「ですね。そういえば、お菓子美味しかったですか?」
「うん、美味かったよ。ルアン。」
「そうですか…ちなみに自白剤入りですよ。」
「え!?嘘ぉ!?」
「嘘です。第49話。始まりますよ。」
「もう!嘘かよ!」
○○○○○
ここはトレーニングルーム。アクセルは御影と共に強化された大剣の新装備を試していた。
「レイジアン工業に頼んで、この大剣を改造して貰った。見てみろよ。」
アクセルはウキウキで剣を持つとそこにあるグリップを開いて持ち上げた。
「?銃になるのか?」「その通り。」
大剣が展開し、炎の刃から炎の弾が連射された。
「…おお、すげぇな。」
「だろ?それに…」
アクセルは何か巨大なコンテナを開く。するとその中には砲塔のような物があった。
「…砲塔か?」
「ああ…試作品らしくてな。大剣の強化パーツらしい。」
「名前とか付けないのか?」
「…ブラスティアキャノンとか?」
「いやいや…」
「じゃあサテライトキャノン。」
「もっと駄目だろ。」
御影はアクセルの提案を全て拒否する。そして暫く悩み、一つ閃く。
「どうせなら、プロミネンスキャノンとかでどうだ?大剣の炎に関係してるだろ?」
「よし、じゃあプロミネンスキャノンだな。」
「ああ。」
2人は新しい武器に満足していた。
………………
その頃、なのか、翡翠、ホタルの三人はテレビゲームをしていた。
「…あ、また負けた!リセット!」
そう言って翡翠は電源ボタンを押してソフトを再起動する。
「これで30回目だね。」
「うん…翡翠…根気あるね。」
「ああ、こういうのって、何回も続けちゃうからな。」
そしてプレイ中にジュースが無くなったので翡翠はジュースを掴もうとするが、間違ってホタルの足を触ってしまう。
「ん…翡翠…」
「あ、ごめん。何処だったかな…」
翡翠はそのまま立ち上がってそのままジュースを探す。
「あ…無かった。買いに行くか…」
「あ!ウチも行く!」
「アタシも!」
ホタルとなのかも立ち上がり、翡翠に着いて行った。
……………
「ん?」
翡翠が目を擦って向こうを見ると、そこにレギオロイドが居た。
「レギオロイド!」
「うっふん!初めまして開拓者の諸君!俺はリセットロイド!何度も同じ時間を繰り返す事ができるレギオロイドなのサ!」
そう聞いた三人はきょとんとする。
翡翠は高笑いするリセットロイドに向けて剣を投擲する。
「ぎゃああ!」
「あれ?弱いな。」
「くそぉ!調子にごわっ!」
リセットロイドが走ってくるが、途中にあった岩に引っかかって転けてしまった。
「ひゃっ!」
ホタルの方に向かってきたリセットロイドの頭部にあったボタンを触ってしまったのだった。
次の瞬間には大きな光に包まれるのだった。
☆☆☆☆☆
「ん…」
アタシは翡翠に足を触られて少し声を出してしまう。
「…あれ。」
アタシは左を見ると、翡翠がゲームに集中しているのが見えた。
「どしたホタル?そんな信じられないようなもの見た顔して。」
「いや、さっきアタシ達レギオロイドと戦ってた気がするんだけど…」
「え?さっきからずっとゲームしてるじゃん?」
三月ちゃんのきょとんとした顔でアタシを見る。
さっきのは夢…?
「あ…無かった。買いに行くか…」
「あ!ウチも行く!」
翡翠と三月ちゃんが立ち上がってジュースを買いに行った。まさか…
「アタシも!」
そして再びジュースを買い、列車に戻ろうとしたところ…
「…ん?」
「レギオロイド!」
するとリセットロイドがこっちに向かって走ってきた。
「うっふん!初めまして開拓者の諸君!俺はリセットロイド!何度も同じ時間を繰り返す事ができるレギオロイドなのサ!」
あれ…このセリフさっきも聞いたような…
それを聞いた翡翠は剣を投擲する。
しかし、リセットロイドはその剣を避けた。
「あっ!」
「ふふん!同じ時を繰り返して俺は強くなるのサ!ハッハッハッハッハッー!」
「なら!これで!」
アタシはフェニックスサモナーを取り出し発射した。
「ぎゃああ!」
ボタンのところを撃つと、再び光が溢れてきた。
………………
「?」
また再び翡翠に足を触られていた。何かがおかしい…
「…あ、また負けた!リセット!」
そう言って翡翠は電源ボタンを押してソフトを再起動する。
「これで30回目だね。」
(同じだ。)
アタシは考える。リセットロイドが光ると同時に同じ時間に戻ってる。
「どういう事…?」
「あ…無かった。買いに行くか…」
「あ!ウチも行く!」
(また同じ…)
アタシも立ち上がってジュースを買いに行くのに着いていく。
「ねえ翡翠。」
「どうした?」
「アタシ…さっきからこのジュース買いに行くところずっと繰り返してるんだよね…」
「「………」」
正直にループしているということを話すが、二人は少し心配そうに見てきた。
「…ホタル…疲れてるんじゃないのか?」
「そうだよ。熱中症?」
「…………」
言ってもだめそうだ。本気で心配してきて少し罪悪感が生まれる。
「…ん?あれは…レギオロイド!」
するとまたリセットロイドが出てきた。
「うっふん!初めまして開拓者の諸君!俺はリセットロイド!何度も同じ時間を繰り返す事ができるレギオロイドなのサ!」
「くどい!」
アタシはそう呟き、フェニックスサモナーで矢を放つ。
「何!?うわぁ!」
再び光が溢れて、アタシは目を開ける。
(まただ…これで確信した。)
(ループしてる…)
「あ…無かった。買いに行くか…」
「あ!ウチも行く!」
「アタシも…」
そしていつも通りジュースを買った後、リセットロイドが現れた。
「うっふん!初めまして開拓者の諸君!俺はリセットロイド!何度も同じ時間を繰り返す事ができるレギオロイドなのサ!」
「…いい加減にして!さっきから同じ事繰り返してる癖に!」
「「え?」」
「あなた、時間戻してる癖に。」
それを聞いたリセットロイドはびっくりして偉大
「何!?バレてる!?」
「まさか…あの時、お前もボタンに触ったからリセット機能がお前にも作用したのか!?」
それを聞いたアタシは納得して頷く。
「…なるほど、そのボタンを壊せばいいんだ…ね!」
そう言ってフェニックスサモナーでボタンを狙い撃つ。
「くっ…それはどうかなぁぁ!?」
…………
「!」
アタシは立ち上がって、リセットロイドの元に走る。
「あれ?ホタル!?」
「何処行くのー!?」
○○○○○
ホタルはリセットロイドの元にやってきてサモナーを構える。
「リセットの同志よ。諦めたと思ったが…」
「ふんっ!」
「うぎゃあ!」
リセットロイドは再びリセットして再びあらわれる。
「馬鹿な奴ー!ボタンを壊してもリセットされるだけだー!」
しかし、テンクウジンに乗り込んだホタルは地面に着地する。
「速攻で来やがったぁ!?」
ホタルはボタンに向けてサモナーを放つ。
「うひゃあ!」
再度リセットし、リセットロイドは再び出てくる。
「リセット舐めんなよー!」
ゴウリュウジンのコックピットから出てくるホタルは再びサモナーを放つ。
「ぎゃあ!何もしないうちに!」
三度目のリセットを行い、リセットロイドは盾を持ってた。
「今度はそうはいかんぞぉ!さあ来い!」
「だったら!」
サモナーの弦を中ぐらいの強さで引き、横の壁に向かって跳弾させた。
「なんとー!?」
四度目のリセット。
「俺を囲めー!」
レギラーを周りに囲んで防御するリセットロイド。
「これなら当たるまい!」
しかしホタルは上から矢を撃つ。
「上から!?」
五度目。
野球グローブで矢を掴もうとするが失敗。
「デッドボール!」
六度目。
鎧を纏うが頭を狙われて失敗。
「おごほぉ!」
七度目。
カイタクオーに乗ってリセットロイドに向かうホタル。
「瞬殺されている限り!あなたは負けから学べない!」
「ちょ…わかった!一回話そう!待ってくれ!」
しかし忠告を聞かず、フルパワーのフェニックスサモナーシュートを放った。
「ぎゃああああああ!!」
…………………
八度目…。
リセットロイドは意気消沈しながらトボトボと歩く。
「…はあ…もうやめる…」
そしてスーペリアフェニックスで向かってくるホタルの方を見て、リセットロイドは頭についたリセットボタンを外した。
「もう…侵略は諦めた…」
そうトボトボとホタルに歩きながらリセットボタンを差し出す。
ホタルは警戒するが、敵を感じなかったため、武器を下ろす。
「帰る……」「え」
そうリセットロイドはぼやき、リセットボタンをホタルに差し出した。
ホタルは困惑しながらもリセットボタンを受け取った。
「それでいいんだろ…?」
そう言ってリセットロイドはトボトボと何処かに去ってしまった…
「やっ…た……の…か…な?」
ホタルは困惑しながらも、勝ったことに少し喜ぶ。
すると、心配してきた翡翠となのかが走ってホタルに近づいてきた。
「はあ…急に走り出して…スーペリアフェニックスも持っていくなんて…何があったんだ?」
「…あ…いや…パトロール…かな?」
ホタルは苦笑いしながらそう言う。
「は、はあ…」
翡翠となのかは不思議そうにお互いを見つめあった。
「…あ、ジュース買いに行こうよ。ちょうど無かったし。」
「あ、ああ…」
ホタルの提案に少し困惑しながらも乗る二人。
そうしてホタルの長い一日が終わったのだった…………
…………………
「…なあ…なんか同じ事何回も繰り返してる気がするんだけど…」
「気のせいじゃね?」
更新遅れてすみません。
幕章も中盤になりました。
次回から新たな敵が登場予定です。