【呪術廻戦外伝】特別1級呪術師 禪院将宗 作:まぜこみごはん
京都校の生徒たちもバンバン出る予定ですが、話し方がちゃんと再現できるか自信ないですが、暖かい目でみてやってください…おねげぇしやす。
『久しぶりに来たな~京都校』
ご当主様の命令で京都校にきたはいいものの、勢いのまま出てきてしまったところはあるが、正直納得はできていない。
呪術界は万年人手不足、呪霊が見える人間自体は多くはないが少なからずいる。しかしそこから呪術師になるかは別問題だ。
死と隣り合わせの仕事だし、THE危険の仕事、おそらくこの世界で一番危険な仕事だと思う。
そんな仕事を好き好んで選んでいる奴は、ただの物好きか、金好きか、変わり者か、使命を全うする人間か、種類は様々だが、結論マトモな神経で呪術師をやってる人間はいないと思われる。
そんなことをいえば何故俺は呪術師をやっているのか。
禪院家の人間だから、といえば答えは楽になる。
ご当主様の命令は絶対だし果たさなくてはならない、それが御三家に生まれ……いや俺は拾われた身なんだけど、禪院という苗字をもらった以上は果たさなくてはならない。
現にこうして子供に呪術というものを教える立場となってしまったので、恥じない働きをしなければならない。
ああクソだ、まったく――――。
最近すぐに表情が淀んでしまう、ノホホンな平和な日常が遠のいていくような気がしてきた。
イケメン磨きに時間を使いたいのにね。
そんなことを考えている俺は、今学長室に向かっている。
楽巌寺嘉伸と会うためだ、俺をご指名されたのはあの人だし、これからのことも話さなくてはならない。
考え事をしていると到着するのも早く感じてしまう、もう着いてしまったのがその証拠だ。
ノックをして『入りなさい』という声が聞こえたのち、学長室に入るとそこには、ゲームでいうところのラスボス風な雰囲気を漂わせて座っている楽巌寺学長と、巫女服のような衣装を着ている庵歌姫さんがそこにはいた。
俺が入ってきた瞬間に、歌姫が駆け寄ってきた。
『久しぶりね将宗君! いつぶりかしら?』
『久しぶりですね歌姫さん、百鬼夜行の時以来ですか。』
『いいのよそんなかしこまらなくて、そうねそのあたりになるわね。』
歌姫さんとは歌姫さんが学生の頃以来の関係だ、長い付き合いになる。
俺自身は高専に通ってはいないが、任務等で何度か一緒になったことがあり、彼女は優しく、丁寧に色々教えてくれた先輩のようなものだ。当時のことは鮮明に覚えているが、歌姫さんは昔から姿形も変わってはいない。
そこの関係で、当時の家入さん、夏油傑、五条悟とも関わり合いを持ったのだが――話は長くなるので、今度話そう。
学生の頃から少し大人びてはいるが、それでもやはり清らかに美しい美女だ。
『よく来たの禪院将宗、わざわざすまない』
『将宗でいいですよ、楽巌寺学長。貴方から依頼してくださるとは思ってもいませんでした。
『教員不足での、歌姫のほかに教えられそうな人材を探しておったところに、お主がいたことを思い出したのじゃ。』
『左様ですか、やはり楽巌寺学長の目は鋭い。この禪院家のイケメン、禪院将宗に注目してくださるとは』
長い髪をワサァとフワッと上げ、光り輝くようにイケメンであることのアピールは忘れない。
しかしながらなんだ、楽巌寺学長の表情もいつも強張っている顔をしているのに、微妙に戸惑っているような……
歌姫さんなんかは『アハハ…相変わらずね』という言葉も聞こえてきたのだが、そこは置いておこう。
歌姫さんは俺のイケメンぶりに感動をしているだけだお前ら、そこを間違えるなよ。
『………それでお主に頼みたいのは、生徒の教育じゃ。今京都校にいる子供たちは有望株が多くての、歌姫の指導も素晴らしいものだが、もう一人教育者がいれば、子供たちの力もより進化すると思っておる。』
『なるほど、事前に渡された資料は確認しましたが、確かに有能揃いだ。何人か名前だけは知っています、確かにこの資料通りなら将来楽しみな子が多い。』
『私からもお願いしたいわ。みんないい子だし、将宗君もきっと気に入ると思うわよ。でも一人だけちょっっっっっっっっっとだけ癖のある奴がいるだけなの、ちょっとだけよ? 本当よこれは!?』
なんなんだ、歌姫さんアピールがすごいな。
百鬼夜行の時は京都のほうに応援に回されてはいたが、京都の生徒たちとはその時直接的な面識はとれなかったため、どんな子なのかは把握はしていない、直接話したことがあるのは真依ぐらいか。
しかし名簿をみると何人かは知っている。
1級呪術師 東堂葵
この子は確か冥冥さんと任務で一緒の時に何回か口にしていた男だ。
18歳にして1級呪術師、百鬼夜行の際には術式を使わず、1級相手なのにも関わらず祓ったことがあるという末恐ろしい肉体派の少年ということは聞いたことがある。
準1級呪術師 加茂憲紀
御三家の加茂家の嫡男。御三家の関わりで確か数回はみたことがあるが、直接的な会話はしたことがない。加茂家相伝の術式……赤血操術の使い手のはずだ。
赤血操術と対したことはないが、厄介この上ない術式であることには間違いない、鍛え方によってはさらに強くなる可能性も秘めた生徒だろう。
準1級呪術師 与 幸吉……メカ丸?
メカ丸? えなんだメカ丸って、え、え、えと資料を見たときは思ったが、理由は納得した。どうやら天与呪縛の影響で本人は学校には通えず、傀儡操術――傀儡を操作する術式で、ここにきているのは傀儡の方らしい。メカ丸という傀儡でコミュニケーションをとって、過ごしているらしいが彼には少し興味がある。今度話してみよう。
他にいるのは西宮桃、三輪霞、そして禪院真依……
どの人材も優秀だし、磨けば化ける人材も多く見える。
正直にいよう、俺はこの名簿を見た瞬間にイメージしたのだ。この子らを育て、さらに進化させたら、それもそれで『真のイケメン』にたどり着くのではないかと。
気づいたときにはもう遅い、笑みが零れてしまい、『フッハハハハハハ!!』と笑いが止まらなくなってしまう。
『ハッハッハ!!、お任せください歌姫さん、楽巌寺学長。この禪院将宗、必ずや生徒たちの力になろうではないですか!!』
『おお頼もしいの、それでこそ禪院家の人間じゃ』
『今後ともよろしくね! 将宗君!』
『こうしてはおられない!さぁいきましょう!生徒たちが俺を待っている!!』
さぁいこうではないか、夢の教師ロードへ。
禪院将宗の新たな1ページが今始まる!!
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『なぜ―――――こうなったぁ……??』
『アンタが悪いでしょ絶対』
股間を抑えてうずくまっている、俺禪院将宗。
そして多少の同情心を見せている、禪院真依。
何があったかは―――聞かないでもらえると嬉しい……な。
直接的な生徒とのかかわりは次回でやります!
最終的になにがあったかは次回でわかると思います!www