「……………」
「どうしたのなのか。元気無いぞ?」
「…なんでもないよ。」
「本当か?疲れたら休んどけよ。」
「ホントに大丈夫だって…20話始まるよ。」
○○○○○
「んー…」
翡翠はあくびをしながら朝の散歩に出向いていた。
「…あ、飯屋がある。」
翡翠は道中で飯屋を見つけた。
それと同時にメニューと睨めっこしている符玄も見つけた。
「おーい符玄。何してんだ?」
「あら、翡翠。今から朝食なの。」
「朝食か…」
翡翠は自分の腹に手を当てる。
胃は食べ物を欲しそうに鳴った。
「…じゃ、遠慮無く…」
翡翠が席に座ろうとすると、何処からかなのかが走ってきた。
「翡翠ー!ウチも食べるー!」
「おっ、なのか。折角だし…三人で食うか。」
翡翠はそう言って椅子に座った。
それを裏目に符玄となのかは睨み合っていた。
(翡翠といいムードにはさせないよ…)
(三月…こいつ…!)
翡翠はメニューを確認する。
「どれにすっかな……」
メニューは鯖味噌、ラーメン、エビチリ、チャーハン、ポテトだったりがあった。
(…羅浮って和食ばっかりだと思ってた。意外と色々あるな。)
「…ドネルケバブにするかぁ…」
「じゃあウチも!」
「私も同じやつで。」
翡翠がそう呟くと、二人も便乗した。
「お、おう…ドネルケバブ三つ…」
「かしこまりましたー!」
しばらくして店員は注文されたものを持ってきた。
「では、ごゆっくりー!」
食器が机に置かれた。
「〜♪やっぱりケバブにはチリソースだよね。」
「…は?何を言っているの?ケバブにはヨーグルトソースよ。」
なのかと符玄は睨み合い、バチバチと火花が散っていた。
「お、おい…こんな時に喧嘩するなよ…」
「翡翠はどっち」
「え」
「「え、じゃない!!」」
「え、えーと……俺は……」
翡翠が言い淀んでいると、なのかはチリソースを進め、符玄はヨーグルトソースを勧めてきた。
「お、おい!俺は……」
「早く!」
「どっち!」
二人が翡翠のケバブにソースをかけようとしている。
「チリだよ!」
「ヨーグルトよ!」
二人が容器を近づけてくる。
「えっと…」
翡翠がそう言いかけた時、二人の手が滑り、両方のソースがケバブにかかってしまった。
「あ……」
翡翠は困惑した表情を見せた。
「あー!なんて事してくれたの!」
「元はといえばお前が悪いでしょ!?」
二人は睨み合い、口論になった。
「あ…はは…別に俺はこのままでいいよ…」
翡翠はソースをミックスさせてそのまま食べ始めた。
「あ、ちょっと!」
「もう、仕方ないわね。」
なのかはチリソースを、符玄はヨーグルトソースをケバブにかけて同時にケバブを口に入れた。
「「「……………」」」
三人の間に気まずい沈黙が流れる。
その空気を変えるように翡翠が立ち上がった。
「そろそろ戻るか…」
「そう…ね…」
「うん…」
三人は食事を終えて、御影達の元に戻った。
☆☆☆☆☆
「……おはようございます。」
「あっ、おはよう。」
彼と共に私は目が覚めた。
外を見ると、日差しが眩しい快晴だった。
「…朱雀、また雲騎軍に戻るの?」
「…別に…俺は大義の為に戦ってるわけじゃないんですよ…」
彼の瞳は少し曇って光が見えない。
「…………」
彼は制服に着替え、扉を開けて去ろうとした。
「あのさ…」
「…なんです?」
「…気が向いたら…また…ここで会わない?」
私が冗談混じりでそう伝えると、彼は静かに頷いた。
どうしてだろう、彼のことが気になって気になって仕方ない。
今日あった他人という関係のはずなのに、どうしてこんなに彼が気になるのかな。
…………………………
○○○○○
翡翠達が戻り、御影達と合流した。
「遅いぞ。」
「悪い悪い。」
御影と翡翠が話し合っている最中、何処からか爆発音がした。
「なんだ!?」
翡翠達は急いで爆発音のした場所に向かった。
「…!?」
そしてホテルから出た朱雀も同じく爆発音を聞いていた。
そして無我夢中で走り出して行った。
爆発音のした場所に行くと、そこではワープロイドとデクターが街を破壊して回っていた。
「デクター様!こんな調子でいいんですかい?」
「ええ、完璧ですワープロイド。そのまま人間達を押し潰していきなさい。」
「ハッ!」
そう言ってワープロイドは瓦礫を上空にワープさせて逃げ惑う人間達にぶつけていった。
「そこまでだ!」
翡翠達が武器を持って見参する。
朱雀も剣を構えて別方向から走ってきた。
「…デクター!ここでも暴れ回ってたのか!」
「おやおや開拓者の諸君。久方ぶりですかね。」
デクターはいつもの調子で翡翠達と会話する。
「…ふむ…どうやら邪魔者が三人ほど増えているようですねぇ。」
「俺たちのことか…」
「調子に乗っちゃって…」
ゼーレとアクセルは武器を構えて警戒態勢に入る。
「…折角です。取引しましょう。」
「取引…?」
「ええ。私はこれから星核の力で、この舟を全て破壊します。」
「しかし、それと引き換えに、失った命を再び再起させてあげましょう。」
それを聞いた朱雀は驚いた表情をし、翡翠は拳を握った。
「ふざけるな!死んだ人間を蘇らせるなんて!」
「命の冒涜…死すべし!」
御影と翡翠は剣をデクターに向ける。
「…ふふっ、やはりそうですか…ま、いいでしょう。」
「では…また…」
そう言ってデクターは去っていった。
「…!待て!」
朱雀はデクターの後を追った。
それを見たなのかと翡翠は、慰霊碑であったあの少年だと確信した。
「あいつ…」
「余所見!禁物!」
ワープロイドは瓦礫を上空にワープしてゼーレ達に降り注がせた。
「きゃあ!」
「なの!」
翡翠はなのかを庇うように覆い被さるが、その直後に瓦礫が砕け散った。
「…?」
「援護するわ。」
「助かる符玄!」
翡翠は符玄に感謝を述べ、そのまま走り出して行く。
「同時攻撃だ!」
「おう!」
御影とアクセルによる攻撃がワープロイドに迫る。
しかし、直後にアクセルとワープして御影達はお互い攻撃を受けてしまった。
「クソッ…厄介だな…」
「……!そうだ…あれが使えるかも!」
星は急いで姫子に連絡した。
「姫子!例の武器お願い!」
星がそう言うと、空からコンテナが落ちてきた。
そのコンテナを壊し、中からガンランチャーとビームライフルが入っていた。
「これなら…どう!?」
星はガンランチャーを前に連結させて散弾を放った。
「!?ぐぼぉ!」
その攻撃でワープロイドはダメージを受けた。
「やっぱり…あいつがワープさせられるのは物体だけなんだ。」
「それが分かれば、こいつでトドメだ!」
翡翠達はカイタクバスターを連結させて、ワープロイドに向ける。
「バニッシュ!」
極太のビームがワープロイドに命中し、断末魔を上げながら爆散した。
すると、何処からか謎の虫が飛んできた。
その虫は矢のような細長い胴体にコウモリを思わせる羽を持ち、巨大な単眼を持つ奇怪な姿をした虫だった。
「なんだ?」
その虫はワープロイドに引っ付き魔法陣のようなものを描きながら、巨大化していった。
「うおお!謎パワーで元気100倍!」
「ゴウジュウジンで行く!」
翡翠はゴウジュウジンに乗り、残った五人はカイタクオーに乗り込んだ。
「行くぞ!」
『よっしゃ!来い!』
巨大化したワープロイドに猛攻を仕掛ける翡翠達。
『ワープ!オン!』
しかしワープロイドはゴウジュウジンと位置を変えて再び同士討ちを狙い始めた。
「クソッ!巨大化しても使えるのか!」
「だが!弱点は変わってないはずだ!」
カイタクオーはツルハシ型の武器をワープロイドに投げた。
『何度やっても無駄無駄!再ワープ!』
ツルハシをワープするワープロイド、しかし次の瞬間にはゴウジュウジンのドリルが迫って命中した。
『グベェ!なんでぇ!?』
「頭を使わなきゃな。」
御影はワープロイドを煽った後、剣にエネルギーを溜め込んで切り裂いた。
「こっちも受け取れ!」
ゴウジュウジンのドリルも炸裂し、ワープロイドはそのまま爆散していった。
「勝ったな。」
…………………………
その頃、朱雀はデクターを追いかけていた。
「待て!」
「ん?おや、あなたは雲騎軍の…」
「さっきの話って…本当なのか?」
先程聞いた話を述べる朱雀。
「おや、協力してくれるのですか?」
それを聞いた朱雀は了承する。
「家族が生き返るんだろ…だったら…なんだってやるさ…」
彼の瞳には黒く濁り、底知れない闇があった。
ケバブ論争はただ入れたかっただけ。
ストーリーが崩壊した。
ホタル実装されますね。やったぜ。
【追加形態】
バスターキャノン
レイジアン工業が開発した星専用の武装。ガンランチャーとビームライフルの二種類の武装を連結させ、散弾や高出力エネルギー砲を放つ事が可能。