狩人は呪術廻戦で何を見る?   作:YY:10-0-1-2

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 承太郎が後輩にいる。これ如何に。


【キークエスト】やっぱり後輩っていいよね(白目)

 

 

 12月も後半にさしあたってきた頃。

 承太郎と七海。そして灰原は外に出て先輩たちを見ていた。

 

 「遅せぇ」

 「うぉぉぉぉぉあぁぁぁっ!?!?」

 

 そこでは、前髪が大きく揺れて地面にズザザッと倒れ込む夏油と。

 

 「術式頼りだな。もうちょい体術鍛えとけ」

 「ちっ、うぐっ?!」

 

 全力で腹辺りぶった切られ、顔面に蹴りを入れられる五条と。

 

 「頑張れ頑張れ」

 「特筆すべき点上げおぼふっ?!」

 

 そして鳩尾を殴られオロロロと胃の中身をリバースする狩人が。

 

 

 七海は白目を向きぽかんと口を開け、灰原は苦笑いし、承太郎は帽子を深く被り、ため息をつく。

 

 「…あぁ、そういえば1年も来るって言ってたな…」

 「いいえ、結構です」

 

 七海が断って帰ろうとした時、七海が壁にぶつかる。

 

 否。壁ではなく、甚爾にぶつかった。

 七海は何が起こったか分からずに後ろと前を交互に見た。

 

 「おいおい、授業はまだ終わっちゃいないぜ?」

 

 

 七海は人生で何度目か分からない大きなため息をついた。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 夜蛾は暫く顔を見せていなかったが、この日は丁度時間が空いたためグラウンドへと顔を出していた。

 

 そこでは。

 

 

 「うぎゃぁぁぁぁああああ!?」

 「うわぁぁぁぁぁぁあああ!?」

 

 狩人と灰原が宙に舞い。

 

 「オラッ!!」

 

 承太郎が殴り掛かるも甚爾がそれを全力で蹴っ飛ばして。

 

 「ぐぉっ!?」

 

 七海の十劃呪法を食らう前に移動し、七海の鳩尾を殴り。

 

 「おおっ?!」

 「うわっ!?」

 

 五条と夏油の胸に傷口が出来て鮮血が空に舞う。

 それを家入は頬杖をつきながら見ていた。

 

 相手が6人に増えた所で所詮術式が無ければ甚爾の敵ではない。

 だが……。

 

 「なぜ6人に増えているんだ?」

 「さぁ?狩人と夏油と五条(あのバカども)が誘ったんじゃないですかね〜」

 

 

 だが、連携には目を見張るものがあった。

 特に七海と承太郎。

 

 「オラっ!」

 「せいっ!」

 

 承太郎は式神である『スタープラチナ』を背後から出して殴る。甚爾は刀でガードしたが、勢いを殺せず、ズザザッと後ろへ土煙を上げなが移動する。

 

 その隙に七海が近づいて、手に持っているナマクラでぶん殴る。

 

 十劃呪法の効果で甚爾の頭にクリティカルヒット。だが、甚爾は振り向き、そのままの勢いで回転し、七海を蹴り飛ばす。

 

 

 だが、それは囮であった。

 

 「オッッラァァッ!」

 

 甚爾に向かって再び『スタープラチナ』の持てる全力全てで殴り掛かる。

 

 「ッ! だが、甘ぇ」

 

 甚爾は刀を手放し、承太郎の首を掴んで地面に叩き付ける。

 地面にはクレーターが出来て、承太郎の首を掴んだままズザザッと引き摺り、ヨロヨロと立ち上がる七海に向かって放り投げる。

 

 七海は避けきれず、承太郎と共に吹っ飛んだため、再びグラウンドに土煙が舞うこととなった。

 

 

 たった一人で蹂躙した甚爾。

 やっぱりダメじゃねぇかと夜蛾は心の中で呟く。

 

 硝子が狩人達の元へと駆け寄る。

 

 「ギブの人〜いる〜?」

 

 灰原がすぐさま手を挙げ、遅れて夏油も。承太郎、そして七海も手を上げる。

 

 狩人は反転術式を回しながら立ち上がる。

 

 「五条?」

 「………………!」

 

 すると、五条が勢いよく立ち上がる。

 その胸の傷は既に回復しており、頭から流していた血を手で拭う。

 そして、手をグッパグッパと開いたり閉じたり。腕をぶんぶん振り回したりと忙しなく動く。

 

 「キタ!」

 

 反転術式を覚えた五条はまるで別人のように立っていた。

 

 「案外早ぇな」

 「そりゃ、才能の塊だし…」

 

 狩人が甚爾の隣で両手を上げながらにこやかに言う。

 

 「これが反転術式…!昨日までの自分じゃねぇみてぇだ!ようやく掴んだ呪力の核心…!死の淵に負い立たされることで掴めた!」

 「……悟?」

 

 ハイになってる五条に若干引く傑。

 

 「さて、テメェらの方はどうだ?」

 「いや、俺はもう覚えてるし…」

 「まだですね…」

 「まだです!」

 「出来てたら苦労しません…」

 

 夏油は呟き、灰原は元気よく、七海はため息混じりに、承太郎は首を横に振る。

 

 まだまだだな。と甚爾が呟き、再び武器を構える。

 

 「あ、それと、五条。テメェは狩人と同じで術式は禁止な」

 「……あいあい。分かりましたよ〜っと!」

 

 

 夜蛾は任せて大丈夫だな。と思いながらその場を立ち去ろうとして。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 吹っ飛んできた五条にぶつかり、木にめり込むこととなった。

コイツは……

  • 特級呪術師だ
  • 1級呪術師じゃない……?
  • それ以下やろ
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