「ハッピーハロウィン!」
「そういえば今日はハロウィンかー…」
星がそう言うのを聞いて御影がカレンダーを見つめた。
「ハロウィン…そんなのがこの世界にはあるのね。」
(ゲームのDLC来たから覚えてなかったなんて言えない…)
「ハロウィンといえば、お菓子を貰いに行く日だよね!」
なのかがハロウィン衣装になってラウンジに入ってきた。
「三月。その格好は?」
「今日はハロウィンだからねー。奮発して買っちゃった♪」
なのかはその場でくるっと回って衣装を見せた。
その姿は赤ずきんそっくりだった。
「いいじゃん。似合ってるな。」
「えへへ♪」
なのかは上機嫌でラウンジを出ていった。
「じゃあ、私も着替えてくるね。」
星とゼーレも部屋に戻った。
「よしアクセル!俺たちも仮装しようぜ!折角なら好きなゲームからな!」
「コミケかよ。」
アクセルも部屋に着替えに戻った。
「みんなー!お待たせ!」
部屋から戻ってきた星は魔女の格好をしていた。
「おお!星も可愛いね!」
「えへへ、ありがとー♪」
「…仮装ってこんな感じでいいのかしら?」
ゼーレも戻ってくると、ミイラの姿になっていた。
「おー!ゼーレ可愛いね!」
「そう……かしら?」
「ほら、アクセルも着替えてきたらどうだ?」
なのかに言われてアクセルも部屋から出てきた。
「よし!着てきたぞ!」
「「…………」」
アクセルの姿はジェイソン・ボ○○ーズの見た目そのままだった。
「アクセル。」
「なんだよ。」
「あんたの美的センスは無いわけ?」
「なんだよ。好きだろ?13日の金曜日。」
「そんなんじゃあ駄目だぞアクセル!」
御影の声が響き、するとドタドタと走ってきた。
御影の仮装は某オレンジの見た目をしていた。
「オールハイル○○○○○ッ!!」(著作権的問題で伏せ字)
「はー。何よあんたその格好。」
「オレンジ!」
御影の一言でゼーレは溜息を吐く。
「そういえば翡翠とホタルは?」
「?…まだ見てない。」
5人が2人を探していると、翡翠とホタルはラウンジに入ってきた。
「ほらほら、入って翡翠。」
「押すなってホタル。たくっ…」
翡翠は少し恥ずかしそうに入ってきた。
「おお、翡翠は吸血鬼なんだ。」
「ホタルは……幽霊?」
「そうそう!可愛いでしょ♪」
「いやぁ…ゆっくり寝てたのに、ホタルが『今日はハロウィンだから仮装するよ!』ってうるさいから……仕方なく。」
「ええ~?アタシそんなにうるさくしてないじゃん!ねぇ御影?」
「そうだぞホタル。俺の方がもっとうるさいだろ!」
「……確かに。」
御影とホタルの会話になのかとゼーレはまた溜息を吐いた。
「……翡翠、凄く似合ってるよ!」
なのかはそう言い、翡翠は少し照れた。
「なのかも似合ってるよ。」「えへへ、ありがと!」
お互いの仮装を褒め合う開拓者達。すると、なのかは何かを思い出した。
「あ、そうだ!ハロウィンの時にはトリックオアトリートって言うんだよね?」
「そういうな。」
「ならさ、みんなからお菓子貰って行こうよ!貰えなかったらイタズラもしちゃう!」
「でも今お菓子あったか?」
翡翠がそう言うと全員シーンとする。
「そういえば星と二人で映画見た時半分ぐらい食べ尽くしたぞ。」
「ゼーレがチョコ菓子全部食べた。」
「アクセル、あんたホタルと食べてたわよね?」
「昨日…俺となのかとお菓子食った…」
「……みんな、よく食べるわね……」
「くっ…!これじゃあイタズラしかできないじゃないか!」
「やったぜ。」
御影とアクセルは計画通りという顔をしてハイタッチした。
「あんた達ねぇ……」
「よしゼーレ!俺にイタズラしてくれ!できれば(意味深)な奴!」
アクセルはゼーレに向かってそう叫ぶ。
「するか!」
ゼーレのチョップがアクセルの頭に当たり、鈍い音がラウンジに響く。
「……大げさね。」
「星!なんか無いかイタズラ!」
「んー…じゃあ…」
星は御影に近づき、首筋に顔を近づける。
「お?なんだ?もしかしてチューとか?」
「うーん……」
星は御影の首にガブっと噛み付いた。
「……痛ってえええぇぇぇ!!?」
「ふう、よし!」
「……あんたね……まあこれで分かったでしょ。」
「ありがとう!ゼーレ!でも、これはイタズラじゃ無いと思うぞ!」
「あんたが変なこと言うからよ。」
ゼーレは呆れながらラウンジを出ていった。
「さーて、御影、今日は楽しみだね♪」
「え?」
星は御影の耳元でそう囁く。
「今日は……ね?」
「……お、おう……」
2人の間に少し甘い空気が漂う。
「ねえ翡翠。」
「ん?」
「翡翠はイタズラしてほしくないの?」
「…別に?」
「ふーん。」
ホタルはニヤッと笑いながら、翡翠の背後に回る。
「えい!」
「うおっ」
ホタルは翡翠の背中を押してなのかに近づけさせた。
「ひゃっ!」
なのかは近づいてくる翡翠を抱き止めた。
「わ、悪い…」
翡翠が謝るが、なのかは照れたまま呟いた。
「う、ウチも…イタズラしてもいい?」
「え?」
なのかは翡翠に顔を近づけ、そのままキスをした。
「んっ……んん……」
「……っ」
「ぷはっ……えへへ♪イタズラしちゃった♪」
なのかが照れながらそう言うと、翡翠はそのまま気絶してしまった。
「え!?翡翠?おーい!起きてー!」
なのかの声も虚しく、翡翠は気絶したままだった。
「や、やり過ぎちゃったかな?」
「……あんたも十分イタズラよ。」
ゼーレがラウンジに戻ってきた。
「あれ?星と御影とアクセルは?」
「なんか2人は部屋に行っちゃったけど……アクセルは寝たわ。」
「そう……まあ、ほっときましょう。」
「そうだね。」
3人はそのままラウンジでくつろぐのだった。