!」
なのかのその発言に、俺は少しドキッとしてしまう。
「…まぁでも、なのかと結婚したらずっと楽しいだろうな。」
「ふえっ!?」
俺が思ったことを素直に口にすると、なのかは素っ頓狂な声をあげる。
「う…ウチは翡翠と結婚できたらいいなって…思ったりして…」
「…お、俺も……」
そしてお互い恥ずかしくなって、そこからは黙々と料理を続けた。
「オムライスできたぞー。」
「あ、ありがとう!」
俺は出来上がったオムライスをなのかの前に置く。そしてなのかはそれを美味しそうに食べる。
「ん〜美味しい!」
「なら良かった。」
そして俺達は食事を終えた後、俺は皿を洗っていた。すると……
「翡翠……」
そんな俺の後ろからなのかが抱きついてくる。
「……どうした?」
「なんか……甘えたいなって……」
「……そうか。」
俺はなのかに抱きつかれたまま皿を洗っていく。そして洗い終わると、なのかは俺から体を離して、そのままベットの方へ行く。
「寝るのか?」
「……翡翠も一緒に寝ようよ。」
「……わかった。」
そして俺もなのかのベットへ行き、2人で横になる。そして俺はなのかの方を見ると……なのかは俺を見ていたのか、目があった。その瞬間俺達は恥ずかしそうに目を背けるが……俺がもう一度見ると、なのかはまだこっちを向いていた。俺が目を閉じると……唇に柔らかい感触を感じる。それは数秒して、離れていった。
「えへへ……」
そんな声がした方を見ると……なのかは幸せそうな笑みを浮かべてこっちを向いていた。
「俺も……大好きだよ、なのか。」
だから俺は……なのかへの思いをもう一度伝える。するとなのかはさらに笑みを深めて、俺と腕を組んだまま眠ってしまった。そんななのだろうかに俺は、軽くキスをすると……俺も眠りについたのだった。