「ああ。俺達の操縦センスも悪くなかったな。」
「うん!これなら今度でっかい敵が来ても安心だね!」
「……そうかなぁ?」
「ノリ悪いなぁ…第八話始まるよ!」
「この城が、『大守護者様の住居だ。」
ジェパードに案内される翡翠達。そこには巨大な城が建っていた。
「すっげぇ〜…」
「うわぁ〜」
翡翠は初めて見る城に驚き、なのかは写真を撮っていた。
そして、大守護者の執務室に向かうと、奥にはその大守護者と銀髪の少女が何かを言い争っていた。
「……しかし、このような犠牲にはなんの意味もありません。不適切な……」
「下がってよいブローニャ。来客だ。」
「………分かりました、お母様。」
そしてブローニャは後ろを振り向いて去って行った。
「……」
翡翠はブローニャがこっちを見ているのに気付いた。
「……あー!腹が!腹が痛くなってきた!」
翡翠はわざとらしく、腹を抱えて叫んだ。
「ちょっ、トイレ行ってくる!話進めといて!」
そして翡翠は後ろを振り向いて走り去って行った。
……
そして、執務室を出て、翡翠はブローニャを見つける。
「よっ!」
「……あなたは…余所者…」
「余所者は酷くない?」
翡翠は柵に座る。
「…何しに来たの。」
「ちょっと、俺とデートしないか?」
「は?私には仕事が…」
「いいから!」
翡翠はブローニャの手を引っ張って外に出た。
………
「ほーん…彼、意外にキザなんですねぇ…」
「少し遊んであげましょうか」
デクターはケーブルをシルバーメインの銃に刺す。
「レギオウィルス"撃つ"インストール…」
そしてパソコンのスラッシュリーダーにカードをスライドする。
そして、パソコンから機械音と共に何かが生み出されていった。
『ガンロイド、ガンロイド、ガンロイド。』
「…?」
ガンロイドはデクターを見つめる。
「あなたには…この者を探して始末してください。」
デクターは翡翠の写真を手渡した。
「…ワカッタ…」
ガンロイドはジャンプして屋根に乗った。
「はい。」
翡翠はブローニャにチリドッグを手渡す。
「…ありがとう…」
二人は同時にベンチに座る。
「…なんで、私を連れて来たの?」
「ん?」
ブローニャは不思議そうに翡翠を見つめた。
「簡単さ。お前がなんか悩みを抱えてそうだったからな。」
「…悩み…」
「ん?俺の気のせいだったりした?」
ブローニャは少し思い悩んだ。
「……ま、詳しくは言及しないよ。無理に話したって疲れるだけだしな。」
「…そうしてくれると助かる…」
そしてブローニャは貰ったチリドッグを食べる。
「美味しい…」
「だろ?」
…すると、後ろから謎の殺気を感じた。
「ひーすーいー?トイレに居ないと思ったら、こんなところでナンパ?」
「げっ!?なのか!?御影!?いつの間に!?」
その後ろには呆れた顔の星と丹恒が居た。
「…はあ…」
「翡翠…」
「これは、しばらく1時間逆海老反りの刑だな。」
御影となのかは翡翠の服を引っ張ってホテルまで引き摺った。
「あ、あなた!名前は!?」
ブローニャが翡翠に叫んだ。
「俺は翡翠!走る事が好きな冒険者さ!」
そして翡翠達はそのままホテルに入って行った。
「…翡翠…」
ブローニャは胸を抑えた。
(なんだろうこの気持ち…)
…………
「こ、ここがホテルか…」
「へえー、綺麗なロビー!今夜はふかふかなベッドとポカポカの枕だ!」
「こんなホテルあるんだなぁ。」
翡翠は縄に縛られながら、辺りを見回す。
「なあなのか。これ外してくれよ。」
「だーめ!さっき何してたか聞くまで解かない!」
「そうだ。あれはシルバーメインのリーダー…翡翠。お前は何を話してたんだ?」
丹恒にそう言われた翡翠は普通に答えた。
「何、ちょっと悩みがありそうだったから連れてっただけ。」
「悩み?俺にはそうは見えなかったが?」
「"目"を見りゃ分かるんだよ。悩み持ってる奴と持ってない奴の違いは。」
「そういう物なの?」
「きっと、翡翠の体質なんだよ。」
星となのかが小声で話している。
「…話したから縄解いてくれない?」
すると、翡翠の縄が斬れる音がする。
「…お前クソボケか?」
「え?」
そして翡翠達はホテルの一室で過ごしていた。
「はあ…」
翡翠が目を閉じてベッドで眠りにつく。
すると、ドアから叩く音が聞こえた。
『翡翠?』
「なのかか?」
『ウチの部屋のエアコン故障しちゃってさ。翡翠の部屋壊れてない?』
「ああ。壊れてないから早く入りな。」
翡翠はドアの鍵を開ける。
「ごめんねー。わざわざ。」
「いいんだよ。ヤリーロⅥは寒いからな。」
そして翡翠は床に寝転がった。
「え!?翡翠何してるの!?」
「そりゃ、お前がベッドで寝るなら、俺は床でいいだろ?」
「う、ウチは別に…一緒に寝てもいいよ…?」
「え?そうなのか?…じゃあ遠慮無く。」
そして翡翠はベッドに入る。
「zzz…」
(あわわわわ…なんでこんなにドキドキするんだろう…)
なのかは顔を赤らめる。
「…むう…」
翡翠が寝返りでなのかに抱きついた。
(!?!!??!?)
(…これじゃあ眠れないよぉ…)
その日のなのかは全く眠れなかった。
………次の日。
「…外にシルバーメインがいるな。」
「ああ。穏やかでは無いか。」
「おはよ〜…」
「お、おはよ…」
ドアから翡翠となのかが起きて来た。
「ん?どうしたお前ら?」
「…い、いや……楽しめたなら…何よりだ…」
「?」
御影は頭を抱えていたが、翡翠には分からなかった。
「どうしたんだ?」
「…いや、外に行こう。」
そして星も連れて行き、外に出た。
「ん?ブローニャじゃん。」
しかし、今回のブローニャはいつも以上に真剣な表情だった。
「…私はブローニャ・ランド。偉大なる守護者カカリア・ランドの命により、反逆を目論む罪人を逮捕する。」
「ま、待ってよ!昨日の話と違うじゃん!今日の面談で重要な話をするって…」
「嵌められたか…」
御影は分かっていそうな表情をして刀を抜いた。
「そうだな。罠だったようだな…これは計画的な裏切りだ。」
なのかはどうやって逃げるか考えていた。
「そうだ…みんなあそこの路地を見て。」
「そうか、裂界に逃げるって事だね。」
星はなんやかんやで理解した。
「丹恒…合図してくれ。」
「拳一明三……」
「…は?」
「しっ、これは列車での合図だよ。」
翡翠はなのかに聞かされる。
「君命無二………」
「おい!何をぶつぶつ言っている!大人しく着いてこい!」
「……… 一意専心!」
星がバットを持ってシルバーメインを薙ぎ倒す。
「オラッ!」
御影は刀の刃を峰にして回転斬りを行う。
そして翡翠達は裂界に走り出していった。
しかし…
バンッ!
「うわっ!」
翡翠は謎の砲撃でダメージを受けた。
「翡翠!」
「クソッ、どっからだ!?」
翡翠は辺りを見回すと、屋根にガンロイドが現れた。
「ガン!ガン!」
「レギオロイド…デクターか!」
「大丈夫か?」
「御影、先に行っててくれ。後から合流する!」
そして翡翠はそのまま走って行った。
ブローニャは急いで他の部隊に連絡をする。
「警備中の全部隊に次ぐ!逃亡犯が南に向かって逃亡中!通路を封鎖し、逃亡者を捕獲せよ!」
翡翠は止まらず走り続ける。
「ふっ!」
銃を構えて発砲するシルバーメインの兵士達の頭をジャンプしながら乗り継いで行く。
途中で見つけたスケボーに乗って坂道を下っていく。
「発見した!構え!」
屋根の上からシルバーメインの兵士達が銃を構えている。
「チッ…追ってきやがる!」
そのまま坂道を下り続けて、路面電車を吹き飛ばす翡翠。
そのままスケボーから降りて、そのまま走り出す。
「…まだ追ってくるのかよ!」
すると、壁を壊して戦車が現れた。
「ええ!?ここまでするか!?」
翡翠は止まらず走り続けて、ワイヤーを飛ばす。
「オラよ!」
ワイヤーを戦車に飛ばし、そのまま蹴り飛ばした。
その戦車はガンロイドの上に激突し、爆散した。
「それじゃあな!ブローニャ!」
そして翡翠も遅れて裂界に入った。
「翡翠…」
「…今度は逃さないから…」
ブローニャは銃を握る手が強くなった。
翡翠
色んな意味で懐が広い男。色んなヒロインの好感度を上げる。
ブローニャ
翡翠とデート(?)する事になる。色々あって翡翠に好感を持つ。
ガンロイド
銃を撃つ事に特化したレギオロイド。
Escape From The Cityは名曲。みんな聞いてくれ。
前前作(原神)では12人体制で失敗したから今回は6人体制です()