東方空我伝   作:暇なグリッチ

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十二話だよ、やっと八雲家出せる.....


第十二話 邂逅八雲家

望月side

 

僕は今とある場所に向かっている。そう、最近全く行けてなかった博麗神社だ。この前の宴会にて最近全く来ないとかなりお叱りを受けてしまったため今回菓子折りを持ち博麗神社に続く階段を歩いている。

 

望月「よし!着いた!」

 

階段は長いけど正直あの冥界までの階段よりは長くないため息切れは全然していない。そして僕を見た霊夢ちゃんが僕を見た瞬間抱きついてきた.............抱きついてきた?!?!?!

 

望月「え?!ちょ、霊夢ちゃん?!」

霊夢「最近全然来ないからすごい寂しかったのよ、ばか......」

望月「え、その.....」

 

そう言いながら僕を泣きそうな顔で見つめる霊夢ちゃん。いや顔近いしあんまり思わせぶりなことを言うのは.....

「あら、随分くびったけなのね?」

 

霊夢「なっ?!ゆ、紫!」

望月「うわっ.....えっと、霊夢ちゃん知り合い?」

紫「私から説明するわ。私は八雲紫。幻想郷の賢者。まぁ幻想郷の管理者みたいに思ってくれて構わないわ」

望月「あっそんな偉い人だったんですね!すいませんなんだか......」

紫「別に謝らなくったっていいわよ、敬語もいらないわ。あとあんまり私と喋ってると.....」

望月「いてて?!」

霊夢「むぅ......」

 

僕が紫さんと話していると突然僕の腕を霊夢ちゃんがつねってきた。僕なんか悪いことしたかな.....かなり不服そうな顔をしている。

 

望月「ど、どうしたの?霊夢ちゃん.....」

霊夢「せっかく来たのに紫とばっか話してんじゃないわよ.....」

望月「え?あぁ、うん。ごめん.....」

?「これは....まさか霊夢がな....」

 

僕が軽く反省会をしていると九尾の女性がやってきた。金色の髪が太陽に照らされておりどことなく神聖的なものも感じr.....

 

望月「いたたたた?!」

霊夢「今度は何藍のこと見てんのよ.....」

 

ちょ!力強い!!結構痛い!!力入れすぎじゃない?!あの人見ただけだよ?!別に恋人でもないんだからそんな嫉妬しなくても.....ちょ!余計力強くなってる?!

 

望月「ちょ!!い、痛い!!痛い!!」

霊夢「また余計なこと考えてたわね.....」

紫「ふふっ、随分愛されてますこと」

藍「女の勘は舐めない方がいいぞ」

 

ちょ、見てないで!た、助けてぇぇぇぇぇぇぇ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「その、やり過ぎちゃったわ....ごめんなさい!!」

望月「大丈夫だから安心して.....」

 

うん、腕ちぎれるかと思ったけど大丈夫。多分大丈夫だから。それに落ち込んでる霊夢ちゃんはあんまり見たくないからね。

 

藍「まぁ先ほど自己紹介できなかったからここでさせてもらおうか。私は八雲藍。紫様の式だ。」

望月「よろしく藍さん。ところで式って....」

紫「まぁ簡単に言えば私が使役している妖怪。式にすることで相手を強力にし、従えることができる。まぁ流石に九尾の狐を式にしてるのは私くらいでしょうけど」

望月「なるほど.....」

霊夢「ところであんたが持ってる袋は?」

 

霊夢ちゃんは不思議そうな顔で僕の袋に指を指す。あぁそういえば色々あって結局渡すのを忘れていた

 

望月「あ、忘れてたよ。これ」

霊夢「これ....紅白饅頭?」

望月「そう。霊夢ちゃんの巫女服って紅白だからいいなって思って」

霊夢「そ、そう。ありがとう!」

 

霊夢ちゃんは紅白饅頭を受け取ると嬉しそうな笑顔を見せてくれた。うん、やっぱり笑顔が一番似合うよ。霊夢ちゃんは笑っている時の顔が一番可愛い」

 

霊夢「えっ?!///」

望月「え?あっ.....」

 

霊夢ちゃんは頬を赤らめている。マズい。完全にやらかした......どうしよう、嫌われたかな......

 

霊夢「ご、ごめんなさい。少し席外してもいいかしら?」

望月「あっうん.....」

 

僕はなんてことを.....最悪だ.....

 

望月sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢side

 

どうしよう。「笑っている時の顔が一番可愛い」あのセリフが頭から離れない。ずっと脳内で再生されるせいで笑みが抑えきれない。とんでもない幸福感で満たされていくのがわかる。しかも何気なく本当にたまたま溢れた本音なんだろうと思うと余計嬉しくなり私はもはや言語化していない声を上げる。

 

霊夢「〜〜〜〜〜!!!!!//////」

 

顔の火照りが収まらない。あんな何気ない一言だけで嬉しさが込み上げてくる。これはもう確実だ。好きだ。好きなんだ。望月は本当にいい人だ。戦ってる時は勇ましくも凛々しいのにやっぱり優しさが拭いきれてない。料理もとても美味い。咲夜と下手したら並ぶんじゃないかとなるほどには。それを毎日食べてる文が本当に羨ましい。私も食べたいのに、いつもは菓子ばかりで彼の料理を食べたのはこの前の宴会でたまたま食べさせてもらったっきりだ。本当に美味しかった。......結婚すれば一緒に食べられると思うといつもは自分でも自覚するほどやる気のない自分にとんでもないほどのやる気が溢れる。私をここまでぐちゃぐちゃにして、ここまでかき乱しておいて何もないなんてないわよね?

 

霊夢「.....絶対付き合っていつか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結婚だってしてやるわ!!」

 

覚悟してなさい!!

 

霊夢sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

望月side

 

望月「はぁ.......」

紫「大丈夫よ!霊夢があの程度であなたを嫌うわけないわ!」

望月「いやあれ普通に避けられてただろ.....あー最っ悪だ.....」

紫「貴方なんかキャラ変わってない.....?」

藍(心の声)「霊夢.....お前いつまで嬉しさで悶えてるんだ......」

霊夢「ごめんなさい、いきなり席外しちゃって.....」

望月「あーうん.....気にすんな」

霊夢「あ、さっきはいきなり席外しちゃったけど嫌いになったとかそんなんじゃないわよ!」

望月「......本当?」

霊夢「ええ!」

望月「....そっか!ならよかった!」

霊夢「というか、あんたさっき口調変わってたけど.....「あ!僕もうそろそろ寺子屋行かなきゃ!またね!」え!ちょっと!」

望月「じゃあまた来るよ!」

 

色々ありすぎて時計を見るのを忘れていた......まぁ走れば全然なんとかなるか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫「藍、やっぱり彼.....」

藍「はい、何か隠していますね.....」

紫「.....」

紫(心の声) 「彼の口調が変わった時、なんだかあっちの方が自然体に感じた.....まるでいつもは偽ってるみたいな.....でもいつもの彼も演技しているようには見えない」

紫「.....本当のあなたはどっち?望月、京一郎.....」




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