「「「「「おめでとう!!」」」」」
「さて、今回はそんな時に何やら不穏な空気が…」
「まあまあ、21話始まるぞ!」
☆☆☆☆☆
「…うーん」
俺は符玄となのかと共に広場に向かっていた。
「な、なんだ?」
「異空間のゲートみたいに見えるわね。」
俺はそのゲートに近づく。
すると…
「うわっ!」
「ええ!?」
茶髪の男が出てきて俺に飛び込んできた。
「「!?」」
「いてて…ごめん…」
男が謝罪してくるが、俺は怪我をしなかったので無問題だ。
男がジャンプして俺から退いた。
「悪いな。後ろの二人にも。」
「?」
俺が後ろを振り向くとなのかと符玄が何かビリビリしていた。
「何怒ってんだ?」
俺が口を開くと、二人は一息ついて表情が戻った。
「…別になんでもないよ。」
「ええ。なんでもないわ。」
「?そっか……」
俺は男の方を向く。
「あそこから出てきたのか?」
「ああ。俺は玄鳥。テイワットの璃月出身だ。」
「テイワットか!いいよなぁ、俺も行ったけど綺麗な場所だったぜ。」
「おー!ありがとな!俺の家往生堂って言ってさ。暇だったら来てくれてもいいぜ。」
俺と玄鳥は握手を交わした。
なんやかんやで話が合うなぁ。歳も一歳ぐらいしか変わらなそうだしな。
「…あ!ちょっと探してる敵が居るんだ。」
「…どんな奴だ。」
その話を聞いた俺達は少し険しい顔になる。
「…!あっちだ。」
玄鳥が何かを感じ取って向こうに走り出して行った。
「追うわよ。」
符玄となのかがすぐに玄鳥の後を追う。
俺も後を追いかけた。
「……あそこに居るわ!」
「……?」
符玄が指を刺すと、そこにはデクターとレギオロイドが居た。
「おやおや、また来たのですね。」
デクターはパソコンを弄って俺たちの方を向かなかった。
「同時攻撃だ!」
「おっしゃ!」
玄鳥は胸から炎の剣を取り出して、共に翡翠と切り掛かった。
………しかし、隣から剣が突き刺さって弾かれた。
俺はギリギリ着地に成功し、玄鳥は易々と着地した。
「お前は…!」
影から出てきたのは、雲騎軍の朱雀だった。
「朱雀…」
「………」
「…知り合いか?」
「ああ…だが何故…」
「嘘でしょ!?まさか…操られてるんじゃ!?」
なのかがそう言うが、朱雀は静かに否定した。
「いいえ、俺が望んでやっている事です。」
「…はあ!?あんた…どう言うつもり!?」
「…あんたらに答える義務はない!」
そう言って朱雀は俺たちに向かってきた。
しかし、玄鳥が剣で俺を守ってきた。
「…安易な闇堕ちは…駄目だぜ!」
「あんたに分かってたまるか!俺の気持ちが!」
二人がぶつかり合う。
「…可哀想な奴だな。奴の駒として使われてさ。」
「五月蝿いッ!!」
朱雀が剣を乱暴に振る。
しかし、玄鳥はそれを軽々と受け流していた。
「そんな腕で!」
玄鳥は朱雀の剣を叩き割って、腹に蹴りを入れた。
「ぐふっ!」
朱雀は地面が抉れるぐらい吹き飛ばされた。
「おやおや…ズオズロイド私たちは撤退しますので。あと頼みますよ。」
『了解でぇぇす!』
朱雀はデクターに近づいて撤退した。
ズオズロイドは剣を握ると、剣の刀身が赤くなった。
『行くぞ!』
ズオズロイドは剣を向けてこっちに走ってきた。
俺達は剣を構えて応戦する。
『ウィヒヒー!切り刻んでやるズオズー!』
「こいつ…なんか口調変わってない?」
「気にするのはあと!」
符玄が念能力でなのかの弓を強化し、なのかは天に向けて矢を放った。
「翡翠!剣預ける!」
「え!?」
玄鳥がもう一方の剣を俺に投げてきた。
俺は既に両手に剣を持っていたので仕方なく口で咥えることにした。
「…
「行くぜズオズやろう!」
玄鳥は剣を構えて、ズオズロイドに猛攻撃を仕掛けしてきた。
『!?』
玄鳥の猛攻撃で、怯み続けるズオズロイド。
「翡翠!」
玄鳥が俺の口から預けていた剣を持って、再び走って行った。
「あ、おい待てよ!」
俺も玄鳥を追って走り出していく。
『貴様ァ!ここで死ねッスー!』
ズオズロイドの攻撃を掻い潜り、俺達は連撃を繰り返していく。
『お前……!』
「くたばれ!」
玄鳥の炎の剣による薙ぎ払いが命中した。
『グワアアアアアアア!!』
ズオズロイドはそのまま爆散した。
「…よし!」
「やったな。」
俺達は手を合わせた。
「おーい!」
すると、遅れて御影達もやってきた。
「遅いぞー?もう倒しちまったし。」
『クソッ…!貴様らァ!』
爆破後から謎の影が歩いてきた。
その姿は何処か昆虫を思わせる外観だった。
「ヴレドラン…」
『玄鳥ィ!またもや貴様にやられるなど…許さんッ!』
ヴレドランと呼ばれる怪物はズオズロイドが持っていた武器を再度握り、構えてきた。
「…翡翠。あいつは強い。気をつけろよ。」
「…分かった。」
奴がこっちに突進してくるのを見計らって、交互に回避した。
「食らえ!」
「やあっ!」
星のバスターキャノンとなのの矢がヴレドランを襲うが、それを軽々と回避して衝撃波を放ってきた。
「くっ…」
「炎か…!なら俺だって!」
アクセルが対抗意識を燃やして大剣を展開して炎の刃を展開した。
「おりゃあ!」
『ふんっ!』
二つの刃がぶつかり合い、辺りに火花が飛び散った。
「隙あり!」
ゼーレと俺が高速移動して、両隣からヴレドランを攻撃した。
『無駄だ!』
ヴレドランは一瞬アクセルの剣を地面に叩き伏せて、回転斬りで俺達を吹き飛ばした。
それにカウンターを仕掛けるようになのかと星による攻撃が繰り出された。
しかし、ヴレドランはそれを平然と弾き返した。
「くっ…こいつ強いぞ!」
『当然だ。お前達と我では、戦闘経験の差が開けている。当然なのだよ。』
ヴレドランは煽るように答え、街に向かって剣を振り翳した。
熱による斬撃が街を破壊していく。
「相変わらずだな。ヴレドラン。」
すると、炎の剣を持った玄鳥が前に立った。
その炎の剣は勢いを増し、太陽のように熱そうだった。
『その炎の剣…貴様…』
「…復活しても…やる事は同じってわけか…」
「俺はお前を許さない!」
玄鳥は剣を構えて、走り出して行った。
『グッ!』
「はあ!」
玄鳥の剣はヴレドランの剣よりも熱量があるのか、剣を溶解してそのまま切り裂いた。
『グバァ!』
「大丈夫か?」
「…へっ誰に言ってる。」
俺達はなんとか立ち上がって武器を構える。
『愚かな…!捻り潰してくれる!』
「来るぞ!」
接近するヴレドランに抵抗して、二人は回避して星の至近距離の散弾を浴びせる。
その背後から、ゼーレとアクセルの同時攻撃を繰り出した。
「それっ!」
「そこよ!」
符玄となのかの攻撃が両隣から繰り出され、ヴレドランは吹き飛ばされた。
『グワアアアアアアア!』
「そろそろトドメと行くぜ!」
「アセンブル!カイタクバスター!」
「剣よ…燃え上がれ!」
『くそぉ!我がこんなところで…!』
「バニッシュ!」
「焔の波動ッ!!」
俺たち七人の合体攻撃がヴレドランに命中した。
辺りは爆炎に包まれ、ヴレドランは炎上した。
『まただ!我はこんなところで…!』
『こんなところで死んでたまるかァァァァ!!』
ヴレドランはそう断末魔を残して、爆散した。
………………………………
「ありがとう。お陰で助かったよ。」
俺達は再び握手を交わした。
「こっちこそ助かった。」
「…玄鳥…だったな。強いな。」
「いやぁ…今までいっぱい戦ったからなぁ。」
玄鳥は照れて頭を掻いた。すると、ゲートから声がしてきた。
『玄鳥!ここに居る!?』
「胡桃?どうしたんだ?」
『今日はスメールでニィロウの踊り見るんでしょ!早く行くよ!』
そう言ってゲートから玄鳥の手を掴む腕が伸びてきた。
「うわっ!引っ張んなって!」
『ほら!早く行くよ!』
「わ、分かったよ!じゃあなみんな!」
玄鳥はそう言い残してゲートに引き込まれて行った。
それと同時にゲートは閉じて無くなった。
「不思議な奴だったな。」
「なんやかんやで…他人じゃないって言うか…」
星と御影がそう言い、見合って笑った。
しかし、俺達は朱雀の事が気になっていた。
「…朱雀…」
次会う時は、詳しいことを聞かなければ…
俺はそう思い、拳を強く握った。
………その手に血が出てることにも気づかずに……
○○○○○
「ほう、奴らが開拓者か…」
「長髪ちゃんに眉毛ちゃん…星核ちゃんに不思議ちゃん…ん〜♪会うのがたのしみだよねぇ〜♪」
「…そうだな。」
それを遠くから見つめる二つの影…
彼らが邂逅する時、物語が交差するのであった……
【今回のゲスト】
玄鳥
CV:福山潤
胡桃の幼馴染。異世界ゲートからやってきたテイワットの少年。今までの戦いを経て熟練の戦士と化した。
胡桃
CV:高橋李依
玄鳥の幼馴染。ゲートから手を伸ばして玄鳥を連れ戻した。
ヴレドラン
玄鳥の宿敵。ズオズロイドの中で体を修復していた。
ズオズロイド
特殊なズオズ。炎による攻撃を得意とする。喋り方が毎回変わる。
叢雨・花火
CV:小西克幸・上田麗奈
ピノコニーに住む者達。翡翠達を遠くから見つめていた。
この時、瓦礫に捕まって死にかけだった。