.....どこだろう。まだ意識が朦朧としている。けどこれだけはわかる。僕は全く知らない場所にいる。僕の意識がだんだん戻ってきた。やっぱり知らない場所だ。山の中かな?さっきまで僕はバイトに行く道中だったはずだけど....とりあえず自分の情報を整理しよう。僕は望月京一郎、21歳独身。東京在住だ。......よし、しっかり覚えてる。そしてこういうとき、少し疑り深い僕は近くにあった川で自分の容姿を確認する。青い髪に赤い目......うん。変わってないなぁ。相変わらず日本人なのに変な見た目だよ.......
望月「よし.....とりあえずこの山から出ようかな?」
こんなところでぐたぐたして野生動物にでも襲われたらたまったものじゃないし、早くここから出よう。そう考えていると猪.....なのかな?明らかに大きく、そして凶暴そうな化け猪が出た。
化け猪「ブルルルル.....」
望月「お、落ち着いて......ね?」
はっきり言おう。勝てる気がしない。一刻も早くここから逃げないと....そう考えていると突如僕の腰に変なベルトが現れた。
望月「へ?!な、何これ.....」
僕はベルトを外そうとしてみるけど離れない。そもそも巻き付けているという感覚じゃない.....まるで元から僕にくっついてるような.....
化け猪「ブヒィィィィィィィィィィィィィィィ!!!」
望月「っ!?」
こんな状況でも化け猪は待ってくれるほど優しくない。すぐさま僕は方向転換しひたすら逃げる。けどやつはみるみる距離を詰める。運動は趣味で結構やっているから体力に自身はあったけど純粋な身体能力で負けてしまっている。僕が焦っているとベルトの左にスイッチのようなものを発見した。
望月「な、何これ?!」
僕はもしかすると助けになるかもしれないと迷いなくそれを押した。すると僕の体は「変身」し、化け猪は思わず戸惑い足を止めた。
望月?「か、変わった.....?」
化け猪「ブヒィィィィィ!!」
望月?「わっ?!く、来るな!!!」
僕が化け猪を殴ると化け猪は後ずさった。顔をしかめてるということは結構ダメージが入ってるのかもしれない。
化け猪「ブヒィ......」
望月?「いける.....これなら.....!」
僕は試しに足に力を込めてみるとそこにみるみる力がみなぎる感覚がした。ある程度溜まった瞬間僕は化け猪の方に走り出し大きく飛ぶ。そして一気に蹴りを決めた。
望月?「ハァァァァァァァァァ!!!」
化け猪「ブヒィィィィィ!!!!」
化け猪は蹴りを食らい、当たった部分は見るに耐えない肉塊になっていた。
望月?「威力凄いな.....当たったところなんてグッチャグチャだし.....」
僕が化け猪の死体を眺めているといきなり黒い翼を生やした少女が僕の方に飛んできた。
望月?「うわっ?!え?つ、翼?」
?「あやや!!さっきのしっかり見せてもらいましたよ!なんですかその姿!というより外来人ですよね?!これはとんでもないネタですよぉ!!!!」
望月?「え?いや、だからその翼は....」
文「私の翼なんてどうでもいいですよ!!あ!私清く正しい文々。新聞の射命丸文と申します!」
彼女はまるで話を聞いてくれない.....どうしようと考えていると僕の変身が解け、元の姿に戻った。
望月「あ、戻った.....と、とりあえず僕は望月京一郎、21歳です。あの、ここはどこなんですか?」
文「ここは幻想郷っていいます!あなたと私が今いるこの山は妖怪の山っていって結構危ないんですよ?私が来てよかったですね....」
望月「幻想郷....知らない場所だね。まぁ別に帰る必要もなi「そうだ!さっきの姿なんですか?!なんだか子供ウケしそうな姿でしたけど!」セリフ遮らないで.....」
なんだか興味津々で聞いてくるけど僕もよくわかってないんだよなぁ.....とそんな事を考えていると突如自分の頭の中に映像が流れてきた。そこから読み取れたのは僕の腰に出てきたベルトは「アークル」だと言うこと。僕が変身したのは「クウガ」だと言うこと。そしてこれを伝えてくれているのはこのアークル自体だということ。突然のことに僕の頭は少し混乱した。色々謎は解けたがまたいろんな謎が現れた。なんでいきなり僕の腰にアークルが?クウガとは?そもそもこれは誰が作ったんだ?そんなことを考えていると文さんに現実に引き戻された。
文「......さん.....月さん!.....望月さん!!」
望月「うわっ?!ご、ごめんね。ちょっとボーっとしてた....」
文「大丈夫ですか?あ、そうだ!結局あの姿は?」
望月「あれはクウガだって言うことしか僕もわからない。あまりに咄嗟だったから.....」
文「なるほどぉ.....というより外来人なので家、ありませんよね?」
望月「あはは...まぁ、そうなるね.....」
文「幻想郷で夜一人でいるのはあまりに自殺行為です!ということで.....私の家、来ます?」
望月「..............え?」
文「まだまだ行きたいことはたくさんありますし、ここはもう私の家でゆっくり聞かせてもらって......」
望月「ま、待って?!文さん?!男を家に連れ込むなんてダメだよ?!危機感がなさすぎるよ!?」
文「あなた優しそうですし、それに人間に押し負けるほど弱くないですよ?鴉天狗を舐めないでください!」
.......さらっと告げられた。彼女人外でした。まぁ別に翼で飛んでた時点でなんとなくそんな気はしてたけど......
望月「そ、そうなんだ.....じゃあ、お邪魔させてもらおうかな?」
文「じゃあ行きますよ〜!」ガシッ
望月「えっ?!///」
文「?どうかしました?」
あ、文さん!そ、その....密着してることで僕の背中に2つの柔らかいものがっ.....!!!でも言ったら多分ぶっ飛ばされちゃう....
望月「い、いえなんでも.....ところでまさかこのまま飛ぶんですか?」
文「その通りです!しっかり捕まっててくださいよ〜!」
望月「わ、わかっt......うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?!?!?!」
ちょ、早っ早い!落ちるぅぅぅぅぅ?!?!
......結果あの後盛大にリバースしてしまいました。文さんほんとごめん...
どうでしたか?望月君スケベ?望月君も男の子なんですよ!!(憤怒)まぁそんなことは良くて良かったら感想やらなんやらください。