望月side
最初に仕掛けてきたのは咲夜さん。いきなりナイフが現れては僕のところに飛んでくる。始めのうちは避けれていたが猛攻は増すばかりで防戦一方。ついにナイフが何本か当たってしまった。
クウガ「グッ.....」
霊夢「気をつけなさい!そいつ多分時を止められるわ!」
クウガ「っ.....なるほど!」
多分勘なんだろうけどまずはそれを信じる方がいいだろう。けどそれを知ったからと言って戦況はあまり変わらなかった。僕はひたすら攻撃を避け、確実に隙を探す。
咲夜「攻撃はしないのかしら?」
クウガ「.....まだ、ね」
咲夜「そう。ならなにかされる前に仕留めさせてもらうわ!」
僕はおそらく来るであろう大技に備える。だがこの瞬間も僕は見逃さない。必ず隙はできる。
咲夜「奇術「エターナルミーク」!」
クウガ「!!!」
そして大量のナイフが召喚される。しかしナイフは前方に集中していたため、僕は横に避け、一気に距離を詰める。
咲夜「なっ?!」
クウガ「チェックメイトですよ。咲夜さん!!」
僕は咲夜さんにも死なない範囲での本気のパンチを繰り出した。いつも死んでしまわないか正直ヒヤヒヤする.....
咲夜「ガハッ.....」
クウガ「すっごく強かったよ、誇るべきだよ。その力。」
霊夢「まさか殺さないよう手加減したの?」
クウガ「当たり前じゃないか。殺しなんてしないよ。....もう、二度としたくない」
霊夢「?望月?」
クウガ「あぁ、気にしないで。さぁ、早くこの異変の元凶の場所に「あら、お呼びかしら?」!!」
僕が振り向くとそこには幼い少女がいた。だが羽根が生えており、その爛々と光る紅い目はどこか強者の姿に感じた。
クウガ「.....君があの霧を?」
レミリア「えぇ、そうよ。私はレミリア・スカーレット。この館の主よ」
霊夢「あんたね、あの霧があると色々困るのよ。やめてくれない?」
レミリア「それでやめるとでも?私だってやりたいことがあるのよ」
霊夢「やっぱりぶっ飛ばさなきゃダメね.....」
クウガ「間違って殺したりとかしちゃダメだからね.....?」
霊夢「あんたじゃないんだから大丈夫よ」
クウガ「えぇ?!」
レミリア「何漫才やってるのよ......まぁいいわ。こんなに月も紅いから本気で殺すわよ。楽しい夜になりそうね」
クウガ「君のことは......僕が.....いや、僕たちが止める」
霊夢「しっかり訂正して私も入れてくれるのね。さぁ、行くわよ!!」
そしてついに異変の元凶、レミリア・スカーレットとの戦いの火蓋が切って落とされた。初めに仕掛けたのは霊夢ちゃん。弾幕を飛ばしレミリアちゃんに攻撃する。レミリアも負けずに弾幕を飛ばす。僕はレミリアちゃんの弾幕を掻い潜り蹴りをいれるがレミリアちゃんは僕の蹴りを受け止める。
クウガ「流石......やっぱり一筋縄じゃいかないよね」
レミリア「っ.....あなたもなかなか良い蹴りを入れてくれるじゃない。お返しよ!神罰「幼きデーモンロード」!」
そう言うとあらゆる方向に様々な弾幕が飛ばされる。僕は彼女の眼の前にいたため弾幕を避けきれず被弾してしまう。
クウガ「グハッ!!」
霊夢「望月!あんたやってくれるじゃない!霊符「夢想封印」!!」
レミリア「グッ......」
霊夢ちゃんの弾幕はレミリアちゃんの弾幕をかき消し、レミリアちゃんへ被弾した。
レミリア「やるじゃない、もっと楽しい夜にしましょう!」
クウガ「僕はあんまり長引かせたくはないけどね....!」
霊夢「同意見よ、さっさと倒させてもらうわ!」
レミリアちゃんの弾幕を避けながら霊夢ちゃんが弾幕を放ち確実にダメージを与える。僕は弾幕の隙を見てレミリアちゃんに急接近し、大きなダメージを与える。彼女がスペカを放ち、僕が避けきれそうになかったら霊夢ちゃんがスペカを放ち弾幕をかき消す。それを繰り返し、気づけばどちらも限界を迎えていた。
レミリア「やるじゃない.....正直......見くびってたわ.....けど、次で終わらせるわよ!」
霊夢「上等よ......いくわよ!望月!」
望月「あぁ、いくよ!」
レミリア「これで終わりよ!「紅色の幻想郷」!!」
霊夢「霊符「夢想封印」!!」
クウガ「はっ!!」
レミリアちゃんは今までに類を見ないほどの密度の弾幕を出し、霊夢ちゃんもすかさずスペカを放つ。僕は彼女が再生できると知ったため気乗りはしないけど心を鬼にして構え、大きくジャンプし、飛び蹴りをする。
クウガ&霊夢「ハァァァァァァァァァ!!!!」
レミリア「グッ.......!」
僕の蹴りと霊夢ちゃんの弾幕はレミリアちゃんの弾幕をかき消し、みるみる距離を縮め、ついにレミリアちゃんへ当たった。
レミリア「ふふっ.......やるじゃない......悔しいけど......認めてあげるわ......あなた達の勝ちよ.......」
霊夢「はぁ......全く......疲れたわ.....」
クウガ「ほんとだね.....お疲れ様、一緒に戦ってくれてありがとね、霊夢ちゃん」
霊夢「これが仕事なんだから当たり前じゃない.....」
霊夢ちゃんはちょっと恥ずかしそうにしながら僕から視線を逸らす。意外と恥ずかしがり屋なのかな?
望月sideout
???side
なんだろう、上が騒がしい。誰かが戦ってる?もしかしてお姉様?.......ズルイよ、ズルイズルイ。ワタシヲコンナトコロニトジコメテオネエサマダケタノシンデ......ズルイ......ズルイズルイズルイ.........ズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイズルイ!!!!
.........ワタシモマゼテヨ、オネエサマ♪
???sideout
望月side
僕がさっきできていなかった咲夜ちゃんの手当てを済ませると魔理沙ちゃんがやってきた。何やら図書館の魔法使いに足止めされていたらしく、レミリアちゃんを一緒に倒せなかったことを悔しがっていた。そしてそろそろ帰ろうとしていたその時、どこかで爆発音が聞こえた。
望月「!今の音は.....」
霊夢「嘘でしょ......まだいるの?流石に疲れてるんだけど.....」
魔理沙「私もさっきの戦いの疲れが.....」
望月「大丈夫、僕が戦うから。」
レミリア「っ......」
望月「?レミリアちゃん?」
僕が早速クウガに変身しようとしているとレミリアちゃんの様子がおかしかったから、僕はレミリアちゃんの元へ駆け寄った。
望月「どうしたの?」
レミリア「......今出たのは恐らく私の妹よ」
望月「!.......どうしたいの?」
レミリア「.....あの子の能力はありとあらゆるものを破壊する程度の能力、あの子の力はあまりに強大だったの。そして、私は唯一の妹を地下に閉じ込めてしまった。ある日、あの子はおかしくなってしまったの。今あの子はきっと狂気に染まってる.....お願い......私の妹を.....助けてッ.....」
彼女は話している途中から涙を流していた。きっと相当後悔していたんだろう。だからこそ、僕は微笑みながら彼女の方に手を置く。
レミリア「.......?」
望月「大丈夫、最初からそのつもりだよ」
そして次の瞬間。ついに一人の人影が飛び出してきた。金色の髪をサイドテールにしており、その目はレミリアちゃんと同じく紅く爛々と光っている。
咲夜「っ.....!妹様?!」
望月「咲夜ちゃん!霊夢ちゃん達を安全なところに!」
咲夜「さ、咲夜ちゃん......?!わ、わかったわ!」
???「アナタダァレ?アナタガワタシトアソンデクレルノ?」
望月「遊びじゃない......これは君を救う戦いだよ。僕は望月京一郎、君は?」
フラン「ワタシヲスクウ?アハッ!ナニイッテルノ?ワタシハフランドール・スカーレット。サァ、アソビマショウ!」
望月「絶対助けて見せる.....そしたら、レミリアちゃんと仲直りしよう。怖いなら僕も手伝うから。」
そうして僕はすぐさまクウガに変身する。フランちゃんは一瞬驚いたけどすぐに狂気的な笑みを浮かべ
フラン「アッハハハ!タノシクナリソウネ!!」
クウガ「......」
フランちゃんの弾幕が飛んでくる、攻撃は激しくとても捌けるものではなく、何度も被弾を許してしまう。防戦一方の中、ついに僕は膝をつく。
クウガ「グッ......」
フラン「アレ?モウオワリ?」
霊夢「望月!」
魔理沙「大丈夫か?!」
クウガ「心配しないで.....大丈夫だから......!」
大丈夫と言ったものの正直かなり厳しい。まだ彼女はスペカすら使っていない。圧倒的に不利だろう。彼女の力をどうにかできれば......正面から突破する必要はない。受け流しでもすれば.......その時、アークルの正面が青く点滅していることに気づいた。
クウガ「!.....やってみるか!」
フラン「コンドハドウスルノ?」
クウガ「新たなクウガを見せてあげるよ......変身!!!!」
僕は再びクウガに変身する。しかしその姿は蒼いクウガ。僕は近くにあったロウソクを持ち新たな武器、ドラゴンロッドに変える。
魔理沙「色が変わったぁ?!」
霊夢「蒼い......クウガ?」
レミリア「ロウソクを武器に変えた......?」
咲夜「!.......」
フラン「スガタガカワッテモイッショヨ!」
フランちゃんは僕に弾幕を飛ばしてくる。しかし僕はドラゴンロッドを使い弾幕を弾幕を受け流す。フランちゃんは更に弾幕を飛ばすが僕は全て受け流す。
フラン「ナンデ?!アタラナイ!!!」
クウガ「君の力は凄いよ。けど、正面から受け止める必要はない。受け止められないなら、受け流せばいい!!」
僕はドラゴンロッドを構え、フランちゃんの元へ走り出す。
フラン「コナイデ!!!禁忌「レーヴァテイン」!!」
クウガ「ハッ!」
彼女は巨大なレーザーを出現させ、僕に振り回すが僕は勢いよく飛び空中で構える。
フラン「?!」
クウガ「ハァァァァァァァァァァァァ!!!」
僕はドラゴンロッドに力を込め、フランちゃんに渾身の突きを入れる。フランちゃんは耐えれず吹っ飛ぶ。
フラン「ガッ?!」
クウガ「レミリアちゃん!」
レミリア「!」
そしてやるなら今しかないと思った僕はすぐにレミリアちゃんの名前を呼ぶ。
フラン「グッ.....マダマダッ.....?!」
レミリア「フラン!!」
レミリアちゃんはフランちゃんに抱きつく。フランちゃんは抵抗するけどレミリアちゃんは離そうとしない。
フラン「ナニ?!ハナシテ!!!」
レミリア「ごめんなさい!!」
フラン「!?」
レミリア「あなたのことを何も考えず地下に閉じ込めてしまった.....あなたを孤独にして....私は姉失格よ.....本当に.......ごめんなさいッ.....!」
フラン「オネエサマ....ワタシ.....私.......ッ!」
気づけばどちらも泣いていた。それを見た僕はとても安心し、変身を解除した途端眠気が襲ってきた。抵抗する気が起きる暇なく僕は倒れてしまった。
望月「ははっ.....よかっ.....た.....」
霊夢「?!望月!望月!!」
そして僕は意識を手放すのだった......
今回の尊い犠牲はロウソクでした。フランちゃんいいよね。感想よかったらください。