【本編完結】開拓者のとある物語   作:サツキタロオ

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「だいぶ遅れたな。」(前の投稿:1月1日)

「だね。」

「話を戻して…エレベーターも直ったし、一件落着だったね!」

「ああ。それから俺達は主制御部分に行ったんだよな。」

「それから色々あったねぇ…」

「ま、それはこれからの話だな。」

「どうなるのかな〜…さて第三話!」


episode.3:今日は昨日の明日

「毎度こんなスリルを味わうなんて…ま、帰って来られたし、結果オーライね。」

赤髪の女性がこっちにやってきた。

「三月ちゃん、丹恒、お疲れ様。」

「姫子〜もっと早く来て!最後に変な奴も出てきたんだよ。ウチは弓使ってるし、凄く苦労したんだからね!」

「…早く来ても意味無いわよ。私のレールガンなら確かに一掃できるけど、ヘルタが戻ってきて宇宙ステーションの現状を見たら絶対私を責めるでしょ。」

「そういえば大丈夫?アーラン。アスターが心配してたわよ。」

姫子はアーランを見つめた。

「別に大した怪我じゃない。傷口に包帯を巻けばいい。俺は先にアスター所長に状況を報告しに行く。じゃあな。」

そう言ってアーランは何処かに去った。

 

アーランが去った後、姫子が翡翠達の方を向いてきた。

「初めまして。私は姫子。星穹列車のナビゲーターよ。」

「翡翠だ。よろしく姫子さん。」

「…御影だ。」

「私は星。」

「…てか列車のナビゲーターってなんだ?列車にナビゲーターって居るの?」

翡翠がそう言うと、なのかが答えた。

「姫子は星穹列車の全行動を管理してるんだー。凄いよね。」

「そりゃすげぇなぁ…」

「ここまで来る間、三月ちゃんに迷惑掛けられなかった?」

姫子の問いに翡翠は悩んだ。

「……特には掛けられなかったな。」

「それに、こんなそそっかしい奴は初めて見たぜ。」

「……それがウチの性格なの!今回は騒ぎを起こさなかったし、慣れればいいんだよ……ほら、丹恒は慣れてるよね?」

「俺には黙秘権がある。」

すると姫子が翡翠達を見て笑う。

「ふふ、若者はすぐ打ち解けるわね。もう仲良くなってるじゃない。」

「じゃあ行くわよ。アスターがあんた達は心配してるわ。」

「……俺、トイレ行ってきていいか?」

翡翠が下半身を押さえながら言ってきた。

「ムード考えろよ…」

御影が翡翠にツッコミをいれた。

「わりぃわりぃ。アスターって人と話といてくれ!」

そして翡翠はトイレに走って行った。

「……ウチも行ってきていいかな?」

「…三月…」

丹恒は頭を抱えた。

「三月ちゃんもなのね。分かったわ、でもすぐ戻ってきてね。」

「はーい!」

そしてなのかもトイレに向かった。

 

数分後…

「ふぅ~スッキリしたぁ…」

なのかはトイレから出た。

それと同時に翡翠も出てくる。

しかし、翡翠は姫子達とは逆方向に向かって行った。

(え?翡翠何処行くんだろ…?)

なのかは翡翠について行った。

 

 

翡翠がしばらく走っていくと、広い空間に出た。

「ひ、翡翠…待ってよ…」

「なんだ。なのかも着いてきてたのか。」

「そりゃ着いてくるでしょ!急に逆方向に走るんだからさ!」

「ま、そんな事はいい。………何処かに居るんだろ?」

「え?」

翡翠が剣を壁に投げると、ステルスで隠れていたデクターが現れた。

「え!?デクター!」

「おやおや、開拓者のみなさん。Bonjour。」

「やっぱり居たのか。」

「よく気付きましたね。」

「殺気でバレバレだぜ。」

「ふむ…では…消えてもらいましょうかね。」

デクターはコードを壁に差し込んだ。

すると、量化されたレギラーが召喚された。

それを見た二人は武器を手に取る。

「こいつらを倒して早く戻ろうぜ!」

「うん!」

その声と共にレギラーが武器を持って二人に迫ってきた。

「せやっ!」

翡翠は一刀を納刀して足蹴りを繰り返す。

そしてもう一刀でレギラー達を切り裂き続けた。

「えーい!」

なのかも負けじと弓でレギラーの頭に矢を当て続ける。

「やりますねぇ」

デクターは二人の戦いぶりに拍手をした。

「デクター!」

翡翠は光円激化剣をデクターに投げ飛ばした。

デクターはその光円激化剣をシールドで防御して、手に掴んだ。

「おやおや、いい剣ですね。これは貰っておきましょうか。」

「しまった!」

翡翠はショックを受けるところにレギラーが全方から襲いかかってきた。

翡翠はジャンプして回転斬りをしてレギラーを一掃した。

「ふう…」

「大丈夫?」

「ああ…」

翡翠は武器を納刀する。

「ほら、急ごうぜ。」

翡翠はなのかの手を握って走って行った。

「うわっ!ちょっと翡翠!引っ張らないでぇ!」

 

 

二人が走っていると、開けた場所に出た。

すると、目先には宇宙が見えた。

「すげぇ…」

「あ、あれ!」

なのかが向こうに指を指すと、御影達が見えた。

「おーい!」

なのか達も御影達の元に向かうと、何かが迫って来た。

「なんだ!?」

「…終末獣…ここまで追ってくるとはな…」

御影が剣を握りしめた。

「来るぞ!」

終末獣が近距離まで近づいてきた。

 

「そこっ!」

なのかが矢を連射するが、装甲が硬くダメージが無い。

「やっぱり腕から壊すか?」

「だな!おらぁ!」

御影の力強い一撃が終末獣の右腕に叩きつける。

「くらえ!」

翡翠の飛び蹴りも加えると、少しダメージを受けていた。

「しゃあ!」

「このまま腕を破壊するぜ!」

「なのか、星!左腕は頼む!」

「うん!」

「分かった。」

星はバットを持って左腕に攻撃し始めた。

「えいっ!」

星は何度もバットで叩く、しかしダメージは無い。

「御影どうしよう、効いてないよ。」

「俺に聞くな!」

御影はバク転しながら攻撃を避け続けていた。

「せやっ!」

「くらえ!」

翡翠は剣を一刀投げてワープする。

「そこっ!」

そして剣を掴んで右腕に叩きつけた。

その一撃で右腕が粉砕された。

「よしっ!」

「やったね!」

「この調子で左腕も破壊してやる!」

御影と翡翠は急いで左腕に向かって破壊した。

「あとは中央だけだ!」

「よぉし…」

翡翠は納刀して足にエネルギーを貯め始めた。

「!?」

(なんだ…いつもより力が漲ってる…)

翡翠は身体の違和感を感じた。

「うっ…」

「何…これ!?」

御影達は力を吸い取られるかのように倒れ込んでいった。

「よぉし…喰らえ!」

翡翠は走って高く舞い上がった。

 

「せやあぁぁぁぁ!」

 

そのキックが終末獣に命中すると、辺りが光で包まれていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『始まったね…君の物語が…』

 

『君はこれからたくさんの苦難が待ち受けるだろう。』

 

『しかし、君なら必ず"終点"まで歩む事ができるだろう…』

 

『そろそろ時間だ。』

 

『君が"終点"に辿り着くのを…楽しみにしているよ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………ん?」

翡翠が目を覚ますと、そこは宇宙ステーションだった。

「ここは?」

「あ?起きた?」

「なの…?」

翡翠が起きると、頭上にはなのかがいた。

「どういう状況?」

翡翠が辺りを見回すと、どうやら膝枕をされている状態のようだ。

「なんで膝枕?」

「えへへー…なんとなくかな。」

「そ…」

翡翠は一旦なのかから離れた。

「あの後ってどうなったんだ?」

「丹恒が言うには…ヨウおじちゃんが助けてくれたんだった。」

「ヨウおじちゃん?」

「うん。物凄く強いんだー!」

「会ってみたいかもな。」

「星穹列車って楽しそうだな。」

翡翠はなのかの方を見た。

「でしょでしょ!?」

「ああ!毎日が冒険なんだよな!?」

「うんうん!色んな星を回って…敵を倒して、開拓もする!いいでしょ!」

「いいなぁ…俺も星穹列車乗りたいなぁ…」

「なら乗る?」

後ろを振り向くと、姫子達がやってきた。

「お前も乗るのか?」

「お前もって…御影もか?」

「開拓の旅は良さそうだからな。」

「私も。」

星も頷いた。

「それじゃあ行きましょう!」

そして翡翠達は急いで星穹列車に乗り込んだ。

「ここが星穹列車かぁ…」

「ええそうよ。イメージしたものと違った?」

「意外と広いなぁって…列車なのに。」

「そう。」

姫子と話す翡翠は少し頭を抑えた。

「うっ…」

「大丈夫?」

「……ちょっと疲れたかも…」

「ちょうど、客室車両に空きがあるから、そこで休んだら?」

「助かる。」

そして翡翠は客室車両に向かって行った。

 

 

 

 

しばらく歩いて客室車両に辿り着く翡翠。

部屋が7つ程あった。

 

「ん?」

翡翠は歩いて一部屋に入った。

「翡翠。」

「星か。」

最初に入った一室は星の部屋だった。

 

星の部屋は意外にシンプルなものだった。

寝る用のベッドと机、本棚、それと小型の冷蔵庫が置いてあり、 必要なものは一通り揃っている。

「へ~。意外と普通なんだね。」

「そうかな?」

「まあいいや、邪魔して悪いな。」

翡翠は星の部屋から出た。

そして三番目の部屋に入った。

 

翡翠の部屋は棚に飾ってある色々なフィギュアに、ベッドと机、本棚、小型冷蔵庫、それに壁にはポスターが貼ってある。

「よっと…」

翡翠はベッドに横になり、そのまま眠りについた…




今回の登場人物

翡翠
謎パワーで終末獣を倒した。

御影
意外と戦闘狂。

星
感情表現気薄。

なのか
まだノンデリではない。

星穹列車
見た目は同じなだけの別物。客室車両の部屋数が増えていたりしている。
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