「「お願いします。」」
御影とアクセルは土下座して頼み込んだ。
「うん。御影の頼みならいいよ。」
「………アクセル…あんたプライドとか無いの?」「無い!」
星は笑顔で了承するが、ゼーレは少し困った顔で聞くが、アクセルは即答で答える。
「ゼーレ。二人もこう言ってるから。」
「……はぁ、分かったわよ。」
「「よっしゃーッ!!」」
御影とアクセルは立ち上がり、両手を上げて喜ぶ。
「でも、今回だけよ?」
そしてゼーレは照れながら、そう答える。
「それで何をすればいいの?」
「メイド服を着て『ご主人様』って言えば良いんだよ。」
星は首を傾げながら聞くと、御影はニヤニヤと笑いながら答える。
「はぁ!?あんたバカじゃないの!?」
ゼーレは顔を真っ赤にして、アクセルに怒鳴る。
「いやいや!そんなアブノーマル的なプレイじゃないだろ!?ただ、星にメイド服を着て、『ご主人様』って言って欲しいだけだよ。」
「それはそれでアブノーマルだからッ!!」
御影は必死に弁明するが、ゼーレの怒りは収まらない。
「いいよ。御影がして欲しいなら。」
「星本気!?こいつらの性癖がおかしいだけだからね!?」
「大丈夫。私は御影を信じてる。」
「星……」
御影は感動して、星を抱き締めようとすると……
「でも、ゼーレのメイド服姿も見たいな。」
「……え?」
星の言葉に、ゼーレの動きが止まる。
「だって、私だけ着ても意味ないじゃん。」
「いや、その……私は……」
星が笑顔で言うと、ゼーレはモジモジとし始める。
「ああもうしょうがないわね!そこまで言うなら着てあげるわよ!」
ゼーレはヤケクソ気味に叫ぶ。
「やった!ありがとうゼーレ!」
「べ、別にあんたの為じゃ無いんだからねッ!!」
アクセルは嬉しそうにお礼を言い、ゼーレはツンデレっぽいセリフを言った。
「じゃあ早速……」
「は?あんたらも着るの?」
「え?駄目?」
「いやいやいや…私たちが着るんじゃないの?普通は?」
「大丈夫大丈夫。俺ら女顔だし。イケメンだし。」
「まあ御影が着るなら俺も着ないとな。」
御影とアクセルは着替えに行こうとすると、ゼーレが慌てて止める。
「いや、あんたら男でしょう!?何で女物のメイド服を着るのよ!?」
「気にしたら負けだぜ。」
ニコッと笑うアクセルにゼーレはハリケンで殴りかかろうとする。
その後、説得してして御影とアクセルはメイド服を着ない事にした。
〜数分後。
「どう?御影似合う?」
星はスカートの両端を少し持ち上げ、御影に感想をねだる。
「似合ってるよ。凄く可愛い……」
「えへへ……御影もカッコイイよ。」
「そ、そうか?」
星は頬を赤らめて、モジモジしながら御影に言う。
「うん!凄くカッコイい!」
「……ッ!あ、ありがとな!」
御影は照れながら答える。
「じゃあ早速『ご主人様』って呼んでみて。」
「うん。わかったよ……ご、ご主人様……これで良いかな?」
御影は鼻を抑えながら、上擦った声で言う。
(ヤバい!可愛すぎる!!)
「あ、ああ!OKだ!」
御影は鼻血が出そうになるのを必死に抑えながら、答える。
「なんでこんな羽目に…」
ゼーレはメイド服を着せられ、落ち込みながら言う。
「似合ってるよゼーレ。」
「う、うるさい!バカ!」
アクセルはゼーレに近付きながら褒めると、ゼーレは顔を真っ赤にしながら叫ぶ。
(ああもう!何で私がこんな事しなきゃいけないのよ!?)
「うーん…マンダム…」
ゼーレは不機嫌そうな顔をして、独り言を呟く。
「ほらゼーレ!笑顔だぜ笑顔!」
「わ、分かったわよ……」
御影にそう言われ、ゼーレは引きつった笑みを浮かべる。
「うん!いい感じだよ!」
星とアクセルもゼーレを褒める。
「あ、ありがとう……」
ゼーレは少し照れながらお礼を言う。
「じゃあ次、ゼーレの番だよ。」
星は笑顔で言う。
「……分かったわよ……ご主人様……」
ゼーレも少し恥ずかしそうにしながら言うが、途中で恥ずかしくなってしまい声が小さくなってしまう。
「もっと大きな声で!」
星はそんなゼーレにダメ出しをする。
「……ご……ご主人……様……ッ!!」
「うおおおおおー!やったぁぁぁぁ!」
「よっしゃー!」
ゼーレは顔を真っ赤にしながら、叫ぶように『ご主人様』と言う。
御影とアクセルは大喜びする。
(ああもう!何でこんな事しなきゃいけないのよ!?)
「ああもう!クソッ!」
ゼーレは心の中で愚痴りながらも、満更でもない様子だった。
………………
〜おまけ
「翡翠。どうかな?」
「す、凄いな…よくあったなそんな服。」
翡翠は真剣な眼差しでなのかを見つめた。
なのかは恥ずかしそうにメイド服をたくしあげる。
「さっきラウンジに置いてあったから着てみたけど…どうかな?」
「似合ってる。」
「それじゃあ……」
なのかは妖艶な笑みを浮かべて翡翠に迫った。
「今日はいっぱい愛してくれますか?ご主人様♡」
「よっしゃきた!唸れ俺の指(意味深)!!」
その後、列車の一室から物凄い声が聞こえてきたとかこないとか…
〜おまけのおまけ
「ア゙ア゙〜極楽〜♡」
「どうだ俺のマッサージはぁ〜!」
「ああご主人様!凄いです〜!」
翡翠はなのかのツボを刺激して疲れを癒していた。
「いやしろよ!」
御影は翡翠の部屋に入ってきて怒鳴った。
「なんだよ。」
「さっきのセリフ聞いて意味深な事すると思ったじゃん!?クソっ!しろよ!ちょめちょめしろよ!」
「意味分かんないし…」
その後、翡翠は何時間にわたって説教を聞かされたのだった……
星は何事なく着てくれそう。
なのかは文句言いながら着てくれそう。
ゼーレはツンツンしながら着てくれそう。
ホタルは照れながら着てくれそう。