こんな駄作に評価、感想、その他諸々本当にありがとうございます。
もっと上手に書ければ良かったのですが私に書けるのはサブタイに相応しくない駄文だけなのです。
それでもよければ読み飛ばして、どうぞ。
〜シャーレ・先生視点〜
色彩の襲撃事件から4日後、彼-心熊キョウヤは未だに目を覚まさない。
現在、プレナパテスやシロコはともかく彼は体に異変があるわけではないので病院ではなくシャーレ医務室にてずっと寝ている。
アビドスのみんなは最初はお見舞いのためにアビドスからシャーレまで足繁く通っていたが、現在は私が許可を出してシャーレに泊まり込んでいる。
こんなにも先輩思いの後輩を持てて彼は幸せものだなぁ、と思いを馳せる。
日中は復興作業を手伝ってるらしい。
今、私は外から響く復興作業の音をBGMに大量の書類と格闘している。
虚妄のサンクトゥムが街をぶっ壊してくれやがったおかげで復興作業に関する書類が、馬鹿みたいに積み重なりもはや山脈を形成していた。
デスクから顔を上げるたびに
‘‘あぁ、早く目覚めてくれ。そして私を手伝ってくれ。‘‘
そう思わずにはいられなかった。
すでに意識のあるプレナパテスや向こうのシロコにも手伝わせたいが体が回復しないことには仕事どころではない。
試しに持っていってみたらめちゃくちゃ説教された。
ハナエ、すこし落ち着こう?ね?その注射器は置いといてさ?
やめてくれセリナ、ミネを呼ぶのは反則じゃない?
「おや先生、私がいると何か不都合なのですか?」
アッ…
このあとめちゃくちゃ反省した。
茶番はさておき、だいぶ日も暮れてきたので医務室によると丁度アビドスのみんなが廊下の向こうからやってきた。
「やぁ、先生。お仕事お疲れさま〜。調子はどう?大変かもしれないけどゆとりは大事だよ〜。」
‘‘あはは…書類の山が消えないんだよねぇ。‘‘
「うんうん、きょうもお疲れ様です〜。じゃあお疲れな先生には、あとで私が膝枕してあげますよ~☆」
‘‘それは楽しみだよノノミ。‘‘
このまま雑談をしていたくはあるが病室の前で長話もあれなので一度切り上げて病室のドアをあける。
ベッドの彼は上体を起こしてボーっとしてた。
昼頃にバイタルの変化があったから既に起きているのはみんな知っているが、やはり実際に目にすると安堵する。
アビドスのみんなは目に涙を浮かべている。
あ、シロコを筆頭にアヤネ以外が彼に飛びついていった。
流石に4人分は重そう。
彼、今ヘイローついてないしなぁ…
銃は下ろしているのがせめてもの救いか。
‘‘まあ、これも青春の1ページなのかな‘‘
なんて彼らを眺めていると恥ずかしかったのか少しばかり顔が赤い彼がとんでもないことを言ってきた。
「そう言えば先生、裸に近い格好で野原を駆けて生徒に近寄ったってマジすか?」
‘‘違うから!本当に!誤解だから!というかどこで聞いたの!?‘‘
「細かいことは覚えてないんですけど夢の中で」
‘‘うん、誰が犯人かわかった。あとで叱っておこう。‘‘
くそうクズノハめ、余計なことを言いふらしやがって。
彼も彼でなんでそれを言うかなぁ!?セクハラで訴えたら勝てるんじゃないかなぁ!?
最近できた心の中の地雷を踏み抜かれて荒ぶる羞恥心をなんとか抑え込むと、アビドスのみんなも丁度落ち着いたらしい。
シロコはまた拗ね始めたがそれは無視して、そのまま現状の説明に移る。
方舟で気絶してから既にに4日ほど経っていること、プレナパテスと向こうのシロコは入院しるが既に目覚めており全員が命に別状はないこと。
ここまで話すと彼は涙を流した。
良かった…良かった…!
とうわ言のように繰り返しながら静かに泣いていた。
それを笑うものはこの場にいなかった。
流石のシロコもこのときばかりは慈しむような、暖かく見守るような表情だった。
彼の情緒が落ち着いたあと、みんながどこかニマニマした笑顔を浮かべながら談笑している時にふと疑問が出てきた。
‘‘そういえば、どうやって方舟までやってきたの?ウトナピシュティムの本船には乗ってなかったよね?‘‘
「ああ、簡単な話ですよ。密航しました。」
うん?
「仕事で話すことが多かったセミナー書記の生塩さんとオペレーターの1人の浦和さんに手引してもらいました。」
‘‘いや、うん、色々言いたいけどなんでその2人?‘‘
「もともとは自力でやろうとしてたんですけど、あの2人に何か企んでるなとバレまして。なので、いっそのこと2人を巻き込んで協力して貰いました。」
「浦和さんは詳細は話せないけどハッピーエンドのためだって言ったら協力してくれて、生塩さんは緊急事態が起きたら先生と早瀬さんの肉盾になるという条件で手伝ってくれました。」
「まあ、そんなこんなで密航したはいいもののバリアや外壁突入の衝撃で体をあちこちぶつけちゃいましたよ。」
すごくいい笑顔で話す彼とは対称的にアビドスのみんなの顔は無に近づいていった。
かく言う私もその1人である。
「「「「「キョウヤ先輩、正座。」」」」」
「あれ…?み、みんなどしたん…?」
「「「「「いいから、正座。」」」」」
キレたアビドスのみんなは正直怖かった。
声を荒げるのではなく淡々と責めていくその姿は傍から見てもトラウマものだった。
プレナパテスにも報告しといたから彼がお見舞いに行ったときに追加で説教してもらおう。
〜その後〜
シャーレ事務室にて、私たちは今日も書類と格闘する。
回復し、日常生活を送れるようになったプレナパテスも加わり盤石の布陣と言えるだろう。
これからはもっと効率的にビシバシ仕事していくよー!
…嘘です、辛いもんは辛いです。
使える人材が一人増えてもシャーレを頼る生徒は増える一方だから、結局一人あたりの仕事の量は変わらないのだ。
何なら増えているまである。
かつて敵だったプレナパテスに関しては特に心配してない。
別世界の私が男だったことには驚いたが、彼の在り方は私と同じだった。
合言葉は ‘‘生徒のために‘‘
気のおけない同僚として上手くやっていけてるつもりだ。
彼は他の生徒と仲良くなるのもあっという間だった。
ワカモがすこしバグってた気もするけどまあ、気のせいだろう。
キヴォトスは今日も生徒たちの笑い声が響いている…
ワーッハッハッハ!
チュドーン
「先生!風紀委員会から救援要請!シャーレ近くで温泉開発部が暴れてるそうです!」
‘‘…わかった!今行く!‘‘
………キヴォトスは今日も平和に騒動が巻き起こっている。
これにて本編・先生視点は終わりです。前書きにも書きましたがこんな駄作を読んでいただき本当にありがとうございました。
とはいえ番外編とかはまだ書く所存。
なんだかいつまでも終わらない閉店セールみたいな感じになってる気がしないでもないですが嗤って許してください。
本作はもともとは受験勉強に疲れた作者が気まぐれに「誰の目にも止まらんやろ!」と書いたものですが、思いのほか読んでいただけて感無量です。
それでは長くなりましたが、今後とも拙作を読み飛ばしていただければ幸いです。
シロコ*テラー(クロコ)は言葉の前に「ん、」を付けるか否か
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付ける、なぜなら彼女もまたシロコだから
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付けない、なぜなら始発点編で無いから