俺は、今日から人生をやり直す。
この私立桜龍高等学校で、高校デビューしてやるんだ!
……………と、意気込んでいたはいいものの、地元が違う俺はクラスの中で浮いていた。
(こんなつもりじゃなかったのに………………せっかく頭にじいちゃん直伝のヴァンソーコーも貼って来たってのによぉ……………………)
クラスの端の席で頭を抱えていた。
しかしふと、窓の方へ目をやると、俺と同じく死んだ魚の目で虚ろに立たずんでいる美少女がいた。
(こ、ここだ!!ここで話しかけなきゃ、俺の高校生ライフ終わる!)
「あ、あの。君も、別の高校から来たの?」
「ふぇっ!?えぇあぁ、その……………うん。はい。そう、です。」
「へ、へぇーー!なんてとこ?」
「範田中(ハンターちゅう)……。」
「範田中かぁー。俺、勝利中(ビクトリーちゅう)なんだ。結構遠いね。」
「うん、そうだね…………………」
………………会話が途切れる。
お互いにボッチみたいだから、仲良くしたいのに〜!
「あぁそうだ名前!切札勝太郎っていいます。3年間よろしく。」
「えっと、流星アーシュです。よろしく。」
「流星さん、か。確か、生徒代表のスピーチしてた……………」
話が一瞬弾みそうになった時、放送が流れる。
『一年二組、流星アーシュと切札勝太郎。流星アーシュと切札勝太郎。至急至急、旧生徒会室の備品を校長室に持ってくるように。』
「はぁ!?俺!?」
「私まで!?」
「これ…………かな。俺こっちの盾みたいなの持ってくから、流星さんはそっちの小さいのを……………」
「う、うわぁぁ!壊しちゃった………?」
「あ、あちゃー……………ど、ドンマイ………………」
「って、切札くんそれ!そっちも割れてるよ!」
「え?うわぁぁ!ホントだヤベー!こ、これ弁償とかさせられるのか………?とと、とりあえず校長室に持っていこう。な!」
「う、うん!わかった!」
校長室に持って行くと、入学式の時にも見た3頭身の校長がいた。
「お主ら、やっと壊してくれたか………………」
「え?やっとって何…………?」
「いや、こっちの話じゃ。それよりお主ら、その大っっっ事な備品を壊しおったな!?このままでは、お主らを退学にしなければならんかもしれんかのぅ…………………」
「そ、それは困ります!」
「まだ学校生活も始まってないってのに、そいつはあんまりだぜ!」
「じゃよなぁ〜?お主ら困るよなぁ〜?では!こういうのはどうじゃ?」
校長が出した提案。それは。
「流星アーシュを生徒会長、切札勝太郎を執行部長に任命する!」
「生徒会長!?」
「執行部長!?」
なんでも、この学校で形骸化してしまった生徒会執行部を立て直すために、新メンバーで生徒会を再建しようと考えていたらしい。
「わ、私に生徒会長が務まるとは……………」
「首席合格のお主なら、やってくれると信じていたんじゃが……………期待してたんじゃがのぅ………………」
「うぐ、わ、私でよければ……………」
「流星さん!?それでいいのかよ!」
「決まりじゃな!新生徒会!決闘者生徒会の結成じゃァァ!!」
校長が興奮したような声を出すと、どんどんと巨大化して行く。
屋根をも突き破るのではないかという勢いで、それはもうとてつもない威圧感があった。
「これより、流星アーシュはドラゴン娘に、切札勝太郎は決闘者(デュエリスト)になった。」
「流星さん下がって!」
「ば、化け物〜〜!!」
彼女を庇うように前に立ちはだかる。
思わず殺されるのではと目を伏せたが、そんなことは無かった。
「そんなに怖がらんでもよい。それにしてもお主、中々度胸があるのぅ。やはり、デュエリストとしての才能があるようじゃ。その様子なら、すぐになれるじゃろうて。」
「いやだから、何が何だか……………」
「お主らには、クリーチャーと戦う力を授けた。実は、こういうことごあってだな………………」
校長が言うには、この世界には校長と同じようなクリーチャーが数多く異世界から来訪しているらしい。
目には目を、歯には歯を、クリーチャーにはクリーチャーを。流星さんはそういう理由でドラゴン娘にさせられたらしい。
さらには、そんなクリーチャーを使役する奴らもいるらしい。俺は、その対抗策『決闘者』として、そんな危ない奴らと戦わなきゃいけないんだとか。
「その力があれば、ワシのようにドラゴンにもなれるぞ〜?」
「いやいやそういう問題じゃ…………」
「………たくない……です。」
「流星さん?」
「ドラゴンになんてなりたくないです!私は、楽しいJKライフを送りたいだけです!なので、生徒会長はお断りしますーーー!!」
「な、流星さん!待ってよ!」
「待たれよ切札君!」
走って校長室から出て行ったアーシュを追いかけようとするも、校長に阻まれる。
「アーシュ君は、きっと大丈夫じゃ。優しい子じゃからな、きっとドラゴンの力を上手く使うじゃろうて。それより、まずは君じゃ。」
「俺?俺は……………デュエリストとか、よくわからないんすけど……………」
「だから、お主にこれを託そう!」
校長から渡されたのは、何かのケースのようなものだった。
「それはデッキケース。ワシが昔使っておったデッキが幾つか入っておる。デュエマのルールは分かるな?」
「えぇ、まぁ……………」
今世界中で大流行中のゲーム、デュエルマスターズ。
老若男女問わず、多くの者が魂を賭けて戦い、最近では義務教育の必修課程にデュエルマスターズを入れようという動きまで出てきた。
「このデュエルマスターズというシステムはのぅ、異世界での決闘手段なんじゃ。デュエルに勝利した者が絶対的な権利を持つ。そういう世界から来る者に対処するため、世界中で流行『させている』のじゃ。」
「デュエマシティ、なんていうのが出てくるくらいですからね。」
「そうじゃ。お主にも、デュエマをもっと上手くなってもらわなければならん。異世界からどんな強者がやってくるか分からんからのぅ。ので、まずはワシとデュエルじゃ!」
「は、はぁ〜〜〜!?」
こうして始まってしまった、俺の高校生ライフ。
それから色々なことがあったけど、まさか、こんなことになるとは。
「ねー、ショーちゃん!ボクとデート行こうよ!今からさ!ね!」
「メガちゃん、勝太郎くんまだ仕事残ってるから………………」
「せやで〜メガ。それに、勝太郎とデートに行くのはウチやしな。」
「何を言うか!ショウは今日わらわと過ごすのだ!」
「ショータロー、ソッチはオイトイて、ワタシとイイコト、シマショ?」
どうしてこんなハーレムになったんだ〜〜〜!?
主人公設定
名前
年齢
16歳
誕生日
4月7日
趣味
カードサプライ集め、機械いじり、映画鑑賞
髪の色
黒髪に赤のメッシュが入る。ヴィクトリーモードになるとメッシュがツートンになり、髪が逆立つ。
イメージはキルラキルの纏流子。
性格
普段は穏やかで素直。誰にでも優しい。デュエルになると大胆かつ繊細なプレイングが出来る。額のヴァンソーコーを剥がし、ヴィクトリーモードになると『バンバンザイだぜ!』や『ひっくり返したれやぁぁ!!』など熱い一面を見せる。切札勝太とは関係ない。
男友達といる時は、ふざけたり下ネタを言ったりもするが、女性がいる時には決してそんなことはしない紳士。思ったことを口にしやすいタイプで、ヒロインたちの心を射止めていく。なるべくハーレムの全員を幸せにしたいと思っている。
説明:主人公カード使い。基本火文明。ロマン溢れるデッキを大切にしており、成長グレンオーやハチ公ワンショット、R・S・F・Kワンキルなどが好き。しかしガチカードを使わないというわけではなく、本気になった時は赤緑モルトNEXTやシータ刃牙などを使う。
アーシュたちと出会ってからは、ガチロボやサバキZなど、ドラゴン娘たちを生かした構築を考えるようになった。
使用(予定)デッキ
・成長グレンオー
・ハチ公ワンショット
・シータ刃牙
・赤緑モルトNEXT
・7軸ガチロボ
・サバキZ
・ドルゲバイケン
・ガイアッシュ覇道
・赤緑連ドラ
1/11 12:14 新たに主人公の資料を追加しました。