【本編完結】開拓者のとある物語   作:サツキタロオ

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採点銃を使って遊ぶ話。


採点銃で遊んでみた!

 

「採点銃で遊ぼう!」

「急だな三月。」

翡翠がルアン・メェイのお菓子を持って帰ると同時になのかは採点銃を持って帰ってきた。

採点銃は誰かに持ち上げられるとキョロキョロと目を動かし、赤外線によって測定するのではなく、それ自身の独特な基準、法則に基づき採点する不思議な遺物だ。それを対象に向けて「ピッ」とすれば採点できる。

 

「最初は誰にしようかなぁ…」

なのかは座ってスマホを弄っていたホタルに照準を向けた。

 

『…23点!』

「ホタルは23点!思ったより低いね?」

「サムになれたらもっと増えたのかな?」

「測定不能だったりして。」

翡翠達はサムの採点が気になっていたが、試す手段は既に無かった。

 

「じゃあ次はゼーレ!」

「あら私?一体何点かしら。」

なのかはゼーレに向けて採点銃を向ける。

『…33点!』

「…ホタルの時より10点増えてるだけじゃない…」

ゼーレは思ったより点数が低く、少し落ち込んだ。

「なかなか面白いわね。次はアクセルに向けたら?」

「お?なんか面白そうな事か?」

アクセルはゼーレ達に気付くと、近寄ってきた。

「この採点銃を使って点数を調べてるんだ。アクセルさんもどう?」

「お!いいね。男組だと俺が初かな?」

アクセルはドヤ顔でそう言い、採点銃で測ってもらった。

 

『…300点!』

「おお!意外に高い!」

アクセルはガッツポーズを取る。それを見に来た星と御影も近寄ってきた。

「何してんだ?」

「あ、それ知ってるよ。採点銃だっけ?ヘルタが教えてくれたやつだ。」

「あ、じゃあ星先にする?」

なのかは星に向けて銃を使う。

『…84点!』

「やった!ゼーレとホタルに勝った!」

「うぅ…サムにさえ変身できたら…」

「気に病まないの。済んだことは忘れなさいな。」

落ち込むホタルを慰めるゼーレ。

「アクセル。お前何点だった?」

「俺か?300点だ。」

「はっ、じゃあ俺はそれ以上の点数を出してやらぁ。」

「三月!銃を!カモーン!」

「らじゃー!」

御影は早く撃ってくれと言わんばかりの動きをし、なのかはすぐに採点銃を撃った。

『…297点!』

 

「負けたぁー!」「勝ったぁー!」

アクセルは点数で勝ったことを喜び、御影はあれだけ豪語したにも関わらず低かった事に絶望してぶっ倒れた。

「御影?御影ー!」

「ショックがデカかったんでしょうね。」

ゼーレとアクセルは気絶した御影をソファに寝かせた。

「そういえば三月。お前まだだったよな。」

「じゃあアタシが撃つね。なのか、銃を貸して。」

なのかは言われた通りに銃をホタルに渡す。

そして銃をなのかに向けて撃った。

『…測定不能!』

目玉は3回転後に突然大きく見開かれ、しばらく硬直した後、疲れたようにまぶたを閉じてしまった。

 

「あれれ?」

「測定不能かぁ…」

「なんか残念かも。」

折角測ったが、結果が出なかったのでなのかは落ち込んでしまった。

「でもさ!それ程までに強いって事だろ?」

「…そうかな…そうかも!」

アクセルのファインプレーによってなのかは少し微笑んだ。

 

……………

 

「そういえば翡翠は?今測ってないのあいつだけだぞ。」

「今昼ごはん作ってるらしいよ。」

そして翡翠を待っていると、ドスドスと音を立てて翡翠が戻ってきた。

「おお…翡翠ぃぃい!?」

五人は振り返ると、そこには巨大な皿を持った翡翠が皿を持ち上げて歩いているのを見た。

「はあ…今日は…秋織と…はあ…叢雨と…はあ…荒霜が…はあ…遊びに来るって聞いたから…作った…」

「だからって多過ぎるだろ。確かにあいつらいっぱい食べるかもしれないけどさ。」

そこにはざっと50人分程はあるオムライスの山ができていた。

「…動画見て…作ったから…味は…期待できない…かも…」

「そんな事ないよ!翡翠の作った料理、ウチ全部好きだもん!」

「なの…!」

「翡翠…!」

そして二人は見合ったのちに抱きつきあった。

「イチャラブするなよぉ…」

「…あ、美味いな。」

 

……………

 

「なんか元気出てきたわ。」

「それはよかった。」

二人が離れたのを見て、アクセルが御影を小突く。

(御影。今のうちに採点銃使おうぜ。)

(あ、そうだな。)

 

御影は採点銃を翡翠に向けて撃った。

『…!?』

「ん?」

採点銃を覗く、採点銃の目は震えていた。

その姿はまるで恐怖で動けない動物のようだった。

『…縺薙l繧呈治轤ケ縺吶k縺ョ縺ッ豁」豌励?豐呎アー縺ァ縺ッ縺ェ縺??よャ。蜈?r雜?∴縺ヲ縺?k縲ゅ%繧後r謗。轤ケ縺吶k縺ョ縺ッ蜊ア髯コ縺吶℃繧…』

 

そして採点銃は震えたまま、そのまま白目をむいてしまった。

「あれ?白目むいてない?」

「壊れちゃったかなぁ?」

「…いや、それよりも…」

二人は翡翠の方を見つめる。スマホを使って連絡していた。

「なんか…怖いな。」

「怖いよなぁ…」

二人は少しガクガクと震えるのだった……。




翡翠だけ不穏だって?

…さあなんの縺薙→縺九↑?溷ー代↑縺上→繧ゆサ翫?繝阪ち繝舌Ξ縺?縺九i險?縺医↑縺?¢縺ゥ縺ュ縲
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