【本編完結】開拓者のとある物語   作:サツキタロオ

24 / 120
オンパロスで記憶なのか来る…?


翡翠となのか その3

 

〜翡翠視点.

 

「なのか〜。」

「何〜?」

俺はなのかを呼ぶ。なのかは眠そうな目を擦って、こちらを向く。

「飯今日何食べたい?」

「んー…ウチはなんでもいいよ。」

「なんでもいいは困る。」

「じゃあ……オムライス?」

「わかった。」

なのかのリクエストに、俺は頷く。そして俺は、キッチンで料理を始める。今日は、少し手の込んだものを作ろうかな……と考えながら。

「……ウチも手伝おうか?」

「ん?大丈夫か?眠そうだけど。」

「ちょっと眠たいけど、なんかお腹空いてきた。」

「そうか。じゃあ手伝ってくれ。」

「うん!」

そして俺となのかは、台所に並び冷蔵庫から食材を出して、調理を始める。

「……ねぇ翡翠。」

「なんだ?」

「なんか……夫婦みたいだね。ウチら。」

「…………」

そんななのかの言葉に、俺は思わず手が止まる。

「だって……こうやって一緒に料理してさ、なんか新婚さんみたいだなって思って……」

「……そそそそ、そうか?べべべ別に普通じゃないか?」

「でもウチはそう思っちゃったの!」

なのかのその発言に、俺は少しドキッとしてしまう。

「…まぁでも、なのかと結婚したらずっと楽しいだろうな。」

「ふえっ!?」

俺が思ったことを素直に口にすると、なのかは素っ頓狂な声をあげる。

「う…ウチは翡翠と結婚できたらいいなって…思ったりして…」

「…お、俺も……」

そしてお互い恥ずかしくなって、そこからは黙々と料理を続けた。

「オムライスできたぞー。」

「あ、ありがとう!」

俺は出来上がったオムライスをなのかの前に置く。そしてなのかはそれを美味しそうに食べる。

「ん〜美味しい!」

「なら良かった。」

そして俺達は食事を終えた後、俺は皿を洗っていた。すると……

「翡翠……」

そんな俺の後ろからなのかが抱きついてくる。

「……どうした?」

「なんか……甘えたいなって……」

「……そうか。」

俺はなのかに抱きつかれたまま皿を洗っていく。そして洗い終わると、なのかは俺から体を離して、そのままベットの方へ行く。

「寝るのか?」

「……翡翠も一緒に寝ようよ。」

「……わかった。」

そして俺もなのかのベットへ行き、2人で横になる。そして俺はなのかの方を見ると……なのかは俺を見ていたのか、目があった。その瞬間俺達は恥ずかしそうに目を背けるが……俺がもう一度見ると、なのかはまだこっちを向いていた。俺が目を閉じると……唇に柔らかい感触を感じる。それは数秒して、離れていった。

「えへへ……」

そんな声がした方を見ると……なのかは幸せそうな笑みを浮かべてこっちを向いていた。

「俺も……大好きだよ、なのか。」

だから俺は……なのかへの思いをもう一度伝える。するとなのかはさらに笑みを深めて、俺と腕を組んだまま眠ってしまった。そんななのだろうかに俺は、軽くキスをすると……俺も眠りについたのだった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。