【呪術廻戦外伝】特別1級呪術師 禪院将宗    作:まぜこみごはん

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今回は野外による指導回です。

日常回はやっぱり書いていて面白いですね。


イケメン、指導する。

 

『フ、皆の集お揃いのようだな。この青い空! この白い雲! この俺を輝かせてくれるこの太陽! すべてが完璧だとは思わんかね?』

 

 

教室での挨拶終了後、さっそく指導に取りかかることとなった将宗は、1年生の究極メカ丸、三輪霞、禪院真依と共に野外訓練をするべく、校庭へと体操服で3人とも並んでいた。

 

 

『だ…大丈夫なんでしょうか、あの後意気揚々と『さっそく指導を開始する、校庭に集まれぇい!』なんていってましたけど……メカ丸そのあたりどうなんです?』

 

 

『……三輪、俺に振らないでくれるカ?』

 

 

『見てわからないの? 脚見なさいよ、脚を』

 

 

真依に脚のことを指摘され、三輪とメカ丸は脚に注目してみると、やはりすぐには回復できなかったのか、脚が小刻みに動き、震えているのがわかる。

三輪とメカ丸は『ああ……』と何かを察したかのように、特に何も言わず納得した様子をみせた。

 

 

『まったくここにワインがあれば完璧だったものを……まぁいいだろう。さて、俺が来たからには君たちはレベルアップしてもらわなくてはならない。特に、三輪くん、真依……君たちには高みを目指してほしい』

 

 

『あの将宗先生、具体的にはどういうレベルアップを……?』

 

 

『いい質問だ三輪くん、階級を上げるにはシンプルな話己の身を鍛え、実力を上げるしか方法はない。そのためには今よりも呪力の量を上げ、戦闘に対する考え方を一から見直す必要もある、そうだな……三輪くんには、最終的に日下部さんような実力者になってほしいと考えているよ』

 

 

『日下部先生!? むっ無理です無理です! 私の力じゃ足元にも及ばない人なのに!?』

 

 

ほう、今の子供は謙虚な心があるらしい、うちの家が特殊なだけだったか、いや特殊すぎるか。

確かに日下部さんレベルにまでもっていくのは不可能に近いかもしれないが、100%不可能というわけではない。

彼女の立ち姿や重心の使い方は歩き方で把握した、彼女はおそらくかなりの努力家だろう、よく練習しているのがわかる。三級呪術師とはいえ見所もあるし、鍛え方によっては光る可能性も十分にある。

 

 

 

『まぁ今すぐなれるものでもないさ、俺は将来を考えている。目標があったほうが君もやりやすいんじゃないか?』

 

 

『えっまぁ……それはそうですけど』

 

 

案外まともなのかもしれないこの人と三輪は思ってしまった反面複雑な気持ちになってしまった。

 

 

『私は別に高みなんて目指してないけどね』

 

 

『そういうな真依、お前は目がいいし、拳銃の腕前もいいだろう。確かに前線向けではないが、前線が安心して戦闘できるのは後方支援があればこそだ。連携面をしっかりしていけば、今よりもレベルアップすることは間違いないだろう。』

 

 

『……そんなの知ってるわよ』

 

 

なんだかんだ話は聞いてくれてはいるし、素直になれないだけなんだなこの子は。

やはり愛くるしいやつだと『うんうん』と心の中で納得してしまうが、なんだろう、真依からの空気が若干怖くなったような……いや撃たないで本当に、泣いちゃうよ。

 

 

『そして最後にメカ丸くん、君は3人の中では一番階級は上だが、どうだ?今のままで満足はしているか?』

 

 

『……強くなるに越したことはないと思うガ?』

 

 

『じゃあ君は何のためにまだ強くなりたいんだ?』

 

 

『………』

 

 

メカ丸はそう質問されたあとに、三輪と真依の顔を交互に見て、二人とも少し不思議そうな表情をしているが、俺には読み取れてしまった。

その様子をみて、こうもわかりやすい態度をとられると笑ってしまうな。交互の二人は気づいていないようだが―――。

 

 

『そういうことか、いい理由だな』

 

 

『え、今答えてました? メカ丸? 今答えてた?』

 

 

『答えたゾ』

 

 

『答えてないでしょ、何に納得してんのよ』

 

 

『まぁまぁいいじゃないか、男にしかわからないことがあるんだよ』

 

 

意外と鈍感なんだなこの二人は、と思ってしまったがここは俺の胸だけにしまっておこう。メカ丸、お前のことは気に入ったぞ。

 

 

『さて本題に戻るが、今回集まってもらったのは戦闘訓練だ。』

 

 

いきなり空気が変わり3人とも驚いたのか、まじめに聞く姿勢には戻ったようだ。

 

 

『まぁ初日だからな、そうキツイ訓練はしないさ。遊びだと思ってくれていい。鬼ごっこをしよう』

 

 

『『『は?』』』

 

 

戦闘訓練と聞いて何をやるかと思いきや、鬼ごっこといわれて唖然としている3人。

その様子をみて『え?』と素直にいってしまう将宗は、そんな驚かれるのかとビックリした表情だった。

 

 

『いや戦闘訓練っていってたんで、なんか組手とかそういうのだと思ってました』

 

 

『鬼ごっこって子供のお遊びじゃない!? ふざけてるの?』

 

 

『いや何か理由があるはずダ、そうに違いなイ』

 

 

『フォロ―ありがとうメカ丸……君は本当にやさしいな。まぁ聞け、お遊びだといっただろう。ルールは単純、3人でかかってきてもいい。一人でも俺のことをタッチできたら勝ちだ。術式を使って俺を止めてもいい、俺は術式と呪力も使わないし、君たちに攻撃もしない、ただ逃げるだけ、どうだ?』

 

 

数々のハンデを提示されて、3人は驚くだろう。

ここまで自分たちが舐められているのか、その怒りが力に変わることもある。それを見越して俺は3人に提案をした。

 

 

 

『何よそれ舐めすぎじゃない!? 捕まらないとでも思ってるの?』

 

 

『ハハハ…流石にちょっと悔しいかもしれない』

 

 

『攻撃をぶつけてもいいのカ?』

 

 

『ああもちろん構わないよ、当たれば怯むだろうしタッチも簡単になる。本気で攻撃してきても構わない、ただし』

 

 

『当たればの話だがね?』

 

 

流石にここまで舐めれば、闘志に火が吹くというものか。

3人の表情も険しくなっていくのがわかる、いやメカ丸は機械だから表情なんてないけど、うん雰囲気で伝わる。

 

 

『望むところじゃない……!! 大怪我しても知らないわよ』

 

 

『流石に舐められっぱなしも悔しいし、私も頑張りますよ真依』

 

 

『全力で捕まるしかないナ』

 

 

 

 

かくして、禪院将宗VS禪院真依、三輪霞、究極メカ丸の鬼ごっこが始まろうとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




なんか今回上手くかけた気がする、どうもまぜこみごはんです。
いかがだったでしょうか第9話。


本当は組手に持ち込もうかなと思ったんですが、普通のじゃ面白くないんで、鬼ごっこをチョイスしてみました。
次回にご期待ください。
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