『住む世界が違うと言う事は本当に何も知らない初心者で臨む事よりもハードルが高い』
『何故か? そりゃ、『力』の性質が違うんだよ』
『つまりだ。……勝負の舞台が変われば通じなくなる。だが、やれると思い込む奴が多い』
『ただ『同じように見える』と錯覚してしまうんだ。専門相手に付け焼き刃程度のアマチュアが敵になり得るか?』
昼休み休憩を終えて午後の部。
流石に昼飯を食べた後は直ぐには眠くはならない。多少の時間は必要だ。
教室に戻って暫くして本鈴が鳴り、午後の授業が開始される。
「さて……授業を始めたい所なのだけど」
其処で衣笠教諭は横目でリッカを見やる。今から切り出したい内容は1人欠けられては困る。またもや爆睡されては面倒なのだが、幸いにも彼は起きていた。
「……午後の時間帯を使ってクラス代表を決めたいと思うわ」
クラス代表。
それはクラスを代表する者を意味する単語。言うなればリーダー格の者だ。
「先生‼︎ クラス代表って何をするんですか?」
「クラス代表は定期的に開催される生徒会への会議や委員会への出席。他にも目に見える範囲だと、クラス対抗戦等ではクラスの代表として出場する……。と言った役割かしらね」
「質問しつもーん‼︎ クラス対抗戦って何ですか?」
「再来週辺りに開催予定の学年別のクラス代表同士による試合よ。クラス代表には8組代表として出場してもらう事になるわね。優勝クラスには半年間のデザートフリーパスがそのクラスの生徒達に進呈される事になっているのよ」
「「「おおー‼︎」」」
誰でもご褒美があればやる気が出ると言うモノ。それが10代女子にとって嬉しい甘味であれば尚の事。
其処で衣笠教諭はリッカの方に視線を向けた。その視線に対してリッカはやや呆れた様子のまま口を開いた。
「俺はパスするわ。言っちゃあ何だが、仮にその試合とやらに出ても全敗するぞ?」
まずあり得ない言葉がリッカの口から飛び出して来た。全敗……つまり必ず負けると言う、世迷言に近い言葉が。
「え? う、嘘でしょ?」
「き、君ってカウンターなんだよね……?なのに、負けるって……?」
「……意味が分からない」
その言葉に生徒達は動揺している。理解出来ないと言った面持ちだろう。
カウンターと言えば対侵食戦のスペシャリストで、TVとかでごく偶に見かける姿は正しく戦闘の要と言って良い。かく言う彼もカウンターなのだから、きっと凄い筈と言う先入観が浮かんでいる。
その様子にリッカは半目で眺めている。俗に言うジト目と言うモノだ。世間一般から見て教養が足りてねー、リッカでも分かる現実にこいつら分かってねぇなー、と言った感情が浮かぶ。
「一応、聞くけど……理由は?」
「反則負け」
その疑問を衣笠教諭は訊くとリッカはにべも無く返答した。反則によって負けると言った。
「仮にその試合に出たとしよう。
相手がカウンターとか余程の奴じゃねぇと日常生活に支障が出るレベルの重体に追い込むだろう。いや、最悪8割くらいの確率で殺しているだろうな。その試合ってのは相手を殺したらダメなんだろう?
俺が苦手な事の1つが半殺しなんだよ」
性分でな。と言う単語も付け加えられた。
『殺す』と言う単語に生徒達は顔が青褪めた。此処まで堂々と人を殺すと言ってのける者は早々居ない。
「……あ、ISにはシールドバリアや絶対防御があるんだよ……?」
生徒の1人が抗弁する。ISにはシールドバリアと絶対防御の2段構えが双璧となって搭乗者の身を守っている。その為、それらが存在する限り無敵であると、論ずる。
「それは永遠に存在するモノか? 何時如何なる時も発動しているのか? それが有限ならば幾らでも対策を講ずる事が出来る。
展開し続けるならば、何度でも息の根が止まるまで殺し続ける。それが無理なら、バリアを張る前に奇襲して仕留め切る。何も正面から戦うのが戦闘とは限らないし、後悔する前に使える手は使うべき」
それは試合前に試合相手を強襲して殺してしまえと言うもはや、スポーツマンシップもクソも無い。確かに反則負けだと言われても仕方ないだろう。
「……それ、卑怯なんじゃ」
更に別の生徒が批難染みた声をあげる。卑怯? 確かに卑怯だろう。だが、
「……住む世界が違うんだよ。戦うと言う概念において
力の性質がまるで違う。勝負の舞台が変わりゃ《ルール》も違う。
常套手段も常識もまるで通じやしない。その方面を専門にやっている奴にゃ敵わん。ああ、まるで勝ち目が無い。装備の有無やら経験とかを抜きにしてでも、話にならない」
リッカはそう断言した。そして、逆もまた然りとも付け加えた。それは『君達が此方の業界に来ても長生きは出来ないだろう』と暗に告げているのだ。
「……それと、アカデミーの方の理事長からIS学園で殴り合うなってキッツイ釘を刺されていてな。そう言う試合って形式でもアウトなんだわ。生身の人間とやり合っては病院送りじゃ済まないって断言されちまってな」
「否定しなかったの?」
「否定する理由も無けりゃ、否定材料も無い。仮に君達全員が襲って来ても纏めて殺し返せるだろうな」
お前らが束になっても敵わない。
リッカはそう言った。そうかも知れない。マトモに凶器を使った事のない子供相手ならば尚更だろう。此処で8組の生徒の内、誰かが殺人の天稟を見出せばまた状況は変わるが。
「……そう言う訳だ。俺としてもこの学園内じゃ穏便に過ごしたいってのが本音だから、後は宜しく頼む」
リッカは動かない。その為、クラス代表はそれ以外の者で決める事となった。
基本的に出典元の紹介説明となって居ます。(作者の推察や感想も一部含まれて居ます)
『ブラウニー・ムーア』
コスト2のサポーター。
出撃時と退場時にソルジャークラスのユニットをデバフを解除するユニット。但し永続効果と混乱は解除出来ない。特殊スキルで味方ソルジャーにダメージ減衰、敵には攻撃速度を低下させる。
管理局カウンター・アカデミーの教師。教師だと言うのに授業するのが嫌いと言う、何だそりゃと言いたくなる様な教師。講義も平然と閉めては裏世界に単身で飛んで行く冒険家。
因みに募集(ガチャ)では一切登場せず、彼女率いる永続回復するソルジャー小隊のチャレンジステージをクリアして初めて獲得出来る。
『イェン・シング・ランチェスター』
コスト3のストライカー。
強化攻撃、特殊スキル、究極スキルで永続を除いた敵のバフを解除出来、尚且つ基本攻撃する度に回避率が上昇していく回避型前衛ユニット。
オルタニウムリアクターは特殊スキル発動時に究極スキルのクールタイムを減少させ、バフを無効化させる。
管理局カウンターアカデミーの生徒会長。生徒会長と言うには凄い服装をしており……恐らくつけてない(アカデミー指定の生徒会長の制服だと思われるのだが、色々可笑しい)。やはり、服装を指摘される事から本人も気にしている模様。
ムーアの件から外部の人間を教師として招き入れる事が出来る権限を持っている事から教師の人事権を有していると推測される。
因みにアカデミーの校章は東方龍を模っておりコレを暗喩する意味は現状、不明。
『理事長』
管理局カウンターアカデミーの理事を務める女性……多忙な為か生徒と接する機会が無いので生徒全員の顔と名前を覚えている。柔らかな印象を受けるが……有無を言わせない宣告をする事も。
名前表示が無かったが、容姿が殆ど変わりない為、彼女はホンマ・タエである可能性が濃厚と言える(『社長=プレイヤー』の事を『先生』と呼ぶ人物は限られており、サブカルチャー組以外ではユキしか居ない)。
……そのお陰でサブカルチャー研究会はこの二次小説に登場させる事が出来なくなってしまった……。
ホンマ・タエ名義のオペレーターの性能としてはディフェンダー、スナイパー、ストライカーの順番で出撃させると全員の攻撃速度を上昇かつ、スナイパーにバリアを展開と言う、サブカルチャー研究会のメンバーに噛み合う内容になっている。
『モネカ』
戦隊支援型制御システム。俗に言うAI。
画面上では見る機会は無いが、全体像を確認すると足先は透けているのが分かる。
少なくとも1体だけでは無いようだ。
オペレーターの性能はレンジャー、ディフェンダー、スナイパーの順番で出撃させると必中とクリティカルダメージを増加させる……が、効果時間がほぼ一瞬に等しい為、大変使い難いのが実情……。
その為かガントレットで見かける時なんてほぼ皆無。
カウンターサイド側の人物説明は欲しい?
-
私こそ会社ソノモノ‼︎ なので問題無い。
-
欲しい