永い夢   作:基幹世界からの手紙

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      part4 必殺の一撃

「やあ!

 

僕が何者かって?

 

そんな事はどうでもいい...どうでもいいんだ、そんな事は!

 

だって君は僕の人生には関係ないし、関係することもないだろうし。

 

それに、

 

君はきっとすぐに慣れるさ。

 

こんな無責任なことが言えるのは、

 

もしも慣れることが出来なかったら、とっくにどうでもいいボックス行きだからさ。

 

 

では本題に入ろう!

 

 

この世界は僕の知っている限りどんな事でも起こりえる!注意しよう!

 

君の左手、指の数は何本ある?

 

5本?それとも12本?...あーまあ整数のうちはマシさ。

 

0.8本になるかもしれない。少なくともいずれかの指が"途切れて"いるね。

 

指の本数が複素数になるかもしれないね。おそらく君の指は何本か見えなくなるだろう。

 

他にも分解型複素数になるかもしれないし、グラスマン代数やスピノル代数を用いた値になるかもしれないね。あるいは未だに人類や知的生命体が発見できていない"指の数え方"をさせられるかもしれない。

 

もうこうなってくると君の指が一体どんな状況なのかを予想するのは困難になってくる。けど、ろくな結末を迎えないことはなんとなく分かるだろう。

 

だから、よーく気を付けとくんだ。

 

正直いってこんなのはまだ"想像できる範囲の異常現象"なんだ。

 

明日同じ物理法則が流れている保証はどこにもない。もっといえば、明日同じ論理学が採用されてるとも限らないからね。気付いたら1=2になってるかもしれない...そしたらまあ全ては崩れ去って、俺らはそれをどうにか理解しようとまた学問を一から発明していくしかない。それが出来なきゃ、この現実の餌食になってしまう。

 

ともかく、そんな気負わないで!

 

今言ったのは、絶対に死なない方法でもある。だから並大抵の人は、気付かされて実行できるもんじゃない。それに、まーだいたいの脅威は逃げるかガードし続けてれば案外助かる。

 

 

そして次に、

 

 

この世界にはいろんな能力者がいる。そいつらは超能力の使い手だ。

 

能力を使いこなすのがへたっぴな奴もいれば、イカれた角度で連発してくる奴もいる。

 

能力には「何かを唱える」みたいな簡単な発動条件もあれば、「自分と同じ緯度の全ての気候区分を熱帯にする」みたいなとんでもない難易度の発動条件もある。

 

能力の効果は様々で、相手の頭蓋骨を若干ピンク色に変えるだけの役立たずな効果だったり、半径14光年以内を消し去る効果だったりもする。理不尽だよね...。

 

現実にはいろんな能力者がいるけど、実は能力は1つとも限らないし、本当に強いのは能力じゃなくて能力者自身の方かもしれないし、カモフラージュされてるだけで実際は違う効果の能力かもしれないし、自分自身でもどんな能力なのか分からないまま連勝してる能力者かもしれないから...もちろんここに書いてないパターンのやつもいるかも...だから...まー...なに...臨機応変に、頑張って。

 

それじゃ、またどっかで会おう!」

 

って唱えると、これを聞いてた人間が僕以外の生後20歳以上の人だった場合、手首が捻じれて5秒後に原因不明の圧死を経験する能力さ!もう君は終わりだ!

 

あとちょっと待ってな...

 

あと少し...

 

2、

 

1、

 

よし。

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