小説って作るの大変ですね。作者の皆さんには脱帽です。
今回は原作がダイヤのAとしておきながらしばらくはおおきく振りかぶっての話になっています。タグには時数の関係上ないですが一応ダイヤのAとおお振りのクロスですので気に食わない方もいらっしゃると思いますがご了承ください。
オリ主目線だが途中から三橋目線になっています。最後グダグダしています。
そして海皇のユニフォームはメジャーリーグのブルージェイズと同じ上が青、下がグレーです。胸には「KAIO」と入っております。
野球部が始動して1か月が経過した。大輝と逢坂先生、有栖川さんがいろんなところから資料を集めてきて実行したり、隆弘監督が生前書き記したノートが出てきたのでそこに書かれていたことを試したり、人数が少ないから投手と捕手以外は全ポジションをこなせるようにしたりと大忙しだった。それに逢坂先生って結構鬼だ......守備練習で3㎏の重りをつけてやってるのに1回のミスで1.5㎏増やされるし、バッティング練習だと木製バットで俺・高坂・大滝・永倉は30本中18本、大輝・ニック・キリは30本中13本、大橋・颯人・早見は30本中10本の柵越えをしなければそのあとの筋トレの回数が100増えるからきついんだよなぁ。ただでさえ筋トレの回数が100回なのに.......。当初俺と大輝、キリしかクリアできなくてみんな死にかけてたな。それに加え俺と永倉は投球練習と捕球練習もやってるから永倉はほぼ屍の状態だった。今ではそのようなミスはなくなりつつあり、また体力的にも余裕ができたことから練習終了後や夕食後から消灯時間まで自主練するようにもなった。そのおかげで永倉は通いだったのを「練習時間が減るから」と寮生活に変更した。有栖川さんも永倉と幼馴染だったらしく永倉が心配なのと夜遅くまで練習してる野球部をサポートしたいという理由から学校の近くに暮らしている逢坂先生の自宅に下宿することになった。
そして今日もきつい練習が終了した。
ニック:「ショウ!!ハヤト!!ご飯食べる前にダッシュしまショー!!ビリがお風呂の後の牛乳驕りデ!!」
大橋:「いいぜ!!やろうぜ!!」
霜山:「負けない」
練習が終わってさっそく自主練をするみたいだ。
大橋に颯人、ニックはこれから走り行くのか。そしてニック、君は本当にアメリカ人なのか?
早見:「俺らも投球練習しに行こうぜ」
だな。早見も大分キレが増してきてコントロールもよくなってきてるから今日の練習でちょっといやらしいところに構えてみよう。
永倉も練習開始時はジャイロが全く捕れず毎回痣を作っていたし、低回転や高回転を普通のストレートと区別できなくてボールを落としてたりしてたけど今では低回転と高回転は捕れるようになった。ジャイロはまだ完全捕球ではないけど後逸することはなくなった。これならあと少しでジャイロも捕れるようになるな。
榊:「あ、今日の自主練は早めにあがって寮に戻ってきてね。夕飯後のときにこれからのことを連絡したいから」
早見・永倉と一緒にブルペンに行こうとしたら大輝に呼び止められミーティングをやることを伝えられた。
これからのこと?
早めに自主練を切り上げ夕食後食堂に集められた。夕食後に帰っているはずの逢坂先生と有栖川さんもミーティングに参加するために残っていた。
榊:「次のG.Wの最終日に練習試合することになったから準備しておいてね」
練習試合か.....このメンバーでは初めての試合だな。今の俺らの実力がどの程度なのか測れるチャンスだな。
.....そういえば栄純は夏のレギュラー決めのために紅白戦やるって言ってたし、廉も群馬でG.W合宿してその最終日に因縁の三星と練習試合するってメール着てたな。俺らと違ってすでに始まってんだよなぁ......。
高坂:「で、どことやるんだ?」
榊:「それは........群馬の三星学園と埼玉の西浦高校だよ」
は?三星?西浦?
早見:「三星はわかるけど西浦は聞いたことねぇぞ?」
有栖川:「西浦は去年まで軟式野球部だったけど今年から硬式野球部になったばかりの学校よ」
大滝:「なんでそんなところと練習試合するんだ?もっとたくさんあったんじゃねぇの?」
逢坂:「榊君が『コネがあるから』って持ってきたんだけど.....」
大輝.......お前か......
榊:「推薦もらった時の書類から探したんだ。1日2試合になっちゃったけど僕たちの実力を試すチャンスだから頑張ろう」
霜山:「群馬と埼玉ってことは移動が大変だと思うんだけど?」
榊:「それは大丈夫。だよね雷鴉?」
大輝の呼びかけに全員が俺のほうを向いた。なんで大輝は俺のところに廉からメール来たことを知ってるんだ......
ニック:「ライア、どういうことネ?」
雷鴉:「知り合いが西浦の野球部なんだ。そいつから三星と練習試合するために群馬で合宿やるって聞いていた」
榊:「その練習試合に僕らもお邪魔させてもらうことにしたのさ」
雷鴉:「だが西浦もG.W最終日に練習試合を組んだって聞いたが?」
榊:「三星のご厚意で三星対西浦を1日前にずらしてもらったんだ。その代わり僕らはきつい感じだけどね」
三星はともかくよりによって西浦とやるのか.......正直もう少し先にやりたかったな。
まぁいいや。西浦も1年軍団だ。甲子園でやるためには同じ1年でどれだけ実力が離れているかを教えてやらないとな。
榊:「第一試合が西浦、先発は隆司に任せるよ」
早見:「了解だ」
さすがに初試合では早見に任せるか。
榊:「だけど隆司は7回までだからね。8回からと次の三星戦は.......雷鴉、君にあがってもらうよ」
雷鴉:「わかった」
逢坂:「予定では前日に三星学園に向かって三星対西浦の試合を見ることになってるからよろしくね」
ピッチャーもやるのか。西浦戦で先発じゃないのが残念だが......手加減はしないぞ、廉.....
それからG.Wに入り、俺らも3日間の合宿を行い、三星と西浦の待つ群馬に向かった。
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三橋視点.......
球審:「ストライーク!!ゲームセット!!」
三星に......勝った!!やっと......勝てた!!
阿部:「やったな三橋」
阿部君が駆け寄ってきた。阿部君のリードのおかげで三星に勝てたんだ。
田島:「三橋が強いことが証明できたな!!」
田島君も駆け寄ってきた。田島君もバットで援護してくれたから勝てたんだ。ありがとうみんな!!
百枝:「みんなよくやったわ!!この調子で明日も勝つわよ!!」
花井:「けど監督、明日の相手ってどこなんです?聞くところによると三星もやるらしいですけど?」
本当は最終日に三星との練習試合が予定されていたんだけど別の学校が三星に練習試合を申込み、相手校の都合で1日前倒しになった。しかも西浦とも練習試合をしてくれることにもなった。百枝監督もいい経験だからと了承したらしいんだけどどことなんだろう。
百枝:「静岡の海皇学園って言ってたわ」
え?海皇学園?
巣山:「海皇?聞いたことないですね」
百枝:「私が小さいころは監督の腕がすごくて結構話題の学校だったんだけどその監督がなくなってからは聞かなくなった学校ね。三星さんからの情報だと部員がいなかったらしいんだけど私たちと同じように1年生が入学して復活したらしいわ」
海皇学園.......十六夜君達が来るんだ.......
百枝:「けど気負いする必要はないわ!!1年生だけで三星さんに勝てたんだから同じ1年生だけの海皇学園にも勝てるはずよ」
三橋:「か、監督!!」
阿部:「どうしたんだ、大声出して?」
三橋:「か、海皇学園はた、ただの1年生チームじゃ....ないです」
田島:「どういうことだ三橋?」
百枝:「三橋君は海皇学園がどういったチームか知ってるの?」
田島君と百枝監督が聞いてきた。
海皇はただのチームじゃない。
三橋:「海皇は........」
???:「やっぱ終わっちゃってたか~」
???:「途中で渋滞に引っかかったからな」
???:「それよりも西浦さんにご挨拶に行きますよ」
みんなに海皇のことを説明しようとしたらグラウンドの入口から声が聞こえた。
振り返ると青いジャージを着た見知った男子2人と見たことがない私服の女性が1人やってきた。
???:「あ、西浦高校の監督さんはいらっしゃいますか?」
女性が僕たちに声をかけてきた 。
百枝:「私が監督の百枝まりあですが」
???:「どうも、私海皇学園監督の逢坂志乃です。このたびは練習試合を受けてくださりありがとうございます」
女性------海皇の監督さんが監督におじぎをした。
???:「おう廉、三星には........勝ったか。まぁお前の実力なら当然だろ。2失点はいただけないが」
???:「試合は見てないけど三星の実力なんてこんなものだよ」
スコアボードを見ながら僕に近づいてくる2人の男子.......
三橋:「十六夜君、榊君....」
十六夜君に榊君だった。全中決勝後のやり取り以来になるけど.....それでもわかる。確実にあの時より強くなってる。
榊:「ふ~ん......なかなかいいチームだね。それに三星にも勝てたみたいで。おめでとう」
三橋:「あ、ありがとう」
榊:「それでキャプテンはどの人?いろいろ話したいからさ」
三橋:「は、花井くんならむ、向こうの背が高い人だよ」
すると榊君は花井君のほうに歩いて行った。海皇は榊君がキャプテンなのか。
雷鴉:「すまんな。廉とは甲子園かチームの力が上がってからやりたかったんだが大輝のやつが......」
三橋:「そ、そうだったんだ。あ、明日は2連戦、なの?」
雷鴉:「あぁ、第一試合からさっそく西浦とだ」
三橋:「い、十六夜君は投げる?」
正直今は勝ち目はないけど戦いたい.....
雷鴉:「西浦戦はスタメンマスクだ。そのうち上がるんじゃないか?
......そういうこと。なら、予定より早めに引き出してあげるよ。
逢坂:「十六夜くん、榊君行きますよ」
海皇の監督が十六夜君たちを呼び出した。
雷鴉:「じゃ俺らは宿舎に行く。お互い動き出したばかりなんだ。明日は楽しもうぜ、勝負しながら」
そう言い残して帰って.......
泉:「篠岡は何やってんだ?」
いなかった。
入口付近で篠岡さんとぶつかっていた。篠岡さんはすごく頭を下げていて雷鴉君は片手をあげてなんともないことを言っていると思う。すると雷鴉君は肩に斜めにかけていたボディバックから何かファイルらしきものとペットボトルの飲み物を渡して帰っていった。
水谷:「篠岡、なにしてたの?」
篠岡:「さっき入口のところで男の人とぶつかってしまって.....。あ、これその人から『廉に渡すの忘れてたから渡しておいてください』って言われた物です。それとなぜか『マネージャーさんも大変ですね。これあげるんで頑張ってください』って飲み物もらってしまったんです」
篠岡さんが俺にファイルを渡してきた。顔がかなり赤いけどもしかして.......。まぁこの際おいておこう。
僕はそのファイルを受け取り中身を見てみる。
これって.....
西浦宿舎---------
百枝:「で、三橋君、海皇学園について教えて。できれば詳しく」
宿舎に帰った僕はみんなから海皇のことを聞かれた。
三橋:「く、詳しいことはこ、このファイルに書いてありますが、海皇学園は僕たちが甲子園で優勝するにはお、おそらく避けては通れない学校です」
僕はみんなにファイルの中身を渡す。中身は海皇学園の選手資料だった。
阿部:「な、なんだこのチームは!?」
百枝:「なるほどね......これは今日の三星戦みたいにはいかない相手ね」
泉:「なんで全中のトップ3の奴らがそろってるんだよ?!」
三橋:「十六夜君たちはじ、自分たちの力で優勝旗を狙うつもり、です」
水谷:「でもそれならなんで強豪校へ行かなかったんだ?そのほうが楽にとれるだろ?」
三橋:「そ、そのほうがおもしろい、みたいなんだよ」
でも、あの人たちならお、面白半分でもやっていける気がする。
田島:「なぁ三橋、十六夜はマウンドに上がるのか?」
田島君は1枚の紙を見ながら僕に聞いてきた。
三橋:「ス、スタメンマスクってい、言ってた。でも絶対に上がる」
花井:「そういえば三橋と十六夜ってどういう関係?」
三橋:「き、兄弟弟子で.......ライバル.....かな」
それから俺は十六夜君との関係を話した。
前に甲子園にこだわっていることを話していたんだけど
その理由までは話していなかった。そしてなんであんな投球もできるのかも話した。みんな唖然としていたけど妙に納得してくれた。
阿部:「田島はなんで十六夜にこだわってるんだ?それにあいつは捕手で投手じゃないぞ?」
田島:「俺って今まで相手から打てなかったことってなかったんだ。十六夜を除いてな」
花井:「あいつ投手なのか?でもこれには捕手ってなってるぞ?」
三橋:「い、十六夜君は捕手ができる、投手なんだよ」
田島:「リトルの時に十六夜がいるチームと当たって......負けたんだ」
水谷:「そりゃ強いからな」
田島:「ただ負けたんじゃないんだ」
一同:「?」
田島:「完全試合をやられたんだ。それも全打席ストレート三球三振のおまけつきで」
巣山:「はぁ?!」
沖:「ありえないよ!!俺も三橋も無理だから!!」
三橋:「い、十六夜君なら不可能じゃない、です」
阿部:「なんでだ?」
三橋:「そ、そのとき、どう感じた?」
田島:「普通のストレートのはずなのに浮き上がったり沈んだりしたように思えたな。沈むのはわかんねぇけど浮き上がる感覚は三橋のやつと似てると思う」
泉:「三橋と同じ人から教わったから同じ投球じゃないのか?」
三橋:「お、俺のは浮き上がる“感覚”だけど十六夜君のはか、回転数を上げ下げしているんだよ」
俺は丁寧に、できるだけわかりやすく教えた。
花井:「そんな球を攻略できるのか?リトル時代とはいえ田島でさえ攻略できなかったんだぞ?」
三橋:「正直、今は攻略するのは、難しい.....。でも、この練習試合はお、俺らにとって勝っても負けても得るものの方がお、大きいと思う。も、もちろん負けるつもりはな、ないけど」
俺はいつもオドオドしてて頼りないけど........甲子園で十六夜君たちに勝ちたい。今はまだ始まったばかりなんだから。
田島:「俺も今回で攻略するのはデータを見ても今日見た雰囲気からでも無理だと思う。でも十六夜で慣れておけばこれからもいけると思う」
阿部:「あぁ。この練習試合は三星戦より収穫がある」
百枝:「そうね。海皇学園との練習試合は私たちにとっては幸運だわ。特に十六夜君が上がればなおさらよ。でもその前に先発する早見君を早めに攻略しなければ十六夜君を研究する時間が少なくなるわ。明日は今日以上に気合い入れていくわよ!!」
一同:「はい!!」
それからパソコンを持ち込み動画サイトなどで攻略方法を模索した。
......勝負だよ、十六夜君!!
篠岡:「ねぇ三橋君、十六夜君ってどんな人.....かな?」
篠岡さん........顔赤らめてなに言ってるの?
十六夜君......どうやら君の優しさに落とされたみたいだよ.......
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雷鴉視点.......
次の日になり廉や三星との練習試合当日になった。
朝起きて少し早見・永倉とキャッチボールをしたが肩の調子はよさそうだ。
他の奴らも試合前のアップを見ても結構動けてる。下剋上最初の試合だけど気負いした様子はないから大丈夫だろう。
先攻は俺らからだ。オーダーも7番にニックを入れた感じにした。
1番は大橋だがさっそく仕掛けさせてもらうよ廉。
審判:「ストライーク!!」
初球がスライダーでストライク、2球目がカーブでボール、そしてさっきシュートで2ストライクを取られた。
阿部:(こいつら相手に隠していても意味がない。これで1人目だ!!)
廉は第4球を投げた。
雷鴉:「それじゃ勝てないぞ、廉」
カキーン!!
阿部:「う、嘘だろ........」
大橋:「いい球だけど俺らも似た球を打ってきてるからそんな配球じゃ簡単に打てちゃうんだよね」
大橋が打った球はライトの頭上を越え、柵を越えていった。
今のは廉のすっぽ抜け気味のまっすぐだったが大橋がそれを見逃すはずもなく一気に振り抜き、先頭打者ホームランを放った。
さぁ廉、俺らを楽しませてくれよ?
いかがでしょうか?
何かアドバイス的なものをいただけると大喜びします。
そして感想をしてくれている方、ありがとうございます。感想をもらったときついと飛び跳ねてしまいました。
またこれからもよろしくお願いします。
今回は大橋の設定です。
大橋 祥平 右投げ左打ち
・長野県修峰中出身。海皇に来た理由は「ほかに行きたいとこがなかったから」。
・ポジションはライトであったが人数がいないため投手、捕手以外の守備はすべてこなせる。外野がメインだが特にセンターが多い。
・性格はよく言えば「付き合いやすい」、悪く言えば「軽い」男。
・足が速く、ミートがいいため1番を任せられている。野球部最速。
・クラスは2組で寮の部屋は霜山と一緒。