【本編完結】開拓者のとある物語   作:サツキタロオ

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「翡翠が居なくなってから2日経ったな。」

「その間、なのかはすぐに二刀流をマスターしたがな。」

「ああ、やっぱり地頭だけはいいんだろうな。」

「ちょっとどうゆうことそれ!?」

「あーあーなんでもねーよ。35話始まるぞ。」


episode.35:護醒者、降臨

 

☆☆☆☆☆

 

「ようやく再生ができたようだ…げっへっへっ…」

 

「なんだ…こいつ…」

壁から出てきたのは、謎の怪人だった。

蜘蛛のような見た目で、尚且つ火薬の匂いを漂わせた怪人だった。

「ホタル、ここは離れよう。」

「うん…。」

俺たちはそいつから隠れるように、その場を後にした。

 

○○○○○

 

怪人は辺りを見渡していた。

「この土蜘蛛のラ蛮チュラ様をここに閉じ込め、挙句封印までするとは…ファミリーは恐るべし…」

「しかし!今や復活した我に敵はいない!我らの計画の為、この星を汚染し尽くしてやろう…!」

そうラ蛮チュラは高笑いする。

「そうはいきませんねぇ」

「何者だ!?」

ラ蛮チュラは後ろを振り向くと、そこにはデクターがおり、デクターはすぐさまケーブルをラ蛮チュラに突き刺した。

 

「!?貴様…何を!?」

「貴方には実験台になって貰いますよ。この素材を使ってね。」

デクターが指を鳴らすと、何処からかラ蛮チュラと似た怪人が出てきた。

 

「シャドーピープルのプペシコ羅…モスマンのアカズメウ巣…ジャージーデビルの毛モン…チュパカブラの武レンキ…ビックフットのキン愚ゴン…ツチノコのトマレ図…モンゴリアンデスワームの兜テト…我が同胞に何をした…!?」

怒りを見せるラ蛮チュラ、しかしデクターは顔色変えずに話す。

「簡単な話ですよ。彼らを…こうするのです!」

そう言ってデクターは七体の怪人をラ蛮チュラに吸収させた。

 

「ぐっ…グオオオオオエ!!」

ラ蛮チュラの全身に怪人が結合されていき、そのままレギオロイドと化してしまった。

 

「漲る……力が漲るぞぉ!」

「さてさて、UMAロイド。この街を破壊し尽くしなさいそれが本来の目的でしょう?」

「…ああわかっているさ。ぬんっ!」

右腕を建物に向けて、衝撃波を放ち、その建物を倒壊させた。

「ふはははは!この力、我が計画のために使わせてもらおう!」

そう言ってUMAロイドはそのまま何処かに跳んで消えてしまった。

それを見たデクターは端末を見てデータを確認する。

「おやおや、自我が強すぎて消去できませんでしたか。」

「まあいいでしょう。データは取れますしね。」

デクターはそう言い残して何処かに立ち去った。

 

 

☆☆☆☆☆

 

俺たちは逃げていると、後ろから爆発音がした。

「くそっ、さっきの奴か!」

「あれは一体…」

すると、左からなのか達の声が聞こえてきた。

「翡翠〜!」

「なの!」

俺がなのかの方を見る。すると、服装が羅浮風になっており、腰には二刀の剣を携えていた。

「翡翠、無事だったんだな。」

「ま、生きてたんだな。」

アクセルと御影に肩を叩かれる。

「ホタル!翡翠と会えたんだね!」

「ホタル、こいつに変なことされてない?」

「ゴミ箱漁ってなかった?」

星とゼーレがホタルに問い詰め、ホタルは首を横に振った。

二人は俺を何だと思ってるんだ……

 

「…にして何だあの爆発音は…」

「多分、奥に居る変な奴のせいだと思う。」

「なるほどな…よし!みんな行くぞ!」

そうアクセルが言って先頭を突っ走って行った。

「ホタルはここに残れ!」

俺はそう告げてそのままその場を後にした。

 

…………

 

その元に向かうと、何やらレギオロイドが青年と少女と戦っているのが見えた。

少し堅物そうな眼鏡の青年と、赤い服を着た怪しげな雰囲気を出す少女だった。

 

「くっ……こいつ……強いぞ。」

「もぉ〜…花火達を手間取らせる気〜?」

「アイツらとも連絡がつかない……くっ……このままでは…」

「ハッハッハ!あの男から授かったこと力で、貴様ら事消し飛ばしてくれる!」

レギオロイドは巨大なエネルギー弾を二人に向けて放った。

 

俺とアクセルと御影がすぐさま飛び出し、剣で防御体制に入った。

 

「!?」

「今のうちに攻撃しろ!」

アクセルがそう叫び、青年がすぐさま銃を連射する。

勢いが弱まったエネルギー弾を避け、倒れ込んだレギオロイドの前に立った。

 

「このUMAロイドをここまで追い込むか!」

「ゲッハッハッハッハッ!面白い!お前たちの事は覚えておくぞ!」

UMAロイドと名乗ったそいつは高笑いして、地面に潜って逃げてしまった。

「逃げられたか…」

青年はそう呟いて、何処かに去ろうとした。

俺はすかさず肩を触って止める。

 

「おい、さっきの状況を説明してくれないか?」

「…………」

「奴のことは俺達も気になってるんだ。詳しく教えてくれ。」

 

「……いいだろう。」

青年はそう言って、自己紹介をしてくれた。

「俺は叢雨。こいつは花火。俺たちはピノコニーの住人だ。」

「よっろしっくね〜♪」

花火と言う子の少し煽っているような声とクールな雰囲気をした叢雨の声が同時に来て少し思考停止するが、直ぐに冷静になって話を聞いた。

「奴らは、アヤカシ集団『犠獄集会』。このピノコニーがカンパニーの管理下に置かれているよりも遥か昔の存在だ。」

「本来なら今も封印されてたんだけど〜、部外者に封印が解かれちゃったの!」

「奴らは…この星を汚染し、我が物にしようとしているのだ。」

聞いている限り、封印してた敵が目覚めてピノコニーを侵略してるから、戦ってるという訳だ。

 

「……しかし、奴は自らをUMAロイドと名乗った。……これはどういうことだ?」

「……恐らく、星核ハンターのデクターって奴のせいだ。あいつはそいつらの開発者だからな。」

「じゃあつまり、そのデクターって人があのアヤカシを強くしちゃったってこと?」

「だろうね。あんなにおぞましい敵を見たの、ウチは初めてだよ。」

 

そんな事を言っていたら、突然辺りが揺れた。

恐らくUMAロイドが現れたのだろう。

「行くぞ!」

俺は先頭を走って、振動した場所に向かった。

 

…………

〇〇〇〇〇

 

八人がUMAロイドの元に向かい、すぐに武器を構えた。

叢雨は左手のブレスレットの機能を使い、両手足にアーマーを装備した。

「行くぞ!」

叢雨はそう言って駆け出した。しかも、その速度は先程の二倍以上だった。

「ふんっ!貴様ッ、如きに!負けることは!無いのだ!」

UMAロイドはその剛腕で叢雨と互角の戦いをした。しかし、叢雨が少し押されているようだった。

「援護する!」

翡翠は朱激龍になり、背後から攻撃する。

 

「何!?」

「ファイヤー!」

叢雨は両手を合わせて衝撃波を放ち、UMAロイドを吹き飛ばした。

「ぐっ…」

UMAロイドは攻撃を受け、その場に倒れ込んだ。

「今だ!」

翡翠はすぐさま全員に呼びかけ、カイタクバスターを持つ。

 

花火と叢雨は懐からカードセルラーを取り出し、カードを装填した。

すると、何処からか飛んできた動物の頭を模した頭部が二人の手に現れ、二人は銃身に取り付けた。

 

「「ランドヘッダーシュート!」」

 

「バニッシュ!」

翡翠はそう叫び、巨大なエネルギーをUMAロイドにぶつけ、叢雨達もヘッダーの攻撃を加え、UMAロイドは体から火花を出してそのまま爆発した。

「ぐぅぅぅぅ!!」

「よしっ!」

ゼーレがグッと拳を握る。しかし、UMAロイドはそれでも立ち上がった。

「まだだ…!我の計画を…こんなところで…終わらせるわけにはいかんのダァ!」

すると、ビービ虫がUMAロイドの身体中に噛みつき、巨大化していった。

 

「よぉし、テンクウゴウリュウジンだ!」

六人はテンクウゴウリュウジンに乗り込み、ドリルとキャノン砲で迎撃しながら突撃していった。

UMAロイドによる激しい猛攻に苦戦するテンクウゴウリュウジン。

 

「くっ…!なの!星!ゼーレ!カイタクオーに乗ってくれ!」

「うん!」

三人はカイタクオーを召喚し、それに乗り込んでテンクウゴウリュウジンの援護を行なった。

「せやっ!」

ゴウリュウジンのドリルが胸部に命中し、そのまま転倒するUMAロイド。

「今だ!」

テンクウゴウリュウジンの発射口が展開し、UMAロイドに狙いを定めた。

 

「バレットストリームッ!!」

御影の声と同時に無数の弾丸がUMAロイドに命中し、電撃を出しながら倒れ伏していった。

「ぐはっ!」

そう言い残し、UMAロイドは爆散した。

 

 

…………………………

 

「助かった。礼を言おう。」

「いやいや、こっちも助かったぜ。」

翡翠と叢雨は握手を交わす。

 

それを遠目から見る、謎の影があった。

 

「おい…今度は奴らでギャンブルだ…」

 

そう言い残し、その影達は消えていった。




ピノコニー編の中盤になりました。

……ホタル実装されますね。
やったね!
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