陰陽姉妹が家だと陽陰姉妹になるんですがどちらが素ですか?   作:橘田 露草

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いよにちわっ!くーさんこと露草と申します。
ついにやらかしましたネっ!普通に火曜日だと思っていたよふえぇ。
謝罪の言葉は橘田の幼女ボイスだと思ってお楽しみください。幼女しか勝たん。

いよよい第6話、投稿します。
(今週はちゃんと木曜も更新します)


第六話 妹を守るのはお義兄ちゃんの役目

何でこんなことになったのかと思ったのは3回目。嘘、多分7回目。まあとりあえず僕のメンタルさんをボロっていく出来事が起きているなう、なのだ。

 

「……せんぱい、何かくだらない事考えていますよね?腐ってもおにぃの幼馴染なんですからちゃんとしてください」

「そうですよぉ、センパイ。せっかくの兄妹水入らずのご飯にセンパイも誘ってあげたんですからぁ」

「あー、、、はい」

 

チクチクと罵倒してくる義妹1号に、感謝しろと言わんばかりの義妹2号。そして、我関せずとばかりにお弁当をかっ喰らう幼馴染兼義兄。

 

「ん?なんだ、よーちゃん?」

「いや…ホントに僕も入ってよかったの?」

「当たり前だろ、兄妹なんだからみんな仲良く食べようぜ!」

 

その割には義妹たちの出てけオーラがすんごいんですけど。はい、経緯の説明GO。

 

中等部の頃は、不本意ながら生徒会に所属していた僕は仕事しながら生徒会室で食べることが多く、幼馴染と食べることは数回ぐらいしかなかった。だから久し振りの一緒にご飯となる訳だが。

 

『あ、よーちゃん。ヒーとメイが一緒に食べてようってさ。ウチの教室でいいよな?』

『え?』

『送っといたぞー』

『…え?』

 

そんなこんなで我がクラスに中等部の噂の美少女たちが来ているわけでございます。いや元幼馴染現義妹とはいえ可愛い女の子と食事に何の不満もないけど。

 

「あ、もうにぃに。ご飯つぶ顔についてるよぉ」

「おぉ、ありがとなメイ」

「……苦手だからって野菜も残さない。ちゃんと食べる」

「う、わ、わかったよ」

 

甲斐甲斐しく世話を焼く義妹's。仲が良くていいねぇ。と、僕らが座る席に近付く影。

 

「な、なぁ花守!この子たち妹か?俺たちにも紹介してくれよ!」

 

確か茎太郎と同じサッカー部の…ねっ!だってまだ同じクラスになって1ヶ月未満だし、同級生の名前覚えられるか。とりあえずA村くんとB田くんでいいや。

 

あ、ちなみにこの時の"花守"は茎太郎の事です。陽キャ軍団に陰キャの僕なんて視界に入りません、やったねっ!

 

「おー、こっちが日種でこっちが芽衣叶だ。で、ヒー、メイ。コイツらはサッカー部の江村と別田な」

 

いや仮名結構近かったよすげぇな僕。江村くんと別田くんね覚えた。多分今日の5時間目までは覚えている。タイムリミット30分やん。

 

紹介された日種と芽衣叶だが、日種は小さく礼を返すのみで芽衣叶も笑顔を返すのみだ。彼女たちの素がどちらかはわからない僕だが初対面の男子と明るく話せるタイプじゃ無いのはわかる。

 

「で、コイツが幼馴染で義弟の葉一な」

「どうも葉「なぁ、俺たちも一緒にメシ食べていいか?」

「いいよな、花守?」

 

ふぇぇん、無視されたよぉ。陽キャ怖いぃ。

さて椅子を持ってこようとした、えっと男子ABだが、正直彼女たちが気まずそうなのでやめて欲しいまである。チラッと茎太郎を見るが妹たちの様子には気付いていないようだった。まあそれで無くても同じ部活のやつには言いづらいか。

 

「日種、芽衣叶。ちょっと悪いな」

「……せんぱい?」

「…センパイ?」

 

───目立ちたくないんだけどなぁ。

 

「あん?なんだよ」

「陰キャは呼んでねぇよ。あっち行ってろ」

 

僕を邪険に扱う同級生くんたちの反応はまあまあ当たり前。いきなり出てきた僕に対する態度としては当然だ。僕は息を大きく吸うと───覚悟を決める。

 

「シスコンの僕の前で義妹たちに手を出そうとはいい度胸だなっ!」

「…え?」

 

今の呟きは後ろから。どっちの義妹かは分かんないけど。

 

「僕のシスコンっぷりをナメるなよ。義妹たちに話し掛けたら君たちのピーをピーしてピーするから覚悟しとけよ。あ、茎太郎はどうでもいいから煮るなり焼くなり炒めるなりお好きに」

「おい、俺も大事にしろよっ」

「…しょうがないにゃあ。まあ僕はシスコンでブラコンだから余計なことしない方がいいと思うよ」

 

何か合いの手が入った結果、属性プラスされた気がしないでもないでもないけどハッキリ言ったからか黙る陽キャAB。

 

「…なぁ、ヤバいなコイツ」

「…ああ、コイツの方が妹に手を出す危ないやつじゃん」

 

あ、違うこれドン引きしてるだけやん。僕すげぇ気持ち悪い人扱いされてるやん。

 

「わ、悪かったな妹ちゃんたち。そ、その、何かあった時は警察行くんだぞ」

「な、泣き寝入りはするなよ。こ、これ知り合いの弁護士の連絡先だから」

 

そさくさと去っていく江村くんと別田くん。ちゃんと名前覚えたよ、これからもクラスメートとしてよろしくな、いやマジで頼むから引かないで。

 

「……せんぱい、気持ち悪いです」

「ちょっとカッコ悪いかなぁ、センパイ♬」

 

だったらそのニヤけた顔はなんなんすか。笑うならもっと笑ってくれますっ!?

 

「俺は見直したぞ、よーちゃんっ!流石俺の自慢の義弟っ!」

 

お前の見直しはいらん!というか肩叩くな、痛いっ!!

 

この日から、いや多分僕の高校3年間が"シスコンでブラコンで義兄妹を本気で狙うヤベーやつ"って認識になったのは言うまでもない。

 

───ふえぇ、平和な日常返してぇ。

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