馬鹿はサイコロしか振らない。   作:グルヌイユ

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久しぶり過ぎて文の書き方忘れたw


アビドス編
転生しました


 

 学校帰りに車に轢かれて転生することになりました。

 神さま曰く場所はブルアカで特典はお前の好きな作品福袋だそうです。

 

 て、転生ってこんなカジュアルなんですね……。最近ようやく復刻したバニーアスナを当てられて半狂乱してたらこれですよ。ま、せっかく来たからにはおっぱいの大きい子を拝んで帰りましょ。

 

 開始5分、見渡す限り砂砂砂! 

 ここはアラバスタかぁ? ビビー! 俺が仲間なら助けてくれぇー! 

 

 一人テンションで誤魔化してるけど多分ここアビドスっぽいよね。砂だらけだし、って事は1章辺りなのかな? とりあえず俺もテキトーに遭難して先生と一緒にシロコに助けてもらう流れなのかな? 

 いや待て、そもそも俺先生説もあるのか? でもまだ成人してないんです。そもそもさ、転生されるぐらいの力があるなら奇跡でも起こして生き返らせろよなぁ! 第一さ(ここからは聞くに絶えない愚痴が続くので三点リーダーでお送りさせていただきます)

 …………………………………………………………。

 

 

 歩くこと2時間、先程までの死後テンションも収まり今は虚ろな目をしながら砂漠をただただ歩いています。

 転生してすぐに死にそうです。

 しかも目印も無いから自分がどこ向かってるかも分からないし遠近感も狂う。いい加減おかしくなりそうだ。

 

「そうだ! 転生特典!」

 

 懐にもらった神様からのトリセツを広げてみるとため息は深まった。

 

【能力名 転生賽子(ダイスピエロ)

 

 能力使用時に頭の上にサイコロが浮かび上がり、出た目の数字で能力が変わる。

 

 1日1度しか使用出来ない。この誓いを破ると死ぬ。

 

 君の好きな作品踏襲しまくったから喜んでくれると嬉しいな♡ちなみに能力は出るまでのお楽しみだゾ?】

 

「誰が勇者ヨシ○コ見てぇな神よこせっったよぉぉぉ!」

 

 空に向かって叫んでも何も無い。全ては虚しい……。バニタスバニラアイス食べたい。

 

「まぁ、試しに使ってみっか。来い! ダイスピエロぉ!」

「よォ! なんだか寂しい場所じゃねぇか? 初めまして俺様ぁぁぁあー」

「お前それクレイジースロットぉぉぉ!」

 

 俺の右肩辺りに現れた口を大きく開いたピエロ人形は吹き飛んで行った。俺に殴られたので。

 その代償といってはなんだがすっごい砂埃が返ってきた。本当に俺はキヴォトス人になったみたいだ。腕力、俊敏性、全てが桁違いだ。これで全身砂まみれじゃ無ければもう少し感動してた。

 

 しかし吹き飛ばしたピエロは無傷で俺の元まで戻ってきた。もうそれはHUNTER ○ HUNTER過ぎない? どこ伏せてんだよ。

 

「ったくよぉ〜いきなり吹き飛ばすこたァねぇじゃねーか」

「ごめん嬉しくてつい」

「テメー発情期の犬か?」

「いやクリスマスプレゼント貰った子供だね」

「訳分かんねーや。ドルルルルルル!」

「バカバカバカ! 勝手に能力発動するな。お前「俺様はダイスピエロ」ダイスピエロには聞きたいことが二つあるんだ」

「あ? なんだよ。俺様とおしゃべりしたかったのか。素直じゃねぇな。ドルルルルルル!」

「急にルーレット始めるな! カマとか出ても今は意味ないの! …………こう見えても生前は変人扱いされてた俺をここまで振り回すのすごいよ。そりゃカイトも鬱陶しくなるよな」

「? カイトはお前だろ?」

 

 はいそうです。僕の名前はカイト上の名前は進藤と言います。16歳です。こんなタイミングで自己紹介とか高校生なら3年間ハブり確定演出ピンク封筒だよ。アロナ可愛い。

 

「もういいから。それでピエロ、僕の頭の上には何か浮かんでる?」

「おう。カイトの頭の動きに連動して天使の輪っかみてぇのが動いてるぜ」

「やっぱりヘイローはあるのか」

 

 さっきから確認しようと頭を振ってみたがチラッと見える程度で中々把握出来なかったからな。他者視点は大事。

 

「どんな形してる?」

「なんつーかよーく見ると球だな」

「球??」

「そう。丸い輪っかが赤と白で区切られてて真ん中にも白い丸がある」

 

 赤と白で真ん中も白い…………?? なにそれ。

 変な形だ。てっきり俺の好きな作品でもかたどってるのかと思ったけど案外ヘイローは普通なのかもな。

 

「分かったありがとう。じゃあ次。ピエロは能力を全部知ってるの?」

「おうよ! 俺様はなんだって知ってるぜ! てめぇの母ちゃんのヘソクリの場所もな!」

「すげーや。じゃあ能力について教えてくれないかな? 何が出るか知っておくと俺的には凄く助かるんだけど」

「ああ? お前分かっちゃねーな。人生は先が見えねぇから楽しいんだぜ。もし先が分かってたらよぉ。カイトは轢かれる未来を回避したろ? でもよぉそしたら俺たち会えずじまいだぜ?」

「急にいい話するじゃん。それでもさ「うるせぇ! ドルルルルルル!」あ、コラ」

 

 ピエロを止めようと拳を振り上げるが間に合わない。

 ピエロは嬉しそうに数字を呟いた。

 

「0!」

「いきなり特別感!」

 

 その瞬間体中に強烈な痺れが生じる。叩き込まれる新しい情報、だがまるで最初から知っていたかのように鮮明に理解出来る。

 

 転生賽子(ダイスピエロ)

 0=布留部由良由良(ふるべゆらゆら)

 ヘイローの形が循環を表す方陣に変わる。

 これが45°回転するとあらゆる事象に適応できる。適応回数は8回(一周)のみで適応に時間のかかる事象には複数回適応しなければならない。

 能力使用終了後適応はリセットされる。

 

 めっちゃマコラやんけ。でも強いて言えば弱体化している。本編のマコラに回数制限の描写は無かったはずだ。あと複数回適応なんて知らないし。適応リセットは分からないけど……。もしかして最新刊だとマコラ出てくんのかなぁ? 買えばよかった。

 

「この能力を使い切るまでルーレットは回せないんだっけ?」

 

 カイトがそう言ってたし。

 

「おう。なんで知ってんだ? ま、一日に2回使った時にはお前は死ぬけどな」

「あっ」

 

 んなこと書いてあったなぁ。あのクソ神。じゃあ今日の分はこれで終わりかぁ。

 

 でもどうせならマコラ本物が出てきて欲しかった。

 

「でも適応って何に適応するんだ。この状況」

「そんなもん回してみれば分かるよ。じゃーなー」

 

 再び砂上で孤独になった。結局この状況を解決するのは難しそうだ。確かマコラの情報はそんなに開示されて居ない。俺は単行本派だからマコラの適応の解釈が狭いのよなぁ。そもそも適応って強制なのか? する必要が無い時とか何に適応するんだろ。

 

 アカン、さっきまで騒がしさがあったから忘れてたけどもう満身創痍だった。ごめんピエロー! 俺が悪かったー! 寂しくて死にそうだー戻ってきてくれぇー。

 

 ガコン。

 

 すると再び全身に衝撃と脳に新たな情報がぶつけられる。先程まで感じていた孤独感と喉の乾きが途端に癒され自信が漲ってきた。きっと何とかなる気がする。

 

 とりあえず歩こう。今危惧しなきゃいけないのは脱水症状や栄養不足で死ぬこと。次点で遭難だ。

 でも喉の乾きが無くなったことから脱水症状は克服出来たはず。もう一度適応出来れば次は方角感覚くらい身につくかも。

 なんだ。状況はそんなに悪くない。

 

 ……マコラすっご! 戦闘シーンでしか見たこと無かったけど日常に応用しまくれるなこれ! 今度から気持ち沈んだらマコラしよ。

 適応がリセットされるのもデカイな。もし脱水症状を回避するために喉の乾きを感じない体になったらコーラを飲むことも無くなるわけだしな。意外と使い勝手がいいぞ。

 

「おい。お前そこで何をしている?」

「強いて言えば途方にくれて……ホシノ?」

 

 そこに居たのは俺にショットガンを向けているホシノだった。過去編の。

 

 明らかに俺にお昼寝を誘ってきたホシノじゃないし髪短いし何より威圧感が違いすぎる。手汗ネチョネチョ過ぎてもうズルズルなんだが。

 

「質問に答えろ、なぜ私の名前を知っている? 目的はなんだ? どこの学校所属だ? そして銃はどうした? 速やかに答えろ。さもなくば撃つ」

 

 緊張感MAXすぎて吐きそう。怖い、本物ってこんなに怖いの? 動いてないのに怖いよ? 返せよ! 夏イベのホシノを返してください! 

 

「5」

 

 ホシノがカウントダウンし始めた。まずい早く答えないと。

 

「4」

 

 ダメ、唇カサカサ。ふ、震えが止まらん。これがホントのふるえゆらゆらつってな。

 

「3」

 

 ダメや、もう無理。ここまでや。あれ、股が暖かい。あ、あああ…………。

 

「2」

 

 ガコン。

 

「1」

「はじめまして、俺の名前は進藤カイト。信じられないとは思うけど別の世界からやってきたんだ。銃を持っていないのも神さまに放り出されたからこの世界の勝手が分からなかったせいなんだ。所属学校も神様からアビドスっていう学校を目指しなさいと言われたからそこを目指していた。君の名前を知っていたのも同じく神様からこの生徒を頼りなさいと情報を貰ったからだよ」

「随分とペラペラと信じられると思うか?」

「信じて貰えないかもしれないけどひとまず俺の話の続きね。俺はこの世界に来る時神様から特別な力を貰ったんだ。その一つがこの力。ヘイローが45°回転するとどんな状況も適応出来るんだ。今は君の威圧感と説得力に適応している状態だね」

「確かにヘイローは回っていた。だがその話が本当だとしてお前が最初から演技していた可能性も否定は出来ないだろう」

「それは俺のズボンを見て欲しい。あともしあったらでいいから…………替えのパンツ無いですか?」

「…………ない」

 

 そんな憐れみを向けないでくれ! 第一ホシノが怖すぎたのが原因だろ? もぉーやめてくれよォ。この歳でおもらしするとは思わなかったんだァ!」

「そんなつもりで威嚇した訳じゃない」

「……もしかして声に出てた?」

「はい」

「やっぱり撃ってくれ。なんでタメ位の女の子に公開おもらし見られてんの俺。もういい、死ぬ」

「……なんなんですかこの人」

 

 ホシノが呆れて銃を下ろす。マコラ、これが最適解なのか? 今度から俺おもらしって名前で呼ばれちゃうぜ? 

 

「もぉーお嫁にいけない」

「じゃあ早くヘイローでも回せ!」

 

 ホシノにスネを蹴られた。

 あー、返してくれ。過去編とか重い過去とか要らへんから、うへぇーって言うホシノを下さい。

 神名文字いくらでも集めるからさぁ〜! 

 

「早く立って」

「ドウモシャカイテキセイハンジイシャデス。イキテテゴメンナサイ」

「……はぁー。分かりました、案内しますよ。アビドスに」

 

 当初の目的は達成した。代わりに大事なものを失った。

 




転生賽子(ダイスピエロ)一覧

0=呪術廻戦 摩虎羅
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2???
3ここぞという時以外発動しない。
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