下剋上 ~勝利へのストレート~(凍結)   作:桜葉黎明

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お久し振りです!!
やっと私用から解放されました。そして内容が思いつかなくて書いては消しての繰り返しをしてました。
大変お待たせしてしまい申し訳ございません。
これからは週一から週二ペースで投稿していこうと思いますのでよろしくお願いします。


今回は雷鴉他メンバーの後輩たちが海皇に見学しに来ました。


第13球 見学

県予選が終わり各県の代表がほぼ決まってきた。静岡予選もこの前終わり「咲乃森」という高校が甲子園を決めたみたいだ。まぁ秋からその座は海皇がいただくがな。

栄純は決勝で負けた。あいつは7回途中でマウンドに上がったがやはり予想通り決勝の重圧に耐えられず9回に同点押し出しデッドボールをやらかし、直後に交代した川上さんが延長10回に打たれてしまい、青道は6年振りの甲子園出場を逃した。これまで危ういながも好投を続けてきた栄純だったがピンチの場面での経験値が少なかったのがもろ出ちまったな。この経験を生かしてほしいものだ。

それに例純の心配をしてる暇はない。俺らもすぐに秋の試合が来るんだからな。

今日は後輩たちが海皇に見学に来る。俺らが卒業した後の修峰中は2年連続で全中決勝まで進んでそれも決勝の相手はこれまた連続で宮田東中とだった。結果は宮田東が修峰の二連覇を阻止して優勝を決めた。そんな連中が俺らの後を追って海皇に来るらしい。ニックの弟も来るみたいだから候補の一つにしてもらいたい。

 

早見:「あ〜めんどくせぇ.......」

 

雷鴉:「そう言うな。たまにはいいじゃねぇか。後輩たちと戯れるのも」

 

早見がブルペンで愚痴ってくる。今、逢坂先生と大輝が後輩たちを学校案内に行っており、残りは大輝たちが戻ってくるまで各自自主練をして待ってることにした。

 

永倉:「けどお前らの後輩だろ?そいつらが入学したら俺レギュラーに残れるのか........」

 

永倉がやけに落ち込んでる。

 

雷鴉:「今まで通り努力すれば大丈夫だろ。そこまで気にする必要はない」

ので

永倉を励ましてやるが永倉は心配で仕方ないみたいだった。だが大丈夫のはずだ。

実際俺のジャイロ捕れんの永倉だけだし。

 

霜山:「大輝たちが帰ってきた。全員集合だって」

 

颯人がブルペンまで呼びに来てくれた。

ブルペンから出るとベンチ前に人だかりができていた。

 

???:「雷鴉先輩!!お久し振りッス!!」

 

???:「またよろしくお願いします」

 

雷鴉:「久し振りだな、大悟、田口」

 

人だかりから二人の後輩が出てきた。一人は捕手の高橋大悟(たかはしだいご)。俺よりかは小さいが能力の高い元気ありまくりの奴だ。もう一人は遊撃手の田口直斗(たぐちなおと)。キリと一緒に修峰鉄壁の二遊間を張ってた後ろを安心して任せられる奴だ。

 

雷鴉:「まだ決めてもないのに“よろしく”はないだろ」

 

田口:「雷鴉さんがいないところは行く気がありませんので」

 

高橋:「どこまでもついていく覚悟はできています!!」

 

覚悟ってそんな大げさすぎんだよ。

 

逢坂:「じゃ全員そろったことだからピッチャーキャッチャーはブルペンで投球練習、それ以外は守備練習をしましょう。ブルペン組は十六夜君、守備組は榊君がリーダーで練習してください」

 

リーダーか。面倒だけどには戦力を上げるためにはしっかりとこいつらにアピールしなくちゃな。

 

ニック:「ライア、あの帽子に桜のマークがある子って俺の弟なんだヨ。投手だからよろしくネ」

 

ニックに言われ見てみると早見と同じくらいの背がある男子だった。一回見てみないとわからんがそこそこやりそうな感じはするな。

 

 

 

--------------------------------------------

 

ブルペンには俺、早見、永倉のほかに大悟とニックの弟、それから宮田東中のユニフォームを着たやつがきた。

まずは自己紹介しなきゃな。

 

雷鴉:「じゃあまずは自己紹介からいこうか。俺は十六夜雷鴉。ピッチャーとキャッチャーの両方をやってる。よろしく頼む」

 

早見:「ピッチャーの早見隆司だ。よろしく」

 

永倉:「俺は永倉雄大。ポジションはキャッチャー。よろしくな」

 

高橋:「自分は高橋大悟ッス!!修峰中でキャッチャーッス!!よろしくお願いします!!」

 

大悟.......元気なのはいいが少し落ち着け。

 

???:「一之瀬翔大(いちのせしょうだい)です。宮田東中のピッチャーです。よろしくお願いします」

 

宮田東中の奴は一之瀬ね。そういえば去年の全中決勝で2番手でマウンドに上がったのを今思い出したわ。

 

???:「ウィリアム・バーネットです。静岡桜山中のピッチャーです。兄貴がお世話になってます」

 

ニックの弟はウィリアムっていうのか。ニックと違って日本語が流暢だな。

 

早見:「“兄貴が”ってニックの弟か?」(ヒソヒソ)

 

雷鴉:「そうだよ」(ヒソヒソ)

 

早見がマジかとか言いながら値踏みをするように見ている。とりあえず練習するか。

 

雷鴉:「じゃとりあえず大悟は早見、一之瀬は永倉、ウィリアムは俺と組んで投球練習。変化球交えながら本番想定してやれよ」

 

そういうと各自自分のペアのところに行って話しをしながら投球練習を始めた。

 

ウィル:「兄貴から十六夜さんの話はよく聞いてます。よろしくお願いします」

 

雷鴉:「よろしく。どうだった?学校の雰囲気とか」

 

ウィル:「自分は兄貴と甲子園で優勝するのが夢なんで最初から海皇に決めてます」

 

こいつもか......じゃしっかりと査定させてもらうか。

 

雷鴉:「それならさっそく君の投球を見させてもらうよ。変化球は?」

 

ウィル:「ツーシーム、スクリュー、スライダーです」

 

一応3球種か。中学生にしては上出来か。

 

雷鴉:「じゃサイン出すから変化球交えて投げてみるか」

 

それから俺たちもサインを決めて投球練習に入った。

ウィルの投球を受けて感じたのはさすがニックの弟って感じだった。コントロールもいいし変化球もしっかりと決まってる。一之瀬もちょいちょい隣で見てみたけど全中優勝しただけあるな。こいつらが入学してきたら即戦力になるな。

 

ウィル:「どうですか?」

 

ウィリアムが感想を求めてきた。

 

雷鴉:「なかなかいいもの持ってるよ。一之瀬もいい感じだし君たちが入ってくれると戦力がかなり上がるから期待してるよ」

 

高橋:「先輩!!俺は俺は?!!」

 

雷鴉:「はいはい期待してる」

 

大悟は本当うるせぇな。

 

一之瀬:「自分は先輩たちに比べたらまだまだです」

 

雷鴉:「その気持ちがあれば強くなれる。頑張れよ」

 

一之瀬:「はい。ありがとうございます!!これからもご指導よろしくお願いします!!」

 

流石大輝たちの後輩だけあって礼儀正しくていいな。どっかのバカとは大違いだ。

俺は後を早見と永倉に任せてグラウンドに向かった。

 

 

---------------------

 

カキーンッ!!........カキーンッ!!..........

 

グラウンドでは2人の中学生がバッティング練習をしていた。よく見るとそのうちの1人は田口だった。相変わらずいいスイングするな。

ん?隣で打ってるやつも田口に劣らないいいセンスしてる。それになんか大輝を安打だけに特化させたような感じに思える。

 

榊:「どう陽佑のバッティングは?」

 

雷鴉:「なかなかいいな。お前のとこの後輩か?」

 

榊:「そうだよ。陽佑!!」

 

大輝が田口の隣で打っていたやつを呼んだ。

 

榊:「彼は葉桜陽佑(はざくらようすけ)。僕と一緒に二遊間を張ってたんだよ」

 

葉桜:「葉桜です。宜しくお願いします」

 

雷鴉:「よろしく。君も海皇に入るのか?」

 

葉桜:「もちろんですよ。十六夜さんに大輝先輩がいるんですからここ以外に行く気はありませんよ」

 

そうなると来年はかなり戦力補強が見込めるな。

 

榊:「陽佑や田口もそうだけど外野で飛んできた打球を捕って守備練習してる2人が隆司と光子郎の後輩の藤本聖志(ふじもとさとし)山川和磨(やまかわかずま)。2人とも外野手が本職だからそれなりにうまいから控えとしては十分行けると思うよ。一応あの子たちも海皇志望だから覚えておいてね」

 

ふ~ん、まぁ甲子園に行く戦力になれるんなら歓迎だな。

そのまま時間が過ぎ練習が終了し俺と大輝、逢坂先生は後輩たちを見送るために最寄駅まで来た。

 

一之瀬:「今日はありがとうございました」

 

大輝:「いい機会だったからね。君達も刺激になったんじゃない?」

 

田口:「そうですね。早めに高校のことを知れてよかったです」

 

逢坂:「あなたたちは入学希望することを校長先生に伝えたところ推薦の許可をいただきましたので9月中に中学校の方へご連絡させていただきます」

 

結局こいつら全員海皇に来るのがほぼ決定したか。なら心配事は大悟くらいか。

 

雷鴉:「田口は大丈夫そうだけど大悟はちゃんと勉強しておけよ。いくら推薦とはいえ海皇はそこそこ学力高いからな」

 

大悟は頭悪いからな。言っておかないとこいつは多分野球しかしねぇ。

 

高橋:「マジっすか?!」

 

当然だろ。頭よくねぇと捕手なんて勤まらんよ。

 

藤本:「一之瀬、もう電車来るぞ」

 

もうそんな時間か......

 

榊:「勉強も練習もちゃんとしておいてね。僕たちは君達に期待してるから」

 

後輩たちはそれを聞くと頷きホームに向かって行った。

 

榊:「なかなか良かったんじゃない?」

 

雷鴉:「そうだな。戦力としては十分だ」

 

逢坂:「君達もうかうかしてられないわよ。夏休み明けたら学園祭で招待試合するしそのあとすぐに秋大会だからね。これからビシビシ行くから気を引き締めてくださいね」

 

逢坂先生はふっふっふと黒い笑みを浮かべていた。大輝も冷や汗を垂らしていた。どうやらこれからは地獄の練習になりそうだ......




いかがでしょうか?
日常回は相変わらず難しいです。
艦これのイベントもあるしトランプタワーにもはまってるから大変だな.......
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