狩人は呪術廻戦で何を見る?   作:YY:10-0-1-2

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【キークエスト】沖縄到達-伍-

 

 数分戻り、狩人視点。

 

 「オラっ!!」

 

 俺は双剣を2つ持ち、何度もフリーダムガンダムの装甲を斬る。傷が段々とついて行くのを見ると、フリーダムガンダムも耐久が無くなってきたんだろ。

 

 それに、1番はやっぱり…

 

 「せいっ!」

 

 五条悟の術式だろう。殴るだけでおかしいほどぶっ飛ばされる。無下限呪術は本編でもエグい描写されてたけど、生で見るとチートってぐらい強いな。

 

 フリーダムガンダムが動き、俺をたたき落とすかのように動く。俺は先程まで斬っていた場所を蹴り、勢いよく逃げる。

 

 『(アイツ、黒閃を決めたあとのパフォーマンスが高くなってやがる…!)』

 

 フリーダムガンダムが後ろへ、ズザザッと飛ぶ。それを五条が逃がすはずもなく。

 

 「どこ行くんだよ!」

 

 術式順転『

 

 その技によって、フリーダムガンダムの胸辺りにある装甲が剥がされ、内部が見えるようになる。

 

 だが、ただでは済まない。

 

 「っ! ちっ!」

 

 五条に大量のビームが飛ぶ。無下限を使ってるとはいえ、ビームが長く発射されているため、視界が悪くなるのは避けたい。

 そこで俺は『片手剣』の盾を五条にぶん投げる。

 

 五条は察したのか、盾を手に取り、ビームに向かって投げる。

 

 ビームは盾にあたり、一瞬止まる。だが、盾はその一瞬で壊れ、また動き出す。

 

 だが、そこには既に五条は居なかった。

 

 

 『! フリーダム!飛べ!』

 

 メインスラスターとサブスラスターの2つを上手く使い、空へ飛ぶフリーダムガンダム。

 さらに、後ろのウイングのようなものがバッと開く。

 

 『ハイマットモード!!!

 

 必殺技のようなものだろうか?その形態になった途端呪力が大きくなった。

 

 五条はそのまま無下限呪術のおかげで飛び、俺は呪力を練り、自身の体を強化する。

 

 「『大翔虫』!」

 

 下から大きな蟲のようなものが出てきて、上へ飛んでいく。それに向かって紐のようなものを付け、俺も一緒に飛んでいく。

 

 「からの『エリアルスタイル』!!」

 

 フリーダムガンダムを踏みつけて頭の方まで飛ぶ。そこから『大剣』を担いで、勢いよくたたっ斬る。

 フリーダムガンダムはガガガッと音を立てて傷がつき、更に五条も追い打ちをかける。

 

 「『蒼』!!!!」

 『ちっ!!!』

 

 メインスラスターを『蒼』によって壊し、飛行出来なくさせる。

 落ちていくフリーダムガンダム。その隙は逃がさない。

 

 「『XX(ダブルクロス)』『弓』『剛勇と宿望の凄絶弓』」

 

 剛勇と宿望の凄絶弓を手に持ち、構える。瞬間、俺の中にある全ての呪力を一気に練る。

 

 察したのか、五条が遠くの方へ避け、フリーダムガンダムもそれに気づく。

 

 「喰らえっっ!!」

 『チッ!! お前がな!』

 

 矢が1本、そして2本と飛びサブスラスターを使えなくする。そして最後の1本を構え、勢いよく引っ張る。

 弓からギリギリとなっちゃいけない音が鳴るも、構わずに構える。

 

 フリーダムガンダムは全ての砲台を俺に向けて構える。

 

 「『トリニティレイヴン』!!」

 『ハイマットフルバースト!!』

 

 最後の1本が放たれ、ハイマットフルバーストも放たれる。

 トリニティレイヴンはフリーダムガンダムの頭をぶち抜き、地面に落ちて、ハイマットフルバーストは俺を包み込み、帳を突き破った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ■

 

 

 

 

 

 

 

 

 「おい!狩人!おい!!

 

 なんだ…うるさい……。

 静かにしてくれ。いま寝てるんだ…それに頭も体もズキズキするんだ…。

 

 「目ぇ覚ましてくれ!狩人!!

 

 だから……うるさいって……。

 寝かせてくれよ……

 

 「狩人…!!

 「……う、るせぇ…起きと、るわ!」

 

 五条の言葉に答える。だが、口からゴボッと血が出てくる。それをみた五条は慌てて夏油に電話をかける。

 

 「どうする傑!狩人が死んじまう!」

 『いま高専に硝子を呼ぶように頼んでる!』

 

 なんだ…?目があんまり見えないのだが…。

 

 俺は重たく、ズキズキする体に鞭を打ち、無理やり体を起こす。

 周りは静かで、五条が俺を見て「寝てろ!」と叫ぶ。

 

 ふと、自分の体を見る。

 

 「……は、はは…笑えねー」

 

 右足は丸焦げ。左足も焼け爛れ、左腕の感覚はもう無い。右目は潰れているのか見えないし、左耳から……いや、左耳があった場所から暖かいものがドボドボと流れていた。

 

 重症も重症。そして何より、腹の感覚がすでに無くなっている。

 立っていることも奇跡だった……ってことか。なるほど。

 

 痛んでいる以上、感覚は何とかなってるし、大怪我なだけかな。これで全ての感覚がシャットダウンされてたら死んでたな。

 

 

 「五、条……俺はどうやって耐えた、んだ?」

 「分からん。けど、凄い呪力が体を包んでたぞ」

 

 ……山勘で守ったのか。自分ながら天晴れだな。

 

 「すま、ん……寝る…」

 「死ぬなよ?」

 「誰に…言っ、てん……だよ」

 

 俺はフッと鼻で笑ったあと、意識を暗闇の中に放り込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 「で、帰ってきたのかい」

 「…あぁ、正直ヤバかった…」

 

 胸部にあるコックピットから出てきた血みどろになっているキラ・ヤマト。

 それを見て羂索は冷や汗を垂らす。

 

 (それほどまでに飛龍の孫は強かったのか…さすがだね)

 

 キラ・ヤマトは自身の体に呪力を廻す。それを見て羂索は驚く。

 

 「反転術式?」

 「うん。使えるようになったんだよ」

 

 五条悟が死の淵で反転術式を掴んだように、キラ・ヤマトもまた、黒閃を経て掴んでいた。

 

 「次は負けないよ…」

 「いや、休んでいてくれ」

 

 キラ・ヤマトが呟いた言葉に羂索が首を横に振る。キラ・ヤマトの上に『?』が浮かぶ。

 

 「星奬体と同化してもらっちゃ困るからね」

 「どうするんだ?」

 

 羂索がフフフッと笑う。

 

 「忘れたかい?私は人脈が広いんだ」

 

 そう呟く羂索の顔を見てキラ・ヤマトは察して、ニヤッと顔を緩ませた後、頷く。

 

 星奬体同化まで、後18時間。





 天内を簡単に同化させると思うか?このマヌケがァ!

 帳を突き破るレーザー食らって生きてるのおかしいんじゃないか?ガッツは訝しんだ。
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