【呪術廻戦外伝】特別1級呪術師 禪院将宗 作:まぜこみごはん
※オリジナル要素が入るかもしれません。
さて前回で俺のイケメンぶりは把握してくれたと思っているが、まだまだ語りつくせないほどに俺の魅力はある。
まとめて発表しようじゃない…
そんなことを思っていると、一本の電話が鳴る。
まったくこうもまた邪魔な電話が入る、大方呪霊関連の話であることには間違いないだろう。
スマートフォンの画面を見ると予想は当たってはいると思うが、電話をかけてきてほしくない№2か3には入るレベルの人間だ、ちなみに1位は親父。
この俺が柄にもなく、冷や汗と手汗が止まらなくなるとはHAHAHA、まったく難儀なものだな。
『これはこれは冥々さん、お久しぶりですねぇ…? あなたから電話をしてくるとはデートのお誘いかな?』
『フフフそうだといったら嬉しいのかな?』
一級呪術師 冥冥。
簡単にいえば金をだせばしっかり仕事をこなす女。タッパはでかく、胸も大きい、そして美人、しかも呪術師としての実力も折り紙つきという、結構完璧な女に近い、金さえ絡まなければだが。
彼女と出会ったキッカケはこうだ、かなり前の話になる。俺ほどのイケメンになると、このレベルの女に手を出すのは当たり前の話で、たまたまBarで飲んでいた冥冥さんに話しかけ…いやナンパではないぞ、俺クラスになるとナンパという安い言葉では収まらないからな。
ともかく、その時の俺はかなり酔っていた。アルコールに弱いだって?
HAHAまさか、酔った男ほど色気が出るというだろう? わざとだわざと、うん。
話が進まんな、それでだ、冥冥さんに話しかけたところ、話がかなり弾んで、あ、この女俺に惚れているな?とあの時は思ってしまったんだ。
まぁ結果的に俺は あえてあえてだ、肩に触れようとしたところを腕をつかまれて、倒されて、写真を撮られて、『フフフ、ボディタッチ料そうだね…とりあえず300万でいいだろう、でも君の話は面白かったよ。ビジネスパートナーして今後どうかな?』と耳元で囁かれただけさ。泣けるほど感動したものだよ、痛みでね。
そこからというもの、彼女とはビジネスパートナーとして関わっている。
なんてことはない話だろ? HAHA。
『君に協力してほしい案件があるんだ、もちろん手伝ってくれるなら報酬も出そう。どうかな?』
『HAHAHA、冥冥さん。今はワインを楽しんでいるんだ。悪いが別の機会に…』
『写真を整理してたんだけどね、君の顔を改めてみるとフフッ、なかなか美形じゃないか、泣いている顔もまたなんとも…』
『フゥ! なーんか体動かしたくなってきちゃったなぁ! 今ちょっと準備体操するところなんですよねぇ!』
『おや?そうなのかい、元気だね。』
この女、悪魔かと思ってしまったが、女性はすべて愛しているつもりだ。そんなことは思ってはいけない。
「呪術師に非ず 呪術師に非ずんば人に非ず」という言葉があるが、俺には到底理解できない言葉だ。
冷静さは欠いてしまったがすぐさま落ち着きを取り戻し、呼吸を整えて、用件を聞き出そうとしよう。
『で……協力してほしい案件というのは?』
『話が早くて助かるよ。数日前に実はある企業から依頼を受けてね、取り壊し予定の跡地で作業員が、2名行方不明になっているそうなんだ。メディア規制で内々にはなっているがね。しかしこのまま行方不明者が増えれば、情報漏れは必然……土地もその噂で売れなくなり、会社は大損害間違いない状況なわけさ。調べた結果呪霊の仕業で間違いない。確実にこなすためにね、将宗君の力を借りたいわけだよ。』
『なるほど……達成条件は呪霊の討伐ですか?』
『まぁそうなるね。それと作業員二人の救出が可能なら追加報酬が発生するわけさ。』
『冥冥さんのことだからどれだけ吹っ掛けたのかは知りませんがね…それと経過している時間からみて生きている可能性は限りなく低い。そこのところどうなんです?』
『フフ、何をいっているんだい? 呪霊の討伐の報酬と二人を探す労働の時間分の料金も元々の報酬に加えているさ、私も救出できるとは思ってないんでね、契約のおまけにつけただけさ。』
『冥冥さん、あなたわざと何時間もそこにいるつもりでしょうが』
『なんのことかな?』
この人の金に対しての執着心はいつ聞いても恐ろしい。
イケメンの俺も度肝を抜かれるが、トゲのある女は嫌いではない。いや好きとはいってはいないがね、ほら俺脅されてるしね。
『そもそも1級呪術師一人で十分なのでは? 俺がいく意味ありますかそれ?』
『おや、美しい女性は守るのではないのかい?』
『自分でいいますかそれ…いやまぁ顔とスタイルクッソ好みですけど。』
『君のその正直なところ嫌いじゃないよ。』
そう急に素直に褒めるな、男ってやつは単純で惚れやすいんだ。
しかしこう頼まれてしまうと断れないのが俺、禪院将宗。禪院家のイケメンこと禪院将宗が、冥冥さんの身を守ることもそれもまた必然か。
顔はニヤリと、イケメンである俺は「やれやれ仕方ないな」といわんばかりの顔で、手伝おうかといおうとしたところ。
『それとこの件はどうやら準1級または1級案件らしくてね。憂憂と君がいれば確実だと踏んだんだよ。』
『お断りしてもよろしいかな?』
最悪1級案件だりぃぃぃぃ、まぁそんな予感はしていた。
俺に頼むなんて準1級以上とは思っていたが……しかし冥冥さんが万が一傷物にされると思うと心苦しいところはある。
彼女の実力ならイケるとは思うが、俺を頼ってくれたのも事実……なはず、いや脅されているのもあるが、気にしない、心もイケメンだからな俺は。
それと憂憂くんに関してはとてつもなく嫌われている。
顔が真っ青ではあるものの、呼吸を整え、いつも通りのイケメンとしての風貌を忘れない。
『……わかりました、やりましょう。それと憂憂くんは元気で? この間の依頼で一緒になったとき、めっさ足蹴られたんですけど、彼サッカーとかしてます?』
『フフ元気だよ、相変わらず君のことは好いてなさそうだがね』
『イケメンすぎて嫉妬してるのかな?』
憂憂くんは照れ屋だからね、そうだよきっとそうなんだ。
あの時はすごい目つきで足を蹴ってきたからね、俺がイケメンすぎて嫉妬しているのだろう。大丈夫だ憂憂くん、君のお姉さまを奪えるほど、俺の器はまだまだ完成されてはいないからね。イケメン度は完成されているが。
『時間は今日の夜、××町の跡地だ。よろしく頼むよ』
『わかりました、これから向かえば間に合いますかね』
さて、久しぶりの仕事の時間だ。
俺はある程度の自由は許されている、こういった依頼も冥々さんだけではなく、他のところからも声がかかることもある。
許されている理由は禪院直毘人の影響が大きい、親父は逆に反対の意を示しているが、禪院直毘人の関係については……まぁ後のお楽しみといこうではないか。
『そういえば前々から気になっていたんだがね』
『なんです?』
『君はどうしてあの時私に素直に腕を掴まれて、倒されたのかな?』
ふとそんな言葉を聞かれてしまった。
いつものイケメンの風貌から、少し真顔になってしまったではないか、悪い人だな冥々さんは。
『女性に暴力は振えませんよ、イケメンはね』
『禪院家の男の子からそんな言葉が聞けるとは、貴重な経験かもしれないね?』
今回は冥々さんとのお話でした。
冥々さんとはビジネスパートナー(※決して脅されてないです)です。
次は戦闘回です。
よろしくお願いします。