その割に相変わらず内容が薄い......
早く試合したい.......
静岡から戻り月日が過ぎいつの間にか卒業式になってしまった。あの日から大輝に投球練習をしておくように言われ毎日投球練習するようになった。今まであまり投げてこなかったから大分固くなってたけど卒業までには何とか感覚を取り戻すことができた。ずっと断り続けてる俺らに出版社から取材のオファーも来たが断らせてもらった。大輝に口止めされてたからな。海皇に行くことを知ってる栄純に廉、蒼月さんも高校に入るまでは黙ってくれることになった。ちなみに全中決勝後に高校を迷ってた廉は自分へのけじめと親の都合で埼玉の西浦ってとこに行くことにしたらしい。やるとしたら甲子園か。埼玉は強豪だらけだが上がってこれることを楽しみにするとしよう。
女子A:「十六夜君も甲子園出たら絶対応援に行くからね!!」女子B:「甲子園どころか予選から行くから!!」女子C:「学校あっても休んでいくから!!」
雷鴉:「ありがたいが学校あったら学校を優先しろよ。それと遠いから無理してこなくていいから」
キリのファンと思わしき女子たちに応援されたがわざわざ静岡まで来なくていいから学校に行こうか。
大橋:「最後だから女子たちがしつこいな」
大橋も女子に群がられたのか少し疲れたような顔をしてやってきた。キリと違って大橋も俺も女子に群がられるのに慣れていないからな。
大橋:「でも.....少しは嬉しいな」
そういって大橋はにやけていた。よほどうれしかったんだな。
そんなこんなで中学生活が終了した。じゃあな修峰......
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またまた月日が流れ無事海皇学園に入学した。さすがにみんな実家から通うことができないから寮に入った。寮のお姉さん(だいたい30代後半のおばさんだが大橋が入寮初日に「おばさん」といって怒られた)にもよくしてもらっているから今のところは何とかなりそうだ。
早見:「で、入学したはいいが夏の試合に出れないってどういうことなんだよ?」
雷鴉:「仕方ないだろ。全中で活躍した俺らのほとんどが推薦断って海皇に来たんだから。将来を見込んでたのに強豪全部断ったら高野連も怒るだろ」
ブルペンで投球練習をしながら早見が愚痴っていた。
顔合わせのあと俺らは高野連に呼び出されて「何を考えているんだ」と怒られてしまった。それどころか大輝が高野連に穏やかに喧嘩を売ったせいで入学後半年は公式戦に出ることを禁じられてしまった。怒られる意味が分からんがまぁ人も集まってないからちょうどよかったと思う。強豪も分析できるしな。
早見:「それでもよ.....」
早見が愚痴るのもわかるが諦めろ。
早見:「それにしてもあいつら遅くねぇか?いつまでかかってんだよ」
今大輝、高坂、大橋、キリは野球部の勧誘に行っているんだが帰ってこない。ちなみに颯人と大滝はグラウンドで練習している。
大輝たちは1時間前に行ったのにいつまでかかってるんだ?そこまで人が集まらないのか?
大滝:「雷鴉、お客さん」
グラウンドで練習していた大滝がブルペンまで来て教えてくれた。
お客さん?誰だ?
グラウンドに行くと男子2人と女子1人がいた。男子の一人は外国人っぽいな。
雷鴉:「お待たせしました。主将は今出ているんですがどうしました?」
???:「もしかして野球部の方ですか?」
雷鴉:「そうですがあなた達は?」
???:「自分は
キャッチャーか......俺がマウンドに上がった時のキャッチャーにしようか.....じゃなくて1年か!?
???:「私は1年のニコラス・バーネット。親の都合で日本に来たヨ。アメリカの中学でレフトだったヨ」
レフト.....スタメン確定だな。
???:「それで私がマネージャー志望1年の
髪の長い元気な女子が自己紹介した。大橋とか高坂が騒ぎそうだけどマネージャーはありがたいな。
雷鴉:「自分は十六夜雷鴉です。1年でキャッチャーやってます」
永倉:「十六夜?!」
うわっ!!永倉君がいきなり大声出すからびっくりした。いったいどうした?
ニコラス:「どうしたんですカ?」
弥生:「いきなりどうしたのよ?」
永倉:「どうしたもこうしたもないわ!!なんでここに全中優勝した修峰中のキャッチャーがいるんだよ!?」
あぁ....そのことか。
ニコラス:「ゼンチュウってなんですカ?」
弥生:「全中って言うのは簡単にいえば日本の中学生が予選を勝ち抜いて出れる大会なんだよ.....って、えぇぇぇぇぇぇぇ?!」
有栖川さんも驚いちゃった。ニコラス君はよくわかっていないのか普通の顔尾をしてる。
雷鴉:「俺だけじゃないんだがな」
永・弥:「「へ?」」
俺は驚く2人とニコラス君を連れてベンチに連れて行った。
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永倉:「なんで全中で活躍したメンバーが海皇にいるんだよ!?」
榊:「それは僕が呼んだからね」
その後、何も収穫がなかった大輝たちが帰ってきて永倉君たちを紹介した。大輝たちも自己紹介したらさらに驚かれてしまった。
永倉:「ほかにも強豪から誘いあったんだろ?!なんで海皇に入ったんだよ?!」
榊:「下剋上だよ」
大輝は俺たちに説明したように海王に来た理由を話した。
永倉:「そんな無茶なことするために海皇に?」
榊:「そうだよ。で、永倉君たちは入部希望らしいけどここまで聞いて改めて聞くよ。本気で下剋上する気....ある?」
大輝は真剣な眼差しで永倉君たちに俺らの本気さを語った。強豪校の誘いを断ってまで下剋上にこだわっていること、やるからには深紅の大優勝旗を持って帰ることを話した。もちろん大輝に誘われた奴ら全員の決意も話した。
大輝:「......こんな感じだけどどうする?」
ニコラス:「俺は入るヨ。親の都合で日本に来たから正直野球は諦めてたけど君達とならまた初めてもいいかナ」
弥生:「私もマネージャーだけど大輝君たちの本気が分かったからしっかりサポートするよ!!」
ニコラス君と有栖川さんは入ることを決めたようだ。だが永倉君はどうだろうか......。永倉君は入っても正直スタメンマスクはほぼ無い。他のメンバーと比べて試合に出れる時間は少ない。他のポジションにコンバートするのも手だがキャッチャーにこだわるなら.......酷だが海皇以外に行くしか手はない。どうするんだ?
永倉:「......少し考えさせてくれ」
だろうな。今までずっとキャッチャーをやっていたやつに「スタメンマスクはない」と言われたら悩むだろう。永倉君にはじっくり考えてもらいたい。
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あれから1週間経った。ニコラスくん(通称ニック)はアメリカでやってただけあって驚異的な運動能力だった。打てばヒットを量産できる打撃力、守ればレーザービームなど全盛期のイチロー並の奴だ。ニックの入部はいい意味で想定外だった。
永倉君はあれ以来来ていない。相当悩んでいるみたいだ。まぁ俺はどんな選択をしようが永倉君を応援するつもりだ。
ニック:「ライア、今日はどうするんダイ?」
教室でこれからのことを考えていたらニックが声をかけてきた。
雷鴉:「今日も監督探しだ」
ニックと颯人が同じクラスでよく話しかけてきた。そのため部員を大輝たちが探すから監督を俺らが探すことになってしまった。どうやら監督もいないらしい。本当に自分たちの力で優勝旗狙うんだな。
つかずっと探してるんだがどの先生も全然引き受けてくれない。どうするか......
霜山:「現国の逢坂先生が何も部活受け持っていなかったはず」
ニック:「oh!!さっそく行こうカ!!」
ということで逢坂先生のもとに行くことに......でも逢坂先生って女性だぞ?
逢坂:「私.....ですか?」
逢坂先生にお願いしに職員室に行ったら先生はちょっと驚いたような顔をしていた。放課後で先生も忙しそうだったのだが俺らのために時間を作ってくれたみたいだ。逢坂先生は今年大学を卒業したばかりの新任教師だからいきなり野球部をお願いしても重荷になってしまうがもう逢坂先生しかいないんだよなぁ。
雷鴉:「どうか野球部の監督を引き受けてくれませんか?」
ニック:「もうティーチャーだけが頼りなんですヨ。お願いします」
逢坂:「でも.......」
逢坂先生はすごい困ってしまった。先生にも負担がかかるが俺らも監督がいないと試合に出れないんだよなぁ。他の先生も引き受けてくれないから逢坂先生が引き受けてくれないと下剋上どころじゃなくなるんだが........
そんなことを考えていたら後ろにいた颯人が俺の前にきた。
颯人:「逢坂先生、隆弘監督の夢、叶えませんか?」
隆弘監督?誰?
逢坂:「.......知ってたの?」
どういうこと?
詳しく聞いてみると逢坂先生の祖父さんであった逢坂隆弘は海皇学園野球部の監督でわずか23歳で海皇を甲子園初出場に導いてから夏16回、春10回出場し全盛期には甲子園8年連続出場、甲子園最高ベスト4にもなった凄腕監督でそんな監督の夢が“甲子園優勝”だったらしくいつも生徒に自分の夢を語っていたみたいだった。だが52歳の時グラウンドで急性心筋梗塞を発症させそのまま帰らぬ人になったらしい。
雷鴉:(なんで颯人が知ってんだよ?)
霜山:(大輝が教えてくれた。まぁここは任せて)
“任せて”って言われてもなぁ.....
逢坂:「叶えてあげたいけど......私は女だから......」
雷鴉:「だったら叶えてやりましょうよ」
逢坂:「え?」
ニック:「私も協力いたしマース!!先生のお墓に優勝旗を持って帰りまショー!!」
霜山:「先生も隆弘監督を見て高校時代は海皇のマネージャーになっていたのですよね?でもかなえられなかったんですから次は監督として隆弘監督に優勝旗を持っていきましょう」
えっ?!逢坂先生って海皇のマネージャーだったの?!それも大輝情報?!だったらあいつマジ何者?!
逢坂先生は俯いて考えているようだった。そして俺らの思いが通じたのか顔をあげて笑顔を見せた。
逢坂:「私は監督のやり方なんてわかりませんよ?」
雷鴉:「大丈夫です。それは自分たちがフォローしますから」
そういうと頷いて立ち上がった。
逢坂:「では早速部員たちを見に行きますね」
どうやら監督を引き受けてくれたようだ。これで一安心だ。
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逢坂:「
グラウンドに集まった俺らに逢坂先生は自己紹介した。もちろん俺らも自己紹介し甲子園にかける思いも語った。逢坂先生も甲子園を思い描き手助けしてくれるようだ。
その後、倉庫に行きピッチングマシンやベンチなどの筋トレマシンを確認した。
隆弘監督は相当金をつぎ込んだらしく、かなりいいものばかりであった。
???:「すみません」
入口から声が聞こえたから振り向くと永倉君がいた。答えを持ってきたみたいだな。
永倉:「俺もお前らと一緒に甲子園に行きたい」
入ることにしたのか。でもいいのか.....。
榊:「いいのかい?雷鴉がいる限りスタメンマスクはほぼ無いよ。それでも入るのかい?」
大輝は永倉君に聞いた。しかし、永倉君の目は燃えていた。
永倉:「それでもいい。お前らと一緒に優勝旗を手に入れることができれば俺は代打でも雑用でもやるよ」
自分が決めたなら文句は言わねぇよ。それに大輝も同じ考えらしいし。
榊:「じゃさっそくだけど雷鴉の専属キャッチャーということでよろしくね」
永倉:「十六夜はキャッチャーじゃないのか?」
雷鴉:「ピッチャーもできる。だが俺の球捕れる奴がいない。だから俺がマウンドに上がった時だけマスクかぶれ」
永倉:「大丈夫なのかよ?」
榊:「それを君が雷鴉に教わって捕れるようにするんだよ」
永倉:「そういうことか......」
そういうことだ。捕れるまでやるから覚悟しておけよ?
メンバーも集まり海皇学園野球部は始動した。目指すは甲子園........深紅の大優勝旗だ!!
いかがでしょうか?
内容が薄いのに感想を書いてくれている方がいるのですごい励みになります。ありがとうございます!!
ゆっくり更新していますが今後ともよろしくお願いします!!
あとがき後半にはメンバーの紹介をしていこうかと思います。
今回は学校紹介です。
・海皇学園高校
静岡県にある私立高校で有名デザイナーにより作られたブレザーを着用しているため人気のある。
甲子園には夏16回、春10回出場。最高成績ベスト4。前監督で現監督である逢坂志乃の祖父である逢坂隆弘が23歳で甲子園初出場に導いてから全国から隆弘を慕う球児が多くおり地元では『リヴァイアサン』と称えられていた。また学園祭で山梨のとある高校を招待し練習試合を行っていたが一般開放の招待試合のためファンが多く『富士山頂上決戦』と呼ばれ人気を博していた。
しかし隆弘死亡後、年々部員数を減らしており、現在は部員数0。雷鴉たちが入部しなければ廃部することが決まっていた。