【本編完結】開拓者のとある物語   作:サツキタロオ

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「カイタクオー、凄かったね!」

「ああ。俺達の操縦センスも悪くなかったな。」

「うん!これなら今度でっかい敵が来ても安心だね!」

「……そうかなぁ?」

「ノリ悪いなぁ…第八話始まるよ!」


episode.8:シティ・エスケープ

「この城が、『大守護者様の住居だ。」

ジェパードに案内される翡翠達。そこには巨大な城が建っていた。

「すっげぇ〜…」

「うわぁ〜」

翡翠は初めて見る城に驚き、なのかは写真を撮っていた。

そして、大守護者の執務室に向かうと、奥にはその大守護者と銀髪の少女が何かを言い争っていた。

「……しかし、このような犠牲にはなんの意味もありません。不適切な……」

「下がってよいブローニャ。来客だ。」

「………分かりました、お母様。」

そしてブローニャは後ろを振り向いて去って行った。

「……」

翡翠はブローニャがこっちを見ているのに気付いた。

「……あー!腹が!腹が痛くなってきた!」

翡翠はわざとらしく、腹を抱えて叫んだ。

「ちょっ、トイレ行ってくる!話進めといて!」

そして翡翠は後ろを振り向いて走り去って行った。

 

 

……

そして、執務室を出て、翡翠はブローニャを見つける。

「よっ!」

「……あなたは…余所者…」

「余所者は酷くない?」

翡翠は柵に座る。

「…何しに来たの。」

「ちょっと、俺とデートしないか?」

「は?私には仕事が…」

「いいから!」

翡翠はブローニャの手を引っ張って外に出た。

 

………

「ほーん…彼、意外にキザなんですねぇ…」

「少し遊んであげましょうか」

デクターはケーブルをシルバーメインの銃に刺す。

「レギオウィルス"撃つ"インストール…」

そしてパソコンのスラッシュリーダーにカードをスライドする。

 

そして、パソコンから機械音と共に何かが生み出されていった。

『ガンロイド、ガンロイド、ガンロイド。』

「…?」

ガンロイドはデクターを見つめる。

「あなたには…この者を探して始末してください。」

デクターは翡翠の写真を手渡した。

「…ワカッタ…」

ガンロイドはジャンプして屋根に乗った。

 

 

 

 

 

 

 

「はい。」

翡翠はブローニャにチリドッグを手渡す。

「…ありがとう…」

二人は同時にベンチに座る。

「…なんで、私を連れて来たの?」

「ん?」

ブローニャは不思議そうに翡翠を見つめた。

「簡単さ。お前がなんか悩みを抱えてそうだったからな。」

「…悩み…」

「ん?俺の気のせいだったりした?」

ブローニャは少し思い悩んだ。

「……ま、詳しくは言及しないよ。無理に話したって疲れるだけだしな。」

「…そうしてくれると助かる…」

そしてブローニャは貰ったチリドッグを食べる。

「美味しい…」

「だろ?」

…すると、後ろから謎の殺気を感じた。

「ひーすーいー?トイレに居ないと思ったら、こんなところでナンパ?」

「げっ!?なのか!?御影!?いつの間に!?」

その後ろには呆れた顔の星と丹恒が居た。

「…はあ…」

「翡翠…」

「これは、しばらく1時間逆海老反りの刑だな。」

御影となのかは翡翠の服を引っ張ってホテルまで引き摺った。

「あ、あなた!名前は!?」

ブローニャが翡翠に叫んだ。

「俺は翡翠!走る事が好きな冒険者さ!」

そして翡翠達はそのままホテルに入って行った。

 

「…翡翠…」

ブローニャは胸を抑えた。

(なんだろうこの気持ち…)

 

…………

「こ、ここがホテルか…」

「へえー、綺麗なロビー!今夜はふかふかなベッドとポカポカの枕だ!」

「こんなホテルあるんだなぁ。」

翡翠は縄に縛られながら、辺りを見回す。

「なあなのか。これ外してくれよ。」

「だーめ!さっき何してたか聞くまで解かない!」

「そうだ。あれはシルバーメインのリーダー…翡翠。お前は何を話してたんだ?」

丹恒にそう言われた翡翠は普通に答えた。

「何、ちょっと悩みがありそうだったから連れてっただけ。」

「悩み?俺にはそうは見えなかったが?」

「"目"を見りゃ分かるんだよ。悩み持ってる奴と持ってない奴の違いは。」

「そういう物なの?」

「きっと、翡翠の体質なんだよ。」

星となのかが小声で話している。

「…話したから縄解いてくれない?」

すると、翡翠の縄が斬れる音がする。

「…お前クソボケか?」

「え?」

 

 

そして翡翠達はホテルの一室で過ごしていた。

「はあ…」

翡翠が目を閉じてベッドで眠りにつく。

すると、ドアから叩く音が聞こえた。

『翡翠?』

「なのかか?」

『ウチの部屋のエアコン故障しちゃってさ。翡翠の部屋壊れてない?』

「ああ。壊れてないから早く入りな。」

翡翠はドアの鍵を開ける。

「ごめんねー。わざわざ。」

「いいんだよ。ヤリーロⅥは寒いからな。」

そして翡翠は床に寝転がった。

「え!?翡翠何してるの!?」

「そりゃ、お前がベッドで寝るなら、俺は床でいいだろ?」

「う、ウチは別に…一緒に寝てもいいよ…?」

「え?そうなのか?…じゃあ遠慮無く。」

そして翡翠はベッドに入る。

「zzz…」

(あわわわわ…なんでこんなにドキドキするんだろう…)

なのかは顔を赤らめる。

「…むう…」

翡翠が寝返りでなのかに抱きついた。

(!?!!??!?)

(…これじゃあ眠れないよぉ…)

 

その日のなのかは全く眠れなかった。

 

………次の日。

「…外にシルバーメインがいるな。」

「ああ。穏やかでは無いか。」

「おはよ〜…」

「お、おはよ…」

ドアから翡翠となのかが起きて来た。

「ん?どうしたお前ら?」

「…い、いや……楽しめたなら…何よりだ…」

「?」

御影は頭を抱えていたが、翡翠には分からなかった。

 

「どうしたんだ?」

「…いや、外に行こう。」

そして星も連れて行き、外に出た。

 

「ん?ブローニャじゃん。」

しかし、今回のブローニャはいつも以上に真剣な表情だった。

「…私はブローニャ・ランド。偉大なる守護者カカリア・ランドの命により、反逆を目論む罪人を逮捕する。」

「ま、待ってよ!昨日の話と違うじゃん!今日の面談で重要な話をするって…」

「嵌められたか…」

御影は分かっていそうな表情をして刀を抜いた。

「そうだな。罠だったようだな…これは計画的な裏切りだ。」

なのかはどうやって逃げるか考えていた。

「そうだ…みんなあそこの路地を見て。」

「そうか、裂界に逃げるって事だね。」

星はなんやかんやで理解した。

「丹恒…合図してくれ。」

「拳一明三……」

「…は?」

「しっ、これは列車での合図だよ。」

翡翠はなのかに聞かされる。

「君命無二………」

「おい!何をぶつぶつ言っている!大人しく着いてこい!」

「……… 一意専心!」

星がバットを持ってシルバーメインを薙ぎ倒す。

「オラッ!」

御影は刀の刃を峰にして回転斬りを行う。

そして翡翠達は裂界に走り出していった。

しかし…

 

バンッ!

 

「うわっ!」

翡翠は謎の砲撃でダメージを受けた。

「翡翠!」

「クソッ、どっからだ!?」

翡翠は辺りを見回すと、屋根にガンロイドが現れた。

「ガン!ガン!」

「レギオロイド…デクターか!」

「大丈夫か?」

「御影、先に行っててくれ。後から合流する!」

そして翡翠はそのまま走って行った。

 

ブローニャは急いで他の部隊に連絡をする。

「警備中の全部隊に次ぐ!逃亡犯が南に向かって逃亡中!通路を封鎖し、逃亡者を捕獲せよ!」

 

翡翠は止まらず走り続ける。

「ふっ!」

銃を構えて発砲するシルバーメインの兵士達の頭をジャンプしながら乗り継いで行く。

途中で見つけたスケボーに乗って坂道を下っていく。

「発見した!構え!」

屋根の上からシルバーメインの兵士達が銃を構えている。

「チッ…追ってきやがる!」

そのまま坂道を下り続けて、路面電車を吹き飛ばす翡翠。

そのままスケボーから降りて、そのまま走り出す。

「…まだ追ってくるのかよ!」

すると、壁を壊して戦車が現れた。

「ええ!?ここまでするか!?」

翡翠は止まらず走り続けて、ワイヤーを飛ばす。

「オラよ!」

ワイヤーを戦車に飛ばし、そのまま蹴り飛ばした。

その戦車はガンロイドの上に激突し、爆散した。

「それじゃあな!ブローニャ!」

そして翡翠も遅れて裂界に入った。

 

「翡翠…」

「…今度は逃さないから…」

ブローニャは銃を握る手が強くなった。




翡翠
色んな意味で懐が広い男。色んなヒロインの好感度を上げる。

ブローニャ
翡翠とデート(?)する事になる。色々あって翡翠に好感を持つ。

ガンロイド
銃を撃つ事に特化したレギオロイド。

Escape From The Cityは名曲。みんな聞いてくれ。

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