陰陽姉妹が家だと陽陰姉妹になるんですがどちらが素ですか?   作:橘田 露草

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初めましての人は初めまして!初めましてじゃない人は…え、何言えばいいの?
くーさんこと露草と申します。

基本挨拶長い人です。短くする時もあります。夕飯のカップ麺が美味しかった時は文字数伸びます。ラーメンだけに。

いよよい第1話、投稿します。


第一話 陰の妹は毒属性

僕には義妹いる。それも平々凡々yo-yoな僕と違ってとびっきり可愛い。しかもしかも、双子だ。もう最高過ぎて今世の運全て使い切ったのではないかと思うぐらいだ。いや、あんな可愛い妹たちがいるなら運なんてあ、ちょっと待ってソシャゲのガチャ運だけ残しといてっ!

 

そんなこんなで相変わらずのRキャラしか引けなかった運使い果たし野郎こと僕、花守葉一(はなもり よいち)に近付く姿があった。

 

「なぁにやってんだよ、よーちゃんっ!」

「痛ぁ!?おま、お前なっ!後ろから抱きつくなっていつも言ってんだろ茎太郎っ!」

 

ぎゅーっと愛情1本どころか肋骨6本ぐらい持って行かれそうな威力で抱き付く姿を思い切り押し退ける。

 

「なんだよー、長い付き合いのスキンシップだろ」

「僕は女の子に抱きつかれたいんだっ!バスケ部のエースのゴリゴリマッチョはノーサンキュ!」

「相変わらずよーちゃんは何言ってっかよくわかんねぇよなぁ」

 

頭の後ろで手を組んでヘヘッと笑うのは我が親友殿の、花守茎太郎(はなもり けいたろう)だ。うん?名字?あー、うん。

 

単純な話だ。僕の母親と再婚したのが茎太郎の父親だということだ。正直小学校からの親友が家族になるとか意味わからん過ぎて逆に関係性が変わって無いまである。ちなみに、誕生日の順番で6月生まれの茎太郎が兄、12月生まれの僕が弟になる。

 

花守なんて珍しい苗字のせいで、僕が旧姓の佐藤から花守に変えた途端ザワザワとし出したのが高等部1年に進級した2週間前。中等部からの同級生女子なんかは、"佐藤くんと花守くん結婚したの!?"なんて騒いでいたぐらいだ。やめろ、吐き気がする。

 

「あ、そうだ。母さんからアイツらが弁当忘れたから届けてこいって言われてたんだよ」

「いやなんで朝練がある茎太郎に渡すんだよ。僕暇だからずっと読書していたぞ」

「天然で面白いよな、母さん」

「人ごとだからって…いやもう人ごとじゃないんだったな、どんまい」

「どんまいされる母親ってなんだよ…」

 

いやあの母親はまあまあアレだぞ?正直僕の家族となった3人にはこの苦労を分け与え…否、押し付けたい。

 

「まあ昼休みに2人を探しに行こうぜ。弁当届けることは俺から連絡しとくから」

「まあいいけど」

 

そんなわけでお昼休みのミッションが出来た僕らは、先生が教室に入ってきて4時間目が始まったことで席に戻る。え?授業?

あのね───日本史の授業は寝ていいんだよ?

 

 

「痛ぇ……今時教科書で頭叩くとか教育委員会訴えるぞ」

 

趣味が筋トレだという山本教諭に叩かれた頭をさすりつつ僕らは階段を降りる。

 

「波都ちゃんが、"葉一くんが寝ていたら容赦なくぶん殴っていいです"って言ったらしいぜ?」

「波都ちゃんが!?なんなんだウチの担任!?」

 

波都ちゃんこと伊藤波都(いとう はと)ちゃん(28歳独身)は僕らのクラスの担任だ。可愛くていつも笑顔で優しいと、クラスどころか学園全体でも大人気の教師だ。そんな彼女のまさかの言動に目玉が飛び出そうになる。

 

「アレだぞ、よーちゃん。波都ちゃんの数学は絶対寝ない方がいいぞ?めちゃくちゃデカいハリセン作っていたって委員長から聞いた」

「怖いんだけど!?なに、ウチの学園治外法権なの!?」

 

にこにこ笑顔で巨大ハリセンを作る波都ちゃんを想像して思わず寒気が走る。次の数学は…って5時間目じゃん。お昼食べた後とか絶対寝るじゃん僕。

 

「おい、よーちゃん?1階に着いたから連絡通路行くぞー?」

 

いつか来る厄災に怯えながらも、とりあえず考えても仕方ないと茎太郎について行く。

 

僕らのいる高等部と中等部は隣校舎にあって1階の連絡通路で繋がっている。そして目的地は義妹'sがいる中等部だった。

 

「えっと、ヒーは入り口にいるって…あ、居た居た。おーい、ヒーっ!」

 

茎太郎が手を振る先にいたのは、靴箱にもたれ掛かれスマホをいじる小柄な少女だった。茎太郎の声に気付くとスマホから目を離すことなく近付いて来る。

 

「……おにぃ、学校で大きい声出さないで恥ずかしい」

「ヒー全然気づいてないから仕方ないだろ」

「……はぁ、アタシ目立つの嫌いなのに。というかセンパイもいたんですね」

「お、おう」

 

チラッとスマホから目を上げて僕を見る彼女に手を挙げるが直ぐに視線はスマホに戻ってしまった。悲しい。

 

花守日種(はなもり ひだね)、13歳。この春中等部2年生になったばかりの僕の義妹だ。ブラウスの上からパーカーを羽織って制服の上着を着るという微妙に反抗期感がある子だ。ちなみに、髪色はインディゴブルーのセミロングストレート。右側のウサギのヘアピンが地味ながらも可愛さを表している。いや本体がめちゃくちゃ可愛いんだけどね。

 

実の兄である茎太郎を"おにぃ"、そして2週間前兄になったばかりの義兄の僕のことは"センパイ"、そして敬語。この呼び方から分かると思うが距離がどちゃくそあるのだ。

 

「なぁ、日種。僕のこともお兄ちゃん呼びでいいんだよ?敬語も要らないし」

「……嫌、です。センパイってずっと呼んでたから何か今更恥ずかしいし」

「…えぇ」

「……というか、センパイあまり話し掛けないでください。あんまり……見られたくないし」

「ひどくないっ!?」

 

可愛い女の子からの罵倒はご褒美だとアインシュタインだかが言っていた気がするが僕はまだその領域には達していないから普通にショックだ。

 

日種は茎太郎からお弁当を受け取るとやや距離を取る。

 

「……おべんとありがと、おにぃ」

「おうっ!あ、せっかくなら一緒にメシどうだ?」

 

ケイからの誘いに僕をチラッと見る日種。そして。

 

「……無理。センパイいるから」

「ぐはっ!?」

 

おーっと、葉一選手倒れた!起き上がれないぞっ!8、9、10!カンカンカーン!

 

床に座り込む僕を一瞥すると、日種はさっさと走って行ってしまった。

 

「さて、アイツは2年の教室だってさ。行くぞ、よーちゃん」

 

ちっとは心のケアをしてくれませんかねぇ、親友殿!?




花守 葉一【Yoichi Hanamori】
【年齢】15
【所属】学園高等部1年生、帰宅部
【誕生日】12月21日
【好きなもの】和菓子とお茶、ライトノベル、昼寝
【嫌いなもの】ピーマン、騒がしい場所、勉強
【学業成績・運動成績】授業はほとんど聞いてないが地頭がいいので上の下、オタクだから運動は嫌いだし苦手
【一人称・呼び方】
一人称→僕
茎太郎→茎太郎
日種→日種
??→??

花守 日種(12) 【Hidane Hanamori】
【年齢】13
【所属】学園中等部2年生、帰宅部
【誕生日】9月9日
【好きなもの】辛いもの、ゲーム、??
【嫌いなもの】甘いもの、カラオケ
【学業成績・運動成績】??
【一人称・呼び方】
一人称→アタシ
葉一→センパイ、??
茎太郎→おにぃ
??→??

花守 茎太郎(13)Keitaro Hanamori
【年齢】15
【所属】学園高等部1年生、バスケ部
【誕生日】6月9日
【好きなもの】肉全般、運動
【嫌いなもの】野菜全般
【学業成績・運動成績】イケメンらしく成績優秀でトップ10に必ず入る。運動は言わずもがな何をやらせても最強。

【一人称・呼び方】
一人称→俺
葉一→よーちゃん
日種→ヒー
??→??
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