【呪術廻戦外伝】特別1級呪術師 禪院将宗    作:まぜこみごはん

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どうも、こんばんはマヌケです。


とうとう東堂戦ですね。

正直東堂と戦うのは楽しみにしていたんです、思考が似ている部分があるので笑

後めっちゃ関係ないんですけど、マイファスのREVIVER聞きながら執筆すると、なんか文章の進みが早くなります。



東堂葵戦は長く書きたいので、今回も前編、後編に分けます。


イケメンとゴリラの衝突(前編)

 

 

『どんな女……だと?』

 

 

『性癖にはソイツのすべてが反映される、女の趣味がつまらん奴はソイツ自身もつまらんのでな。俺はつまらん男は嫌いだ、返答次第では……アンタを徹底的に潰す、さぁ答えろ!』

 

 

『―――!』

 

 

まさか好きな女のタイプを聞かれるとは。

これほど不思議な男にはそう出会えない――しかし、愚問すぎる。この禪院家のイケメンこと、禪院将宗に対し、好きな女のタイプを聞くとは。

 

 

『フハハハハハハ!!』

 

 

『……? 何がおかしい?』

 

 

『いやなに、面白い男だと思ってな。この禪院家のイケメンこと、禪院将宗に対しそのような質問を投げかけるとは……。俺はすべての女性を愛し、すべての女性を守っていかなくてはならない存在だ。好きな女とは何か?という問い自体、愚問なのだよ。しかしそうだな――君の問いに答えよう。』

 

 

 

そう私の使命は、すべての女性を愛し、守っていく。

禪院家のイケメンである禪院将宗が決めた第一の決め事、彼はまだわかっていない、女性という存在がどれだけ俺をカッコよくさせるか。

 

 

『この世界すべての女性がタイプだとね!!!! ただし未成年はNG!!』

 

 

『なん……だと??……ワールド……!!』

 

 

まさに衝撃を受けた表情でいた東堂は、まるで電流が走ったかのような顔つきで、禪院将宗を見つめる。

このような答えを出した男は過去にも一人いない、この男が考えるのは俺とは違う次元の話をしている―――まさに

 

 

 マスター

『師匠……!』

 

途端に涙を流す少年、東堂葵。

禪院将宗はドヤ顔で東堂葵を見つめる、この男もどうやらわかってくれたらしい。

 

 

『そして私も問おう……真のイケメンとは何かな?』

 

 

『ハッ……!』

 

 

顔を見開いたように東堂は禪院将宗の堂々とした態度と、その質問に対し衝撃を覚える。まさに俺とは器が違いすぎる、この感覚はあの時と同じ―――まさか俺をここまで揺さぶる男がいようとは……!

ならば俺も答えよう、真のイケメンとは……。

 

 

『…男として信念を曲げない男だ!』

 

 

『なん……だと??……信念……!!』

 

 

なんという気迫と堂々とした態度、これが学生が放つオーラか!?

禪院将宗は思った、この男はイケメンという概念をわかっている。この質問でまともな返答を受けた試しがなく、内面よりも外見で答えるケースが多い。

どちらを答えても正解ではある。しかし、内面を最初に答える男はそう多くはない。

 

 

この男の真っすぐな目、その態度……まさに。

 

 

 パーフェクトヒューマン

『PERFECT HUMAN……!』

 

 

俺が簡単に到達できなかった極地を、彼は簡単に成し遂げた。

この男はできる男、まさにパーフェクトヒューマンなのだと。

驚きを隠せない禪院将宗は、体が武者震いが止まらず、とびっきりの笑顔となってしまう。

 

こうならば互いは認めるしかない。

 

彼らは分かり合ってしまった。

 

分かり合えたのならばやることは一つ、己の力と力でぶつけ合いたいと。

 

 

互いは歩きはじめ、前へ、前へ、と歩き始める。

 

 

『東堂葵という男は……』

 

 

『禪院将宗という男は……』

 

 

『『(できる!!)』』

 

 

 

二人の目線が再び合った途端、二人の姿は消え、東堂葵の右拳は禪院将宗の頬に直撃し、一方で禪院将宗の右拳も東堂葵の頬に触れ直撃する。

その勢いで互いは吹っ飛び、二人同時に態勢を整え、その拳に刻まれたダメージにより、互いは口から出血をする。

 

 

『あれ……止めなくていいんですか?』

 

 

『アホ同士勝手にやってたらいいんじゃない? 巻き込まれたくないわよ』

 

 

一方安全圏で見ている3人は、その様子をみてただただ何が起きているかわからなかった。

 

 

 

『ハハハハハハ! いくぞ東堂葵! ついてこれるか!』

 

 

『望むところだ師匠!!』

 

 

互いは再び殴り合いに持ち込むべく、進み出し禪院将宗は再び右拳を振り上げると、東堂葵は胸で受け止め、一瞬表情は変わるも、東堂の笑顔は尽きない。止めた瞬間に、東堂は右脚を禪院将宗の腹部に向け蹴り上げ、見事に直撃する。

 

 

禪院将宗は腹部を蹴られても尚、表情は変わらない、血を数量吐くも、東堂葵と同じく笑顔なのは変わらないのだ。

そのまま追撃するべく、東堂葵は左腕でラリアットを決めるべく振るい、禪院将宗はラリアットを受け止める。

 

 

東堂葵の筋力量とラリアットの相性を考えても、吹っ飛ぶことは明白。しかし禪院将宗は吹っ飛ばされない。東堂葵の表情が一瞬変わる。

禪院将宗の体は吹っ飛ばされず止まったままだ、重心を深く足元に力を入れ、両手で左腕を抑えている。己の身を吹っ飛ばされないように。

 

 

東堂葵のパワーをもってしても吹っ飛ばされない禪院将宗の筋力は、見た目は東堂葵とは違い、細見の体系ではあるが並外れた筋肉量を誇る。

そしてバランス感覚・柔軟性などすべてを鍛えている禪院将宗は、東堂葵のラリアットをもってしても屈しはしない。

 

 

つまりは禪院将宗は、ゴリラの仲間といっても過言ではないのである。

 

 

『流石は師匠……止めるか!!』

 

 

 

『フフフフ……いいぞ! パーフェクトヒューマン!!』

 

 

禪院将宗は歯を食いしばり、左腕を少しずつ押し返してゆく。

東堂葵は一度離れようとするも、左腕は禪院将宗の両手によって掴まれ、決して東堂葵は離れられない。

 

 

 

『(動かないだと……!? なんという力だ……!)』

 

 

『イケメンンンンンンンン、ド根性ォオオオオオ!』

 

 

全筋力を使い、左腕をまるで砲丸投げのようにブンブンと身長が190以上もあり、筋肉質な東堂葵の体を回し、その勢いで遠くの方へと吹っ飛ばす。

その吹っ飛ばされた勢いは凄まじくすぐに態勢を整えられるものではない。

 

 

『クッ……流石はッ――――!?』

 

 

上空へと吹っ飛ばされた東堂はすぐに態勢を整えようと、着地準備をしようとしていたところ、目の前の上空に

 

 

師匠がいた、東堂葵の表情は目を見開き、両腕でガードをする態勢に入る。

 

 

吹っ飛ばされてからまだ数秒しか立っていない、しかも師匠がいた位置から上空の位置はかなり遠い、なのにこのスピード――!?

 

 

『ホワチャアアアアアアアアアアアアア!!』

 

 

 

その隙を逃すはずものなく、禪院将宗は全力で両拳を連続で振り上げ、最後に右脚の蹴りで東堂葵を地上へと吹っ飛ばし、大量の砂煙が舞う。

そのまま禪院将宗は地上へと降り、東堂葵がいる場所へといく。

 

 

『……まだまだいけるだろう、東堂葵君。』

 

 

『フフフ……当たり前だ』

 

 

地上に落下したのにも関わらず、状態はピンピン、すぐに立ち上がり、拳を構えている。

体中傷はついているもののなんというタフな少年だ、しかしダメージが入っているのは見ればわかる。しかし根性で成し遂げている。それでこそパーフェクトヒューマンだ。

 

 

『…師匠のような人間に出会えてよかった――今までの非礼を詫びよう。これからは敬意をもって相手をしなくてはならない、全力で師匠を倒す!!』

 

 

両手を構え、パチンと音が鳴る。

これは両手で発せられた音、つまりは手を叩くことでなる音だ。その瞬間に東堂葵がいた位置と、俺の位置が入れ替わった。

 

 

『これは―――術式か…!』

 

 

『いくぞ』

 

 

入れ替わった途端、禪院将宗はその不思議な感覚で隙を作ってしまった。目の前に来ている東堂葵の右拳を腹部にまともにくらってしまい、吹っ飛ばされてしまう。

しかし禪院将宗は呼吸を整えて、再び構える、しかしながら態勢は少しフラついてしまう、体の方も少しガタついてきたのがわかる、とんでもない力だ。

 

俺でなかったらダウンしているところだろう。

 

 

『(入れ替わりか――おそらく呪力があるものと、自分の位置を入れ替える術式。俺はまだ呪力を引き出せていないが、呪力がないわけじゃない。判定的には、入れ替えることが可能か…!)』

 

 

『いい術式だな東堂君、ならば俺も君の熱意に答えて……本気で君を倒そう!!』

 

 

『俺は、自分の外見が好きだ。なんといってもこの透き通るような赤の瞳、この瞳で見つめられて落ちない女性はいない!』

 

東堂葵は再び、こちらに向かって走ってゆき、殴り合いに再び持ち込まれる。

術式発動条件を1部クリアした禪院将宗は、右手に呪力を帯び、顔面に放たれる拳を紙一重で避け、呪力が籠った右拳で殴りかかろうとするも、東堂葵の術式『不義遊戯 』の前では無力。

 

 

パチンと音を鳴らされ、お互いの位置を変更。

東堂葵を殴ろうとした拳は空を切り、後ろに回った東堂葵は、右脚で蹴り上げ、その勢いで将宗は吹っ飛ばされる。

 

 

流石の俺もその場で寝転んでしまった、やはり東堂葵、流石は1級呪術師だ。

単純な体術勝負なら負けているかもしれない、不甲斐ない話だが。

 

 

 

『……俺は自分の内面が好きだ。俺は優しい、この前憂憂くんに任務後にチョコレ―トアイスを奢ってあげたんだ。まぁ彼の場合、高級思考でね。ハーゲンダッツ箱買いされた挙句に、感謝もされなかったが。だがいいのだ、憂憂君が喜んでくれたのなら、私はいくらでも買ってあげよう、そう私は心もイケメンなのでねッ!』

 

 

呪力が底上げされて、全身に呪力が感じられる。その凄まじい呪力量は東堂葵も伝わったのか、警戒心を強め拳を構える。

 

 

禪院将宗は再び立ち上がり、体はボロボロではあるものの、表情に曇りはない。

むしろ楽しんでいる、ああこれを感じたかったんだ、俺は。

 

 

何故、俺が呪術師をやっているのか。

 

 

 

禪院家という理由だけで俺は呪術師をしているわけじゃない。

 

 

 

 

 

   刺激だ、刺激がほしいんだ。

 

 

 

この感覚を味わいたかったんだ。

ありがとう東堂葵、君は最高のパーフェクトヒューマンだ、だが終わらせる。

 

 

     

 

 

 

 

 

 

         美麗術式   雫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




書き終わりましたーやばい過去最高に長い文章かもしれない。
絶対誤字あるわ、はい。



次回は後半戦ですね、美霊術式『雫』については次回、詳しく説明するのでよろしくお願いします。
まぁ結構カッコつけてますけど、かなりギャグめいた術式なんですけどね。
ぶっちゃけギャグです、はい、いっときます。
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