モラトリアムinキヴォトス(本編完結)   作:空豆 勇魚

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サブタイ変わりました。次回予告とは…

今更ですがたびたび使ってきた嗤って許してくださいは嘲笑しながらでいいので見逃してくださいの意味です
(誤字じゃ)ないです。

それでは読み飛ばして、どうぞ


EX⑥ 彼女たちの奇跡

〜自室・先生視点〜

 

一連の事件のドタバタをこえて、ようやく自室に帰ってきた。

 

シャーレの書類仕事で徹夜がざらにある日常でここに返ってくることはあまりないけど、それでも自分だけの空間に帰ってくるとやはり落ち着く。

 

ベッドに横になった私は窓から見える月明かりを眺めながらぼんやりと回想していた。

 

 

 

 

 

〜アトラハシースの方舟〜

 

「先生、こちらは方舟の管制権を奪取、これから方舟の自爆シーケンスを起動します。」

 

‘‘わー!?待って待って待って!?大丈夫!自爆しなくていいから!‘‘

 

「…え?」

 

(((自爆シーケンス接続完了、起動します)))

 

通信の向こうからとんでもないセリフを言ってる機械音声が聞こえてきた。

 

そこからはもうてんやわんやだった。

 

ウトナピシュティムの本船は相手から自爆シーケンスを止められないようにロックをかけてしまったせいで、自爆に関しての一切のコマンドを受け付けなくなってしまった。

 

アトラ・ハシースの方舟の方は管制権が本船の方に奪われてるためどうしようもない。

 

結局、作戦通りに本船の脱出シーケンスを起動して全員で地上に逃げる事になった。

 

が、ここで大きな誤算が生じた。

 

地上に帰る人間が多すぎた。

 

主砲を撃たなかったことでウトナピシュティムのリソースは予定より少しばかり残っていたがそれでも足りなかったのだ。

 

無理もない。

 

なにせアリスのバリアの破壊への支援や外壁への突撃、その前後の戦闘支援でリソースを消費してしまってる。

 

方舟の方は多次元解釈とかいうとんでもバリアの展開に始まりその後もボロボロにしてしまった。

 

付け加えるならば方舟のリソースの要の色彩は既に除去され、楔である虚妄のサンクトゥムは倒壊している。

 

どれだけ頑張っても脱出シーケンスの起動可能回数の表示は17から変動しなかった。

 

みんながなにか言う前に順次脱出シーケンスをを起動させていく。

 

脱出シーケンスは残り3回。

 

ここに残っているのは私と気絶してる彼ら3人。

 

『生徒さん14人の脱出を完了……先生…』

 

アロナのどこか心配するような声が聞こえる。

 

‘‘大丈夫、迷いも後悔もないよ‘‘

 

そう言って彼ら3人を地上に送り届ける。

 

残ったのは私一人。

 

警告音が響き渡る。

 

うるさく感じるはずの警告音はどこか虚しく、この広い空間がやけに静かに感じられた。

 

『すみません…先生、私にあと少し…あと少しリソースがあれば…』

 

‘‘大丈夫、アロナのせいじゃないよ。これは私の選択、私の責任。私にとっては生徒のみんなが幸せを享受することができればそれでハッピーエンドだよ。‘‘

 

そしてタイムリミットが来た。

 

(((自爆シーケンス、起動します)))

 

 

どこか清々しい気持ちで座り込む。

 

周囲からは轟音が響き渡る。

 

そして私は極光に呑まれて気を失う。

 

意識が暗転する間際に誰かの声が聞こえた。

 

『ハッピーエンドを謳うなら、貴女が生きていないと意味ないのです。彼の頑張りを勝手に諦めて無意味にしないでください。』

 

はは、手厳しいや…。

 

 

 

 

 

 

 

耳元で轟々と唸る風に意識を取り戻し、目を開けばそこは星が綺麗な超高度の空だった。

 

頭上には崩壊する方舟、眼科に広がるのはキヴォトス。

 

 

『先生!良かった!気が付きましたか!?』

 

私が意識を取り戻したのに気づいたアロナが呼びかけてくる。

 

‘‘アロナ、これは一体…?‘‘

 

『はい!プラナちゃんが手伝ってくれました!』

 

‘‘プラナ?‘‘

 

『初めましてでいいのでしょうか。プレナパテス先生のシッテムの箱メインOS[A.R.O.N.A]改め[プラナ]です、先生』

 

『私の残ったリソースでは先生を爆発から守ることはできても、この高度で先生を保護することまではできませんでした。そこにプラナちゃんが現れたんです!それでですね!私とプラナちゃんで奇跡を起こして先生の肉体を保護したんです!』

 

‘‘そっか、本当にありがとう!2人とも!‘‘

 

『はい!安心して地上までの景色を楽しんでください!』

 

『まあ…服に関しては保護が少し甘いかもしれませんが…誤差の範疇でしょう』ボソッ

 

プラナがなにか言った気がするが風切音が煩くてよく聞こえなかった。

 

寧ろこの轟音の中でも響き渡るアロナの声って一体…

 

なんてことを考えていると地上についた。

 

野原の向こうに先に脱出していたみんなが待っていてくれた。

 

 

 

〜自室〜

 

私は回想を打ち切り、ベッドの上で悶えた。

 

‘‘は…恥ずかしい…。先生としての威厳ががが…‘‘

 

うおおおおぉぉぉぁぁぁぁ…!!!

 

ベッドの上でゴロゴロ転がり必死に忘れようとするが、みんなのすこし引いた目とハナコのやけにいい笑顔が忘れられない。

 

しかし体は正直なものでその後すぐに寝てしまった。

 

この夜見た夢の内容はナイショである。

 

ただ、とてもいい夢を見たとだけ言っておこう。

 

 

 

 




こんな駄作ですが目を通し、人によってはお気に入り登録やしおり登録していただき本当にありがとうございます。あと誤字報告とか助かってます。

最近、前後書きに自我を出し過ぎな気もしますが嗤って(ry

今回で本編・先生視点を終わらせようと思ったのですがこんな駄文が長くても冗長で鬱陶しいだけなのでやめました。

次回は後日談、その後は番外編とかになるんですかね。構想とかネタとか何もないですけど。

次回 「選択と奇跡の延長線」

どうかオラに文才を分けてくれ!

シロコ*テラー(クロコ)は言葉の前に「ん、」を付けるか否か

  • 付ける、なぜなら彼女もまたシロコだから
  • 付けない、なぜなら始発点編で無いから
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