【本編完結】開拓者のとある物語   作:サツキタロオ

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少年は夢を見ていた。

宇宙ステーションでの邂逅のあの日……

彼らの冒険はここから始まった。


episode.28+:リフレイン

 

宇宙は、ビッグバンという超爆発から誕生したと言われている。

 

それと同時に『星核』も誕生した。

星核は、人々に恩恵をもたらす一方で、世界に害を及ぼす、未知のエネルギーでもあった。

 

そんな世界で、命懸けの冒険に今日も旅立つ者がいる。

 

この宇宙に潜む巨大な危機から人々を守る為にあらゆる困難を乗り越える冒険者達の事を…

 

人々は…『開拓者』と呼んだ!

(呼びません)

 

☆☆☆☆☆

 

俺は宇宙ステーションを観光していた。

つい最近来たばかりだが、やはり宇宙でも息ができるのは凄いと感じた。

「うおっ!」

突然コロニーが揺れ、俺は体勢を崩してしまった。

「な、何だ!?」

俺は立ち上がり、辺りを確認する。

 

すると、空間から"何か"が飛び出してきた。

「何だこいつら…?」

そう呟くと、"何か"が俺に攻撃してきた。

「うわっ!危ねぇな!」

俺は敵の攻撃を軽々と攻撃を回避する。

未知の敵…武器はあるが…戦うにしては不利すぎる…

「何だか知らないけど…退散!」

俺はそのまま逃げていった。

 

そのまま"何か"から逃げる。

そして広い空間に出るが……

「うえっ!?」

「え!?」

俺は誰かにぶつかってしまい、そのまま尻餅をつく。

「いったぁ…もう!何するの!?」

怒る声が聞こえてきた。声的に少女の声だった。

俺は前を向くと、そこにはピンクの髪に白を基調とした服を着た少女が俺と同じく尻餅をついていた。

「わ、悪い…前見てなくて…」

「あ、ウチもごめん。ウチも周り確認できてなかったから…」

「あ、ウチは三月なのか。よろしくね!」

「なのか…か…俺は翡翠。よろしくな。」

少女は三月なのかと名乗った。俺はなのかから差し伸べられた手を掴んで立ち上がる。

 

 

俺はなのかにどう言う状況なのか聞いた。

それに対してなのかは口を開いてくれた。

「この宇宙ステーションが反物質レギオンの襲撃を受けたから、ウチら列車組がこのピンチを解決する為に来たって事!」

「へー…」

どうやら敵が来て困っている様子らしい。もしかしてさっきの敵か?そう考えていると、奥から少女が歩いてきた。

しかも、少女の手にはバットが握られている。

「ん?なのか。その人は?」

「あ、星。この人は翡翠だよ。」

「翡翠…よろしく翡翠。私、星。」

「お、おう…」

随分、大雑把な少女だった。星は。

気にしたら負けだと感じ、俺はすぐに忘れることにした。

「なのか。この先のルートは分かったよ。」

「そう?じゃあ急ご!」

そして星に着いて行くなのか。すると、俺の手を引っ張ってきた。

「あ、あんたも行くの!」

「え!?俺も!?」

だいぶ大胆な女だな。

「…なあ、なのか…さん?」

「敬語は要らないよ。なのかでもいいし、三月でもいいよ!」

「じゃあなのか。聞くけどさ。これから俺達どうなるんだ?」

「えっと…まずはレギオン達を倒して…それから…」

なのかはしばらく悩み、考えをまとめようとするが…思い付かずに愛想笑いした。

「た、丹恒に聞けば分かるかなぁ…あはは…」

なのかは笑って誤魔化した。大丈夫かな。

 

そしてしばらく歩いて行くと、開けた場所に出た。

中央部では、ホログラムが回転していた。

「すげぇ…」

その後も歩き続けて、エレベーターに辿り着いた。

「…………」

なのかがパネルをポチポチと弄る。

しかし、反応は無い。

「……どうしたの?」

星がなのかに問いかける。

「壊したのか?」

俺もその事を聞いてなのかが振り返った。

「ウチじゃないからね!?絶対、反物質レギオンのせいだもん!」

「はいはい…」

 

「はあ…ここに万能な丹恒先生が居ればなぁ…丹恒はね、不思議な事をたくさん知ってるし、エレベーターだって直せる…」

「それは俺でも無理だ。」

後ろから長身の男性と、翡翠と同じ身長の少年が現れた。

それに対してなのかは驚く。

「わっ、なんでここに居るの!?…どうしてウチらより早いの?」

「別の通路を通ったからな。」

少年はそう言った。

それに対して俺はなのかに小声で言った。

 

「あいつは?」

「御影。私と同じくここで倒れてたの。」

「倒れてた?」

 

こんな宇宙ステーションにあんなやつを放っておくのか…最近の世の中は世知辛いなあ…

すると丹恒が口を開いた。

「アーランは少し負傷していたが、無事だった。」

「よかったぁ…アーランならエレベーターの動かし方を知ってるかな。」

「防衛課の責任者だから知っているだろう。」

「じゃあ、彼と合流しよう!」

なのかが先導して走って行った。それに対して俺は口を開いた。

「行き方知ってるのか?」

「あ…」

あの言い方だと多分知らないだろう…。

なのかはそれに気づいて顔を赤くして頭を掻いた。

「ウチとした事が…失敗失敗…」

「俺に着いてきてくれ。道なら知っている。」

そして丹恒が先導する。

俺は丹恒に着いて行こうとすると、御影に名前を知りたいと言われた。。

「お前、名前は?」

「俺は翡翠。よろしくな。」

「……御影だ。精々、お互い死なないように頑張ろうぜ。」

「……ああ。」

話しかけ辛い印象を御影に持っていが、話しかけられると意外とそうでも無かった。見た感じ俺と同じく年齢そうだし、仲良くなれそうだ。

そんな事を気にしながらも、俺達はアーランと言う者の元に向かった。

 

……………そして、ここから俺たちの冒険が始まった……。




第一話を再編集しました。

……特にストーリーとの関わりもないので+をつけて分かりやすくしてあります。
次から第三章です。

乞うご期待!
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