【呪術廻戦外伝】特別1級呪術師 禪院将宗    作:まぜこみごはん

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やっぱ戦闘回より日常回のほうが書きやすいと思われる、どうもまぜこみごはんです。

きばっていきましょう。


イケメン、教師になる?

 

 

『は? 今なんて?』

 

 

あることをいわれて、ポカンといつものイケメン顔がアホ面になってしまう。

何故こんなことになったのか手短に話そうではないか、わかりやすく説明するのもイケメンに重要な要素だからね。

 

冥冥さんとの協力任務で無事、任務完了を果たした。

あの後、無事に小規模ビルは解体作業は問題なく進みだし、作業員2名の安否は確認できなかったものの、表沙汰には結局ならなかったらしい。

冥冥さんは破格の契約を結んでいたらしく、本人はかなりご満悦のようだったので、その表情さえも美しかったのだが、そこはおいておこう。

 

 

そして月日は立ち、数か月後となるある日禪院直毘人から、座敷にくるように命令が下ったのだ。

 

禪院直毘人

 

呪術界御三家・禪院家の26代目当主にして俺と同じ特別1級呪術師。

関係性といえば一応叔父という関係性になるが、血はもちろん繋がってはいない。この人に関しては、禪院家の中でもかなりマシな部類に入る人間性の持ち主だと俺は思う。

いや別に良いとはいっていない、クズではあるが交渉はできる人間だ。

 

そんなチョビ髭親父から呼ばれ、来たものの第一声の言葉が

 

『何度もいわせるな、京都校のガキ共の指導しろをいっているんだ』

 

 

『HAHAHA、悪い冗談か何かかな?』

 

 

『冗談ではないぞ将宗、この酒に誓ってもいい』

 

 

同じ酒好きとしていっておくが、このチョビ髭親父みたいに寝転びながら酒を飲むなんて、品のないことは俺は絶対できない。

嫌悪感まで覚えてしまうが、一応は当主様だ。イケメンとして、空気を読める男を努めなければならない。

 

 

『何故このイケメンですべてが完璧な俺が、育ちきっていない女の子とハナタレ小僧の指導をしなければならないんです?』

 

『今の発言はとてもイケメンとは思えんな?』

 

『グッ……!!』

 

 

『まぁ聞け、何も一生教師をしろといっているわけではない。臨時教師をしろといっている。』

 

 

『……楽巌寺学長の頼みですか?』

 

 

『ハッ話が早いじゃないか』

 

 

楽巌寺嘉伸……呪術高専京都校の学長であり、呪術界の保守派筆頭。そんな男から俺に対し頼みだと?

おかしな話もあったものだ、別に面識はないし、一般的な情報と顔くらいは知っているものの、禪院家にわざわざ頼みこんでくるとは。

何か裏があるに違いないが――珍しく俺のイケメンフェイスが淀んでしまうじゃないかまったく、勘弁してほしいぜ学長さんよ。

 

 

『わざわざ禪院家に依頼するとは、何か学長にねだったんですか?』

 

 

『ハッハッハ!! お前にそれをいう理由はないな? しかし…東京校は戦力がかたまっていると思わんか?』

 

 

『……まぁ京都校には楽巌寺学長、それに歌姫さんしか指導者側は主な戦力はいませんね』

 

ちきしょう、話をうまく変えられちまった。

しかし考えてもみれば確かに東京側の指導者は優秀な人材が多い。

東京校の学長―呪骸使いの夜蛾正道を主に、反転術式を容易に扱える家入さんも、術式をもたずとして己の身一本で1級呪術師となった日下部さんも、かなりの実力者が集結している。

 

そして絶対的な存在である【五条悟】という特級呪術師もいる。

まぁアイツがうまく生徒に指導しているとも思えないのだが。

 

そんな人たちが東京に集結して、呪術を扱える子供たちを支えているわけだ。東京校に実力者が集まっていくのは当然の話でもあるが。

 

 

『今、京都校のガキ共は優秀な人材が多いと聞く……そこでお前に白羽の矢がたったというわけだ』

 

 

『直哉ちゃんに話は?』

 

 

『アイツに頼んで素直にやると思うか?』

 

 

『ちきしょう否定できない!!』

 

 

『それに京都校には真依もいる、もしアイツが教師にでもなってみろ。直哉に潰されでもしたら、後処理が面倒なのが本音だ』

 

 

『……そういうことで』

 

 

 

昔から直哉ちゃんは禪院真依、禪院真希のことは嫌っていた。

あの二人に対して暴力を振るっていたこともあり、それを目撃したら俺が止めていた。代わりに俺が直哉ちゃんのサンドバックになったこともあったし、彼女たちを守るのに、当時は必死なのもあったからだ、

 

なんというかあの二人は―――いやなんでもない、今考える必要性もないか。

 

 

禪院家の将来的な当主様はおそらく直哉ちゃんになるだろうから、そこまで強く止めれなかったが、それでもあの光景が惨いものだったと今でも思う。

 

 

『ともかくガキ共を指導しろ。期間は俺が戻ってこいというまでだ。』

 

 

『ご当主様の命令とあれば喜んで』

 

 

顔はもう今すぐにでも大の字になって暴れてやりたいが、そんなことはイケメンとしての美学に反する、やらんやらんぞ俺は、あ、やばい、やりそう。

しかしご当主様のいうことは絶対、ああこれで自由に過ごせる時間も減ったというもの、泣きそうになるが

 

 

イケメンは簡単には泣かない、そう打たれ強いのがイケメンだもの、HAHA。

 

 

『話は以上だ、さっさと準備していけ』

 

 

『わかりました――ああそれと一つ確認したいことがあります』

 

 

『なんだ?』

 

 

『冥冥さんを使って俺を調べていたのは、禪院直毘人、お前か?』

 

 

 

 

いつものイケメンを熱弁する男の顔ではない。

 

 

 

  

 

 

 

瞬きを一切せず、ただ直毘人に向けている。

 

 

それは表現が難しく、わらっているのか、怒っているのか、わからない。

 

 

わからないが正解かもしれない。

 

 

 

禪院直毘人の目が開き、汗が一つまた一つと零れているのが正しい。

 

 

『――お前を調査して、得があると思うか?』

 

 

『………そうですか、すいませんご当主様、感情的になってしまいました。冥冥さんは大切な人なんです、利用しないでくださいね。――準備して参ります!、フッ!大丈夫です。ご当主様禪院家のイケメンこと、禪院将宗にお任せください、それでは。』

 

 

 

とっさに、我に返ったのか、いつもの禪院家のイケメン、禪院将宗へと戻り、座敷をそそくさと後にする。

 

 

『……やはり奴は食えん男だな――それにしても……調べる必要がありそうだな。』

 

 

 

禪院直毘人は思い当たるフシがある様子だった。

 

 

 




次の回は教師デビュー回となります!


高専とのかかわりどうしようかな……と思っていたんですが、これはもう教師にするしかないと思いました!


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