ドラゴン娘を侍らせる!?   作:気まぐれな富士山

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第二話 真のデュエル開幕!

 

前回、謎の仮面黒ローブに真のデュエルを挑まれた勝太郎!

 

序盤から小型のグレンオーを展開し、どんどんと成長させていく!

 

 勝太郎 2ターン目

 

「俺のターン!ドロー!よし、それじゃあこいつを………………」

「貴様、真のデュエルが何か知ってるのか?」

「な、なんだよいきなり!今は俺のターンだろ!」

「ククク……………真のデュエルの恐ろしさ、今味あわせてやろう!フィールド展開!」

「なっ!?」

 

 仮面黒ローブがそう言い放つと、デュエルしていた台が光り始める。

 目を開けるとそこは闘技場のような場所であり、自分の前には透明なシールドが5枚並んでいる。

 さらに、カードを置くフィールドも宙に浮いており、なんとも近未来的な風貌がある。

 

「これこそ、真のデュエルに相応しい場所!ここでの勝者は、敗者に対しての特権を持つことができる!私が勝ったら、貴様の最も大切なカードを一枚いただくとしよう!」

「だから真のデュエルか………………校長が言ってたのと同じだな!それじゃあ俺が勝ったら、真久間さんを解放してもらう!」

「さぁ、貴様の実力を見せてみろ!その全力を叩き潰してやるからなぁ!!」

「やってやらぁ!1マナ!呪文、キリモミ・ヤマアラシ!」

 

《キリモミ・ヤマアラシ》

火文明 呪文 1コスト

 

「コイツの効果で、次に出すクリーチャーのコストを1軽減し、スピードアタッカーにするぜ!もう1マナで、ケングレンオー出発を召喚!」

 

 クリーチャー召喚を宣言すると、カードからクリーチャーが出てきた。

 

『ワンッ!!』

 

《ケングレンオー 〜出発(たびだち)〜 》

火文明 クリーチャー 2コスト

フレイム・モンスター

パワー 1000

 

「ケングレンオーの効果!コイツが攻撃する時、代わりにタップして発動!デッキから、ワンケングレンオーと名の付くクリーチャーをタダで進化させるぜ!来い!ワンケングレンオー弧月躍動!」

『ウゥ〜〜ッ!ワオーン!!』

 

《ワンケングレンオー 〜弧月躍動(こげつやくどう)〜 》

自然文明 NEOクリーチャー 5コスト

フレイム・モンスター/エメラルド・モンスター

パワー 5000

 

「弧月躍動の効果で1マナ加速!これでターンエンドだ!」

「ほう、2ターン目からコスト5のクリーチャーを出すとは、中々やるな。だがしかし!そんなことで悪魔神の降臨は止められん!私のターン!ドロー!」

 

 仮面黒ローブ 2ターン目

 

「手札から、エマージェンシー・タイフーンを発動!」

 

《エマージェンシー・タイフーン》

水文明 呪文 2コスト

 

「効果で2枚ドローし、1枚を捨てる。私が捨てるのは…………我が絶対なる神!悪魔神バロムハデスを捨てる!」

「バロムだと!?」

「ククク…………私はこれでターンエンドだ。」

「面白れぇ、やってやる!俺のターン!弧月躍動の効果で、デッキから進化!来い、ケンゴウグレンオー天地鳴動!」

『グルルゥ………!アオーーン!!』

 

《ケンゴウグレンオー 〜天地鳴動(てんちめいどう)〜 》

火文明 進化クリーチャー 10コスト

フレイム・モンスター

パワー 11000

W・ブレイカー

 

「ちなみに言っておくが、ケンゴウグレンオーはあと2回変身を残している!そして予告する!次のターンで、俺は切り札を出すぜ!俺はターンエンドだ!」

 

 シールドをブレイクすることなくグレンオーを進化させていく勝太郎と、墓地に巨大なクリーチャーを落とし、手札を肥やす仮面黒ローブ!

 一見地味だが、その裏で激しい読み合いが行われていた!

 

(奴のデッキは、水文明のドローソースと闇文明の墓地進化から分かる通り、恐らく墓地退化。なら、仕掛けてくるのは4ターン目!奴が動くよりも早く倒す!)

(闇文明では見慣れないカードばかりだな。カードパワーや効果的に、恐らく次で切り札を出すはず!ならば、4ターン目を耐えて神を降臨させる!)

 

 仮面黒ローブは3ターン目、再びエマージェンシー・タイフーンで墓地と手札を肥やしてターンエンド。

 

 勝太郎 4ターン目

 

「俺のターン!ドロー!俺は手札から、パーフェクト・ファイアを唱える!」

 

瞬閃と疾駆と双撃の決断(パーフェクト・ファイア)

火文明 呪文 3コスト

 

「効果で、手札からケングレンオー出発を出して、スピードアタッカーを付与するぜ!バトルだ!ケングレンオーでシールドを攻撃!」

『ワンワンッ!!』

 

仮面黒ローブ シールド5→4

 

「シールドチェック……………ないな。だがしかし!貴様の場にいるクリーチャーの数では、私にトドメを刺すことは出来ない!ここに来て、パーフェクトファイアでアンタップする効果を選ばなかったツケが来たな!」

 

 確かに、もう2回変身を残しているからといって、グレンオーが変身するには攻撃をせずにタップするという法則性がある。

 通常なら、このターンでの勝利は難しいだろう。

 しかし、この状況から勝利へ導くカードを、勝太郎は握っていた。

 

「何勘違いしてるんだ?まだ俺のターンは終了してないぜ!」

「何?」

「速攻魔法…………じゃなくて、キリフダッシュ宣言!D2フィールド、弩闘!桃天守閣を発動だ!」

「キリフダッシュだと!?」

 

 キリフダッシュ。それは、ジョーカーズに与えられた特殊能力であり、シールドブレイクに成功した時、マナを払うことで場に出すことができる効果なのだ!

 

「しかし、お前が出したのはあくまでD2フィールド!そんなものじゃ私にダイレクトはできない!」

「それはどうかな?天地鳴動の効果発動!デッキからゴウケンオー剣々轟々を重ねて進化!」

 

《ゴウケンオー 〜剣々轟々(けんけんごうごう)〜 》

火文明 進化クリーチャー 17コスト

フレイム・モンスター

パワー 16000

T・ブレイカー

 

「そしてコイツが出た時!桃天守閣の効果が誘発するぜ!クリーチャーがタップして出た時、代わりにアンタップする!」

「何だと!?」

「剣々轟々でシールドを攻撃!その時、効果発動!」

 

 そう言うと、ゴウケンオーの体が炎を纏い、高く飛び上がる!

 

「今こそ!熱き無双の王者に目覚める時!最終進化!」

 

 「来い!

 ケンゲキオージャ究極火焔(ファイナルフレア)!!」

 

《ケンゲキオージャ 〜究極火焔(ファイナルフレア)〜 》

火文明 進化クリーチャー 25コスト

フレイム・モンスター

パワー 23000

Q・ブレイカー

 

『ケェンゲキ!オォォジャァァッ!!』

「ケンゲキオージャで、残りのシールドを攻撃!ファイナルオージャスラッシュ!」

「グゥッ!!」

 

 攻撃中のゴウケンオーの上に重なって進化したので、再び桃天守閣の効果が誘発。ケンゲキオージャはアンタップ状態で攻撃したことになる。

 つまり、もう一度攻撃できるのだ。

 

「そのままケンゲキオージャでとどめだぁぁっ!!」

「まだだ!S・トリガー、終末の時計ザ・クロック!」

 

 《終末の時計 ザ・クロック》

水文明 クリーチャー 3コスト

S・トリガー

 

「効果で、お前の残りのターンを飛ばす!残念だったなぁ!」

「グッ…………!ターンエンド!」

 

 仕留め損ね、黒ローブのターンが来てしまう。

 

 仮面黒ローブ 4ターン目

 

「私のターン。ドロー。クククッ!これで揃ったぞ!我が神を迎える準備が!!」

「何をっ……………!」

「1マナ!死神術士デスマーチを墓地進化!」

 

《死神術士 デスマーチ》

闇文明 進化クリーチャー 1コスト

デスパペット

ブロッカー・墓地進化

 

「そして呪文!龍脈術 落城の計を唱える!」

 

《龍脈術 落城の計》

水文明 呪文 3コスト

S・トリガー

 

「効果で、死神術士デスマーチのみを墓地へ送る!出でよ!悪魔神バロムハデス!」

 

《悪魔神バロムハデス》

闇文明 進化クリーチャー 9コスト

デーモン・コマンド

T・ブレイカー

 

「バロムハデスでシールドを攻撃!その時、バロムハデスの効果を発動!このクリーチャーが攻撃する時、墓地より闇のクリーチャーを一体出せる!」

「まずい!」

「喝采せよ!今こそ、世界を暗黒に誘う闇の魔神の降臨である!」

 

 「降臨せよ!

     悪魔神ドルバロム!!」

 

 《悪魔神ドルバロム》

闇文明 進化クリーチャー 10コスト

デーモン・コマンド

パワー 13000

T・ブレイカー

 

「ドル…………バロム………………」

「ドルバロムの登場時効果!お互いのフィールドとマナにある闇以外のカードを、全て破壊する!砕け散れ!ドルバロムキャノン!」

 

 マナとフィールドのカード達が、ドルバロムの波動を受けて破壊されていく。

 

「これで貴様のマナもフィールドも全滅。私の勝利は確実となった!!」

「なんてこった…………まさか、まさかこんな……………」

「どうだ?悔しいか?苦しいか?さぁ、私に憎しみと絶望をくれ!!」

 

 下を向き、俯くような姿勢になる勝太郎を嘲る仮面黒ローブ。

 しかし、勝太郎の顔にあったのは笑顔だった。

 

「まさか、こんなに上手くいくとはな!!」

「何?」

「ケンゲキオージャの効果発動!」

『オォ…………!オォォォォジャァァァ!!』

 

 そう言うと、ケンゲキオージャの体が炎のように熱く燃え上がり、輝きを放つ。

 

「このカードが相手の呪文、またはクリーチャーの効果でフィールドを離れた時!ケンゲキオージャの隠された能力が発動する!フィールドを離れたその時!俺はゲームに勝利する!!」

「なっ……………何だとォォォ!!?」

「ファイナルフレアバースト!!」

「ぐあぁぁぁ!!」

 

 決  着!!

 

 

 

 

「フ、フフフフ……………まさか、この私が負けるとはな………………」

「俺が勝ったんだから、真久間さんを解放しろ!」

「あぁ。真のデュエルは絶対だ……………解放してやる。」

 

 メガの体から黒いオーラのようなものが抜け落ちていく。

 

「う、うぅ………………」

「真久間さん!」

「最後に、貴様の名前を聞いておこうか。」

「……………切札勝太郎。」

「私の名はファウスト。またいずれ、どこかで相見えるだろう。切札勝太郎。我々は、決して諦めたりなどしない。」

 

 そう言い残すと、ファウストは黒い影のようなものに飲み込まれ、消えてしまった。

 

「何だったんだ………………」

「ん……………あ、あれ……………?」

「真久間さん!大丈夫?何が起こったか覚えてる?」

「ショー、ちゃん………?ボク、どうしちゃってたんだっけ……………そうだギャイ!ギャイのところに行かないと……………」

「メガーー!!」

「あっ、ギャイ!それにかいちょーも!」

「ほんまに探したで……………」

「あ、あのギャイ……………ボク、ギャイに酷いこと言っちゃって……………」

「そんなんお互い様や…………!ウチも、世話焼きはほどほどにするわ。」

「っ!ううん、今まで通りでいいよ………!ごめんね、ギャイ!」

「ウチもごめんな、メガ!」

 

どうやらこっちも解決したようだ。

 

「何とかなってよかった……………」

「ほっほっほ!新しい生徒会役員が出来てよかったのぅ。」

「校長先生!?」

「いや、この2人はまだ役員では……………」

「何言うてんねん!ここまで助けてくれたんや、ウチが手伝ったる!」

「ギャイ………!はいはーい!ボクもやるやる〜!」

「2人とも…………!ありがとう!」

「ショーちゃんには助けられたしね!」

「アーシュはんにも、悪いことしてまったからな。恩返しや。」

「うむ!それでこそ、決闘者生徒会じゃ!新メンバーの2人にも、ドラゴンの力を付与するとしよう!」

「どらごん?」

「むすめ?」

「え!?ちょ、ちょっとそれは…………!!」

 

メガとギャイの体が光に包まれると、特徴的なツノと尻尾と翼が生えてきた。

 

「うわ!?な、なんやこれ!」

「うげぇっ!ぜんっぜん可愛くな〜い!」

「喜んでもらって何よりじゃ…………そうじゃ切札くん。彼女達の力もカードにすることができるから、受け取っておくと良いじゃろう。それじゃ、ワシはこれで。」シュバッ

「あっ!待てこのクソジジイーー!!」

「あはは…………これで3人、お揃いですね。」

「というか、カード?ボク、カードなんて持ってないけど……………」

「そんな都合よくポケットとかに入っとるわけ……………」

 

3人がポケットの中をまさぐると、中にカードが1枚入っていた。

 

「いや入ってるんかーーい!!」

「うわすっごーい!かっこいいドラゴン〜!」

「切札くん。私、こういうのわからないから、切札くんにあげるね。」

「え、いいの?………じゃあ、もらっておくよ!」

「ほら、ウチのもやる。」

「ボクのもボクのも〜!」

 

そうして3人からカードをもらった。

 

「メガ・マグマ・ドラゴン、地封竜ギャイア、流星のガイアッシュ・カイザー……………」

(どことなく3人に名前が似てるな…………?)

「それじゃ、生徒会メンバーも集まったことだし、みんなで駅前に新しくできたカフェでも行こうよ〜!」

「おーええなぁそれ!」

「じゃ、じゃあ私はこれで…………あとはみんなで楽しんで………………」

「なにいうてんねん!アーシュはんも一緒や!予定あんねんやったら、別に止めへんけど。」

「え!?わ、私もいいの………?」

「当ったり前じゃ〜ん!ボクたち、もう友達でしょ?」

「と、友達……………!!」

「流星さん、よかったね。」

「き、切札くん…………私、やったよ……………!」

 

こうして、初めての友達ができた流星アーシュと切札勝太郎。

この決闘者生徒会が、世界を大きく動かしていくことを、彼らはまだ知らない………………

 

そして、()()()もまた、未だ知ることはなかった。

 

 

 





アーシュちゃんの隠しきれない陰キャ感が好き。
デュエルのフィールドはジョー編のフィールド的なのを妄想してます。

1/13 21:40 編集済み
墓地退化なのにcip効果を使っていたので、バロムハデスルートに変更しました。
報告してくれた方、ありがとうございました。
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