【本編完結】開拓者のとある物語   作:サツキタロオ

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「温泉気持ちよかったなぁ〜。」

「うん。俺とアクセルはだいぶボコされたがな…」

「でも、なのかと翡翠は雰囲気が出てきたけど?」

「うーん…早く付き合ってイチャイチャしてるとこ見たいな。」

「それは同感。…さて、前回は温泉に続いて今回は海だ!」

「…やることは決まってるぜ…さて、45話始まるぞ!」


episode.45:燃えろ!開拓者

 

☆☆☆☆☆

 

「海だー!」

 

「青い空!」「白い雲!」

 

「「そして光り輝く太陽ッー!!」」

 

海に来たらアクセルと御影がはしゃぎまくって海に突撃していった。

「…ははは…あいつら元気だなぁ。」

「…にしてもなのかは何処なんだろ?」

辺りを見回すがなのかの姿は見えない。

 

「翡翠〜!」

すると、なのかの声が聞こえてきた。

しかも、随分と際どいフリルのついたビキニだった。

「えへへ…どうかな?」

「に…似合ってる!」

それを聞いたなのかは嬉しそうに微笑んだ。

「そう…よかったぁ…翡翠が好きかなと思って選んだから…嬉しいな。」

「うん!なのにピッタリだよ!」

しかし、後ろから殺気がしてビクッとする。

「ひーすーいー?アタシも水着選んだんだよ?」

「…ホ、ホタル…」

俺が後ろを振り向くとホタルも可愛いレディースのビキニだった。

「アタシは似合ってない?」

「ホタルも似合ってるよ…」

すると二人が少しジト目で見てくる。

「な、なんだよ!?本音だぞ!?」

「…いや、翡翠らしい回答だなって。」

「…え、ええ…?」

俺は戸惑いながら砂浜を歩いた。

 

 

……………

 

○○○○○

 

「ふむ…ここは羅浮ですが…」

サムはディペクトと共に洞穴の中に入っていった。

「…ここに我が開発した『スカイフィッシュ』を使い、レギオロイドにしてほしい。」

「は、しかし…端末が無ければレギオロイドは…」

「問題無い。」

ディペクトはサムにタブレット端末を渡した。

「デクターの奴を改良し、レギオウィルスはその端末に内蔵されたものだ。上手く使うといい。」

「…やってみましょう。」

サムはケーブルをスカイフィッシュに投擲して接続する。

「レギオウィルス『弾く』、インストール。」

『スカイフィッシュロイド、スカイフィッシュロイド、スカイフィッシュロイド』

 

「yea!マスター!俺はどうすりゃいいんだい?」

「あなたは人間たちに混乱を招きなさい。」

「OK!」

スカイフィッシュロイドはそのまま飛び去っていった。

「ふむ…あのような性格で大丈夫でしょうか…」

「問題無い。やられたところで、また作り出せばよいからな。」

 

…………………

 

「…ふぅ…」

翡翠と秋織は日に焼けていた。

「…にしても、あの三人元気すぎじゃない?」

「…なのたちの事か?」

二人は起き上がって、なのか、ホタル、雲璃が海で遊んでいるのを観察した。

「…ところで、演舞典礼がもうすぐやるらしいぜ?」

「ああ。俺らは知らなかったけど叢雨たちが参加するらしいからな。」

「ふーん。そういや、朱雀から聞いたぜ。ピノコニーを救ったらしいな。」

「ああ、あれから半年だよもう。」

翡翠は再び寝転がる。

「でも、なのとホタルが笑顔で楽しそうだから…俺は満足だよ。」

 

二人がそう悲観に浸っていると、叢雨が肩を叩いてきた。

「翡翠。レギオロイドの反応があった。ここから西の海岸だ。」

「…はいよ。秋織、行くか?」

「おう。」

三人は立ち上がって、西の海岸に向かった。

 

「?」

なのかは不思議そうに翡翠たちを見つめた。

……………

 

「おうおう、なんだか派手なやつがいるじゃねぇか。」

「レギオロイド!今度は何が目的だ!?」

翡翠は剣を向けて脅す。

「俺の目的か?俺の火花を全員に浴びせて、体温を急上昇させて……」

「そんな事を聞く余裕は無い!」

叢雨がライフルを射撃して、スカイフィッシュロイドの足元を狙い撃つ。

「そこまでだ!」

「アクセル!御影!」

御影が剣を抜いて、スカイフィッシュロイドに向かって走り出していく。

叢雨は止めようとするが、すでに遅かった。

「そらよ!」

「!?」

御影は腹部に火花をぶつけられた。

 

「うわぁ!」

御影は腹部を押さえながら、倒れ込む。

「…大丈夫か?!」

「!?あっつ!あっつ!あっ!」

御影は突然、全身が赤くなって転げ回った。

 

「フィーッシュ!とっととうちに帰ってエアコンをガンガンかけて地球を温暖化させろって話だ!」

 

「地球温暖化…?」

「ここは星じゃ無いぞ。」

「え!?」

スカイフィッシュロイドはアクセルの報告でびっくりする。

それを見た御影はスカイフィッシュロイドを見て笑い始めた。

「御影ー!」「アクセル!」

水着姿のゼーレと星がアクセル達の元に走ってきた。

「お…こいつは使えるな!」

するとスカイフィッシュロイドは星とゼーレを腕を掴んだ。

「なっ…」

「折角だから、滅茶苦茶ゴージャスな最期にしてやるって話だ!」

スカイフィッシュロイドは羽を動かして、空に飛んでいった。

 

「花火のように打ち上がってもらいぜ!」

そしてそのままゼーレ達を連れてそのまま何処かに飛び去っていった。

「くそっ、今すぐ追う…アチチチチチ!」

御影が日陰から出ると再び転げ回る。

「これが奴の能力か…?」

「困ったな…」

翡翠は考える。そして閃いた。

「よし!奴を追うぜ!頭を使ってな!」

 

そして翡翠はある物を持ってきた。

「リヤカー?」

「景元んとこから持ってきた。そしたら符玄によろしくって。」

「そっか…御影!乗れ!こん中は氷水だからな!」

「そ、そうか…よし!」

 

御影はリヤカーの中に入り、そしてアクセルと翡翠は押し始めて行った。

 

………………

 

 

「「うおおおおお!!」」

 

「何やってるんだろ…」「ママー、あれ何してるのー?」「コラっ、見ちゃいけません。」

 

二人は力一杯リヤカーを押してスカイフィッシュロイドを追って行った。

 

しかし、リヤカーが階段に引っかかった。

「リヤカーはもう駄目か…」

「なら…次はこの手だ!」

翡翠はかき氷を御影に食べさせながら進む。

「うーん。美味い!」

そして、暫く進むと御影は頭を抑えた。

「イテテテテ…」

「失敗だったな。」

 

「だったら次の手だ!」

そして翡翠は急いで八百屋に向かい、きゅうりを大量に持ってきた。

「御影!こいつを食べろ!」

「きゅうり?」「きゅうりは90%水だからな!」

「よ…よし…」

御影はきゅうりを貪りながら、道を歩き続ける。

 

………10分後。

 

「うぎゃああああ〜!!」

 

「きゅうりも駄目だったかな…」

「腹を壊すとはな。」

御影が腹を抑えながら、トイレから出てきた。

「よぉし…行くぞぉ…」

 

…そして御影は氷嚢を頭に置いて、スカイフィッシュロイドを探していた。

「ん?」

翡翠が奥を見ると、星とゼーレが花火台に置かれているのが見えた。

「ゼーレ!」「せ、星!」

二人が急いで駆け寄る。

 

「おおっと!させないぜ!人間花火はこれからだからよ!」

「そんな事させるかよ。」

翡翠が龍狼形態になって、スカイフィッシュロイドに切り掛かっていく。

「俺たちも行くぞ!」

「おう!」

アクセル達も走り出していくが、御影は暑さでぶっ倒れた。

「げぼっ」

「あー!もう!」

アクセルは御影の胸ぐらを掴み、海に投げ飛ばした。

 

「うわあああああああ〜!!」

 

 

チャポンという音と共に御影の声は聞こえなくなった。

「そろそろだなぁ。」

スカイフィッシュロイドは導火線に火を入れた。

「やばい!」

翡翠は急いで、その場から離れる。

 

「……コラっ!アクセル!早くしなさいよ!」

「みかげ〜…」

 

「はあ…はあ…復活…はあ…はあ…」

御影は鼻水を垂らしながら、這い上がってきた。

「御影!」

「海に落ちたおかげで暑くなくなった…お前ぶち殺してやる!」

御影はブチギレて、スカイフィッシュロイドに剣を投げつけた。

「うわっ!」

突き刺さった剣で火花が体から飛び散る。

「くたばれ!」

そして蹴りを入れて、そのまま空中に吹き飛ばされた。

 

「うっそだろぉ!?」

スカイフィッシュロイドはそう言い残して爆散した。

 

「はあ…熱が引いた…」

御影は体を震わせて水を飛ばす。

しかし、それと同時に導火線に火がついた。

「あ」

 

「きゃああ!」

「わああ」

 

「ああああ!星!!」

「ゼーレェェェ!」

二人が空に放たれたゼーレ達に手を伸ばす。それを抑えるようにテンクウジンが二人を捕まえた。

 

「ふう…よかった…」

「翡翠ー!ナイスゥ!」

「ふう…これであんし…」

アクセルの頭に何かがぶつかった。

「?」

アクセルがそれを手に取る。

それはゼーレがつけていた水着だった。

 

「!?!????!」

「こ、これは…!!」

御影が手に取ったのは星の水着だった。

 

「う、うわぁぁあ!」

翡翠は二人の姿を見ないように手で隠す。

 

それと同時にスカイフィッシュロイドが巨大化した。

「こうなりゃ一気に海を蒸発させてやるって話!?」

 

「あばばばばばば…水着…」

「すんすん…いい匂い!」

二人が鼻血を垂らして、困惑するが、胸を抑えた二人が降りて御影とアクセルを蹴り飛ばし、水着を再びつけた。

 

「…翡翠。スーペリアフェニックスでいける?」

「ハイ…」

「私たちが乗るから、翡翠はテンクウジンよろしくね。」

「ハイ。」

ゼーレと星はスーペリアフェニックスに乗り込み、スカイフィッシュロイドに武器を向ける。

 

「…イライラしてるから…一気に沈めてやる!」

「「スーペリアグランドストライク!」」

 

「うぉぉぉ!」

スカイフィッシュロイドは振動と共に爆散した。

 

「悪は去った。」

 

 

 

……………………………

 

 

☆☆☆☆☆

 

「…うぅぅぅぅぅぅ…」

御影は腹を抑えてもがき苦しんでいた。

「…流石に冷やしすぎたかな?」

「流石に演舞典礼に出るのは無理だな。」

アクセルが御影を担いで列車に戻って行った。

「…俺たちも寝るかぁ。」

 

そして俺は羅浮のホテルに向かい、そのままゆっくりと眠りについた。




この辺りから中盤です。
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