青い春はまだまだ続くよどこまでも。
沖縄へ向かった星奬体、天内理子とその護衛達。
楽しい海水浴を過ごしたり、ラーメンを食べたり、水族館へ行ったり……満喫した天内理子は眠りにつき、狩人も起きて呪詛師が来ないかを見ていた。
だが、呪詛師、キラ・ヤマトとフリーダムガンダムが沖縄に来襲。
狩人は1人で応戦し、黒閃を発生させ優勢になるが、一瞬の隙を突かれ、劣勢へと堕ちてしまう。
その時、現代最強の術師、五条悟が救援にやってくる。五条の無下限呪術、そして狩人の決死の狩技もあり、キラ・ヤマトを撃退。
だが、そのせいで狩人は瀕死の状態へ陥ってしまう。
そして、帰ってきたキラ・ヤマトを見て、裏で行動する羂索。
青い、青い春は終わりを迎えようとしていた。
おっす。飛龍狩人ですけれども。
いや、一時はどうなるかと思ったけれども、俺の体がなんとか耐えてくれて硝子の反転術式で助かった。
こぉれぇはぁ硝子様ですわ。
まぁ、硝子様つった瞬間殴られたけどな。そして俺はいま包帯を巻いた状態で高専へと向かってます。
なお、硝子曰く「重傷だけど軽傷だね」ってよく分からんこと言われた。
意外と俺自身の反転術式が回ったらしく、右足と左足は何とか元に戻り、落ちていた左腕も治った。右目はまだ治りきってないから開くことは出来ないんだけどね。
あと、耳も消し炭になったので治せないって言われた。ん〜これは重傷。どこが軽傷なのか。
ちなみに耳は片方残ってるから大丈夫だと思う。硝子の反転術式で治らないものか…。
硝子は高専へ七海たちと一緒に一足先に帰っていた。足が速い事で…。
そんで、帰ってきてから気になってるんだけど…
「なぁ、なんで2人は黙りこくってんの?」
「……」
「……」
さっきから五条と理子ちゃんが黙って暗い顔をしている。
……まぁ、なんでって、そりゃあ俺の事って察しはつくけど。そんな気負わなくていいのにな…
「俺の事は大丈夫だ。耳と目がアレだけど、戦えるからさ」
「いや、戦うなよ…」
「戦っちゃダメでしょ」
五条と夏油にそう言われて肩を縮める。
はい。分かってます。
はぁ〜。不味ったな…やっぱ一人で行くんじゃなかった…。
すると、後ろから気配がした。振り向くと、大柄な男が立っていた。
「! 誰だ!」
「おいおい、焦んなよ。俺は
「2人とも、構えなくていいよ」
五条と夏油は俺の言葉に頷いて、五条は渋々と言った感じで構えを解いた。
「久しぶりって訳でもないか?甚爾君」
「あぁ、2日ぶりだな…」
甚爾君は頭をポリポリと掻きながら頷く。そうか、理子ちゃんが同化したら護衛任務は終了。依頼金払わないといけねぇーのか。
まぁ、1億ぐらいで足りるでしょ。
「で、金は?」
「あーっと…それはまた今度話すよ」
「チッ」
やめてよ…舌打ちしないでよ…。
すると、五条が顔を顰めた後、何かを思い出したかのように甚爾君に向かって指差す。
「…あ!お前、あの時のじゃね?」
「…? 何が?」
「…1回六眼のガキを見に行ったことがある」
その時に会ったと五条が後を続ける。へ〜知らんかったわ。最強と最強の会合ってことっすか。
その後、甚爾君は後ろに振り返り、じゃあなと呟いて帰ってしまった。
携帯見てたから多分奥さんに呼ばれたんだろうね…。
この愛妻家め。
階段を登る。
護衛の終わりが近づく。最後まで油断ならないとはまさにこの事だ。
だが、高専の結界内に入ればもう安心だろう。
「皆、お疲れ様。高専の結界内だ」
夏油がそう言うと黒井さんはホッとしたかのような顔を浮かべ、少し悲しそうな顔をする。
理子ちゃんはガッツポーズを取り、「これで一安心じゃな!」と言っている。
「悟。ほんとにお疲れ様」
「お〜い、俺に労いの言葉はないんか〜?」
「はは、護衛お疲れ様なのじゃ!」
理子ちゃんがそう言って俺の背中を叩く。俺もあははっと理子ちゃんの頭を撫でる。
理子ちゃんはこれから同化しちゃうんだよな……。
「二度とごめんだ。ガキのお守りは」
「あ"?」
そう言って五条は無下限呪術を解いた。
俺も、夏油も、五条も、理子ちゃんも、黒井さんも、皆が油断してた。
それがいけなかった。不味かった。
気持ちの良い温度が
蒼い、碧い、青い空が
心地の良い風が
理子ちゃんの笑顔が
高専の結界内が
都立呪術高専 莚山麓
星奬体、天内理子の懸賞金取り下げから4時間
「『闇より出てて闇より黒くその穢れを禊ぎ祓え』」
その言葉が
その場にいた全員の動き
そして脳を止め
帳によって青い空は黒く染まった。
ちょっと待ってプレイバック!
>>依頼金払わないといけねぇーのか。
>>まぁ、1億ぐらいで足りるでしょ。
飛龍家は御三家では無いものの、宿儺と戦ったり、そもそも平安時代、貴族だったのもあり、お金を恐ろしいほど持ってます。
で、飛龍家は狩人とその母親しかいないので、金は母親に頼めば出してくれます。
一体何億持っているんだろうね?
少なくとも原作で教祖野郎がパパ黒に払っていた金よりも遥かに高い金ではあります。