気に入らない点があるかもしれませんがご了承ください。
大橋の先頭打者ホームランで1点を先制した。
正直俺の高回転ボールと廉のまっすぐは根本的に違うからいくら俺の球を打ってきた大橋でも難しいと思ってたが失投気味のまっすぐのおかげでリードできた。
高坂:「よくやった!!」
大滝:「ナイスホームラン」
早見:「援護サンキュー」
皆が大橋を褒めたたえている。高校最初の得点がいきなりのホームランだからな、幸先いいスタートを切った。
その後2番の颯人は俺以外が投げる浮き上がるボールは未知数だったためサードゴロに終わり、3番大輝は2球目にスライダーを捉えレフト前ヒットとし、1アウト1塁の場面で俺の打席になった。
何気に廉とは初勝負なんだよな....どのくらいか試してやるよ。
そう思いながら俺は左打席に立った。
マウンド上の廉は緊張した面持ちでスリークォーターから第1球を投げた。
審判:「ストライク!!」
初球はスライダーか、なかなか曲がるな。普通のやつなら初見で捉えるとなるとついていくので精一杯のはずなのに大輝はよく捉えたな。あいつも俺に「怪物だね」とか言ってるけどあいつも化け物じゃねぇか。さて、2球目は何を投げてくる?
2球目はシュートでストライク、3球目は空振りさせるつもりでカーブを投げてきたがボール、それからナックルカーブでボールになり2ストライク2ボールとなった。
さて来いよ廉、お前の得意の球を投げてこいよ....
廉はスリークォーターから第5球を投げた。
スパンッ!!
審判:「ストライク!!バッターアウト!!」
予想よりはいいけどまだまだだな。
俺は廉が勝負球としてまっすぐを投げてきたが敢えて振らなかった。
廉を見たが少し怒ってるようだった。
そう怒るな、まだ始まったばっかりだろ。
高坂:「珍しいな。お前が何もしないで帰ってくるなんて」
次のバッターである高坂に声をかけられた。
雷鴉:「あいつとは初めての対決でな。ちょっと試してみたったんだ。高坂だとあのまっすぐは苦手だと思うな
」
高坂:「ほぉ....じゃ打っちまってもいいんだよな?」
雷鴉:「打てるなら構わん」
高坂:「打てたら帰りのSAでアイス奢れよ」
雷鴉:「できたらな」
高坂:「よっしゃ!!」
気合いを入れながら高坂はバッターボックスに向かったが結果は残念ながら空振り三振で俺らの攻撃は終了した。
榊:「雷鴉、試すのはやめてね、三橋くんは正直怖い投手なんだから」
ホームに向かうとき大輝に怒られた。大輝は気付いていたか。試すのはもうやらんから。どうやら廉のやつ本気で怒っちまったみたいだからからな。
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三橋視点....
十六夜君....
阿部:「1点取られたけど4、5番を三振にしたんだ。切り換えろ」
阿部くんが励ましてくれたけど俺の気持ちはそこじゃないんだよ。
三橋:「あ、阿部君はさっきの十六夜君の打席、ど、どう感じた?」
阿部:「どうって見逃しにさせたのはでかいと思ったが?」
阿部君はそう感じたのか.......
三橋:「十六夜君はた、多分わざと見逃したんだと思う」
阿部:「わざと?なんでそんな必要があるんだ?」
三橋:「お、恐らく俺たち、試されてると思う」
阿部:「試されてる?なめてんのかあいつら.....」
三橋:「た、試してるのは十六夜君だけだと思う。だけど多分、十六夜君は激戦区の埼玉で俺たちが勝ち残るためにどうするのかを・・・・・・・・・・・・・・試してるとお、思うんだ」
阿部:「......」
阿部君は黙って俺の話を聞いていた。
三橋:「で、でもいくら十六夜君でも勝負したのにわざと見逃しにされたのはむ、むかつくんだよね。だ、だから本気でいくから無茶な要求するようだけどこれから全部抑えるつもりでい、いこう」
阿部:「当然だ。もう点はやらねぇ。俺達の力をあいつらに見せつけるぞ」
阿部君もやる気に満ちていた。絶対に海皇打線を封じてみせる!!
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雷鴉視点....
う~ん....早見のやついつもより制球が定まらないな。そこらへんの学校なら多少制球が乱れてもなんとかなるが相手は廉のいる学校だし、西浦の4番も有栖川さんが調べた情報によれば名門「荒川シー・ブリームス」の4番だったみたいだからちょっと警戒しておく必要があるな。
そんなことを考えていたらバッターボックスに誰かが立った。
こいつは....確か沖ってやつか。緊張してんのか?ガチガチじゃねぇか。
とりあえず実際にどのくらい制球力があるか確認するためにストレートをインローの際どいところに...あ、ダメだ....
スパンッ!!
審判:「ボール!!」
やっぱりコントロールが微妙だ。肩に力が入り過ぎてる。あのコースはいつもの早見ならボール半個分中に入れることができるのに今日は一個分外にいってる。それにこのバッター、ガチガチのくせに見えてやがる。頭フル回転させてやらねぇとやべぇぞ。
その後、なんとか抑えることができたが向こうも廉も本気を出してきたので捉えた当たりを打てなかった。それでも4回には西浦の連続エラーで1点を取ることができた。
そのまま2-0のまま6回裏に入ったが不調でフォアボールを与えながらもなんとか抑えていた早見が遂に掴まってしまった。
その回先頭であった2番栄口にフォアボールを与えて、次の3番阿部にセンター前ヒット、4番田島に1,2塁間を破る強烈なヒットをくらった。
ちょっとタイムかけるか。
雷鴉:「タイム」
俺はタイムをかけてマウンドに駆け寄る。
マウンド上の早見は無駄球を出しているので肩で息をしている状態だった。
榊:「隆司、大丈夫かい?」
早見:「わりぃ、今日調子悪かったみたいだ」
大滝:「だろうな。いつものお前なら際どいところに決められるはずだからな」
高坂:「どうする?満塁だぞ?」
榊:「雷鴉ならどうする?もう攻略されてるし、隆司に悪いイメージしか残らないから下げたいと思うんだけど?」
俺も下げるべきだと思うが投手としてはこの場面を抑えることで次の試合にでる影響は少ないと思う。
雷鴉:「早見、この場面抑えること出来るか?」
早見:「あと1人くらいなら....」
雷鴉:「それで十分だ。お前らゲッツー取りに行くから集中しろよ。大輝は外野にもサイン出しておけ。あとは俺がなんとかしてやる」
早見:「すまん。頼むわ」
榊:「そうだね。予定外だけど隆司はこの回で降板。ここで点を取らせたら西浦勢いつかせることになりかねないからね。絶対に抑えるよ!!」
一同:「おおっ!!」
気合いを入れた内野陣は自分たちの守備位置に戻っていった。
雷鴉:「次は花井で今日はまだヒットがないがおそらく1発持ちだ。キツイだろうが出来るだけ低めにこい」
早見:「あぁ。善処する」
不安な言い回しだが仕方ない。
俺はホームに戻りマスクを被り直す。
バッターボックスの花井はノーアウト満塁な場面なのにすげぇ落ち着いてる。ただの公立高のはずなのにこの場面で落ち着いていられるのはすごい。
早見には酷だが変化球中心でいくぞ。
俺は外から中に入るスライダーのサインを出す。
早見も頷き、投げた。
スパンッ!!
内側にえぐるスライダーはギリギリ入りストライクを取った。
第2球はカーブを投げたがボールになってしまった。カーブが全く決まらんな....悪いイメージが残っちまうからもう投げれんし辛いな。
第3球はスライダーにしたがボールになった。
第4球はストレートを投げさせたがファール、5,6,7球もスライダー、スライダー、ストレートと投げさせたがいずれもファールにされた。
この花井ってやつもよくついてくるな。早く三振して楽させやがれ!!
俺は早見にまだ数回しか使わせていないフォークを投げさせた....が、
早見:「しまった!!」
バカ!!
早見の投げたフォークがすっぽ抜けて高めに浮いてしまった。
花井はそれを見逃すはずもなく振り抜いた。
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廉視点....
8球目で花井君が早見君を打った!!打球はレフト方向だ!!栄口君なら帰ってこれる!!
そう思っていたけどとんでもない人がレフトを守っていた事に俺や西浦の皆は気がつかなかった。
雷鴉:「ニック!!」
ニック:「OKライア!!
十六夜君が叫んでいる。ニックと呼ばれたレフトの人も十六夜君に英語で返事をした。
水谷:「栄口、タッチアップだ」
栄口:「わかってる」
水谷君たちもタッチアップの準備をしている。というよりあのレフトの人、速い!!
あっという間につめてボールをキャッチする。
水谷:「GO!!」
水谷君が合図を出して栄口君が走った。これなら1点取れる!!
ニック:「それは俺がさせない....ネ!!」
レフトがボールを捕った瞬間、ノーステップでボールをバックホームした。
泉:「レーザービーム!?」
レフトが投げたボールはうねりをあげているかのような剛速球を十六夜君に返球した。
栄口君も懸命に走りスライディングをした。
沖:「どっちだ?!」
俺らは審判を見た。
審判:「アウト!!」
ゲッツー......。ホームでは十六夜君が完璧なブロックをしている。ノーアウト満塁だったのが2アウト1、2塁になってしまった。2塁阿部君、1塁田島君はレフトの返球の勢いで進むことができなかった。
ここで1点も取れなくなるのはすごく痛い。だけど早見君は攻略できそうだ。
榊:「監督!!」
榊君が監督を呼んだ。見てみると空を指さしながらくるくると手を回してる。何かの合図?
すると十六夜君と早見君がベンチに下がった。
百枝:「ついにご登場のようね」
ついにこの時が来たみたいだ。
しばらくして海皇のベンチから
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雷鴉視点.......
やっとこの時が来た。早見の不調は想定外だったけど早めに廉とやる時が来たんだ。勝ってるとはいえ2点差は油断できない。全力でねじ伏せる。
マウンドに向かうと内野陣が待っていた。
大滝:「2アウト1、2塁のピンチだけどずいぶん楽しそうだな?」
高坂:「あんまり投球練習してなかったが大丈夫なんだろうな?」
雷鴉:「大丈夫に決まってるだろ。ちゃんと抑えてやるよ」
永倉:「俺も絶対後逸させない」
榊:「雷鴉なら大丈夫だと思うけど油断は禁物だよ」
大輝もなに言ってるんだ。油断はしてない。楽しみで仕方ないがな。
一同は自分のポジションについた。俺もマウンドに立つ。
さて廉君、ここからが本当の闘いだよ.......
投稿が遅くなり大変申し訳ございません。
言い訳をすると大学の関係で忙しかったのが5割、作っては消してを繰り返していたのが3割、OSUという音ゲーにはまっていたのが1割、ニ○動やYou○ubeでホラゲーの実況を見ていたのが1割という感じで気が付いたら10月になっていました。申し訳ありません。
次はもう少し早めに投稿できるように頑張ります。
お気に入りも現時点で33件になっていて自分もびっくりです。感想もいただいてうれしい限りです。これからもがんばっていきますのでよろしくお願いします。
試合展開をどうやればいいかが正直わかっていないのでここをこうしたほうがいいんじゃないかといったことやほかのことなどアドバイスいただけると幸いです。もちろん感想も待っています。
今回は霜山と榊の設定です。
霜山 颯人 右投げ左打ち
・東京都宮田東中出身。海皇に来た理由は「面白そうだから」。
・ポジションは基本ライト。同じ外野である大橋、ニックをライバル視している。
・口数が少なく、あまり社交的ではないがカラオケがうまい。
・学年一小さい(162㎝)が俊足好打で体格差をカバーしている。
・クラスは雷鴉と同じ4組で寮の部屋は大橋と一緒。
榊 大輝 右投げ左打ち
・東京都宮田東中出身。雷鴉たちを海皇に呼んだ張本人。自分たちの力で下剋上、甲子園の深紅の大優勝旗を狙っている。
・ポジションは基本ショート。
・結構大人っぽい雰囲気を漂わせている。成績優秀で学年主席。
・かなりの策略家であり相手の力を分析するのに長けている。
・雷鴉がいるため3番だがほかの学校に行けば4番を任せられるほどのパワーを持っており総合力では雷鴉と同等の力を持っている。
・クラスは3組で寮の部屋は永倉と一緒。