Q.呪霊は毒物で殺せるの?
A.詳しくは分からないけど、このSSでは余程強い毒じゃない限り殺せないことにしてます。理由としては、宿儺が言ってた通り、呪霊にとって反転術式は当たり前のことであり、毒物の除去も楽々にできると考えたからです。
……まぁ、裏梅は食らってたけど受肉体だし。あの人一応人間だし。
俺の領域『
この領域は、CAPCOMが発売したゲーム『モンスターハンター』を元にしている領域。
必中必殺効果を全て捨て、自身のフィジカルに全振りするだけの領域。
この領域では、モンスターハンターのルールに沿っている。
毒は時間が立つか解毒薬飲まなきゃ治らないし、火属性や水属性、雷属性といったのもある。
火属性の攻撃を喰らえば、やけど状態になるし、氷属性の攻撃を喰らえば氷やられになるし。
そんな領域。
モンスターハンターと言うぐらいだ。モンスターとハンターはいる。
モンスターは相手。俺はハンター。
だからこそ、
「シッ!」
「ちっ!」
太刀『ダイトウ【凶】』を振るい、檮杌に再び傷をつける。
檮杌はそれを避け、後ろに2歩3歩離れる。
が、逃がす訳もなく近づいて左下から斜めに太刀を振る。
相手は既に毒状態。この領域内では呪霊に毒が効くと分かったし、反転術式もほとんど意味を成さないことも分かった。
なら、
「オッラァ!」
檮杌に蹴りを入れて、吹っ飛ばす。
後ろの壁に檮杌がぶつかり、血を吐きだす。
「まだまだ!」
「クッ!」
檮杌が虎の爪を伸ばして俺の皮膚を引っ掻く。
それが届くことはなく、俺は頬をカスらせたが何とか避け、右足を使って檮杌を蹴る。
さらに地面と壁にボコッと亀裂が走り、周りに強烈な風が吹く。
だが、お互いに顔を顰めていた。
(強えぇ!フィジカルに全振りしてるとは言われたが、これ程までとは!)
(硬えぇ!明らかに硬すぎんだろ!)
中々に倒れない檮杌に腹が立ちまくってるものの、俺は攻撃の手を緩めず、太刀を腹にぶち込む。
「そろそろ倒れろ!」
俺は太刀を抜き、袈裟斬りを放つ。
だが、肩に入り、胸に行く直前に止まる。無理やり筋肉で止めたのだ。
オールマイトかよ!?と心の中でツッコミつつ、太刀を引き抜き、左拳で顔面を殴る。
檮杌もやられっぱなしではなく、脚を使って俺を蹴る。
俺はゴホッと咳き込み、血を吐くが、まだまだと叫び、その場で踏ん張って太刀を再び檮杌の胸に刺す。
近くに行ったのがまずかった。
檮杌が再び、腕を振るった。
俺は顔面に、しかも諸に食らい、後ろの方に吹っ飛ばされる。
2度3度空中でクルクルと回りながらステージの端の結界の壁、そこにドンッと大きな音を立てぶつかる。
その衝撃で胃の中にあるもの全てを外へと吐き出す。背中がズキズキと痛みを訴え出した。
「ハァ…ハァ」
檮杌が太刀を抜き、こちらに歩んでくる。
くっそ……!ダメージ入ってるのかこれ…?毒のダメージあるだろ!なんで歩けるんだよ!
俺も弓を構えて、ギリギリと引き絞る。
「…」
「…」
刹那、先に動いたのは檮杌であった。
自身の脚に最大の力を溜めに溜め、全速力で潰しにかかる。
動いたのを見て矢を放つ。だが、顔をカスっただけで終わってしまい、檮杌の拳が入る。
「ボエッ!」
再び殴る。
再び、再び、再び、再び、再び、再び、再び、再び。
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も。
ズドドドドドドッ!と大きな音を立てて目の前の敵を殴る。
「オラオラオラオラァッ!」
ふと、連撃を止める。
いない。いないのだ……目の前にいたはずの敵が。
どこに、どこに消えたのかと、檮杌が周りを確認する。
「……なるほど。武器だけじゃなかったのか…」
「あぁ、狩技って言うのもあるんだわ」
檮杌の心臓の辺りを、太刀が貫いた。
檮杌は自身の死期を悟り、そのままの体勢で静かに問う。
「なんの……技を使ったんだ?」
「…『絶対回避』」
「はっ、回避に絶対を付けちまったか…」
檮杌は鼻で笑い、そう言う。
俺はまだ太刀を握ったまま、口を開いた。
「テメェは、羂索とどういう関係だ?」
「………呪霊仲間に手伝っていたら、必然的にな…」
……呪霊仲間?
「なんだ、呪霊仲間って」
「呪霊の仲間だよそのまんま」
「……羂索は何企んでやがる?」
さぁな、と言った感じで首を横に振る。
……ちっ、結局分からず終いか……。
「…さっさと祓えよ」
「…あぁ、そうすることにするよ」
太刀を再びしっかりと握りしめ、太刀を使って下に斬り落とす。
檮杌の体は胸から下が裂け、ザフッと音を立てる。
「…俺が戦った呪霊の中ではマシだった」
「!」
「…生きてきた中では、強かったよ」
俺は微笑む。
それを見て檮杌は何かを言おうとしたが…
「最期になんかあるなら言えよな…」
それは叶うとこは無く、ザフッと音を立てて消えてしまった。
……終わった。
疲れた……羂索やら檮杌やら、なんか強いのと戦ってたからな…
「って、そんなこと言ってる場合じゃねぇ…五条は…………大丈夫だな。すると、夏油のとこか…」
領域が閉じ、俺が膝に手をついて立ち上がる。
が、呪力が上手く練れずにいた。
…そうか、インターバル……。
「自分を恨む……まさにこの事だな…」
俺は左腕を抑えたまま、足を引きずるが、歩き出した。
コイツは……
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特級呪術師だ
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1級呪術師じゃない……?
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それ以下やろ