陰陽姉妹が家だと陽陰姉妹になるんですがどちらが素ですか?   作:橘田 露草

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いよにちわっ!くーさんこと露草と申します。
可愛い女の子とハグがしたいです。大丈夫です、ただの性癖の叫びです。ハグ好きなんで。割と橘田さん大きい方なんでだいたいの女の子が僕よりは小柄になるから包むの好き。何の話だ。

いよよい第5話、投稿します。


第五話 放課後の生徒指導室で先生とキンダンの…!?(タイトル釣り)

帰宅部が放課後の学校に残る理由とはなんだろうか。告白するorされるために時間まで待ってる?部活が終わるまで彼女を待ってる?運動部の子たちがシャワールームに行くのを今か今かとハァハァしながら待ってる?

 

どの理由も考えられるけど、惜しいっ!

正解は。

 

「……よぉいーちくーん、せんせーの話聞いてるかなぁぁぁ?」

「痛いぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?ちょ、波都ちゃんアイアンクローはやばいってぇぇぇぇ!?」

 

担任教師からのお仕置き(せっかん)タイムでした、きゃはっ☆

……教育委員会の皆様へるぷみー。

 

「もぉ、ダメだよ葉一くん。せんせーの言葉無視しちゃ!」

「……だからってこれは体罰では?」

「え?でも葉一くんなら喜ぶかなって」

「人を勝手に特殊性癖にしないでください。喜ばないです……ちょっとしか」

 

さて、そろそろ目の前におわす方をどなたと心得る的な自己紹介をするべきだろう。彼女は僕ら高等部1年B組の担任で数学担当、そして我が学園が誇る合法ロリっ子こと伊藤波都先生。身長は140ギリギリないかあるかないかなぐらいで、数学教師ではお馴染みのπも皆無。コ○ショもきっと二乗できない悲しさに包まれているだろう。ちなみに髪型は茶髪ショートの前髪ぱっつん。L◯出身だったりします、この教師?

 

「なぁんか失礼なこと考えてるよねぇ?」

「痛い痛い、足首にローキックは折れるっす」

 

この体罰教師、合法ロリな見た目の癖にめちゃくちゃ力が強いのだ。なんでもハワイで母親から色々教わった幼馴染と、ビル爆破やらビル落下やら誘拐から波瀾万丈な人生を送って来たらしい。逞しく育った結果が"コレ"という。

 

で、授業態度が悪いこと以外はそこそこ程度には成績優秀なはずの僕が呼び出された理由は何とも意外なことだった。それが───"授業態度が悪い"、ということだ。いやぁ意外だよねっ!

 

そんなわけで放課後の波都ちゃんからの呼び出されたわけである。

 

「葉一くんへの苦情がせんせーのとこ毎日届きすぎて困ったなぁなのー」

「すみませんっす」

「反省してるー?」

「めっちゃしてるっす」

「じゃあ、この苦情はゴミ箱にぽーいしちゃうねー」

 

わざわざ手元の書類を床に投げ捨てる波都ちゃんだったがホントは大事な書類だったのか慌てて拾う。

 

それにしても、だ。

 

「ありがとうございます、先生」

 

寛大な先生に頭を下げる僕。色々な理由があって授業に集中できないわけじゃなくて僕の場合はただのサボりだ。それで先生の元に苦情が行くのは申し訳ない。

 

「葉一くんの通信簿に花丸あげたいですから数学だけでも起きていてねー」

「……善処します」

「えっとー、朝作ったハリセンがここにー」

「めっちゃ頑張るっす!次回のテストなんて1位取るっす」

「うん、頑張ってねー」

 

ドラ◯もんのポケットかというぐらいの謎収納カバンから覗く巨大ハリセンの恐怖に僕は居住いを正す。あれマジで痛かったからねっ!?

 

「よしっ、指導終わりっ!せんせーも今日のお仕事終わりっ」

「おつかれっす、波都ちゃん」

「うんっ、じゃあ葉一くん……

 

 

ウチ寄ってくよねー?」

 

その誘いに僕は。僕は。僕は。

唾を飲み込むと。

 

「いや、寄ってかないっす」

 

フツーに拒否した。え、嫌やもん。

ガーンって顔をする波都ちゃんだが……ねぇ?

 

「お姉ちゃんなのに!?」

「お義姉ちゃんなのにっす」

 

さて追加情報すべきだろう。この伊藤波都教諭には姉がいる……なんかどっかの金髪チョココロネの自己紹介みたいだったけどそのは置いといて。そして僕には従兄がいる。その2人が結婚したのが2年前。

 

つまりは、だ。伊藤波都の姉と花守葉一の従兄が結婚したわけで僕らは親戚となったのだ。まあ親戚という割には結構遠いけど。だが生徒とはいえ知っている子が身内になったのは波都ちゃん的にかなり嬉しかったらしくこうやって定期的に家に呼ばれるのだ。

 

前までは高等部教師と中等部生徒でそこまで会う機会も……全然少なくなったしなんなら波都ちゃんの方が会いに来たまであった気がするけどそれはさておき、高等部に僕が進学してからはひどい。もうこの言葉で察して欲しい。

 

「アンタ教師、僕生徒。家に行ったらアウトでしょうが」

「えー?でも学園長に聞いたら"禁断の関係じゃないならヨシッ!"って」

「ヨシじゃねぇよクソ猫」

 

日種と芽衣叶をこの学園に置いてていいのか心配になったじゃないか、ちくせう。

 

「じゃあ行くよー。葉一くんを呼び出すの決めてからお急ぎ便でお酒いっぱい頼んでおいたから安心してね」

「安心できねぇっていうか明日も学校だからって聞いてますかねぇ!?」

 

引っ張られる僕に抵抗する意志も勇気も希望も青雲もなく。

次の日調子に乗り倒した結果、生成されたタヒんだ顔をした教師がいたことは言うまでもない。

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