東方空我伝   作:暇なグリッチ

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十話です。ペガサスフォーム初登場だぞ〜!ここらへんから望月君の掘り下げも始まるから楽しみに


第十話 春雪異変後編 目覚めし力、疾風の翠

望月side

 

僕らはプリズムリバー三姉妹を倒し、長い長い階段の前にいた。

 

望月「長いね.......」

霊夢「関係ないわ。飛んでいけばいいじゃない」

魔理沙「だな、さっと行こうぜ!」

咲夜「にしても本当に無駄に長いわね.....」

 

僕らはそんなことを言いながら飛んで階段の上を目指す。しかしそこを白髪の少女に止められる。

 

??「それ以上は行かせない!!」

霊夢「何あんた。まさか元凶とグルなわけ?」

??「グルというか.....ま、まぁ貴方の言う元凶との関わりはしっかりあります」

魔理沙「お、本格的に異変の犯人へと近づいてきたな?」

咲夜「なかなかいいペースね。さっさと倒しましょう」

望月「あ、僕は望月京一郎。君は?」

霊夢「何普通に自己紹介してんのよ!!」

望月「いや自己紹介くらいはした方が......」

妖夢「魂魄妖夢と申します!貴方クウガなんですよね?」

望月「そうだよ、僕と戦いたい.....ってこと?」

妖夢「その通りです。話が早くて助かります。貴方を倒してから博麗の巫女達.....を.......?」

望月「ん?どうしたの.......」

 

僕が後ろを振り向くともう霊夢ちゃんと魔理沙ちゃんがいなかった。そして咲夜ちゃんが呆れた表情で片手で頭を抱えている。

 

望月「......もう咲夜ちゃんがいるだけでありがたいよ」

咲夜「きっと霊夢も貴方にいい姿見せたかったのよ......あの魔法使いは知らないわ」

望月「あっはは.....」

妖夢「ぐっ.....こうなれば貴方達をさっと倒してから先に行った者たちも始末します!」

望月「さぁ?できるかな?」

咲夜「えぇ、早く片付けましょう」

妖夢「.....妖怪が鍛えたこの楼観剣に、斬れぬものなど.......あんまり無い!!」

 

......ちょっと可愛いと思ってしまったのは秘密だ

 

望月sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

咲夜side

 

今、私の眼の前でクウガへと変身し勇ましく戦う彼、望月京一郎。彼女の剣を諸共せず戦う彼に思わず見惚れながらも私は時間を止め、ナイフで援護する。そして時間を止めるたびに溢れ出る“このままずっと時を止めて貴方といたい”という思い。私がこの思いを抱くのはきっと彼に特別な感情抱いているだけじゃない。この前鴉天狗に聞いた話。「彼はもしかするとかなり闇を抱えているかも知れません......」......私はこれを聞いて絶対彼を守ろうという決断に至った。ここまで早いとほとんど無意識なんでしょうね。だからこそ、この気持ちは嘘じゃない。大丈夫。守ってあげるから。貴方はきっと弱いのよね?あの望月は強いと言っている巫女とは違う。あいつが望月のことを強いと思ってる限り私は絶対に負けない。.....だから貴方も、見てほしいわ。私のこと。

 

咲夜sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妖夢side

 

っ!強い!!間違いない.....この人は強者だ。聞いていた話だと幻想入りした一般人と聞いていた。でも実際会ってみるとまるでそんなのが嘘のように感じる。隙だらけに見えて隙がない構え。重い一撃。そして私が攻撃を受けるたびに感じる決意。私にはその決意が一体なんなのかまではわからなかったけど、確かに感じた。

 

妖夢「はぁ.....はぁ.....強いんですね.....!」

クウガ「これでも結構鍛えてるからね」

咲夜「でしょう?さっさと諦めなさい」

クウガ「なんで咲夜ちゃんが得意げなの.......?」

 

何より望月さんの重い一撃に加え、あらゆる方向から飛んでくるナイフ達。コンビネーションが取れていてとても避けにくい。けど、負けるわけにはいかない。

 

妖夢「ここを早く終わらせなければいけません.....ここで倒させてもらいます!!」

クウガ「........来なよ、負けないから」

妖夢「減らず口を!六道剣「一念無量劫」!!」

 

私は自分の周りに五芒星の形をした斬撃を放ち、その剣閃から弾幕が放たれる。流石にこれは食らうと思っていた。望月さんは何度も被弾していた。......けど自分へ歩みを止めない。ただ私を見て確実に歩いてくる。私は思わず絶句してしまった。痛いはずなのに、なぜこうも声一つ出さず歩けるのか。私は恐怖に囚われていた。動けなかった。そしてやっと動けた頃には

 

望月「......ちょっと我慢してね」

 

私は首元に衝撃が走ると同時に、眼の前が真っ暗になった.......

 

妖夢sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

望月side

 

クウガ「よし!今回はキックも使わずに済んだ!」

咲夜「.......」

クウガ「ん?咲夜ちゃん?」

咲夜「......貴方はさっきの痛くもなんともないの?」

クウガ「.....痛いけど、痛がるほどでもないかなって」

咲夜「......確かに一発程度ならまだ耐えられるけどあんな何十発も耐えられないわよ普通......ねぇ、何かあるなら言ってもいいのよ?私だって心配なのに.....」

クウガ「大丈夫、大丈夫だから.....」

 

僕は思わず咲夜ちゃんの言葉に被せるよう大丈夫と促す。流石に怪しかったか、咲夜ちゃんの顔が少し曇る。ほら、そんな顔してほしくないから言ったのに....君は笑っていたほうがいいのに.....

 

クウガ「さっ、早く行こう?霊夢ちゃん達もきっと待ってるから」

咲夜「.....えぇ」

 

咲夜ちゃんはあの後も暗い顔をしていた。僕を心配してくれてるんだろうか.......僕なんて、本当に心配する価値もないのに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして僕らは急ぎ足で霊夢ちゃん達のところに向かい、ついにその姿が見えた。何やら苦戦してるみたいだ。相手は....とても穏やかそうなのに、圧倒的な雰囲気を漂わせる桃色の髪をした女性がいた。

 

???「あらあら......やっと来たのねクウガさん?」

クウガ「君は......」

幽々子「私は西行寺幽々子。白玉楼の主よ。よろしくお願いね?」

クウガ「あ、僕は望月京一郎。よろしく!」

霊夢「あんたほんっとブレないわね......」

魔理沙「もはや尊敬するぜ......」

咲夜「まぁこれが望月みたいな感じだから.....」

幽々子「いいじゃない!挨拶って大事よ〜?」

クウガ「そうだよ、第一印象ってすっごく大事なんだから」

霊夢「あんたらねぇ.....」

幽々子「さっ、世間話はいいわ。貴方もこの異変を解決しに来たのでしょう?」

クウガ「勿論、そのために来たんだから」

幽々子「そう.....なら敵ね。さぁ、掛かってきなさいな!」

クウガ「あぁ、こっちも本気で行くよ」

魔理沙「よし!ここから逆転だ!」

 

幽々子さんが僕らに弾幕を飛ばしてくるが僕らは各々避けていく。それにしても戦いを忘れるほど弾幕が綺麗だ。元々美しさも競うものと聞いていたから間違いなく美しさで言えばかなり強者なんだろうなんて他愛もないことを考えながら僕はドラゴンフォームになり幽々子さんを何度もドラゴンロッドで突く。けど幽々子さんはその猛攻をものともせず避けていく。

 

幽々子「あらあら!とっても早いじゃない!その棒もなんだか宴会で使えそう!」

クウガ「これは宴会道具じゃないよ!霊夢ちゃん!」

霊夢「えぇ!霊符「夢想封印・散」!」

幽々子「!」

 

僕が幽々子さんの気を引いてるうちに霊夢ちゃんが背後に周りスペルカードを放つ。いきなりだったのにも関わらず幽々子さんは涼しい顔で避けていく。でもまだ予想範囲内だ。

 

クウガ「魔理沙ちゃん!咲夜ちゃん!」

魔理沙「よし来た!魔符「ミルキーウェイ」!」

咲夜「任せなさい。幻符「殺人ドール」!」

 

魔理沙ちゃんは星型の弾幕をバラまき、咲夜ちゃんは自分の周りにナイフを配置し一斉に幽々子さんへ飛ばす。流石に幽々子さんはこれに反応できなかったのか避けきれていなかった。

 

幽々子「っ......やるじゃない。でも負けないわ。桜符「完全なる墨染の桜」」

 

幽々子さんは大玉を発射し、その後八の字に蝶々弾。広げ放射状に分裂、拡散させつつ上下に米粒のような弾幕を飛ばしてきた。相手も本気を出しているのか隙が少ない。弾幕だらけでみんなの位置がわからなくなっている。ここでどうにか幽々子さんだけを攻撃できたら.....そう考えていると僕のアークルが翠に光りだした。

 

クウガ「!まさか....!変身!!」

 

僕は再び変身する。その姿は翠のクウガ。疾風のごとく相手を貫く翠のクウガだ。僕は今まで持っていたドラゴンロッドをペガサスボウガンに変えると僕は幽々子さんに照準を定める。今は自分でも驚くほど落ち着いている。やるなら今だ

 

望月「確実に.....仕留める!!」

幽々子「きゃっ?!」

 

僕の放った空気弾は幽々子さんへ一直線に飛んでいき、見事命中した、それにより幽々子さんは一瞬取り乱す。けど翠のクウガはそれすら見逃さない。好機と取り僕は何度も空気弾を放つ。ついに幽々子さんは浮くこともままならず地面に伏せた。

 

幽々子「っ......これは.....認めるしかないわね......私の負けよ」

クウガ「君の弾幕もすごく綺麗だったよ。強いね」

幽々子「ふふっ、ありがとう♪」

魔理沙「おーい......?!え?!色変わってるし?!」

霊夢「今度は緑?あんたカラフルね......」

咲夜「その姿は遠距離向きってところかしら」

クウガ「そうだよ、流石咲夜ちゃ.....?!」

 

僕らがそんな話をしているといきなり僕の変身が解かれた。どうやら長く維持はできないらしい。

 

霊夢「あら、急に解けるのね」

望月「自分でやったんじゃないよ、多分長く維持できないんだと思う」

魔理沙「なるほどな......」

咲夜「大丈夫?また倒れたりでもしたらお嬢様一周回って多分キレるわよ?」

望月「こ、今回はしんどいけど大丈夫.....さっ、行こう?」

霊夢「えぇそうね。そろそろ行きましょう!」

幽々子「えぇ、なんでこの異変を起こしたかは宴会で話すわ。今は休みなさいな」

望月「ありがとう。じゃあ!」

幽々子「えぇ、またいつでも来なさい」

 

こうしてこの異変は幕を閉じた.....でもこのときの僕は知らなかった。どんな異変よりも最悪なことが起こり始めていることを.....

 

?「.....へぇ、どこにいるかと思えばこんなところに.....クヒヒッ!お前の希望。全部絶望にまた塗り替えてやる.....俺がクウガになってな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし!今日も頑張った頑張った!もっちゃんどこにいるんかね〜ほんと.......あーいるなら慰めてぇ!」

 

「んま、これももっちゃんのため。張り切ってやるか!ライダモデルも後ちょっとで完成だ!」

 

「待ってろもっちゃん!ぜーったい探し出す!!」

 

....どうやらこちらではまた新たな物語が始まりそうだ




最後の匂わせ通り新シリーズ始まりますよぉ〜?んまぁ新シリーズも楽しみにしててくだせぇ
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