俺と流星さんの、2人だけの決闘者生徒会が発足して2日たった。
「生徒会役員、募集してま〜す…………どうですか〜……?」
校門でチラシを配ったり。
「これでよし…………っと。」
「何あれ、生徒会?」
「なんかめんどくさそ〜。やめとこやめとこ!」
「あっ……………」
廊下や教室にポスターを貼ったりしてみたが……………。
「ぜんっぜん反響無いね。」
「私もだよ〜………校門で配っても1人も受け取ってくれなかった……………やっぱり私、こういうの向いてないよ……………」
「そ、そんなことないよ!チラシもポスターも、2人で頑張って作ったじゃんか!」
「で、でも!誰も見向きもしなかったし、一枚も貰ってくれなかったし…………………」
「流星さんなら大丈夫!ほら、次はもっと大きな声でやってみよう?ね?」
「切札くん………………」
(そ、そうよ私………!放課後みんなでカフェ行ったり、生徒会室で駄弁ったりする!そんなエモかわちい生徒会JKライフを送るためには、多少の恥は捨てるのよ!)
「あ、あの!生徒会役員になりませんか!!」
アーシュが思い切って大声を出してみると。
「え?何々〜?生徒会役員?」
「げっ……………」
目の前にいたJK2人にチラシを差し出していた。
「え?あ、はいそう!生徒会役員!一緒にやらない?」
「えー面白そう!僕や…………」
「すまんなー!ウチら急いでるんや!ほら!行くでメガ!」
「ちょ、ちょっと…………!」
「引っ張るなギャイ〜!!」
しかし、そのまま立ち去られてしまった。
「あ……………」
「だ、大丈夫だよ流星さん。ほら、俺たちもそろそろ行こう?」
「うん…………………」
戻ろうとしたその時、木陰でこちらを見つめる少女と目が合う勝太郎。
「あっごめん、俺あっちの人にもチラシ配ってから行くから、先に行っててくれ!」
「わかった。切札くんも、遅れないようにねー!」
その少女は、勝太郎がこっちに向かって来ていることに気づくと、足早にその場を去ってしまった。
「あっ、ちょっと!クッソ……………見失った。」
午前の授業が終わり、昼食を食べようと勝太郎が席に戻ると。
「もういいもん!ギャイとは口聞かない!」
「ウチかて知らんわアホ!」
「あわわわ……………!」
「な、流星さん。どういう状況?!」
「切札くん!えっと、地封院さんと真久間さんが喧嘩してて、私が止めようとしたら、余計に悪化しちゃって………………」
「アーシュはんは関係ないわ。これは、ウチとメガの問題や。」
とりあえず事情を聞くことにした。
「そうだったんだ……………地封院さんと真久間さんは幼馴染だから、あんなに仲良しなんだな。」
「そやねん。まぁ、ウチが転校するってなって、半分喧嘩別れみたいな感じで離れ離れになってまったんやけどな。んでも!この高校で再開したってわけや!」
「地封院さんは、真久間さんのことがすごい大切なんだね。」
「は、ハァ!?何を聞いたらそうなるんや!」
「だって、真久間さんのこと話してるときの地封院さん、すごい楽しそうだったぞ?」
「それ、私も思いました。なんというか、本当に2人は仲良しなんだなぁって伝わってくるというか……………」
ハッとしたような顔になるギャイ。
「せや…………大切な友達やから、ウチはわざわざこの高校まで………………あ〜〜〜っもう!こうなったらしゃーない!とりあえず探し行くで!」
「俺も手伝うよ。顔は分かるし、手は多い方がいいだろ?」
「わ、私も……………!」
「よっしゃ、それじゃウチとアーシュはんでこっち探すわ!そっちの〜、えーっと……………?」
「切札勝太郎!勝太郎でいいですよ!」
「わかった!てか、タメ口でええで!呼び方もギャイでかまへんわ!」
「っ、わかった!俺は中庭に行ってみる!」
そんなこんなで、真久間メガを探すことになった。
「中庭には居ないか…………?あっ!いた!真久間さーん!」
「あれ?今朝かいちょーと一緒にいた人!確か同クラだっけ?」
「そうだよ。俺は切札勝太郎。君を探してたんだ。」
「僕も今迷っちゃってて……………よろしくね!ショーちゃん!」
(ショーちゃん!?)
「お、おう。よろしく。」
(なんというか、不思議ちゃんなんだな………………)
「よし、それじゃあ流星さんに連絡を……………」
「あれ?そっちの黒い人も知り合い?」
「え?黒い………………?」
(感性だけじゃなくて、霊感まであるのか!?)
恐る恐る振り向いてみると、黒いローブに重い雰囲気を醸し出す男が立っていた。
「っ!お前は!?」
「匂う……………香しい、憎しみの匂いだぁぁ!!」
「うっ、うわぁぁぁ!?」
黒ローブの男は瞬間移動し、メガの頭に触れると、メガの額にアーシュと似たようなツノが生え、メガが苦しみ出す。
「真久間さん!?お前、真久間さんに何を!」
「…………ない…………せない…………許せない………!!」
「なっ…………!?」
「その女の憎しみが、私に力を与えるぅ……………」
黒ローブは仮面をしており表情は読み取れないが、その声と姿から恍惚に浸る姿は見てとれた。
「む?貴様……………デュエリストか?」
「そ、そうだ!真久間さんから離れろ!」
「ならば致し方ない……………真のデュエルで決着を付けるぞ!」
真のデュエル。
それは、命を賭けた本気のデュエル。
敗者はその命を失い、勝者は敗者の全てを得る。
今、激しく熱かりしバトルが始まろうとしていた!!
「「真のデュエル!スタート!!」」
燃え上がれ!グレンオー
先行 切札勝太郎
VS
降臨せよ!悪魔神
後攻 仮面黒ローブ
文字数少なめで話数多めにしていきたい!