【キークエスト】六眼と前髪と狩人
地面がまた、裂かれる。
刀を持った男は飛び退け、近くの高台に登る。
「っ!」
「いいぞ!もっと楽しませてみろ!
「こんな緊急依頼受けるんじゃなかったわ…!」
笑みに満ちていた。
2006年。静岡県浜松市…のとある場所。
「どこまで続いてんのよ…この廊下」
1人の少女…歌姫はそう愚痴る。隣で時計を確認しているのは一級術師の冥冥だ。
「ざっと30分…15kmくらいは移動したかな?」
「途中つけた印も見当たりませんね」
冥冥と歌姫、それぞれが考えを口にして、歌姫の作戦を開始しようとした時、ガラガラッ…と館が崩壊した。
「助けに来たよ〜歌姫……泣いてる?」
「泣いてねぇよ!!敬語!」
瓦礫の山の上に立っている白髪でグラサンを掛けた男性…五条悟がニヤニヤと笑いながら歌姫を見ていた。
冥冥も五条に近づき何か話している。
「五条!!私はね、助けなんて━━」
そう言った瞬間後ろに呪霊が現れ、歌姫に襲いかかろうとするが、さらにしたから別の呪霊がその襲いかかろうとした呪霊を喰らった。
「飲み込むなよ、後で取り込む」
そう言って歩いてくるのは、前髪が特徴的な男……夏油傑だ。
「悟、弱いものイジメは良くないよ」
夏油の指摘に五条と冥冥が反応する。
「強いやつをいじめるバカがどこにいるんだよ」
「君の方がナチュラルに煽ってるよ、夏油君」
「あ…」
夏油が汗を垂らしながら歌姫を見る。歌姫は酷く恨んだような顔を夏油に向けていた。
「歌姫センパ〜イ、無事ですか〜〜?」
「硝子!」
心配したんですよ〜と言い、五条の隣に立つのは家入硝子。歌姫が近づき硝子に抱きつく。
「硝子!あんたはあの2人みたいになっちゃ駄目よ!」
「あはは〜なりませんよあんなクズ共」
五条が冥冥の方を向き、呪霊の話へと戻す。
「やっぱ呪霊の関係で時間ズレてた系?冥さんがいるのにおかしいと思ったんだ」
「そのようだね……ところで君たち」
冥冥が放った言葉で3人は固まった。
「帳は?」
■
『続いて昨日、静岡県浜松市で起きた爆発事故、原因はガス管の経年劣化!?現場の節アナウンサー!』
テレビでそう言ったニュースが流れる中、五条悟、夏油傑、家入硝子は正座して座っていた。
「この中に「帳は自分で降ろすから」と補助監督を置きざりにしたやつがいるな。名乗り出ろ」
そういうのは夜蛾正道一級術士だ。
すると、五条が手を上げる。
「先生!犯人探しはやめませんか!?」
「悟だな」
だが、残念ながら隣の2人が悟を指をさしてしまったせいでバレてしまった。
五条に拳骨を下す夜蛾先生。
それをクラスの中で聞いてゲラゲラ笑っている青年がいた。
「ははははっ!!!それでタンコブ出来たの!?バカじゃん!あっははははは!!」
「それ以上笑ったらぶっ飛ばすぞ…
青年、狩人は目に溜まった涙を拭きながら五条悟を見た。
俺、
平安?そんぐらいだったかな。の時に転生して、呪術廻戦の世界って知った時はほんとにどうしようか迷ったものだ。
幸い、術式はちゃんと持ってたし、反転術式も使えたからなんとか生き残れた。
宿儺と戦って負けたのは恥では無いと思う。だって宿儺だもん。無理ゲーよ、結構追い詰めたのに褒めて欲しいぐらいだね。
そんなジジィの俺がなぜいま五条悟や夏油傑に会えているのか…これは分からないが、現代に転生した…という事だろう。
転生してからの現代に転生……訳分からないしごちゃごちゃしてるけどそれはどうでも良い事だ。過ぎたことは放っておくに限る。
そんな俺はいま、呪術高専でゲラゲラと五条悟に向かって笑っています。
まさか生きてて、五条悟や夏油傑に会えるとは思わんやろ。
「そもそもさぁ、帳って必要?別に1人ぐらいに見られたって良くね?」
「アホ。ダメに決まってるだろ……硝子、後でそのグラサン貸して」
「狩人の言う通りだよ。呪霊の発生を抑制するのは何より人々の心の平穏だ」
夏油が微笑みながら言う。
確かになぁ……人々の平穏を求めて戦う…それが呪術師だ。
えっと、俺自身の話に戻す。
転生と聞いて皆が思いつくのは『この先の展開を知ってるからこその原作改変』であろう。誰だってそー思う。俺もそー思う。
だが、残念ながら俺は原作の1巻から5巻までの内容しか知らない。つまり、この過去の話は知らないのだ。
宿儺が復活するのは確か…2018年だっけ?その前の話、そして後の話はマジで何も知らないのである。
ふと、五条たちの方を見る。
「それ正論?俺、正論嫌いなんだよね」
「何?」
「
夏油が眉間に皺を寄せる。硝子が逃げろーと言ってクラスから飛び出す。
俺も逃げようとするが、遅かったようで…
「なぁ、狩人?そう思うだろお前も」
「俺を巻き込むんじゃねぇよ……」
「ポジショントークで気持ちよくなってんだよ?オッエー!」
夏油が呪霊を後ろに出しながら立ち上がる。
「外で話そうか。悟」
「寂しんぼか?1人で行けよ」
俺は座ったまま2人を見て大きな音でため息を着く。
すると、扉が開く。夏油は呪霊を速攻で閉まって座り、五条も体を向き直らせて顔を扉の方へ向ける。
そして、夏油と俺は、五条とまったく同じポーズで座った。
「! 硝子はどうした?」
「さぁ?」
「知らんな」
「便所でしょ」
まぁいいと言って夜蛾センセーが黒板の前に立ち、俺達の方を向く。
「この任務はお前たち2人、そして補助係に狩人を連れて3人で行ってもらう」
五条、夏油は嫌な顔をして、俺は天を仰いだ。
…多分、俺たちの思ってることは同じだと思う。
「なんだその面は」
「「「いや、別に」」」
そして、任務の内容が伝えられた。
その任務の内容は、
《星漿体》天元様との適合者、その少女の護衛と抹消
であった。
狩人・・・狩猟を職とする人。猟師。かりうど。
禅院家は…
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全員殺ります!
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突如扇の脳内に溢れ出した存在しない記憶
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突如直也の脳内に溢れ出した存在しない記憶
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突如全員の脳内に溢れ出した存在しない記憶
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原作のままで行こう!