見た目よわよわ先生性格ハンドラー・ウォルターな先生を全生徒逆行&曇らせ済みキヴォトスにぶち込んでみたいだけの人生だった・・・   作:田中ビリー

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テスト終わったよyataaaaaaaaa!!!フェイトサムライレムナント楽しいよYATAAAAAAA!!!パソコン壊れたよyadaaaaaaa!!!!

はい。ごめんなさい。(唐突な賢者タイム)遂に期末テストが終わり、自分へのご褒美にフェイトサムライレムナントというゲームを買ったら、想像以上に面白過ぎて気が付いたら一か月がたっていました。その罰なのか、普段小説を書くのに使用しているパソコンが壊れてしまい、データが飛んだ挙句、慣れないスマートフォンで小説を書く事になりました。

どいつもこいつも、この私を苛立たせる...!!!(スネ並感)

これからゆっくりのんびりこの怪文書の投稿を再開させていただきます!待たせたなぁ!(蛇並感)

そして、一時休暇中に新たに☆十評価をしてくださった鋛  ・渃蘸様、エレノア・リリー様、ファニー・ヴァレンタイン様(大統領!?ナゼミテイルンディスカ!?!?)、モルモット3号様、06:26(AM)様、ちんちん(鐘の音)様(純粋なド下ネタで草)、クイロク様、レンディア様、セイジュ様、本ッッ当にありがとうございます!!!

もうなんだか嬉し過ぎて前が見えません。オールマインドは、全ての☆10評価をくださった方々に、感謝いたします。(オールドンマイ風)

そして新たに☆9評価をしてくださった
ラフム卿(泥濘卿) パンパ様(実は第4話投稿時点で☆9評価してくださってた)、月琉様、juu様、クロノワール様、スパースーパースパピッツァ様(不覚にも吹いた)、らにさまてセツ様、G1ミシガン総長、(総長!?総長が何故ここに!?!?)譫言遣い様、芥生人九郎様、フクロウガチ勢様、御厨パステル様、mirinn様、オクスタン様、あさぺん様、本当にありがとうございます!

お前のような木っ端は知らんだろうがな…☆9評価は貰うと気持ちがイイんだ…(何かが違うイグアス風味)

☆10評価が20個になって、更には☆9評価が60超えて評価バーの色が水色になり始めたのを見て、作者はどうしようもなく感無量です。本当に、感謝してもしきれません。

このご恩は、この怪文書の投稿の頻度を上げることによって返していこうと思います。

それと、今回は三人称視点オンリーです。

では!


第五話「賽は投げられた」

「改めて、ここには、連邦生徒会長が残したものが保管されています…先生、こちらを。」

 

狐面の少女、ワカモとの遭遇(騒動)から1、2分ほど経った後、リンが机の上に置かれたタブレットを手に取る。

そのタブレットに付いていた埃を手で軽く払った後、先生に対してタブレットを差し出す。

 

「…どうぞ、受け取ってください。」

〝…見たところ、タブレット端末のようだが…何故、私に?〟

「それは、これが生徒会長が"先生"のために用意したもの、『シッテムの箱』…というものだからです。」

 

先生からの疑問に答えつつ、タブレットを手渡すリン、

 

そしてその手渡されたタブレットを受け取る先生。

 

(〝何故だろうか…何か、懐かしいような感覚を感じる。〟)

 

受け取ったタブレットは、新品のように傷一つなく、誰かに使われた痕跡も無い筈なのに、どこか、まるで昔から愛用していたかのようにその手に馴染む。

 

そんなどこか懐かしい感覚のあるタブレットに電源をつける。

 

「…では、私はここまでです。ここからは、全て先生の手にかかっています…邪魔にならないよう、離れています。」

 

先生がシッテムの箱を起動するのを見て、リンは部屋の隅へと移動する。

 

彼女の先生を見る目には、信頼と、少しばかりの不安の感情が宿っていた。

 

 

 

 

・・・

 

 

conecting to Create shittim...システム接続パスワードをご入力ください。

 

 

 

 

(〝…パスワード…〟)

 

 

本来であれば知らないはずだ。今まで使ったことなどないのだから

本来であれば知らないはずだ。今までそれ(『シッテムの箱』)の存在すら知らなかったのだから。

 

しかし、その腕が、体が、魂が、不思議とまるでずっと前から知っていた(・・・・・・・・・・・)かの様に動く。

 

 

 

 

 

……我々は望む 七つの嘆きを

 

……我々は覚えている。ジェリコの古則を

 

 

 

 

 

何故、パスワードを知っているのか。

何故、ずっと前から知っていたかのような覚えがあるのだろうか。

脳を回転させ答えを得ようとするが、理由はやはり思い浮かばなかった。

 

 

 

 

 

…接続パスワード認証。シッテムの箱へようこそ。先生____

 

 

生体認証及び認証書作成のため、メインオペレートシステムA.R.O.N.Aに変換します。

 

 

 

 

 

 

パスワードを入力し終え、無機質な機械音声を聞いた直後、あまりにもまばゆい光が先生の体を埋め尽くす。

そのまぶしすぎる光に思わず目をつむった先生が目を開けた時、そこは先ほどまでいた地下室とは程遠い、半壊した教室のような場所へと化していた。

 

〝…ここ、は…〟

 

半壊しているが故に見える教室の外は、地平線の彼方まで続いているかのように広大な海と空が広がっており、手前側にはたくさんの机が乱雑に積みあがっていた。

 

ふと、自らの立っている床を見下ろしてみる。その床はまるで波一つない時の海の表面のように、青く透き通った海のような見た目をしていて、いかにも自分自身が水の上に、ひいては海の上に立っているかのように感じられる。

 

 

くううぅぅ、、、ぐぅ、、、

 

決して大きいとは言えなく、しかしはっきりと、鮮明に聞こえてくる誰かの眠っている音

その方向へ顔を向けると、机の上で居眠りをしている少女が、そこにはいた。

 

空をそのまま切り取ったかのようなセーラー服を身にまとい、宝石のような青色をした輪っか、ヘイローが、大きな白色のリボンが結ばれた頭の上に浮かんでいた。

 

 

むにゃ、、、かすてらには、いちごみるくより、ばななみるくのほうが、、、、、、

 

 

寝ている少女の可愛らしい寝言が、ついつい先生の口元をほころばせる。

未だ夢の中にいるであろう少女の傍へと近づき、やさしく声をかける。

 

 

〝…寝ている最中のところ済まないが、起きろ。〟

 

 

気持ちよさそうに眠っている少女を起こすのは何とも良心というか、心が少しばかり痛むが、そうはいっていられない。

まだ、本来の目的(サンクトゥムタワーの奪還)を解決できていないのだから。

 

 

むにゃ、、、んもぅ、、、ありゃ?』

 

先生の声に反応して、まだ寝たりないのか目をこすり、欠伸をしながら体を起こす少女。

 

『ありゃ、ありゃりゃ…?』

 

少しずつ意識が覚醒してきたのか、先生の姿を目にして、目を大きく開く。

 

『え、あれ?あれれ?

 

この空間に入ってきたということは、もしや先生……?!』

 

〝…私は、お前に私の名前を喋った覚えはないのだが…〟

 

睡眠状態から完全に覚醒した少女に名前を知られていることに対して困惑する先生。

思い返せば、今まであってきた生徒たちは皆、私の名前を知っていた、と、閉じていた疑問の蓋を開ける。

しかし、あまりにも少ない情報の量に、今考えても時間の無駄だと再度蓋を閉じる。

 

 

〝確かに私はお前の言っている人物で間違い無いと思うが、お前は誰だ?〟

 

『う、うわぁぁ!?そ、そうですね!?もうこんな時間!?』

 

先生の質問に答えることなく、相も変わらずあたふたと慌て続ける少女。『うわ、わああ?落ち着いて、落ち着いて…』と、年齢相応にバタバタとしている彼女からは、小動物が活発に動き回っているかのようなイメージを持たせ、見るものを和ませる。

…まぁ、彼女を見ているのは、先生だけなのだが。

 

『えっと…その…

あっ、そうだ!まず自己紹介から!』

 

気を取り直し、混乱から立ち直った少女は、その言葉の後、先生に向き合って、自己紹介を始める。

 

『私はアロナ!

この「シッテムの箱」に常駐しているシステム管理者であり、メインOS、そして、これから先生をアシストする秘書です!』

 

元気はつらつと自己紹介を進める少女…アロナ。

その言葉から、彼女は人間ではなくシステム…つまるところ、AIのようなものであると考えられる。

 

『やっと会うことができました!私はここで、ずっと、ずーーーっと、先生を待っていました!!』

 

そう満円の笑みを浮かべて話すアロナのヘイローは、先ほどまでの青い円状のものとは打って変わって、ピンク色のハート上の物へと化していた。

 

〝…居眠りをしてしまうほどに長く、私を待っていたのか?〟

『あ、あうう…も、もちろんたまに居眠りもしていましたけど…』

 

疑問8割、からかい2割で居眠りの件をほのめかすと、今度はヘイローが青に戻り、慌てていることを表現するかのような形を成す。

 

〝…意地の悪い質問をしたな。

よろしく頼む。アロナ…私を待っていてくれた事に、感謝する。〟

 

そう微笑んでアロナの頭を撫でる先生。

頭を撫でられたアロナは、嬉しそうに顔をほころばせ、ヘイローの形を先程とは違うピンク色でハート状のものへと変化させる。

なんともまぁ感情豊かな彼女を見ていると、実はAIではなく、実はここに閉じ込められただけの人間なのではないかと疑ってしまう。

 

えへへぇ…

あ、そうそう。実は、私の体のバージョンはまだ低い状態でして、特に声帯周りの調整が必要なのですが……これから先、頑張っていろいろな面で先生のことをサポートしていきますね!』

 

嬉しそうに顔をほころばせていたのもつかの間、気を取り直したのか先生をサポートするという意思表示を自信満々に伝えるアロナ。

何故だろうか、背景に何か、『どやぁ』という文字が浮かんで見える。

 

『ではまず、形式的ではありますが、生体認証を行います!

先生、こちらの方に来てください!』

 

そう言って、アロナは先生のいる方へと人差し指を掲げる。

 

『さあ、この私の指に、先生の指をあててください。』

 

先生が、何故人差し指を掲げたのかについて質問する前に、アロナは掲げた理由を説明するかのように指に触れる要求を行う。

 

〝…あぁ。了解した。〟

 

幼子を連想させる柔い指に、自らの指を重ねる先生。

それはまるで、自らの娘と約束事をする母親のような、どこか、親子のような雰囲気を醸し出していた。

 

『えへへ…こうしていると、まるで指切りをしているみたいですね?』

〝…私も、丁度そう思っていたところだ。アロナ。〟

 

指と指をつないで10、20秒ほど経った後だろうか、アロナが指をぱっと離して、「にぱっ」という効果音が似合いそうな笑みを浮かべる。

 

『……はい!認証終わりました!』

 

認証の終了を告げるアロナ。

その視線は、これから如何するのかについての指示を待っているように見える。

 

〝…なら、ここから先は私の話をしよう。〟

 

 

 

_____________________

 

『……なるほど……先生の事情は大体わかりました。

生徒会長が行方不明になって、そのせいでキヴォトスのタワーを制御する手段がなくなった……』

 

〝…お前は、連邦生徒会長について、知っていることはあるか。〟

 

認証が終わった後、自らがアロナを、「シッテムの箱」を起動させた理由を一通り説明し終えた後、その説明されたことを自らの口で復唱するアロナに対して、知っているかどうかを質問する先生。

 

『うーん…私はキヴォトスの情報の多くを知っていますが……連邦生徒会長についてはほとんど知りません。

彼女が何者なのか、どうしていなくなったのかも…。』

 

お役に立てず、すみません。と、しょぼくれているアロナに、気にすることはないと伝えながら頭を撫でる先生。

撫でられたアロナは、えへへ、と嬉しそうにはにかみながら、頭部から伝わる不器用ながらも何処か優しさを感じる感触に身を任せる。

 

「ごっほん…ですが、サンクトゥムタワーの問題は、私が何とか解決できそうです!」

 

撫でられている最中に、本来の目的を思い出したのか、顔を赤くさせて咳払いをするアロナの放った発言は、アロナを撫でていた先生の手を硬直させる。

 

〝…本当に、可能なのか?〟

『はい!私にお任せください、先生!』

 

思わず聞き返す先生に、むふー、と自慢げに胸を張るアロナ。

 

〝……なら、頼んでもいいか、アロナ。〟

『はい!わかりました!

それでは、サンクトゥムタワーのアクセス権を修復します!』

 

半信半疑でシステムの修復をアロナに依頼すると、待ってましたと言わんばかりに行動を始める。

 

 

ウイイイイィィィィン______

 

 

遠く、しかし近くから聞こえてくる何かが起動する音。

その音が聞こえてくるや否や、サンクトゥムタワーの電源が、システムが復旧したのを感じる。

 

『サンクトゥムタワーのadmin権限を取得完了…

先生、サンクトゥムタワーの制御権を無事に回収できました

今サンクトゥムタワーは、私アロナの統率下にあります!』

 

私たちが束になっても大いに苦戦したサンクトゥムタワーの奪還を、ものの数十秒で完了して見せたアロナ。

その技術力は、このキヴォトスにあると言う「神秘」なるものがあるからなせるものなのだろうか。

先生の目には、その力が強大で頼もしく、それでいて恐ろしく映っていた。

 

〝……感謝する。アロナ___よく、やってくれた。〟

 

『えへへっ…はい!』

 

何とも元気よく返事をして、体中から「褒めて褒めて」と言わんばかりのオーラを出すアロナは、年相応の純粋無垢な少女の様で、恐ろしいなどという言葉とはかけ離れていた。

 

(〝彼女は、まだ子供だ。唯、力を持っているだけの、子供なのだろう。

なればこそ、その力を正しき道へと導くことが、きっと私の仕事なのだろう。〟)

 

ひっそりと、先生は自らの手を握る。

そんな先生の姿を見てアロナはこてりと首をかしげる。

 

「それで、サンクトゥムタワーの制御権はどうしますか?先生。」

 

実質的に、キヴォトスを管理しているといっても過言ではないどうしようもなく重要な権限、きっと、様々な人々が、のどから手を出すほどこの権限を欲しているのだろう。

 

故に、答えはただ一つ

 

〝では、その制御権を連邦生徒会に譲度してくれ。私たちの仕事はそれで終わる。〟

 

広大な力は、あるべき場所に置くのが最も賢明な選択だ。

力に身を任せた者は、何時だっていずれその力に依存し、緩やかに破滅へと向かうのだから。

 

『…わかりました!これより、サンクトゥムタワーの制御権を連邦生徒会に譲度します!』

 

何処かに影を感じつつも、先生の言葉通りに行動を始めるアロナ。

彼女はとっくに、「先生」という強力な立場上に立っている存在なのだ。

これ以上の権限は、逆に負担になる。

また、先程のように、先生の体が淡い光に包まれていき、

光が収まった時、先生は教室から姿を消していた。

______________

 

先程までいた教室からまた一変し、見覚えのある地下室へと戻ってきた先生。

そこでは、リンが何処かと電話をしていた。

 

「…はい、わかりました。」

 

ガチャリ、と受話器を置いて、先生の姿に気が付いたのか、目を向けて微笑むリン。

 

「サンクトゥムタワーの制御権の確保が確認できました。

これで、また連邦生徒会長がいた時と同じように、行政管理を進めることができます。」

〝…そうか。お前にも苦労を掛けた、リン。〟

「いえ…そちらこそ、お疲れさまでした、先生。

キヴォトスの混乱を防いでくれたことに、連邦生徒会を代表して深く感謝いたします。」

 

そういって、深く頭を下げるリン。

 

〝…感謝は受けておこう、だがそう深々と頭を下げるな、リン。〟

「それは、またどうしてですか?」

〝私からすれば、お前たちはまだ子供だ、

子供には、おじぎ程度ならまだしも、そう深々と頭を下げる仕草など似合わん。よほどのことでもない限り、胸を張って前を見ろ。その方が、お前には似合っている。〟

 

先生の、不器用ながらも温かい言の葉、その言葉にリンは、先生に見えないように顔を俯かせながら頬を染める。

 

「…わかりました。お優しいですね。先生は。」

〝…私は優しいわけではない。ただ、限りなく善人であろうとしているだけだ。〟

「それでも、です。

さて…ついてきてください。連邦捜査部、【シャーレ】をご紹介いたします。」

 

________________

 

「…着きました、先生。

ここが、シャーレのメインロビーです。」

 

足を止めたリンの先には、ガラス張りの扉が配置され、扉には、【空室 近々始業予定】…と書かれた張り紙が貼られていた。

 

「…長い、長い間、空っぽでしたけど、ようやく先生を迎え入れることができました。」

 

何処か感慨深そうに呟きながら、その扉を開け、中へと入っていくリン。それを見た先生も、リンの後を追うようにして、部屋の中へと入っていく。

 

「そして、ここがシャーレの部室です。

ここで、先生のお仕事を始めることができます。」

 

リンの説明が終わった後、一通り辺りを見回す先生。

まるで新しくできた部屋のように、傷一つない業務用机や椅子が設置されており、さらに、本棚にはぎっしりと本が詰まっている。

 

〝…至れり尽くせり、だな。〟

 

あまりにも充実している部屋の付属品に、壁に設置されている数個の銃器から目をそらしながら呆然と言の葉を零す。

 

〝…それで、だ。私はこれから何をすれば良い、リン。〟

「……シャーレには、権限だけはありますが、目標のない組織ですので、特に何かをやらなければならない…という強制力は存在しません。」

〝……そうか。〟

 

これ程の設備が整っているのだ。何かやらなければならない仕事があるのではないかと踏んだ先生だったが、リンのやるべき仕事は特にないという発言に言葉を濁す。

 

「…ですが、今回起こった連邦生徒会長の失踪により、私たちは彼女を探すのに全力を尽くしているため、キヴォトスのあちこちで起こっている問題に対応できるほどの余力がありません。」

 

先生の返答に何かを感じたのか、連邦生徒会の事情についてを話し始めるリン。

 

「今現在連邦生徒会に寄せられている苦情……

支援物資の要請、環境改善、落第生への特別授業、部の支援要請などなど…」

 

今現在生徒会が抱えている悩みを、指で数えながら話すリン。

なんとなくリンの言いたいことを理解した先生だが、あえてここは口を挟まず、最後まで聞くために静かにリンの話に耳を傾ける。

 

「余裕があるときで大丈夫です。先生の無事が、我々の中で最も重要ですから。ですが、もしも余裕があるのならば、シャーレにはこういった、生徒会がどうしても疎かにしてしまう問題を解決してほしいのです。」

 

お願いできますか、と、頭を下げるのではなく、前を向いて、先生を見つめながら要請するリン。

先ほど言った、むやみやたらに頭を下げるな、という忠告を忠実に守ってきた彼女を見て、軽く笑みを浮かべながら、先生は口を開く。

 

〝その要請、確かに請け負った___〟

 

 

子を導くのは、大人の義務であり、責務である。

 

 

〝____私に、任せろ。〟

 

 

賽は投げられた。

今ここに、再び少女たちを導く光が舞い戻った。

 

 

_____

 

__________________

 

先生がシャーレの部室を、正式に【先生】という役職を得たその後、連邦生徒会により、ミレニアムに、トリニティに、ゲヘナに、全ての学校に、生徒たちに、【先生】の登場が公にされた。

 

先生に気づかれないようにこっそりと、しかしすべての生徒に回るようにしっかりと、ミレニアムの科学技術を用いて情報網をキヴォトス中に広げきった。

 

曰く、先生が帰ってきたと

曰く、その先生の性格は逆行前とほとんど違うが、確かに先生本人であると。

曰く、先生には逆行前の記憶はないと。

 

事情を知らない者には何を言っているのかさっぱりだろう。

オカルト雑誌のようなものに見えるだろう。

しかし、確かに以前の記憶を持っている少女たちは、どんなちんけなものであろうと、藁にも縋る思いで情報を求めていた。

そこに現れた、連邦生徒会からの伝達(・・・・・・・・・・)、それに食いつかなかった生徒は、もはやどこにもいなかった。

 

 

 

 

ゲヘナが、トリニティが、アビドスが、ミレニアムが、百鬼夜行が、山海経が、レッドウィンターが、ヴァルキューレが、アリウスが、SRTが。

 

 

 

逆行した記憶を持つ者達が、先生の帰還に歓喜し、涙を流し、目に光をともし、空っぽだった胸の中が満ちてゆくのを感じた。

 

 

 

 

 

 

火は灯された。灰となっていた少女たちの心に。

 

 

賽は投げられた。少女たちの心に秘めた存護の意志に。

 

 

 

 

________

 

________________

 

 

 

人気のない、半壊した教室。

 

そこで、一人の少女が、自分の人差し指を見つめていた。

先生と触れた、人差し指、指紋認証が必要だといかにもそれっぽい理由をこじつけて感じた、先生の温もり。

 

実をいうと、指紋認証はもうとっくのとうに完了している。

唯、先生に触れたいという言い訳に、指紋認証を使っただけである。

 

自分の人差し指を大事そうに抱える少女。

 

「…こんどこそ、あなたを。」

 

タブレットの中に住む少女は、胸に決意を抱く。

大切だったあなたを、守れなかったあなたを、今度こそ、守りきるために。

 

 

 

 

 

 

 

_____賽は、投げられた。




あっれれ~?おっかしいぞ~??

逆行要素少なくね?ハンドラー・ウォルター要素少なくね??

…いや、ホントごめんなさい。
パソコン壊れた~とかほざく以前に、自分の文章を作り上げる語彙力と企画力と、ストーリーの設計能力が低すぎるあまりに、長い間待たせたにも関わらず、お目汚しをしてしまうような駄作を書き上げてしまいました。

自分の文才は、何時か向上するのを信じて、めげずに書き続けるしかなさそうですね。

ということで、ひとまずプロローグ、完結です!!!

遂にアビドス編へと突入するのだ…ついに来たぞヒャッハァ!

もしかしたらアビドス編の前に、休憩がてら番外編とかを書いたりするかもしれません。

ひとまず、プロローグを最後まで閲覧してくださり、本当にありがとうございました!!!

最後まで読んでくださったご友人に、コーラルの導きがあらんことを…

もし番外編書くなら、この中でどれが見たい??

  • 各生徒とのメモロビ風会話
  • 逆行後生徒のプロフ
  • もしも逆行前性格がハンドラーだったら
  • 逆行前世界で自分と出会うよわ先とつよ先
  • フフフ…全部だ…全部よこせ…
  • 本編進めてplz
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