【呪術廻戦外伝】特別1級呪術師 禪院将宗    作:まぜこみごはん

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ここから本格的な戦闘回です。


前にも言いましたが、戦闘シーンの描写にはあまり自信はありません。
一生懸命書きますので温かく迎えていただけたらと思います。


※知識等が間違っていましたら、指摘していただけると助かります。


イケメンはね、強いんだよ?

 

『君はどんな存在が、真のイケメンかわかるかな?』

 

 

呪霊に話しても特に意味はないのだが、これは呪霊にも俺のイケメンを知らしめるための行為だ、我ながらイイ男すぎて泣けてきたな。

しかし呪霊の攻撃は止まることはない、8本の触手が同時にくるのではなく、少しタイミングをずらしつつ、一本一本こちらに向かってきている。

 

 

まぁ俺はイケメンで運動神経も抜群だから、その攻撃をよけるのも必然。己の身だけで避ける俺ほどカッコいいものはない。

まるで触手がそこに向かってくるのをわかっているかの如く、軽やかに攻撃を避けつつ、その表情には焦りの一つもない。

呪霊の様子からしてまだまだ本気は出していないだろうが、この程度なら余裕すぎる。

 

 

あ、やべ避けてる最中服に当たった。 これ高いんだぜ、まったくこれだから呪霊は考える脳がないから嫌いなんだ……おっとまたイケメン率を低くする発言をしてしまった、いけないけない。

 

 

『真のイケメンとは全てが完璧でなくてはならない、内面、外見すべてだ。俺の外見を見てみろこの手入れが整った髪! この潤いと透き通るような髪質は、誰にも負けない自信があるね。』

 

 

呪霊がそんな話に耳を傾けるわけもなく、攻撃の雨は止まらない。しかしこのまま避け続けるのもつまらない話だ、本気を出させてあげるのもイケメンの務め。呪霊に対して礼儀を見せるのも、完璧である俺には必要不可欠。

右手に呪力を集まる、まったく久しぶりの戦闘だ。腕が鈍っていないか多少の不安はあるが、俺は完璧に仕事をやり遂げる人間、こなしてみせるさ。

 

 

次にくる触手の攻撃を瞬時に見切り、右手を手刀の具合で、触手に向け、一本の触手を斬りおとす。

本当は呪霊の血液が触れるから心底いやなのだが、豪快さも時には……。

 

 

 

『必要だよね?』

 

 

おっと表情がイケメンではなくなりそうだった、イカンイカン。

まったく自分の悪い癖だ、熱くなってしまうとつくづくハマってしまう、そう思うと冥冥さんと一緒に戦わなくてよかったのかもしれない、醜い自分を見られたくはないからね。

呪霊も少し苦しんだ顔…いや顔なんてないが、うめき声だけでそれは伝わる。そして同時に怒りを隠しきれていないのもわかる。

 

 

『ウギィィィ………ウウウウウウウウウウウウウウウウ!!』

 

 

 

『おいおいどうした?まだ話の途中だよ。次は内面の話さ、内面とは器が広い男ほど女にモテるんだよ、そこも俺はとっくにクリアしているがね? 例えばデートでディナーにいったとしよう』

 

 

そう話しているうちに、呪霊の様子も変わっていくのが目に見えてわかる。

さすがは準一級以上案件か、呪霊の触手に鋭いトゲが生え、体つきも見る見ると変えてゆき、まるでプロレスラー体形だ、虫のプロレスラーって単語は面白いものだね。

怒りに任せたのか、そのままこちらに向け走ってくる。

 

 

なるほど、触手を利用しつつ接近戦に持ち込むつもりか、なかなか芸ができる呪霊じゃないか。

 

 

『店員さんには優しく丁寧に接しなければならないのに、中には店員だからって横暴な態度をとる輩もいる。理解できない話だが現実にはいるんだよ、そういう腐りきった奴らがね、呆れるよまったく…おっとまたイケメン率が下がる危ない危ない。もちろん私はできる人間だが。やはり人生はポジティブでなければならないからね』

 

そういった瞬間に全身に呪力が溢れだし、金髪が赤色へと変化してゆき、部屋の温度も、穢れた空気もあたたかな空気に変わっていくのを、呪霊も無意識に感じ取れたのだろう。

呪霊の繰り出した両腕から繰り出される拳の攻撃を、人間の両手で止めてみせたのだ。

 

呪霊も何が起こっているかわからず『ウウ……!?』と触手の7本もいつのまにか消滅しているのがわかったからだろう。

 

 

『美霊術式―『烈』、何が起こったかわからないのが伝わってくるよ。見た目に騙されたかな? 意外と近接戦は得意だったりするんだよね、この姿もなかなかのイケメンだろう?』

 

 

両手を離そうとしないため、呪霊も必死に離そうと羽を使い後ろに下がろうとするが、決して離れない。

当たり前だ、こうして元気に俺のところまでわざわざきてくれたんだ、離すわけがないだろう? 呪霊というのも可愛い生き物なのかもしれないな――、いやないな、冷静になってしまった急に。

 

 

『俺の術式はね美霊術式、他にも種類はあるんだけど、この『烈』はお気に入りでね。』

 

 

『この術式を説明する前に、まず術式を使う際必要なことが2つある、それはほかの種類の術式を使う際にも必要なことでね。』

 

 

『その1 術式を使う際、俺は自分のイケメンである根拠として内面、外見、両方の具体的な説明をしなければならない。正確にはどちらか一方をいえれば呪力は使えるが、さっきみたいに片手に呪力を帯びる、または帷を作れる程度にしか使えないわけさ。そして両方答えられれば術式が展開できる。どちらも答えられない場合は、術式はおろか、呪力すら出せない。まぁ帷を作れたのは持続時間があってね、ここに来る前に可憐な女性が道に迷っていて、俺の外見のいいところを熱弁していたら、逃げられてしまっだわけだが、、まったく可愛い子猫ちゃんだったよ。』

 

 

呪霊も必死だが、やはり腐っても呪霊だ。抵抗力は増しているのがわかる。目ん玉が開き、口のようなものを見せれば、呪力の塊であろうエネルギーを集めているのが目の前でわかる、そのまま俺に向けて発射するつもりだろう。

だが俺の表情に曇りはない、絶対的な自信があるからだ。

 

 

『ああそうそう、最後の2つ目だけど』

 

その言葉の瞬間に、呪霊はそのまま集めていたエネルギーを解き放ち、衝撃音と共に瓦礫が溢れ、外が丸見え状態へと悲惨な状態になってしまった。

呪霊は両手の感覚が戻ったのか、離されているのがわかり、少し距離をとる。普通ならばそこで消滅してお陀仏になっているところだが―――。

 

『ガガ………!?』

 

 

 

『常にイケメンでなければならない』

 

 

ありえないことが起きるかとばかり、呪霊は外で浮いている将宗の姿を見て、再度驚いている。

そんな姿をみて楽しんでいるような表情、まさに『快感』を得ている将宗は、片手を前にだし、『こいよ』といわんばかりに挑発する姿があった。

 

 

特別1級呪術師 禪院将宗と呪霊との闘いがこれより始まる。

 

 

 

 




次の回も美霊術式『烈』の解説も加えつつの戦闘回になります。


なんで呪力引き出せないのに、帷作れるんやと後々気付いたので、追加しました、強引というな、イケメンでも失敗はある。
……あれ、これ呪術廻戦的にまずいところある?
うん、なるようになるか()


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