【呪術廻戦外伝】特別1級呪術師 禪院将宗    作:まぜこみごはん

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イケメン君の初戦闘……本格的にこの回でできなかった泣

正直戦闘の描写をうまくというか、呪術廻戦の知識を利用しつつかけるか不安ではありますが、温かく見守っていただけると嬉しいです。
間違っていたら即修正します。


俺はイケメンだけど、憂憂くんに嫌われている。

『ここが冥冥さんがいっていた場所か、見るからにヤバいしいるねぇ。』

 

 

確かに呪霊の気配というか、一般人が見てもヤバいという印象しかない、古そうな建物、建物の状態からして一目みるだけで壊すしかないような状態の小規模ビルだ。

建物の外には工事で使われているスコップや砂袋、小型ダンプ等も置き去り状態だし、おそらくはここに立ち入るだけで、何かがあると踏んで近づいてはいないのだろう。

まぁ小規模ビルにしては確かに土地は広めだし、ここを売地にすればかなりの金額は取れるだろうが、呪霊のおかげで売れなくなっちゃ、大損害というのも納得はできる。

 

 

『おや?予定時間より早くついてるじゃないか、待たせてすまないね。』

 

 

そんなことを考えていると、後ろから声が聞こえてきた。

冥冥さん。

 

 

ああ冥冥さん。

髪の色といい長さといい、服装のセンスといい、パーフェクト!!

 

 

やはりあなたはクッソ好みだ。

心の中のエクスタシーが響いている。

いかんいかん、感情から表情に出てしまうではないか、ここは俺のイケメン力を見せつけるためにも、顔をキメ、いかにイケメンであるかを見せるために目線の角度まで調整し、輝いている俺を見せなくてはならない。

 

 

『HAHA、何をいっているんですか。女性を待たせるなんてイケメンがすべきことじゃない、貴方の前ではとく…いったぁ!!』

 

完璧なセリフを吐くつもりが、横から蹴りが入った。

この蹴りの痛み、味わったことがある。これはサッカー少年 憂憂!

なんで蹴りの威力だ

 

 

 

『何姉様と普通に話しているんだ? 潰すぞ害虫』

 

 

 

とんでもなく冷たい視線、優しさなんて一ミリたりともない罵倒、サッカー少年こと『憂憂』。

冥々さんの弟であり、冥々さんのことをこよなく愛している弟、いわばシスコンの部類に入る少年である。顔をよく見ると確かに顔つきは姉に似ているところはあるし、可愛げがある少年だと思うが、この蹴りは子供の蹴りではない。

ジュニアサッカーでいいところまでいけるぐらいの蹴りの強さだと俺は思う。いやジュニアサッカー見たことないけども。

 

 

蹴りによる影響により、俺のイケメンの表情から、苦しみの表情に変わったが、苦しんでいる俺もまたイケメンであることを証明してやろうではないか。

 

 

だんだんと痛みも治まってきたのか、俺はいつものイケメンであることのアピールを止めるつもりはなく、とびきりの笑顔を見せる。

 

 

『HAHAHA、久しぶりだね、憂憂くん。今日もいい蹴りで何よりだよHAHAHA…でも蹴るところはもうちょっと痛くないところにしてほしいなって…お兄ちゃん思うかな』

 

 

『誰がお兄ちゃんだ、害虫。今度は貴様の大事なところにクリーンヒットしてやるぞ』

 

 

『ヒィィィ!!!』

 

 

やはり末恐ろしい憂憂くん、この少年を敵に回すということはこういうことだ。

本当に冥冥さんの弟とは思えない、いややっぱ思えるな、変わっているところは似ているもの、フフ。

冥冥さんはそんな様子をクスクスと笑っているが、俺はそんな姿も綺麗だと思う。

 

 

『憂憂、そこまでだ。彼には仕事を手伝ってもらうからね。まぁでも、痛がる君もなかなかッ…フッフ…魅力的だがね…?』

 

 

『鬼ですか貴方』

 

 

アカン、本音いってしもうたわ。

直哉ちゃんみたいな関西弁でてくるところでしたわ本当、勘弁してもらいたいね。憂憂くんも姉様の言葉には素直に従っているし、まぁ相変わらずにらんでくるし、『姉様に感謝するんだな』という小さな声も聞こえてくる始末。

 

やっぱイケメンって罪深いなこりゃ。

 

『さて少し予定よりも早いが始めるかな』

 

 

『わかりました、帳のほうは俺がやりましょう。こういうのは男の仕事なんでね。』

 

 

『闇より出でて闇より黒くその穢れを禊ぎ祓え』

 

 

帳。

まぁ別に説明しなくてもいいけど、非術師に呪いの発生を見えなくする、まぁ結界のようなものだ。見つかっては面倒なことが多いので、帳を張ることにより、周りを気にしないで駆除作業に取りかかれる。まぁ外部との連絡ができないのがネックなところはあるが、そこはしょうがないとして高をくくるしかない。

 

 

小規模ビルの周りを、黒いもので包まれていく。

 

 

『ありがとう将宗君。 さて今度は私の仕事かな』

 

 

冥冥さんの周りにカラスが集まっている、カラスをまとっているように飼いならしている冥冥さんも素晴らしく魅力的であることには変わりはない。

だがただカラスを呼んでいるわけじゃない。

 

冥冥さんはカラスに命令し、小規模ビルへとカラスが数匹侵入していく。

 

黒鳥操術

 

 

カラスを操る術式である。

言葉だけではあれだが、かなり応用の利く術式であることには間違いない。

操っている烏との視界の共有、視界情報の映写など、索敵能力に優れた術式であり、どこに呪霊が潜んでいるか把握できるのは、今の呪術界では貴重な存在だろう。

 

 

 

『相変わらずいい術式ですね冥冥さん』

 

 

『貴様にいわれずとも姉様は最高だ、害虫。』

 

 

『褒めても何も出ないよ。……フッフ、これはまた。1匹だと踏んでいたんだけどね、どうやら2匹らしい。様子からして確かに準1級相当以上なのは間違いなさそうだ。 これは報酬も変わってくるね』

 

 

 

『なんですとぉ!?』

 

 

嘘だといってよバーニー!と叫びたい。報酬が増える喜びで顔がニヤニヤしてるじゃないか冥冥さん、なんだそれ可愛いぞちきしょうめ。

しかしまさかその階級が2匹もいるなんてなかなかあることではない、なんていうことだ。俺の美形が少し表情を曇らせてしまったが仕方ない、大丈夫、俺イケメンだから。

 

グッと叫びたい気持ちを抑え、余裕であるかのような表情を見せる。

 

 

 

『仕方ない、二手に別れましょう冥冥さん。その方が手っ取り早い。』

 

 

『本当は一緒にやりたかったんだがね、仕方ない…。1匹は2階、もう1匹は4階にいるよ、さぁどちらを選ぶ?』

 

 

『冥冥さんにあまり歩かせるわけにもいかないですし、俺は4階のやつをやりましょう。さっさと終わらせて、再び冥冥さんの顔でも拝みます』

 

 

『嬉しいことをいってくれるじゃないか将宗君』

 

 

『貴様! あまり調子に乗るなよ!?』

 

 

憂憂くん、さては焦っているな? 君のちょっと『あれ、これ姉様割とガチなやつ?』という本音の言葉を出したいんだろうなという、表情読み取ったからね?

安心しなさい、この人面白がっているだけだし、正直俺のこともどうとも思っていないだろう。

でもそんなところが俺は……好きだぁ!!と叫びたいが、そんなところを見せるわけにもいかないので、ただただ黙っておく。

 

 

 

『さてそろそろいこうか、憂憂いくよ?』

 

 

『はい……!お姉様』

 

 

『憂憂君の背後は俺が守ろう』

 

 

『後ろにくるな害虫』

 

 

『イケメン、傷ついたっちゃ』

 

 

 

 

そんなこともしばしばあり、特になにもないまま進んでいく。

階段が見えてきた、どうやらこの上にいるらしい、正直ここまできてしまえば気配でわかる。2階まで上ると

 

 

『もし早めに倒せたら、そっちに合流するよ。まぁ君の実力なら心配はしていないがね』

 

 

 

『害虫はさっさと〇ね』

 

 

『横からえぐい罵倒がくる…まぁ心配しないでくださいよ。こう見えても俺、強いんで』

 

 

 

冥冥さんと離れてしまう悲しさはあったが、仕方ない。冥冥さんたちとは一旦離れ、

このまま3階、4階へと歩いていき、オフィスであったはずの場所に到着する、乱雑に椅子や机が置かれており、いかにもな部屋だ。

呪霊の気配は―――あるな、確かに数は一匹、呪力量も確かに普通のとは違う。

 

 

『俺も暇じゃないんでね、姿見せたらどう? どうせ殺す気満々な口でしょ、すぐやりやったほうが手っ取り早くな……』

 

そんなことをいっていると、机や椅子が乱雑に置かれているところから、触手のような、先に鋭い刃物のようなものが向かって、こちらを貫くのが目的なのだろう。

だが俺はこの程度の攻撃をよけられないほどヤワに育ってはいない。

 

 

横に素早く移動し、その攻撃を回避する。

その直後に呪霊の姿を認識できた、羽が8枚生え、触手も8本、頭サイズある目ん玉一つと、蚊の外見をモチーフにしているような、真っ黒な体つきと骨格。

まさに怪物だな、と印象しかない。

 

 

『ウ……ウゥウ………ウギィ……』

 

 

 

『ハハハ、イイね。ブサイクだな君。真のイケメンとは何か教えてあげようじゃないか』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ちょっとした戦闘シーンというか、できなかった……。


次は本格的にやります。
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